転売は仕入れ方法によって「電脳せどり」と「店舗せどり」に分けられます。
前者はネットショップで仕入れる転売手法で、後者は家電量販店などの実店舗で仕入れる手法です。それぞれにメリット・デメリットがありますが、副業として転売をする人には電脳せどりをおすすめします。
今回は電脳せどりの特徴と、おすすめの仕入れ先サイトを紹介します。
電脳せどりとは?
冒頭でも書いた通り、電脳せどりとはネットショップで仕入れて転売する手法です。一見すると実店舗せどりより手軽で簡単そうですが、人によって向き不向きがあります。
電脳せどりに向いている人の特徴
・ネットショッピングに慣れている
・田舎に住んでいて、近所に実店舗が少ない
・仕事や子育てが忙しく、実店舗に行く時間がない
電脳せどりに向いていない人の特徴
・ネットショッピングに慣れていない
・近所にディスカウントストアやリサイクルショップが大量にある
電脳せどりのメリット
電脳せどりには、実店舗せどりにはない様々なメリットがあります。
自宅で完結
電脳せどりは仕入れも出品も全てネット上で完結するため、自宅から出ることなく利益を出すことができます。
交通費と時間を節約できる
実店舗せどりの場合は複数の店舗を回る必要があるため、交通費や時間がかかります。
しかし、電脳せどりは交通費がかからないのはもちろん、仕入れにかける時間も実店舗せどりより圧倒的に少なくて済みます。
いつでも仕入れができる
実店舗の場合は営業時間があるため、本業がある人にとっては仕入れが困難です。
しかし、電脳せどりは24時間いつでも仕入れができるため、ビジネスマンでも気軽に取り組めます。
人目を気にする必要がない
実店舗で仕入れる場合は、その場で商品をスマホで調べながら仕入れることになるため、他の買い物客や店員からの目を気にしながらの作業になります。
電脳せどりにはそのストレスがありません。
商品を運ぶ必要がない
大きな商品を扱う場合、実店舗せどりでは車が必要になります。
しかし、電脳せどりなら自宅まで配達してもらえます。
大量仕入れやリピート仕入れが簡単
実店舗では在庫に限りがあります。売れ筋商品を見つけても、1点限りの場合は他の仕入れ先を探さなければけません。
ネットショップにも限りはありますが、実店舗よりは圧倒的に多くの在庫があります。そのため、電脳せどりなら一度に大量に仕入れることが可能です。
電脳せどりのデメリット
しかし、電脳せどりも良いことばかりではありません。主なデメリットを紹介します。
送料がかかる
自宅まで商品を配達してもらうため、商品代金の他に送料がかかります。
振込手数料がかかる
仕入れ時の決済で銀行振込などを利用すると、振込手数料がかかります。
そのため、通常は手数料のかからないクレジットカード決済が利用されます。
実物を見られない
ネットショップから購入する場合は、商品の実物を見ることができません。そのため、不良品をつかまされるリスクがあります。
購入する前に出品者の評価をよく確認しましょう。
出品までに時間がかかる
ネットで仕入れる場合、商品を購入してから手元に届くまで数日かかるため、すぐに出品できません。商品によってはその数日の間に相場が変動することもあるため注意が必要です。
電脳せどりにおすすめの販売先
個人でも出品できるプラットフォームはたくさんありますが、転売先として一番のおすすめはAmazonです。
参考:Amazon
Amazonをおすすめする理由
Amazonは月間利用者数が約5,000万人にも上ります。これは日本では最大の規模です。利用者が多いということは、それだけ需要も幅広く、売れやすいということになります。
また、Amazonには転売に便利なツールが充実しているため、初心者でも稼ぎやすくなっています。
Amazonの市場調査
Amazonの市場調査にはモノレートがおすすめのです。
参考:モノレート
モノレートではAmazonでの商品の売れ行き・相場・出品者数などを確認できます。そのため、モノレートを利用すれば売れる商品だけを効率よく把握することができます。
使い方は簡単です。モノレートのホームページを開いて、一番上の入力フォームに商品名、もしくはASINかJANコードを入力して検索してグラフを見るをクリックします。
そして、検索結果から該当商品を探してクリックしてください。
すると、以下のように3つのグラフが表示されます。
一番上のグラフは最安値です。出品するときの価格設定の参考になります。最安値で仕入れて最高値で売るのが理想です。
二段目は出品者数のグラフです。
出品者数が多いほど売れにくい傾向がありますが、出品者数=ライバル数とは限りません。Amazonで実際にその商品の出品商品を見たときに、全員が最安値で出品していた場合は出品者全員がライバルとなりますが、価格差が大きい場合は、上位5人までがライバルです。
三段目はAmazonにおけるその商品の人気ランキングです。山になっている時期がよく売れた時期です。
グラフの統計期間はグラフ右上の「3ヶ月」「6ヶ月」「12ヶ月」「すべて」をクリックすることで変更できます。
また、左上の「すべて」「新品」「中古品」「コレクター」のタブで商品の状態を限定することもできます。
さらに、グラフの下までページをスクロールすると、日別にランキング順位・出品者数・最安値の変動を新品・中古品・コレクター品別に確認できます。
Amazon転売の利益計算
モノレートでは売れ筋商品を簡単に調べることができますが、売れる商品=利益の出る商品とは限りません。特にFBAを利用して出品する場合は、各種手数料で赤字になる可能性もあります。
したがって、モノレートで売れる商品を見つけたら、FBA料金シミュレーターで利益計算をしましょう。
FBA料金シミュレーターとは、商品価格や原価、FBA倉庫への送料を入力するだけで、出品手数料やFBA利用にかかる手数料などを自動計算してくれるツールです。
まずは、FBA料金シミュレーターのページを開いてください。
参考:FBA料金シミュレーター
商品名やASINコードで検索して、商品を選択してください。
下に代金の入力フォームが表示されるので、「FBA発送の場合」の列にある商品代金・Amazonへの納品・商品原価を入力して、下の「計算」ボタンをクリックしてください。
すると、出品手数料・FBA手数料が自動計算され、純利益・利益率が表とグラフで表示されます。
電脳せどりにおすすめの仕入れ先
売れ筋商品を多く扱っているおすすめの仕入れサイトを6つ紹介します。
家電量販店のオンラインショップ
家電の仕入れは、大手家電量販店のオンラインショップがおすすめです。普段の価格は高いので、在庫処分セールなどの大型セールを開催している時を狙いましょう。おすすめののオンラインショップは以下のとおりです。
参考:ヤマダモール
参考:ヨドバシ.com
参考:ソフマップ・ドットコム
参考:ビックカメラ.com
参考:コジマネット
Amazon.com(アメリカ版Amazon)
参考:アメリカ版Amazon
Amazonは元々アメリカ発のECサイトです。本家のAmazon.comは日本のAmazonよりもさらに品揃えが豊富です。サイトのレイアウト・デザイン・システムが日本のAmazonと変わらないため非常に使いやすくなっています。
ヤフオク
ヤフオクは日本最大のオークションサイトです。大抵のものはここで手に入ります。特に、中古品の仕入れ先としてイチオシです。
参考:ヤフオク
eBay
参考:eBay
eBayは世界最大級のオークションサイトで、その市場規模はヤフオクの10倍以上です。日本では買えない商品も多く出品されており、価格も日本の相場より安いです。日本へ発送してくれる出品者も多いのでとても便利です。
フリマアプリ
フリマアプリの代名詞と言えばメルカリです。1ヶ月あたり約2,000万もの人が利用していると言われています。20~30代の女性利用者が多いため、ファッション・雑貨関連の中古品の仕入れに最適です。
参考:メルカリ
メルカリの他には、ラクマもおすすめです。ラクマは国内第2位の市場規模を誇るフリマサイトです。メルカリ同様、女性利用者が多いことで有名です。メルカリには無い商品が出品されていたりするので、メルカリの控えとして利用すると良いでしょう。
参考:ラクマ
ジモティー
不用品を無料で仕入れたいときは、ジモティーが便利です。
参考:ジモティー
ジモティーは地元のネット掲示板のようなサイトです。不要になった家電や家具などがたくさん掲載されています。
ただ、ジモティーに掲載されている不用品の全てが無料というわけではありません。
また、直接引き取りに行かなければならないケースが多いため、仕入れ先が近所に限定されてしまうのが不便ではあります。
副業なら電脳せどり
電脳せどりなら全て自宅で完結しますし、本業があって忙しい人でも気軽に取り組めます。副業として転売を考えている方は、ぜひ電脳せどりにチャレンジしてみてください。