メルカリで買い物をしたいのに、その出品者から「ブロック」されてしまうことがあります。ブロックされるとその商品が買えなくなるばかりか、いいね!や閲覧履歴からも消えてしまいます。
突然こうなると、心当たりがなく「なんで?」と疑問に思ったり、阻害された気分になり悲しくなったりすることもあるでしょう。
そこで今回は、メルカリでブロックされる理由や解除法などについて詳しくまとめました。
ブロックとは
まずブロックについての基本的な内容を説明しましょう。
ブロック機能がある理由
「ブロック」は、おもに出品者が購入者や購入希望者に対して、いっさい取引ができない状態にする機能のことです。実店舗でいう「出禁(できん)」をイメージするとわかりやすいでしょう。
レストランやスーパーなどでは、道理の通らないクレームや店員や他の客への嫌がらせといった迷惑行為を行った客を「出入り禁止」扱いにすることがあります。お金を出して買うのだから文句はないだろう、といった上から目線の態度を放置していると、他の客に不快な思いをさせるうえ、それを許している店に対する世間からの評価が悪くなり、経営に甚大な悪影響を及ぼしかねません。そのような事態を回避するための強行措置として、やむを得ずそのような人物を出禁にするわけです。
メルカリでも、非常に大勢のユーザーがいるため、中には理不尽な態度や、嫌がらせや出品者の尊厳を無視した行為に及ぶ例があります。そのような相手に自分の商品を買ってもらいたくない、コメントでのやり取りも避けたいといった出品者の「出禁」ニーズに応える機能が「ブロック」なのです。
ネットでは顔や正体がわからないとあって、非常に悪質なアンチコメントにより場を荒らす行為が横行するケースがあります。そこでブロック機能があれば、ネットでの商売に慣れていない人でも安心して出品することができます。
メルカリは世界最大のフリマアプリで、月間アクティブユーザー数は2,000万人を超える規模に広がっています。ブロック機能がなければ、ここまで多くの人たちに支持されるプリマサイトに成長することはなかったといっても過言ではないでしょう。
ブロックの方法
ブロックはアプリ画面から簡単に行うことができます。どのような操作でブロックがなされるのか概要を解説しましょう。
簡単な操作でブロックは可能
ブロックは以下の方法で可能になります。
iPhoneの場合は、ブロックしたい会員のページの右上にある「…」をタップします。Androidは「︙」になります。
「このユーザーをブロック」をタップするとブロックされます。
ちなみにブロックを解除する際も、上記と同じ要領で該当する相手の会員ページから可能です。
また、ブロックした相手は、「マイページ」から「個人情報設定」に進み、「ブロックした一覧」をタップすると確認することができます。
ブロックされるとどうなるのか
もしブロックされた場合、どのようなことができなくなるのか、詳しく解説しましょう。
具体的には、以下の通りです。
- 商品購入ができない
- 「いいね!」と「コメント」ができない
- いいね!と閲覧履歴からすべての商品が消去される
- フォローができない
各項目について解説します。
商品購入ができない
ブロックされるとその出品者の商品はすべて購入することができなくなります。特定の商品ではなく、すべての商品が対象です。
いくら欲しいものがあっても絶対に買うことはできなくなるため、独自性の高い商品やそこでしか入手できないようなレア品を扱っている出品者にブロックされると非常に残念です。
「いいね!」と「コメント」ができない
ブロックされると「いいね!」も「コメント」もできなくなります。
通常は、「いいね!」を付けておいて後で購入したり、商品についての疑問をコメントしたり、値下げ交渉をしたりします。
しかし、一旦ブロックされてしまうとその相手とのやり取りはいっさい遮断されるので、どれだけ好印象をもった商品があったり、買いたいと思ったりしても「いいね!」をつけることも、質問することもできなくなるのです。
いいね!・閲覧履歴からすべての商品が消去される
ブロックされると、その出品者に関して「いいね!」をしたり、閲覧したりした履歴もすべて消去されます。
そのため、以前に気に入って後でもう一度チェックしようとか、購入しようと考えてブックマークしたものがすべて確認できなくなります。
フォローができない
ブロックされるとフォローも不可能になります。
お気に入りの出品者がいれば、フォローしておくと商品チェックが非常に楽になります。しかも新しい商品が出品されるたびに通知をもらうこともできるので、忙しい人には大変便利でしょう。
しかしブロックされると、この機能もいっさい使えなくなります。
出品者の「ブロックした一覧」にこちらのユーザー名が追加される
ブロックされた場合は、その出品者の「ブロックした一覧」に自身のユーザー名が追加されます。この状態は、出品者本人がブロックを解除しない限りずっと続きます。
ブロックされた時の状態
出品者にブロックされた際の状況についてもう少し詳しく掘り下げていきましょう。
商品閲覧は可能
先ほど、ブロックされるとその出品者の商品はいっさい購入できなくなると説明しました。同じ出品者の全商品が、閲覧履歴から消去されることも述べました。
ただし、商品自体を閲覧することは可能です。
プロフィール閲覧も可能
ブロックをされてもその出品者のプロフィールを閲覧することはできます。
ブロックされた通知はこないがいずれ判る
ブロックされた時は、「あなたは〇〇様からブロックされました」といった露骨なメッセージがダイレクトに送られてくることはありません。
しかし、商品が閲覧できても「いいね!」や「コメント」ができず、購入手続きにも進めないため、その時点でブロックされていることは確実に判明することになります。
ブロックされるおもな理由
続いて、どのような理由によってブロックされてしまうのか、具体的な例を挙げて紹介しましょう。
これらについてよく理解しておくと、よほどのことがなければブロックされるという憂き目にあわなくて済むでしょう。
具体的には、
- コメントがしつこい
- 表現が偉そうで馴れ馴れしい
- 無理な値下げ要求
- 理不尽なキャンセル
- 悪い評価をつけた
- 転売の可能性がある
- 評判が悪い
各項目について詳しく見ていきましょう。
コメントがしつこい
出品されている商品についてわかりにくいことがあれば、コメントで質問することができます。しかし、その内容が細かすぎたり、同じような問い合わせを何度も繰り返したりすると、相手も嫌気がさしてブロックされてしまうことがあります。
メルカリの場合、本来のフリーマーケットのように直接売り手と対面で話をしたり、商品を手に取ったりすることができません。情報源は商品説明、プロフィール、画像のみのため、ものによっては疑問が解消されず、購入するには決め手に欠けることがあるでしょう。そんなときに、コメントは非常に有効です。
しかし使い方を間違えると、出品者の癇に障ってイライラさせてしまい、結果としてブロックされる恐れがあるので注意しなければなりません。
表現が偉そうで馴れ馴れしい
コメントでやり取りする際に、表現が偉そうになったり、上から目線で馴れ馴れしくなったりしすぎると、出品者から嫌われる可能性が非常に高まります。
自分が買い手側になると、知らず知らずのうちに上手に立ったような気持ちになることがあるものです。たしかにこちらがお金を出すわけですから、相手からすると商品を買ってくれるありがたい「お客様」と言えるかもしれません。
しかし、メルカリはビジネスを目的としたECサイトではないことを理解してください。あくまでも素人が不要品を出品して、多くの場合、世間の相場よりも安価な値段で「譲る」というニュアンスの方が強いといっても過言ではないでしょう。つまり、購入者であっても「譲ってもらう」という要素があることを忘れないでおく必要があります。
中には、思い出の品や大切な人からの贈り物など、部外者にはわからない思い入れのある商品が含まれているとも考えられます。そんな背景があることをまったく想像もせず、相手の気持ちを無視して偉そうな物言いをすると、「こんな人には売りたくない!」「絶対に買って欲しくない」と思わせてしまう可能性があるので要注意です。
よって、コメントを送る際には、相手がだれで、どんな商品を出品していたとしても必ず敬語を使うようにしてください。買い手としての立場を尊重しているという気持ちが伝わると、相手も非常に親切にしてくれたり、良い商品が入手できた時にはこっそりと事前に教えてくれたりすることもあります。
相手も感情をもった人間である、ということを忘れずに礼儀を重んじた対応を心がけるとよいでしょう。
無理な値下げ要求
メルカリでは値下げ交渉が慣習的に行われています。そのため「〇〇円で売っていただけませんか」というように値切ることは何ら悪いことではありません。
しかし相手の利益を無視した価格を要求したり、一度値下げに応じてくれたにもかかわらず再度の値下げを求めたりするとブロックされることがあるので要注意です。
メルカリでは出品者が送料を負担するのが常識ですし、梱包用のダンボールや緩衝材など、こちらの見えないところで意外と経費がかかっているものです。そういった背景を想像して、常識的な範囲での要求に留めておく配慮が必要でしょう。
理不尽なキャンセル
商品を大量に購入した上でキャンセルしたり、商品が届いた後で気が変わったからいらないといった自分勝手な理由で返品しようとしたりすると大変嫌われます。とくに前者は、あきらかな嫌がらせと判断され、ひどい場合は事務局に通報されてペナルティの対象になることも考えられます。
よって、購入者の都合を無視したあまりに理不尽すぎるキャンセルは慎むべきでしょう。
低い評価をつけた
メルカリでは取引の終了時に相手を互いに評価するシステムがあります。そこで不当に「残念だった」という低評価をつけた場合にもブロックされることがあります。
もちろん、出品者の対応に明らかな不備があったなら致し方ないでしょう。しかし相手としては、いつも高評価をもらっている対応と何ら変わらないやり方をしたにもかかわらず、こちらが低評価をつけたとすると納得できずにブロックされるケースがあるのです。
転売の可能性がある
自分の商品が転売されるかもしれないと思われるとブロックされることがあります。典型的なパターンは、購入者の商品ページで出品されている商品と出品者が売ろうとしている商品とのカテゴリーや種類、メーカーなどが似通っているうえ、その点数が多数に及ぶ場合は、転売を疑われます。
そもそも転売はメルカリで警戒される行為で、ひどければアカウント停止にもなりかねません。そのような場を荒らす行為については、とくにベテランの出品者から疎まれる可能性が高いので気をつける必要があるでしょう。
評判が悪い
メルカリでは過去の取引において受けた評価やコメントのやり取りを全ユーザーが閲覧できます。それを見て、明らかに評価が低く、コメントの態度も良くないと思われると、トラブルを警戒してブロックされることがあります。
ブロックの解除方法はあるの?
最後にブロックの解除について解説しましょう。ブロックされてもその出品者の商品が諦めきれず、ブロックを解除して欲しいと思うことがあるかもしれません。そんな時にブロックが可能かどうかといったことについて見ていきましょう。
ほぼ不可能
結論からいうと、ブロックの解除はほぼ不可能です。
ブロックは、その出品者本人にしか解除できません。何らかの勘違いで意図に反してブロックしたことに気づいた場合であれば、解除の可能性もあるでしょう。しかしそんなケースは非常に珍しく、ほぼあり得ないと考えておいた方が現実的です。
事務局に協力してもらうことは可能?
事務局に協力してもらってブロック解除を働きかけるという方法もありそうですが、それも不可能と考えてください。
ブロックの判断は出品者本人の自由で、事務局もそれを最大限に尊重する姿勢のため、代理で解除を説得してくれるようなことは難しいと理解してください。
代理人に解除依頼をしてもらう
代理人を立てて、ブロックされた相手に解除を依頼する方法もあります。
その際は、
- 失礼があったなら心から謝罪し、改める気がある
- その他にブロックされた理由があるなら教えて欲しい
- 該当商品をどうしても手に入れたいと思っている
上手くこちらの気持ちが伝われば、ブロックを解除のうえ、商品の購入も叶うかもしれません。
代理購入をしてもらう
ブロックが解除されないときの奥の手として、家族や友人に代理購入してもらう方法があります。
代理人のアカウントにとりたてて問題がなければ、普通のプロセスを踏んで入手することは可能でしょう。
キッパリと諦める
上記の方法を試しても埒が開かない場合は、キッパリと諦めるしかありません。
メルカリには、おびただしい数の商品が日々出品され続けています。もしかしたら、どうしても欲しいと思っている商品と同じものやそれ以上の保存状態のものに、明日出会えるかもしれません。
その可能性に希望を託して待つのも楽しみの一つといえるでしょう。
まとめ
メルカリでは、出品者からブロックされて、購入やコメント、フォローなどができなくなることがあります。
その主な理由は記事内で解説した通りですが、中には出品者の気まぐれもあります。
そのため、ブロックされてもあまり落ち込まず、もし自身に改めるべき点があると気づいたら、早速手を打って二度とブロックされずに済むように対策するのがよいでしょう。
もちろん初めからブロックされないに越したことはありません。メルカリを長く楽しむためにも、ルールを守って気持ちのいいショッピングを楽しんでください。
ところで、ビジネスで成功するためには独学よりも体系化された教材やサービスを活用して学ぶ方が結果が早く出ます。
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