物販

eBayの送料が高いのはなぜ?安く抑える方法や送料設定の注意点をご紹介!

日本からeBayに出品した場合、その価格もさることながら送料もユーザーによって比較されることになります。自分が落札する立場だったら高額な送料を見て「やめておこうかな」と購入を見送ることもありますよね。同じように海外のバイヤーから「日本からの送料って高いな。。」と思われてしまうと販売のチャンスを逃すことになりかねません。送料をセラーで負担するにしても、商品代金に上乗せすると売れにくくなってしまう心配もあり、なかなか頭の痛い問題です。

そこでこの記事ではeBayの送料を少しでも安くする方法について解説します。eBayの送料でお悩みの方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

eBay輸出に必要な送料は?

日本から海外へ荷物を配送する手段には大きく分けて2つあります。

1つ目が公的サービスの「国際郵便」を利用する方法、2つ目が民間配送業者によるサービスの「国際宅配便」を利用する方法です。

国際郵便は日本郵便が窓口になります。それに対して国際宅配便は、日本の佐川急便やヤマト運輸の他、外資系ではFedExやDHLなども利用できます。

次の項目では日本郵便を使う場合とヤマト運輸を使う場合について解説します。

【国際郵便】日本郵便を使う場合

日本郵便の主な配送方法には、EMS(国際郵便)、航空便、エコノミー航空(SAL)便、船便の4つがあります。特徴と配達日数を簡単にまとめると以下のようになります。

1)EMS(国際郵便):最速でお届け。2~4日程度
2)航空便:飛行機で郵送。3~6日程度。
3)エコノミー航空(SAL)便:飛行機の空きスペースを利用して郵送。相手国に届くまで6~13日程度。
4)船便:船で郵送。1~3か月程度。

それでは、1.8kgの荷物をニューヨークに送るとして、それぞれの配送方法を利用した場合の料金を比較してみましょう。

◆2週間前後かかってもOKな場合
この場合は、エコノミー航空(SAL)便を利用しましょう。荷物が2kg未満の場合、サービスの種類は「小型包装物」または「国際eパケットライト」になります。「小型包装物」の料金は2,420円、「国際eパケット」だと2,660円です。一見、小型包装物のほうが安くて良さそうですが、手紙やはがきの普通郵便と同じ郵送方法なので、追跡サービスがついていません(受取通知のオプションは+290円で付けることができます)。それに、小型小包は宛名を手書きで記入する方式となっており、eBayで使うならラベル印刷ができる「国際eパケットライト」のほうが便利です。

◆1週間前後で配送したい場合
この場合は、航空便がおすすめです。サービスの種類は「小型包装物」または「国際eパケット」になります。料金は「小型包装物」が2,960円、「国際eパケット」が3,360円ですが、先ほどお伝えした通り、小型包装物は追跡サービスが無いなどのデメリットがあるので、「国際eパケット」のほうがおすすめです。

◆スピード重視!3日程度で届けたい
こういうときは、EMSを利用しましょう。料金は6,100円です。「高い!」と思う方がいるかもしれませんが、送料がこのように高額になっているのは、2021年6月1日より導入されたEMS特別追加料金が原因です。実に、6,100円のうち1,600円が特別料金として徴収されているのです。

次の項目では国際宅急便について解説します。

参考:日本郵便 EMS特別追加料金

【国際宅配便】ヤマト運輸を使う場合

ヤマト運輸の国際宅配便は、200以上の国や地域をカバーしています。国内の配送業務をヤマト運輸が担った後は、海外の協力会社へ引き継いで配送する仕組みになっています。ちなみに、配送方法は航空便となっています。

国際郵便の例と同じように、ニューヨークまで1.8kgの荷物を送る場合で計算すると、お届け日数は発送日+4~6日、配達料金は2,750円となります。また、追跡サービスも利用可能で、荷物が国内にあるうちはヤマト運輸の追跡サイトで状況を確認できます。ヤマト運輸でのステータスが「通関完了」となった後は、海外の協力会社である「UPS」の追跡番号が表示されるので、海外に到着した後の追跡情報はUPSのサイトでチェックしましょう。

関税の負担はあるのか

関税は海外から入ってきた輸入品に対して国が課す税のことで、その国の関税率表に基づいて課税されます。納税義務はセラーではなくバイヤーの方にあります。関税がかかる荷物の場合、国際郵便や国際宅配便業者が税関で建て替え払いをして、バイヤーが荷物を受け取るときに配送業者へ支払うという流れになります。

バイヤーとして海外から商品を購入する場合は、日本の関税率表が適用されます。関税率には簡易税率と一般税率の2種類がありますが、課税価格が20万以下のものに関しては簡易税率が適用されます。簡易税率は品目ごとに税率が決まっており、例えば衣料品の場合は、課税価格の10%です。しかし、すべての輸入に対して関税がかかるわけではなく、個人利用目的で輸入する場合であって、荷物内にある商品の合計海外小売価格が16,666円以下(課税価格が10,000円以下)のときは免税扱いになります。

ちなみに、セラーとして国際郵便で20万円を超える荷物を送るときは、税関に輸出申告をする必要がありますので覚えておきましょう。もっとも、日本郵便に手数料を払えば手続を代行してもらうことはできます。

eBayの送料が高いと言われる理由とは?

eBayは送料が高いというイメージを持っている方は多いと思います。実際そのとおりで、ある程度は必要経費と割り切るしかありません。

送料が高くなる理由としては、日本からの距離が長いことと、航空機を利用していることが挙げられます。

順番に見ていきましょう。

日本からの距離が長い

日本に居ながらeBayで商品を売買するのは越境ECとなるので、海外への輸出・輸入が前提となります。

東京からニューヨークに飛べば12.5時間かかります。自宅やオフィスで手続きをして配送を待っているだけだと、国内のショッピングと同じような感覚になってしまいますが、実際その荷物は非常に長い距離を旅しているのです。南米やアフリカなどから送られてくるとなればさらに距離が長くなり、目的地に着くだけでも大変なことは容易に想像がつきますよね。

以上のような事情があるため、国内向けECの送料と比べてeBayの送料が高くなるのは仕方がないこととして受け止めなければならない部分もあるのです。

配送に航空便を使っている

海外への配送方法は航空便と船便がありますが、商品を送るのに数か月かかる船便を利用するケースは無いに等しいですよね。そこで基本は航空便を利用することになります。航空便はただでさえ料金が高いですし、長い距離を飛ぶほど料金は上がっていきます。

また世界情勢の影響を受けて特別運賃が加算される場合もあります。現在はコロナウイルスの流行によって特別運賃が加算されているサービスが多いですが、このような要因で料金が上がりやすいことも航空便の特徴と言えます。

返品が発生した場合の送料が高い

eBayの送料が高いと言っている人は、返品の事例を念頭にそう言っている可能性もあります。バイヤーとの間でトラブルになってしまい、商品が返品されることになった場合、返送料はほぼ確実にセラーの負担になります。そして、バイヤーが選んだ配送会社によっては返送料が高額になることもあります。このような事例に遭遇したセラーが「eBayの送料は高い」と言っている場合もあるのです。

eBayの送料を安くする方法

ここからは、送料を抑える方法をご紹介します。

日本郵便の国際eパケットと国際eパケットライトがおすすめ

eBayで荷物を送るなら、国際郵便の「国際eパケット」は良い選択です。この記事でも例を挙げて比較しましたが、料金と配達スピードのバランスがとれているサービスと言えるからです。一部の国では書留による追跡ができるほか、6,000円を限度に補償があるのもメリットです。

さらに送料を節約しなければならない場合は、「国際eパケットライト」を利用する方法があります。「国際eパケット」と名称が似ているので少々まぎらわしいですが、それぞれ便の種類が異なります。「国際eパケット」は航空便を利用するサービスで、「国際eパケットライト」はSAL便を利用するサービスです。SAL便の方が時間はかかりますが費用を安く抑えることができます。

ちなみに国際eパケットと国際eパケットライトで送ることができる荷物は2kgまで、3辺の合計が90cm以下になります。重量が2kgを超え最大30kgまでの場合は国際小包またはEMSが取り扱うことになります。

割引制度を活用しよう

国際郵便では配送量に応じて以下の割引を受けることができます。まとめて発送するときは節約になりますのでぜひ覚えておいてください。

◆国際eパケット(国際郵便)
・都度割引:10通以上で1通あたり40円割引、50通以上で50円割引、100通以上で60円割引。
・月間割引:50通以上で1通あたり40円割引、100通以上で60円割引、300通以上で75円割引。最大5,000通以上で100円割引。

◆EMS(国際郵便)
・都度割引:10個以上で10%割引、50個以上で13%割引、100個以上で15%割引。
・月間割引:50個以上で10%、100個以上で15%、300個以上で18%引。最大5,000個以上で23%割引。
・年間割引:過去1年に6,000個以上で20%。最大120,000個以上で26%割引。

◆ヤマト運輸(国際宅配便)
大口利用の割引はありませんが、「持込割」が使えます。直営店に荷物を持ち込むことで1個あたり100円割引になります。

国際郵便は切手でも送れる

EMSなどの国際郵便物の料金は、切手でも支払うことができます。発送する荷物が多い場合には、1つ1つ切手を貼ることは大変な手間なので、通常は料金別納にすることと思います。ですが、荷物が1個か2個ならば切手を貼るという選択肢もあります。

この場合、切手をオークションサイトや金券ショップなどで安く手に入れられれば、差額分が節約になります。また、日本らしさが感じられるデザインの切手を貼り付けるのもおすすめです。日本に関心のある海外ユーザーならば、気に入ってくれることでしょう。

eBayで商品を購入する際は転送会社を使った方がいい?

eBayで購入した商品の送料を節約したいのであれば、転送会社を使うというのも良い方法です。

転送会社はアメリカ国内に倉庫を持ち、そこに集まった荷物をまとめて日本へ転送してくれるサービスを行っています。複数の荷物をバラバラに配送するとその都度送料が発生しますが、転送会社がひとつにまとめて配送すれば送料の節約になります。

また、セラーが「アメリカ国内の配送に限定」していた場合、個人輸入ではあきらめなければいけませんが、転送会社を使えばその商品を手に入れることができるようになります

直送の方が安いケースもある

転送会社を使うと費用が抑えられるとお伝えしましたが、転送サービスを利用する際は、関税・消費税の金額も考慮しなければなりません。

荷物をまとめて送ってもらったほうが送料が安くなるのは事実なんですが、荷物をまとめたために荷物内の商品の合計小売価格が16,666円を超えてしまう場合もあるということです。こうなってしまうと、関税がかかることでかえって費用が増加してしまいます。

一概には言えませんが、もともと設定されている送料が30ドル程度までなら直送の方が安くなることが多いです。したがって、転送会社を使うかどうか迷ったときは、送料が30ドルを超えるか否かをチェックしてみましょう。

転送会社の利用を検討したいケース

転送会社を使うと割高になる可能があることをお伝えしましたが、積極的に使った方が良いケースももちろんあります。

まず、もともと設定されている送料が高額な場合です。eBayでは海外配送のリスクに備えて送料が高めに設定されていることもあります。セラーの立場からしたら当然のことですよね。

しかし、リスクの少ないアメリカ国内配送ならば送料無料になっていることがほとんどです。このような場合は、いったんアメリカ国内の倉庫を経由させる転送サービスを使ったほうが送料を安くできる可能性が高くなります。

また、大きくてかさばるものも送料が高くなりがちですが、こちらもまとめることで節約できる可能性が高くなります。

アメリカ国内での配送料

eBayでは、即決方式で出品されている商品に関してはアメリカ国内の送料を無料としている場合が多いですが、オークション形式で出品されている商品だと送料をとるケースが見受けられます。

転送会社を使うときにはアメリカ国内配送料金、転送手数料、転送会社の国際配送料金を合計しても利益が残るかを計算するようにしましょう。

eBay輸出で送料を設定するときの注意点

ここでは、eBayで送料の設定をするときの注意点をお伝えします。

梱包サイズと重量に注意

eBayで送料を設定するときは、梱包後の大きさと重量を明らかにしておくことが大切です。

配送手段を問わず、送料は重量と箱のサイズを基準に算出されます。重量さえ同じなら、箱の大きさが違っていても同じ料金というわけにはいかないのです。したがって、適切なサイズの箱に梱包するよう意識しましょう。

eBayでは利用手数料もかかりますし、クレームで損をしてしまうこともあります。そこに想定外の送料が発生すると痛手になることは間違いないので、サイズと重量は明確にしておきましょう。

Domestic shippingに注意

eBayでの送料設定には「Domestic shipping(国内向け配送)」と「International shipping(国際配送)」がありますが、ここでの「Domestic」とはアメリカ国内のことを指しています。

日本国内を指しているわけではないので注意しましょう。

発送除外国は絞り過ぎない

eBayでは発送除外国を設定することができますが、むやみに設定をすると販路を狭めてしまうことになります。したがって、特段の理由がないかぎり、発送所外国設定を利用する必要はないでしょう。

なお、選択肢の中にある「APO/FPO」はアメリカの軍事関連施設を指しており、追跡することが難しかったり、配送不可となっていたりするので注意が必要です。

送料をサービスするのも戦略のひとつ

eBayで売上を上げたければ、送料無料、または限りなく安くするという選択肢もあります。送料の安さは、購入を決めかねているバイヤーへのアピールになります。

送料無料を実現するには、商品価格を少し高めに設定しておくのがコツです。ただし、商品が売れたときに実際発生する送料は配送先となる国によって異なるため、近ければ利益が出ますし、遠ければ損をしてしまう可能性があることには注意が必要です。

まとめ

eBayでの取引は、基本的に海外在住のユーザーが相手になります。したがって、送料はどうしても高くなりがちです。しかし、梱包サイズや重量に気を付けて配送サービスを取捨選択したり、輸入の場合は状況に応じて転送会社を利用したりすることで送料を抑えることは可能です。

無料、もしくは少額の送料はバイヤーの印象アップにもつながります。送料を上手に抑えてeBayでの物販事業をより良いものにしていきましょう。