輸入代行業者を使うメリットと選び方のポイントを徹底解説―オススメ業者の紹介も

この記事では、輸入代行業者を使うメリットや輸入代行業者の選び方、オススメ業者について紹介していきます。輸入ビジネスを始めたいけど、英語力に自信がなくて手を付けられずにいるという方はぜひ参考にしてください。

目次

輸入代行業者を使ったほうがいいのはどんな人?メリットも解説

翻訳ソフトの普及などにより、英語力がなくても輸入販売に手を出せる時代になってきました。とはいえ、翻訳ソフトでは微妙にニュアンスが異なることもあり、トラブルに遭った際の問い合わせ文章作成などは英語力がないとハードルが高いことにかわりありません。

そのような時に役立つのが、輸入代行業者です。ここでは、輸入代行業者を使うことによるメリットと、輸入代行業者を使ってビジネスをしたほうがいい人の特徴を解説していきます。

輸入代行業者を使ったほうが良い人の特徴

輸入代行業者を使ったほうがいい人の特徴は、以下のとおりです。

・自分の英語力に自信がない人
・関税や消費税の仕組みが理解できていない人
・配送の流れがわからない人
・配送トラブルの際の対処法がわからない人
・トラブルが起きた時に自分一人では解決が難しいと感じている人
・海外のサイトを見て色違いやサイズ違いなど商品を探すのに手間取る人

自分一人での解決や対処が難しい、不安が大きいという人は、輸入代行業者を使うことをオススメします。

輸入代行業者を使わなくても良い人の特徴

反対に、輸入代行業者を使わなくてもいい人の特徴を挙げます。

・自分の英語力に自信がある人
・関税や消費税、海外輸入配送についての知識がある人
・万が一トラブルや不明点が出てきても自力で問い合わせたり対処したりできる人
・海外のショッピングサイトを難なく使いこなせる人

英語力に自信があり、翻訳ソフトも要らない・万が一の時問い合わせは自分でできるという人は、輸入代行業者を使わなくてもやっていけます。ただし、その分自分の手間は増えるので頭に置いておきましょう。

輸入代行に頼めば単純に複数人分の仕事をこなすことができますが、一人ですべての業務をやるとなるとこなせる数に限度があります。英語力があったとしても、輸入代行を頼んだほうが効率的に仕事をできることもあります。儲けたい額と輸入代行を頼む金額、コストパフォーマンス等の面も総合的に考えてうまく活用していきましょう。

輸入代行業者を使う5つのメリット

・英語ができなくても輸入販売に手を出せる
・複雑な輸入手続きをすべて代行業者に任せられる
・海外ショッピングサイトを上手く使えなくても大丈夫
・日本未出荷の商品を入手できる
・現地価格で安く商品を仕入れられる

主なメリットは上記のようなものです。輸入代行業者に頼んでしまえば、こちらは買いたい商品を依頼してお金を払うだけという簡単な作業だけで済みます。

代行業者にも種類があることをを知っておこう

ひとくちに代行業者と言っても、商品の購入から日本への発送まですべて代行してくれるところもあれば、業務ごとに細分化されているところもあります。自分が苦手だと思っている業務だけを代行依頼することもできるので、種類を知っておきましょう。代行業者に支払う料金にはどのようなものがあるのかについても、紹介していきます。

購入代行と発送代行がある

輸入代行には、細かく分けると購入代行と発送代行があります。購入代行と発送代行両方を行なってくれる業者もいれば、配送代行にしか対応していない業者もいます。自分がどちらのサービスを使いたいのか、頼もうとしている業者はどの範囲までを代行しているのかよく確認して利用するようにしましょう。

購入代行

購入代行とは、海外ショップでの購入から日本へのお届けまで、海外でするべき手続き・業務を一括代行してくれるサービスです。代行業者とのやり取りは日本語対応しているため、英語ができなくても問題ありません。

検品も現地で行なってくれるので、受け取った商品が傷ついていたなんて心配もなく、誰でも簡単に輸入ビジネスを始められます。ただし、任せる業務内容が多い分、手数料も高くなる傾向にあります。

発送代行

発送代行は、日本への発送業務だけを代行してくれるサービスです。海外ショップでの購入は自分で行わなければいけないため、ショッピングサイトを使える程度の英語力が必要です。

代行業者に支払う料金の種類

《商品購入関係》
・商品購入価格分の代金
・購入代行料金

商品購入にかかった価格の他に、代行依頼料を払う必要があります。1商品いくらではなく、購入金額によって変動することが多いです。

《配送料関係》
・海外ショップから代行業者倉庫までの送料
・代行業者倉庫から日本までの送料
・関税

配送料は、どの配送業者・配送サービスを利用するかによって変動します。関税は、個人使用目的なら免税もありますが、輸入販売をおこなう場合は基本的に支払う必要があります。

《手数料関係》
・転送手数料
・事務手数料
・期間に応じた倉庫保管料
・破損・トラブル時のための保険料
・オプションサービス手数料

輸入代行業者や依頼するサービス内容によって価格が変動します。

輸入代行業者を選ぶ時にチェックするべきポイント5つ

輸入代行業者には、それぞれ特長がありますので、自分の求めるサービスかどうかを考えるのも大切なことです。しかし、大前提として効率的に仕事ができるか・気持ちよく仕事ができるかという観点において見ておくべきポイントがあります。ここでは、輸入代行業者を選ぶ時にチェックするべきポイントを5つお伝えします。

問い合わせがしやすいかどうか

初心者の場合、はじめはわからないことだらけです。そもそも、一人ですべてを解決するのが難しそうだと判断して輸入業者と契約しているわけですので、問い合わせへのスピーディさは大変重要です。

日本語で質問できるのはもちろん、レスポンスが早いかどうか・返答は的確かどうか・サービスは丁寧で質が高いかといった観点でチェックすることが大切です。契約してみないことにはつかめない実情もありますが、口コミを調べる・ホームページをしっかり読み込むということで見極めていきましょう。

専用管理ツールがあるかどうか

輸入業者とのやり取りがメールだけだと、ほかのメールに埋もれてしまう可能性もあり、進捗状況の確認が面倒です。できれば、専用の管理ツールを用意している代行業者を選びましょう。

管理画面にログインすることで、こちらからの依頼内容・業務の進捗状況・配送状況などがチェックできるようになっていると便利です。お互いにミスや遅延に気づきやすく、確認が一発でできるので作業を効率化できます。リアルタイム更新になっている・スマホなどPC以外のデバイスでも確認ができるとなお良いでしょう。

Amazon倉庫に直送対応してくれるかどうか

はじめのうちは大きな倉庫を借りることは難しいです。とはいえ、発注した荷物を管理する場所は必要、そこで利用するのがAmazonのFBAサービスです。FBAに登録すれば、出品が済んだ商品からどんどんAmazonに送っていけば良いので、作業場が狭くても安心です。

FBAサービスを利用する場合、一度自宅に届けてもらうのは二度手間ですし、タイムロスになってしまいます。検品後、Amazon倉庫に直送してくれる輸入代行業者を選ぶのがオススメです。

その際、検品を丁寧に行っている業者を見極めるのも大切になってきます。なぜなら、検品が適当だとせっかく商品が売れてもクレームで戻ってきてしまい、売上が上がらないどころかショップの評価が下がってしまうからです。

コストパフォーマンスはいいか

はじめは元手が少ないこともあって、手数料が安い業者を優先して選びがちです。しかし、手数料が安い分、仕事が遅い・問い合わせへのレスポンスが遅い・商品の質が悪い・対応が雑など、デメリットが隠れていることも多いので注意しましょう。

大切なのは、サービスの質と手数料のバランスです。手数料が高くても、仕事が早くミスがないのなら結果として早く利益をあげられます。目先の安さに惑わされることなく、よく検討してから選ぶようにしましょう。

トラブル対応までしっかりと責任を持ってくれるかどうか

検品で不具合が見つかった場合やなにかトラブルが発生した場合、適切に対応してくれる輸入業者を選ぶと安心です。返品や返金・クレームといったイレギュラー業務にまで対応しているところであれば、自分は仕入れ商品の選定に専念できます。とくに、商品をAmazon倉庫に直送している場合は、商品のことについて尋ねられても答えられないことが多いため、輸入業者に対応してもらえるとスムーズです。

トラブル対応までしっかりサポートしてくれるところはその分手数料も高くなりますが、結果的に有効に働くことが多いです。きちんとコスパを考えて選ぶようにしましょう。

オススメ輸入代行業者7選

ここでは、おすすめの有名輸入代行業者を7社紹介します。輸入代行業者選びにぜひご活用ください。

イーウーパスポート

イーウーパスポートは、中国輸入代行をおこなっている業者です。

・最短2~3日のスピード物流
・15社以上の豊富な物流ラインナップからの選択が可能
・FBAラベル貼り付け・FBA倉庫への直接納品に対応
・日本人品質管理マネージャー常駐の日本品質での検品
・OEM、ODM、パッケージ制作にも対応
・会員限定の中国輸入オンライン勉強会
・中国輸入ビジネスがマスターできる無料で在宅中国輸入ビジネス講座を提供
という魅力があります。

代行手数料は月額制を採用し、月額料金が29.800円+税かかります。(2023年7月現在)
料金は以下のとおりです。

・月額会員費:29.800円
・代行手数料:無料
・OPP袋:0.5元/枚
・商品単体撮影:8元/枚
・倉庫長期保管費用:100元/坪(2週間以下又は1坪未満の場合は無料)
・詳細検品:商品・検品内容ごとに実費

参考:無料で在宅中国輸入ビジネス講座を購読する

セカイモン

・2個以上購入で30日間の無料留置サービスが利用できる
・日本国内の配送料が全国一律
・大型商品や重たい商品にも対応
・英語によるやり取りはすべてセカイモンが代行してくれる
・すべて日本円での決済が可能
・トラブルサポートもおこなっている
という魅力があります。

商品落札時には、決済代行手数料、商品確認費用、輸入代行手数料、トラブル発生時における出品者との折衝費用として、セカイモン手数料が引かれます。セカイモン手数料は、商品価格5,336円以下:800円・商品価格5,337円以上:商品価格の15%です。

登録料は無料で、商品購入時に以下の費用がかかります。
・セカイモン手数料
・現地国内送料
・現地国内配送保険料
・現地国内消費税
・国際送料
・日本国内消費税
・関税

Shipito

・アメリカの通販商品を日本に転送するサービス
・会員登録や年会費は無料
・購入代行サービスも行っていて、英語は一切不要

無料アカウントは$3.25(米ドル)の手数料

加えて、下記の料金が利用したサービスに応じてかかります。
・荷物保管料
・代理購入料金
・同梱料
・税関申告書の作成
・配送保険料
・お急ぎ手配料
・追加写真撮影料
・追加梱包材料
・重量超過荷物料
・通常通関移行手数料
・輸入税

倉庫保管料は、無料会員の場合は最初の商品が到着してから7日間は無料です。保管期限が切れた荷物の保管期間延長を選択した場合、$7(米ドル)に加えて期限が切れた日数ごとに$1(米ドル)の手数料がかかります。購入代行を頼んだ場合にかかる購入代行料金は、$8.50(米ドル) + 手数料 4.3% + コミッション 8%です。転送にかかる手数料は別途請求されます。

クロスボーダー

・日本事務所、アメリカ現地事務所ともに日本人スタッフによる運営
・英語一切不要で、注文・配送・配送後フォローまで任せられる
・アメリカ国内の消費税不要
・商品出荷後の追跡番号共有によって配送状況をリアルタイムで確認できる
・商品受取後に気づいた不具合をメーカーに問い合わせるのも代行してくれる
・仕入れに関する相談もできる
・サイト内からAmazon商品を確認できる
という魅力があります。

料金もシンプルでわかりやすくなっており、かかるのは「商品の購入代金」「送料」「購入代行手数料」のみです。購入代行手数料は、最低額を10000円とし、購入代金の30%で計算されます。

イーウーマート

イーウーマートは、中国輸入代行をおこなっている業者です。

・入金から最短5日で日本に到着するスピード配送
・仕入れするだけで自動的に販売されるFBA納品代行サービス
・独自の受注・検品システム導入で効率化
・1ヶ月の無料お試しプランがある
という魅力があります。

代行手数料がかからない代わりに、月額料金が21,670円(税込み)かかります。料金は以下のとおりです。

中国国内送料:注文シート内1行ごとに概算20元
国際料金:・1~10個:5,000円
・・・・・・11~50個:20,000円
・・・・・・51~100個:30,000円
・・・・・・101~300個:40,000円
・・・・・・301以上:60,000円
為替レートは、+1円/1元
FBAバーコード貼り付け:20円/個
梱包費用:500円/個

中国輸入代行HAM

中国輸入代行HAMは中国輸入代行をおこなっている業者です。

・安心の日本人によるChatWorkでの迅速なやり取り
・予算や仕入れ額に応じて対応できる料金プラン
・豊富な配送方法に対応
・OEM/ODM商品化の企画・生産支援
・中国側のリサーチや撮影代行、翻訳代行など幅広いサービス内容
・AMAZONFBA納品代行サービス
という魅力があります。

《フリープラン》
・月額会員費:無料
・PAYPAL手数料:3.2%+40円
・簡易検査手数料:商品代金の5%or30元/回
・詳細検査手数料:商品代金の8%or30元/回
・仕入れ金額の目安:月に10万円以下

《ベーシックプラン》
・月額会員費:7,500円
・PAYPAL手数料:3.2%+40円
・簡易検査手数料:商品代金の3%
・詳細検査手数料:商品代金の5%
・仕入れ金額の目安:月に25万円~

この他にも月額料金は高くなりますが、各種検査手数料が更に安く、または無料になる「スタンダードプラン」や「プレミアムプラン」があります。

チャイナ・トレーディング

・手数料3%以外の費用なし
・一括最大500kgまで最短翌日着のFEDEX便対応可能
・商品の個別配送可能
・サイト内ですぐに為替レートを確認できる
・配送方法のバリエーションが豊富で目的にあったものを選択できる
という魅力があります。

《佐川エコノミー :4-7日》
20-50kg/26元 | 51-100kg/25元 | 101-300kg/22元 | 300kg+/20元
通関:20.00元
《船便 :1ヶ月》
初期1kgまで 118.8元 以降1kgごとに14.74元
通関:8.00元
《DHL :3-4日》
[無在庫対応] 20-50kg/30元 | 51-100kg/28元 | 101-300kg/27元
通関:20.00元
《EMS :3-7日》
初期0.5kgまで 90元 以降0.5kgごとに20元
通関:8.00元

手数料の安さが魅力ですが、検品は基本料金に含まれていないので注意しましょう。

まとめ

輸入代行業者と契約をすれば、仕事のすべてを日本語でおこなうことが可能です。また、通関などの知識も必要ありません。業者によっては仕入れについての相談まで受けてくれるところもあるので、完全初心者でも業務をしながら慣れていくことができます。

いまや、輸入ビジネスは英語ができる人だけの特権ではありません。この記事を参考に、ぜひ輸入ビジネスをはじめる一歩を踏み出してみて下さい。

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この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

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