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BASEとカラーミーショップ―ネットショップ構築サービスを徹底比較!

この記事では、ネットショップ構築サービスであるBASEとカラーミーショップについて、さまざまな観点から比較検討をしてメリット・デメリット、活用するのが向いているケースを解説していきます。

BASEとカラーミーショップ

今はさまざまなサービスが充実していて、個人でも簡単にネットショップを開ける時代になりました。ここでは、そのなかでも有名なネットショップ構築サービス、BASEとカラーミーショップについて解説していきます。

BASEとは

ネットショップを開こうと検討したことがある人ならば、一度は耳にするであろうBESEは、初期費用無料で簡単にネットショップを構築できるサービスです。アクセサリーやTシャツなどをデザインして掲載するだけの無在庫販売にも対応しているので、ネットショップ開始のハードルはますます下がっています。

売れるまで費用は発生しないので、「試しにハンドメイド作品を売ってみたい」「顧客網は持っていないけどショップを開きたい」といった初心者に向いているサービスです。独自ドメインや定期販売設定など、基本的な販売サービスは無料で使え、本格的にショップを運営していくようになったらBASEロゴを非表示にする・不正決済保証をつけるなどの機能を通料で追加できるシステムになっています。

カラーミーショップとは

ハンドメイドマーケットとしておなじみのminne、レンタルサーバーのロリポップなどを手掛けるGMOペパボが提供するネットショップ構築サービスが「カラーミーショップ」です。BASEとは違い、初期費用や月額料金がかかりますが、その分販売成約時の手数料が低く、利益率が高いのが特徴です。

ショップ開業や販売における機能だけでなく、専任スタッフによるサポートやセミナーなど、ショップ運営を支えるシステムまで整っているのが魅力といえます。登録画像数や容量に合わせて3つの料金プランが用意されているので、最適なものを選択しましょう。

BASEとカラーミーショップの費用面比較

BASEは初期費用・月額料金が無料、カラーミーショップは初期費用に3000円、月額料金に834~7223円がかかりますが、実際に運用していくとなると単純にBASEのが得とも言えません。ここでは、BESEとカラーミーショップの費用面での比較をしていきます。

固定費用と実際に商品が売れたときにかかる流動費用の比較

《BASE》
・初期費用:無料
・月額料金:無料
・サービス利用料:3%
・決済手数料:3.6%+40円

《カラーミーショップ》※レギュラープラン
・初期費用:3000円
・月額料金:3000円
・常時SSL利用料:月額1000円
・販売手数料:無料
・クレジットカード決済手数料:4%

BASEの場合、登録・出品だけの場合は費用はかかりませんが、商品が売れた際には代金の6.6%+40円がかかります。対して、カラーミーショップは固定費として初月に6000円、その後月々3000円がかかりますが、商品が売れた際にかかるのはクレジットカード決済手数料の4%のみです。仮に1000円の商品が商品が月5万・月10万円売れた計算で比較してみると、それぞれにかかる費用は以下の通りになります。

《BASE利用時の年間コスト》
・月5万円分売れた場合:固定費0円+手数料63600円
・月10万円分売れた場合:固定費0円+手数料10600円

《カラーミーショップ利用時の年間コスト》※初年度
・月5万円分売れた場合:固定費51000円+手数料24000円=75000円
・月10万円分売れた場合:固定費51000円+手数料48000円=99000円

何気に重くのしかかってくるのが、BESEの決済手数料のうちの「+40円」の部分です。商品1個あたりの価格が安いほど40円の占める割合が多くなるので、利率が下がってきます。上記の例でもわかるように、月商10万円を超えるようならカラーミーショップのほうがコストが掛からないという結果になります。本格的にネットショップの稼ぎで生活をしていくのならば10万円は越えなければいけない壁なので、必然的にカラーミーショップを選んだほうが得でしょう。

BASEとカラーミーショップのテンプレート比較

ネットショップを作るにあたり、デザインテンプレートの豊富さは重要です。なぜなら、誰が作っても同じようなデザインになってしまっては差別化が図れませんし、ショップを開いた時点で「ダサい」の烙印を押されてしまえばどんなに魅力的な商品を売っていても中まで見てもらえないからです。

ここでは、デザインテンプレートの豊富さという観点でBASEとカラーミーショップを比較します。

BASEとカラーミーショップの無料・有料テンプレートの数

《BASE》
・無料テンプレート:14点
・有料テンプレート:41点

《カラーミーショップ》
・無料テンプレート:14点
・有料テンプレート:18点

BASEでは有料テンプレートの販売者を募集しているため、今後もテンプレート数は増加していくと見られます。また、現在用意されているテンプレートは上記の数ですが、どちらのサイトもHTML/CSS編集が可能なので、知識さえあれば自由にカスタマイズ可能です。

BASEとカラーミーショップそれぞれの集客対策

集客としてまず思い浮かべるのがSEO対策です。検索順位が上がれば、もともとサイトを知っている人以外からの流入も見込めるため、一気に入り口が広がります。SEO対策として有効なのは、商品ページに検索ワードを盛り込むことですので、商品説明を丁寧かつ具体的に記入することが求められます。この方法はどんなショップ構築サービスを使っていても同様です。

では、ほかにはどのような対策が取れるのでしょうか。ここでは、BASEとカラーミーショップの集客対策についてお伝えします。

両方に備わっている機能・片方にしか備わってない機能

《両方に備わっている機能》
・クーポン発行
・メルマガ配信
・Instagramとの販売連携
・レビュー機能

《BASEのみ》
・ブログ作成機能
・BASEが運営するメディア「BASEMag」への投稿
・アプリへの自動反映
・スマホへのプッシュ通知
・リアルショップへの出店
・チャット機能

《カラーミーショップのみ》
・フリーページ作成
・外部サイトやブログへのカート機能追加
・Google広告
・リスティング広告
・リターゲティング広告

BASEとカラーミーショップ機能の違いを比較

ここでは、BASEとカラーミーショップで使える機能の違いについて解説していきます。

BASEのみに備わっている機能

(1)オリジナルグッズの無在庫販売
BASEでは、Tシャツやスマホなどのデザインをウェブ上で行い、実際に注文が入ったら発注したデザインで作成し購入者のもとまで発送してくれるというサービスがあります。いままでハンドメイド作品を売るときには在庫を抱えるリスクがありましたが、この画期的なサービスによりローリスクでの無在庫販売が可能です。

(2)プロのカメラマンによる無料商品撮影サービス
依頼数に制限があるものの、プロのカメラマンに商品写真を撮ってもらえるというサービスです。ネット販売において写真の善し悪しは売上に直結するため、積極的に活用していきましょう。

カラーミーショップのみに備わっている機能

(1)名入れサービス
注文時に顧客側が名入れの希望について入力できるシステムです。あらかじめ用意してあるフォーマットに入力するだけで完結するので、お客様に希望を聞いて、不備があったら再度連絡をして、という手間を減らせます。

(2)外部サービスとの連携
在庫状況まで外部サイトに連携させられるので、集客の入り口を増やしつつ管理は一括で行なえます。自分でこのシステムを導入しようとすると大変なので、もともと備わっているカラーミーショップは非常に使い勝手が良いです。

(3)フリーページ作成
SEO対策として、商品の説明ページは多く持っておくに越したことはありません。カラーミーショップでは、プラン内にフリーページ作成の機能が備わっているので、ショップ紹介、イベント告知、新商品紹介などを効果的におこなえます。

BASEとカラーミーショップサポート面での比較

ネットでの販売に限らず、ビジネスをしていればイレギュラー案件・トラブルは必ず起きてしまうものです。そのため、サポート体制がどれだけ整っているかはショップ構築サービスを選ぶ上でも重要です。ここでは、BASEとカラーミーショップのサポート体制について見ていきます。

BASEは電話サポートには対応していない

カラーミーショップは、電話・チャット・メールに対応しているので、急ぎの案件のときは電話で、そうでないときはメールやチャットでといったように使い分けが可能です。しかし、BASEはメールとチャットのみにしか対応しておらず、すぐに回答がほしいという場面では困ってしまうこともあります。

カラーミーショップのメリットとデメリット

ここでは、カラーミーショップのメリットとデメリットについて見ていきます。

カラーミーショップのメリットは機能面の充実、デメリットは費用が多くかかること

《メリット》
カラーミーショップのメリットとして、まずは機能面の充実が挙げられます。集客における広告機能、フリーページ作成機能、Instagramとの連携機能などにはじまり、商品検索から販売までをサポートするCSV一括登録機能、定期購入機能、売れ筋商品などのラベル表示機能など、販売者の「欲しい」が揃っています。

また、ネットショップ運営に関して困ったことがあれば専任スタッフがサポートをしてくれますし、もっと自由にショップを構築したくなった際にはHTML/CSSを使ってのカスタマイズも可能です。料金プランが有料タイプのみ、という欠点はありますが、30日間の無料体験サービスがあるので、使い勝手を試してみたい人にもぴったりです。

《デメリット》
デメリットは、初期費用・月額費用がかかることが挙げられます。月額料金834円からはじめられるエコノミープランも存在しますが、機能に制約が多いため、本格的にネットショップをやろうと思えば月額3000円のレギュラー以上のプラン加入が必要でしょう。

BASEのメリットとデメリット

カラーミーショップのメリットとデメリットがわかったところで、つづいてBASEについても確認していきましょう。BASEはカラーミーショップと違って無料ではじめられるという特権がありますが、他にもメリットはあるのでしょうか。また、デメリットは何なのでしょうか。複数点を挙げて解説していきますので、参考にしてください。

BASEのメリットは初期費用が安いこと、デメリットは販売成約時の手数料が高いこと

《メリット》
BASEの一番のメリットは、初期費用・月額料金が無料なことです。商品が売れるまで一切費用が発生しないシステムなので、開業資金が少ない人・ネットショップ初心者で売れるかどうか/続くかどうかに不安を抱いている人にピッタリのサービスだと言えるでしょう。

他にも、BASEのPCサイトに出品をするだけで自動的にBASEアプリにも商品が反映されるのでスマホユーザーも取り込みやすい、必要に応じてさまざまな追加コンテンツを使用できる、無在庫販売をおこなえるサービスがある、といったメリットも持っています。無料でここまでの機能が揃っているのは珍しく、基本的なショップ運用には困りません。

《デメリット》
デメリットは、販売手数料の高さです。1商品ごとに3%の販売手数料と3.6%+40円の決済手数料がかかるので、売れれば売れるほど有料のショップ構築サービスよりも割高になってしまいます。売れるまで費用が発生しないのが安心とも言えますが、売上が安定した頃には他のサービスへの移行を考えなくてはいけないでしょう。特にBASEには有料の上位互換プランが存在しないので、またイチからサイトを構築するはめになってしまいます。

BASEとカラーミーショップそれぞれの「こんな人におすすめ」

さまざまな観点でBASEとカラーミーショップを比較してきましたが、最後にどんな人に向いているサービスなのかを解説していきたいと思います。

カラーミーショップは本格的にネットショップをやりたい人におすすめ

《カラーミーショップがおすすめな人》
・本格的に収入源としてのネットショップをやりたい人
・集客にも力を入れて経営していきたい人
・充実したサポートを受けたい人

カラーミーショップは、充実した機能とサポートサービス、売上が上がるほど利益率が上がる手数料設定が魅力です。長期的に、本格的なビジネスとしてネットショップをやっていきたい人にピッタリのネットショップ構築サービスだと言えます。

BASEは趣味の延長線でやりたい初心者におすすめ

《BASEがおすすめな人》
・試しにネットショップをやってみたい人
・長く続くかわからない人
・お小遣い稼ぎができれば十分な人

BASEの魅力は、出品の費用がかからない点です。商品が売れるまでは費用が必要ないので、趣味の延長で、お小遣い稼ぎ程度で、と気軽に始めるサービスとして丁度よいでしょう。売上が10万を越してくるようだと手数料が高いので、軌道に乗ったら他の有料のネットショップ構築サービスへの乗り換えを検討したほうが無難です。

まとめ

BASEとカラーミーショップは、どちらも簡単にネットショップを構築できるため、初心者にも問題なくオススメできるサービスです。しかし、月額料金がかからないBASEと月額料金がかかる代わりに販売手数料が無料のカラーミーショップでは、向き不向きが変わってきますので、自分に合った方を選択するようにしましょう。お小遣い稼ぎ程度ならBASEが、本格的にビジネスとしてやっていくならカラーミーショップが向いています。