絵を描くのが趣味という方やイラストレーターを目指しているような方は、自分の作品を売ってみたいと思うことがあるのではないでしょうか。しかし実際に販売しようと思っても、その方法がよくわからなかったり、どうのように集客すれば良いか戸惑ったりすることがあるかもしれません。
そこでおすすめするのが、メルカリです。とくに「メルカリShops」を利用すれば、自分のお店を開設して自由に作品を売ることができます。
今回は、メルカリで絵を売る方法や注意点、うまく売るためのコツについて解説します。ぜひ参考にしてご自分の作品を売ってみてください。
メルカリでどんな絵が売れるのか
まずメルカリでどのような絵が販売できるのか、具体的に説明しましょう。
好きな絵を売る
当たり前ですが、自分が描きたい絵、人に楽しんで欲しいイラストなどを販売するというのが、一番の基本でしょう。
自分ならではのタッチやテイストでオリジナリティのある作品が描ければ、ユーザーの目にとまって買い手がつくかもしれません。
だれにも描けないような絵を仕上げるのは、並のことではないでしょう。しかしそれを追究するのも、絵を描く魅力といえます。
苦労はあるかもしれませんが、初めて売れたときの喜びは想像以上でしょう。
オリジナルグッズを売る
単純に絵だけを売ると決めつける必要はありません。
その絵やイラストをTシャツや皿などにプリントしたり、ぬいぐるみやストラップにしたりしてもよいでしょう。
絵は、自宅に飾って鑑賞したりインテリアにしたりするのが一般的ですが、外出時に着用するとか、持ち歩きたいというニースもあるものです。
自分だったらどんな物が欲しいかじっくり考えたり、さまざまなタイプのユーザーの日常に思いを馳せ、想像をめぐらせたりしてみると、自分なりの販売スタイルやビジネスモデルが確立できるかもしれません。
オーダーに合わせて描く
少しレベルの高い話になりますが、ユーザーのオーダーに合わせた作品を売る方法もあります。
思い出の風景や好きなモチーフなど、要望を聞いてそれを絵にすれば、世界に一つだけのオリジナル作品が完成します。
それを喜んでもらえたら作家冥利に尽きますし、大きな達成感を得ることもできるでしょう。
似顔絵を売る
上記の「オーダーに合わせて描く」に通じる面がありますが、「似顔絵」を前面に出して販売する手もあります。
よくショッピングモールなどで出店のようにして似顔絵の即売をしている光景を目にすることがあります。しかし、実際に足を運び、モデルのようにじっと目の前に座って描いてもらうことに抵抗がある方も少なくありません。そのような場合は、描いてほしくても恥ずかしくて頼めないだけで、潜在的なニーズはかなりのものがあると考えられます。
スマホで画像を送るだけならわざわざ外出する必要はありませんし、絵が完成するまで余分なストレスを感じるということもありません。似顔絵以外にペットもOKにすると、さらに需要が高まると期待できます。
付加価値をつけて売る
絵にメッセージを加えるとか、4コマ漫画にしてみるのも面白いかもしれません。
ユーザーを励ましたり、慰めたり、生きる勇気を与えるようなホッコリできるものは、どんな時代にもニーズがあるものです。
その他にも占いや写真、ハンドメイドなど特技があれば、それらと絵をセットにして売るのもオリジナリティがあってよいでしょう。
メルカリShopsで売ろう
メルカリには、だれでも不要品が販売できる「メルカリ」と、ビジネスとして自社や自分の商品を販売できる「メルカリShops」があります。
絵を販売するなら、断然、メルカリShopsがおすすめです。
その概要やメリットについて解説しましょう。
メルカリShopsとは
メルカリShopsは、メルカリよりも後に立ち上げられたサービスです。
メルカリは、あくまで個人が不要品をフリーマーケットとして出品するのが目的のアプリです。ところが、純粋なフリーマーケット目的ではなく、転売や超高額販売に悪用するユーザーが後を絶たない点が非常に問題視されていました。そこで個人以外に法人でも、堂々とビジネスとしてメルカリが利用できるようにしたのが、メルカリShopsです。
料金
メルカリShopsでは、売れた金額の10%が手数料となります。それ以外に初期費用や毎月の固定費がいっさいかからないので、この点はメルカリと同じで大変使いやすくなっています。
ただし、事前に審査が必要で、パスしなければショップは開設できません。最短2日ほどで審査は終了し、結果はメールで通知されます。
メルカリShopsのメリット
メルカリShopsのメリットは、以下の通りです。
・開設手続きが簡単
・集客の苦労がない
・固定費が要らない
・メルカリ便で安価に発送でき、匿名配送も利用可能
・注文一覧・売上明細のダウンロード・SNS連携・在庫管理サービスが利用可能
・いいねやフォロー機能でユーザーとのコミュニケーションが深められる
以上、かなり多くのメリットがあります。
「集客がいらない」というのは、メルカリShopsは月間アクティブユーザー2,000万人にも及ぶメルカリの全ユーザーが顧客対象となります。
絵を出品すると、ユーザー全員のスマホやパソコンのアプリ画面上に作品が表示されるので、訴求効果が抜群です。一から自分の力で集客することを考えると、その効力は天と地ほどの差があるといってよいでしょう。
また、「匿名配送」というのは、名前や住所といった個人情報を相手に知られずに作品を発送できる便利なシステムです。異常なクレームやいやがらせ、ストーカー被害といったリスクを回避して安全を重視したい方には、とくにおすすめです。
加えて、「いいね」をしたユーザーには、該当作品を値下げしたときに通知が届くサービスがあるので、より売れやすくなるでしょう。
絵を売る際の注意点
続いて、絵を販売する際の注意点について解説しましょう。
売ることだけに気を取られると、思わぬ落とし穴にハマってしまうこともあるので要注意です。
後々トラブルにならないためにも、ここで説明する内容をぜひ覚えておいてください。
著作権侵害に注意
絵やイラストは注意しなければ、他のクリエイターの著作権を侵害するおそれがあります。
その気がなくとも、他人が見たらソックリだったり、自分はまったく知らない作品でも先に描いた本人からすれば真似されたと勘違いしたりして、損害賠償を請求される可能性があります。
とくにネットが普及して以来、プロだけでなく素人も自分の作品を自由に販売しやすくなっています。著作権侵害リスクが高まっていることをしっかりと自覚して、完全オリジナルの徹底を心掛けましょう。
確定申告をする
絵を売って収入を得た場合は、確定申告が必要になることがあるので注意してください。
具体的には、以下の金額以上の売上の場合に確定申告が必要になります。
・副業(他に仕事を持っている)で絵を販売する場合→年間(その年の1月1日〜12月31日まで)20万円以上の売り上げがあった場合
・専業主婦や学生で他に収入がない場合→年間48万円以上の売り上げがあった場合
根気よく続ける
出品した作品がユーザーの目にとまって、すぐに購入してもらえれば言うことはないでしょう。しかし現実はうまくいかないことが少なくありません。
長ければ数ヶ月間、一枚も売れないというケースも考えられます。でもそこで諦めないことです。
自分の世界観を単にスマホ画面だけで理解して買ってもらうのは、本や食品などと比べると相当ハードルが高いといえるでしょう。
SNSやブログなどで訴求効果をアップさせたり、作品に工夫を凝らしたりしてチャンスが訪れるときを長い目で待つ余裕を持つようにします。
またその際は、あまり思い詰めず上手く気分転換をはかることも忘れないようにしてください。
成功するコツ
続いて、絵の販売で成功するコツを紹介しましょう。
絵を販売するとなると、れっきとしたビジネスのため、ただ自分がしたいようにして上手くいくほど甘くはありません。
顧客あっての商売と認識して、ぜひ参考にしてみてください。
ニーズに合わせる
自分好みの作品を出品して理想の価格で購入してもらえるのは、ごく一握りのクリエイターと考えてください。
それ以外の大多数は、ユーザーの好む作品を描いて、それでも理想より安くでしか買ってもらえないというのが現実です。
その意味では、気持ちは悶々としてスッキリしないかもしれませんが、まず買おうと思ってもらえる作品作りやサービスをユーザー目線で考えることも重要です。
やがてファンが増え、売れる作品の数が伸びてきたら、徐々に本当に描きたい絵を売りたい価格に寄せていくことも可能となるでしょう。
オリジナリティを重視する
絵やイラストを買う人たちは、その作品ならではの世界観や表現方法に強く惹かれます。
その他大勢と似た作品をわざわざお金を出して求めるかというと、それは考えにくいでしょう。
よって、先述の著作権とは違った意味で自分にしか描けない独自性の高い作品作りを真剣に目指す姿勢が求められます。
ポートフォリオを用意する
多くのユーザーに関心を持ってもらうには、過去に描いてきた作品のポートフォリオを用意して、自由に閲覧してもらうようにすることが有効です。
「こんな絵も描けますよ」ということをアピールする意味で傾向の違う物を複数見せることによって、「この感じなら描いて欲しい」というニーズを掘り起こせる可能性が高まるからです。
しかもポートフォリオを作ろうと思うことで、自分の作品の幅を広げることができるかもしれません。そうなれば一石二鳥でしょう。
料金を複数設定する
よほど知名度がある人気クリエイターなら別ですが、そうでないなら買い手からすると選択肢がある方が買いやすい場合があります。
具体的には、作品に複数のグレードをもうけて料金プランも複数に設定しておくのも一つの方法です。安い作品から始まり、ファンになれば徐々に高い作品を買ってくれるケースはよくあります。
自分なりのラインナップを工夫して訴求力を高める方法をいろいろと検討してみてください。
メルカリShopsの始め方
最後にメルカリShopsで絵の販売を始めるまでの手順を解説します。
とても簡単なので、今日からでもスタートしてみてください。
ショップを開設する
まず、App StoreかGoogle Storeからアプリをインストールします。
アプリを開いたら画面下部の「ホーム」をタップ
↓
画面上部の「ショップ」をタップし、遷移画面の「ショップを開設する」をタップ
↓
「個人利用」または「個人事業主」を選択
↓
「業種と許認可の確認」と「規約への同意」にチェックを入れる
↓
遷移画面で氏名や住所、生年月日、ショップ名、売上を振り込む銀行のコード等20ヶ所に入力
これでアカウントの作成手続きは終了です。
審査の上、早ければ2日以内に結果が通知されます。
作品を登録する
ショップ開設の許可がおりたら、作品を登録して販売するだけです。
画像や商品説明など、多くのユーザーの目にとまりやすいように自分なりの工夫を凝らしてください。
わかりにくい場合は、他の出品者のページを参考にするとイメージが湧きやすいでしょう。
梱包と発送
買い手がついたらできるだけ早くに梱包のうえで発送します。
せっかくの作品が配送途中で破損してはいけないので、厳重な梱包を心がけてください。
発送には、ぜひ「メルカリ便」を活用してください。
安価なうえ、匿名配送も利用できるのでおすすめです。
評価について
メルカリを使ったことのある方ならご存知でしょうが、取引が終わると購入者と出品者がお互いの行為に対して評価を行うシステムがあります。この評価を済まさなければ、買い手が支払った商品代金が売り手側に振り込まれないため、絶対に欠かしてはなりません。
ただ、メルカリShopsでは、評価が任意になっています。つまり評価をしようがしまいが、買い手が支払った代金は、売り手に支払われるようになっているので、もし評価をしてもらえなくても心配する必要はありません。
まとめ
メルカリで絵を販売するなら「メルカリShops」がおすすめです。
メルカリShopsなら、固定費不要で、メルカリの月間2,000万人にも及ぶ膨大なユーザーがターゲットとなります。
初めて作品を販売する方にとっては、最初は売れるかどうか不安かもしれません。しかし、一旦売れ出したら面白いように買い手が増えてきたり、リピーターになってくれるユーザーが現れたりして、想像以上の喜びが得られると期待できます。
ぜひ、メルカリShopsをうまく活用して自分だけの素敵なショップ作りを満喫してください。
ところで、ビジネスで成功するためには独学よりも体系化された教材やサービスを活用して学ぶ方が結果が早く出ます。
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