BUYMA(バイマ)は世界中の人が利用するショッピングサイトです。転売ビジネスを行っている人の中には、これからBUYMAで無在庫転売をしようかと考えている人もいらっしゃるでしょう。
そこで、この記事では、BUYMAの在庫確認についてや無在庫転売の手数料やメリット・デメリットを含めて紹介します。
BUYMAを利用するメリット
BUYMA(バイマ)は、日本や海外のオシャレに敏感な人が集まるグローバルな通販サイトです。サイトは日本語で利用できるため、すでにBUYMAで買い物を楽しんでいる人もいらっしゃるでしょう。
まずは、BUYMAを利用するメリットについて紹介します。
無在庫での商品販売が許可されている
BUYMAの最大の特徴は、無在庫販売(無在庫転売)が許されていることです。メルカリや楽天市場など、多くのショッピングサイトでは無在庫での商品販売が禁止されています。しかし、BUYMAでは無在庫販売が公式に許可されているので、自宅や倉庫に大量に在庫を抱えるリスクはありません。
利益を得やすい
転売で利益を出すための基本は、安く仕入れて高く売ることです。BUYMA転売にもこの原則が当てはまるので、海外から安く仕入れてきた商品をBUYMA内で高く売れば利益を出せます。
特に海外ではブランド品が日本よりも安価で購入できるので、海外で仕入れたブランド品をBUYMAで売れば高い利益が見込めます。
BUYMA(バイマ)の無在庫転売で利益を得るコツ
コツさえ掴めばBUYMAで利益を出すのは難しくありません。ただし、BUYMAはアパレル商品がメインの通販サイトなので、フリマアプリや日本のネットショップで商品を販売するのとは違った工夫が必要です。
ここからは、BUYMAの無在庫転売で利益を得るためのコツを紹介します。
季節を意識して出品する
BUYMAは、洋服やバッグなど、アパレル関連商品がメインの通販サイトです。そのため、季節によって売りに出す商品の工夫が必要です。なぜなら、真夏にファー付きのブーツを販売したり、真冬にキャミソールを販売したりしても、購入される見込みは薄いからです。
季節外れのアパレル商品はあまり売れないので、季節にマッチした商品に集中して出品していく必要があります。
トレンドを意識して出品する
では、季節に影響を受けない商品を売っていくのはどうでしょうか。例えば、スニーカーや財布、パスケースなどは、季節と関係ないように思えます。しかし、このような商品でも注意は必要です。
スニーカーや財布、パスケースなどは季節に左右されずに売れる商品ではありますが、デザインや素材のトレンドがあります。例えば、スニーカーであれば、ぺったんこのスニーカーが流行っている時もあれば、厚底のものが流行っている時もあります。
このように、季節の影響を受けない商品であってもデザインや素材のトレンドを外してしまうと、あまり売れなくなってしまいます。そのため、流行を常に意識して、お客様の求めている商品を見つけていく必要があります。
商品を販売したい人を明確にする
誰に向けて商品を販売するかを考えておくのも重要です。
BUYMAの主な利用者は女性ですが、女性といっても20代の独身女性もいれば、50代の大人の女性もいます。どの世代のお客様をターゲットにするかによって、ショップのラインナップも変えていかなければなりません。
例えば、20代の独身女性であれば、デザインにこだわったブランド品やフィットネスに活用できるトレーニングウェアなどがおすすめです。これに対して、50代の女性を対象にするのであれば、上質な洋服の数を増やすのも良いでしょう。
とにかく、ターゲットによって商品のセレクトを工夫することが大事です。
禁止されている仕入先に注意する
BUYMA転売で注意しなければならないのが、禁止されている仕入れ先があることです。
BUYMAでは、楽天市場やヤフーショッピングなど、日本人が利用する通販サイトで購入した洋服やコスメは販売できません。また、過去に中国のノーブランド商品に関連したトラブルが相次いだため、現在はノーブランドの出品も禁止されています。
偽物や模造品に注意する
BUYMAではノーブランド商品の出品が禁止されているので、ブランド品を仕入れることになります。しかし、ブランド品にも注意が必要です。海外では安くブランド品を購入できるメリットがある一方で、偽物も多く出回っているからです。
ブランドの模造品を輸入しようとしても、税関で取り上げられてしまいます。また、偽物と知らずに本物として売ってしまった場合は、購入者に迷惑がかかるだけでなく、BUYMAでの出品自体を禁止されることもあります。
ブランド品を仕入れる際は、信頼できる仕入先かどうかしっかり見極めてください。連絡先が記載されていないサイトなどからは購入しないようにしましょう。
BUYMA(バイマ)で無在庫転売をするために必要な資金は?出品手数料は?
無在庫転売では、お客様からの購入依頼が来てから商品を実際に仕入れて発送します。そのため、初期資金は必要ないと言われています。しかし、「無在庫転売で資金がかからないって本当?」「出品手数料はかかる?」と疑問に思われている人もいるでしょう。
そこで、ここからは、BUYMA(バイマ)で無在庫転売を行うために必要な資金について解説します。
BUYMA(バイマ)の出品手数料
BUYMAの無在庫転売は、ショップをオープンし商品を販売するために大きな資金は必要ありません。登録料も年会費もかからないからです。その代わり、売上ごとに商品価格の5.5~7.7%の販売手数料を支払う必要があります。
つまり、無在庫転売は商品が売れた場合にのみ手数料がかかるシステムとなっているので、ショップをオープンするだけなら手数料なしで無料でできます。
クレジットカードで仕入れを行えるのか
商品を仕入れる際、クレジットカードで決済しようと考えている方は多いでしょう。しかし、個人的に作ったクレジットカードで仕入れを行うのは、実はグレーな行為なのです。
クレジットカード会社は、一般的にクレジットカードを使用して商品券や現金を購入する行為を禁止しています。クレジットカードを使って商品を仕入れて販売すれば、結果として現金を手に入れることになります。これが「現金化」に当たるのであれば、クレジットカード会社の規約に違反することになってしまいます。
しかし、クレジットカードを使って事業にかかる光熱費や家賃を支払うのは問題ありませんし、商品の仕入れにも使用できます。ただ、クレジットカードを使って仕入れた商品を販売したり、無在庫転売を行うこと自体がグレーゾーン内の行為だということは覚えておいてください。
クレジットカードの引き落としに注意
クレジットカードで商品を仕入れる場合、1ヶ月、2ヶ月先のクレジットカードの引き落とし日までに商品代金を手に入れ、そのお金を仕入れ代に当てたいですよね。BUYMAであれば、通常はクレジットカードの引き落とし日よりも先に商品代金を受け取れるので、銀行残高が足りないという事態に陥ることはないでしょう。
しかし、何らかのトラブルのせいで購入者の支払いが遅れる場合はあります。また、トラブルなく取引できても、購入者がうっかりしていて「取引完了」してくれなかった場合は、入金が遅れてしまいます。
このようなケースはBUYMAの無在庫転売でもよく起こります。そのため、運転資金のやりくりには十分注意してください。
仕入れにかかる金額
BUYMAの無在庫転売オンリーで生活するなら、毎月20万円程度の利益は欲しいですよね。では、月20万円の利益を得るには、商品をどれくらい販売する必要があるのでしょうか。
例えば、1商品当り2,000円の利益が出る商品を100個販売できれば、月20万円の利益が達成できます。利益率が10%だと仮定して、毎月200万円分の商品を売り上げる計算になります。
クレジットカードの限度額に注意
BUYMAの無在庫転売で稼ぐには、商品の販売数を増やしていきたいところです。しかし、数百点の商品を出品した場合、タイミングによっては想定していなかったほど大量に商品が購入されてしまうことがあります。
商品が売れるのは嬉しいことですが、問題は購入された商品を仕入れられるかどうかです。
多くの人はクレジットカードを使用して商品を仕入れると思いますが、クレジットカードには限度額があります。限度額を超えてしまうと、それ以上は商品を仕入れられません。そうなると、せっかく商品を購入してもらったのに商品を販売できないという状況に陥ります。
このような状態にならないように、自分のキャパシティを超えて出品しないようにするのも大事なことです。
無在庫転売と有在庫転売のメリット・デメリット
無在庫転売はメリットの多い販売手法です。しかし、デメリットがないわけではありません。
ここからは、無在庫転売と、在庫を確保してから販売する有在庫転売のメリットとデメリットを紹介します。
無在庫転売のメリット
無在庫転売の最大のメリットは、商品が売れてから仕入れればよい点にあります。そのため、商品を仕入れるための資金が必要ありません。また、自宅や倉庫に在庫を抱える心配もありません。
無在庫転売のデメリット
無在庫転売のデメリットは、お客様に商品を購入してもらってから実際に商品を発送するまでに時間がかかってしまう点です。せっかく購入してもらったのに長く待たせてしまうことになります。さらに、仕入先の在庫がなくなれば商品をお客様に送れなくなってしまうため、在庫確認が必須です。
有在庫転売のメリット
有在庫転売のメリットは、無在庫転売とは違って、商品購入後の発送が迅速にできる点にあります。24時間以内に発送できれば、高評価を付けてもらいやすくもなります。そして、手元に商品があるので、実際に商品の状態を確かめてから出品できるのも大きなメリットです。
有在庫転売のデメリット
有在庫転売のデメリットは、商品が売れないと大量の在庫を抱えてしまう点です。冬物のコートやセーターといった大きな商品を取り扱う場合だと、自宅の一部屋が在庫で埋まってしまうことさえあります。
商品の仕入れ先
BUYMAで販売する商品は、どこで仕入れれば良いのでしょうか。
先ほどもお話しましたが、ブランド品を取扱うにはリスクがあります。安いからという理由だけで仕入れてしまうと、偽物を掴まされる恐れがあります。
そのため、ブランド品を仕入れる時は、信頼できる仕入先を利用しなければなりません。
アウトレットがおすすめ
ブランド品の仕入先として最もおすすめなのが、日本国内のアウトレットです。日本のアウトレットなら偽物を購入してしまうことはまずありません。しかも、アウトレットなら、定価の半額以下の値段でブランド品を購入できることもあります。家の近くにアウトレットモールがある方は、仕入先として検討する価値ありです。
ただし、アウトレットで販売している商品は、売り切れてしまうと再入荷は望めません。アウトレットで販売されている商品を無在庫転売する場合は注意してください。
出品ツールBUYER ASSISTが使える
BUYMAで無在庫転売を行う際に大変な作業といえば「出品」ですよね。そんな時間のかかる出品作業を自動化できるツールがあります。
ここからは、BUYMAで使える出品ツールBUYER ASSISTを紹介します。
参考:BUYER ASSIST
簡単に出品できるツール
BUYER ASSISTは商品画像をツールのフォルダに入れて、商品名や詳細情報をExcelの表に入力するだけで、複数の商品を一括出品できるツールです。
使用した人の中には、「従来は1日で20出品が限界だったのに、ツールを使ったら1時間で20出品できた!」という人もいます。
7つのツール
BUYER ASSISTには以下の7つのツールがあります。
①出品ツール
②商品リスト作成ツール
③モデリングツール
④画像加工ツール
⑤仕入先管理ツール(BUYER MANAGER)
⑥在庫管理ツール
⑦バイマ利益計算ツール
バイマ計算ツールは契約した人も、そうでない人も無料で使用できます。その他のツールを使用するには在庫管理ツールは月3,000円で、それ以外は月5,000円かかります。全てのツールを使おうとすると月額2万8,000円かかってしまうので、必要なツールだけをセレクトして使用しましょう。
最もおすすめしたいツールは出品ツールです。これを使えば、必要な情報を入力するだけで複数の商品を一括で登録できるようになります。(2022年12月現在、出品ツールの購入で、仕入先管理ツールを無料プレゼント、画像加工ツールが30日間無料、商品リスト作成ツール購入で、画像加工ツールが無料!となっています。)
モデリングツールは、すでに出品している商品の商品詳細ページをテンプレートとして使用できるツールです。
画像を加工したいなら、画像加工ツールが便利です。
仕入先の管理を行いたい時は仕入先管理ツール(BUYER MANAGER)が、在庫確認には在庫管理ツールが便利です。
パソコンで使えるツール
BUYER ASSISTはパソコン専用のツールです。WindowsとMacのどちらでもダウンロードできます。パソコンにダウンロードしたものの、使い方が分からない場合は、有料ですがSkypeを使って相談できます。
初心者は動画で使い方を学べる
「初めてBUYER ASSISTを使う」という方は、BUYER ASSISTが用意している動画コンテンツで使い方をマスターすると良いでしょう。動画コンテンツは初級編・中級編・上級編に分かれていて、それぞれのコンテンツをYouTubeで視聴できます。
ツールと外注化がポイント
BUYER ASSISTを使って稼いでいる人は、BUYER ASSISTと商品画像や商品説明文の入力作業の外注化を組み合わせることで効率的にビジネスを行っている人が多いです。
出品にかかる作業を外注さんにお任せできれば、転売ビジネスを半自動化できますからね。
BUYMAの無在庫転売で稼ごう
今回は、BUYMA(バイマ)での無在庫転売について解説しました。
無在庫転売は在庫を抱えるリスクがない一方で、仕入先の在庫がなくなってしまうリスクがあります。
無在庫転売のメリット・デメリットをしっかり踏まえた上で、BUYMAで出品していきましょう。