女子のファッションにアクセサリーは欠かせないですよね。ネックレスをするだけでシンプルな洋服がぐっとオシャレになったり、ピアスで顔の印象を変えることもできます。そんなオシャレには欠かせないアクセサリーを韓国の南大門市場で安く仕入れることができます。南大門市場には複数の店舗が立ち並び、観光客や各国からのバイヤーで溢れかえっています。小売りもしていますが卸問屋もあります。びっしりと卸問屋が入ったビルは独特の雰囲気で、初心者は少し怖いと感じるかもしれません。
世界中のバイヤーが注目する南大門市場とはどんな場所
アクセサリーの卸売市場として世界的にも有名な南大門市場は、かなり独特な雰囲気を醸し出している場所です。
各国からのバイヤー・観光客・地元客で溢れかえり、連日賑わいをみせています。南大門市場を散策すれば、歴史ある下町情緒を感じることもできます。
南大門とはなに
ソウルには、東大門市場と南大門市場があります。東大門市場は、ファッションビルが立ち並ぶ若者に人気のおしゃれな繁華街です。それに対して南大門市場は歴史あるソウル最古の市場で、食料品から時計・アクセサリーまでなんでも揃う庶民のための市場です。
今回は、この南大門市場について紹介します。
南大門とは、韓国・ソウルにある城壁の大門の1つで、1399年に太祖によって都を守るために作られました。全部で4つの大門があり、南側の主要な門として存在していたのが崇礼門(すうれいもん)、通称南大門です。東側が東大門となります。
南大門は、韓国のシンボルとして人々に親しまれてきましたが、2008年2月10日に放火され木造部分が焼失してしまいました。韓国国民を震撼させたこの事件は、国内だけでなく世界中に衝撃を与えました。南大門復元のために多くの義援金が集まり、2013年5月4日に復元記念式典が行われ、現在ではまた一般公開されています。
南大門市場とは
南大門市場は、600年の歴史があるソウル最古・最大級の市場です。1日に30万人以上が訪れる市場には、びっしりと店舗が並び、食材・韓国土産・時計・アクセサリー・革製品となんでも揃っています。
敷地面積約10万㎡で、ビルの周辺にも屋台や路面店がひしめいています。
値札が付いていないものがあったら勇気を出して値段交渉をしてみましょう。もしかしたらかなり安く仕入れることができるかもしれません。値段交渉は、南大門市場ならではの貴重な体験ですね。
エリアによって商品が分かれています
南大門市場は、巨大観光・ショッピングスポットですが、食べ歩きができるB級グルメや世界的にも有名なお店がある路地裏横丁があります。少し勇気がいりますが、ビルとビルの間にあるお店にもぜひ入ってみてください。
また、南大門市場では子供服も豊富です。海外からのバイヤーも仕入に来ており、種類が豊富でかわいいので、自宅用はもちろんプレゼントにもおすすめです。子供服エリアには、女の子用・男の子用・ドレス・ベビー服と分かれているので目当ての商品をすぐに見つけることができます。
南大門にある巨大アクセサリー市場
韓国アクセサリー
メイドインコリアのアクセサリーのほとんどは南大門市場から流通しているというほどの巨大アクセサリー市場です。
ビルの中にぎっしりと並ぶアクセサリー卸問屋は、基本的には個人には売ってくれません。業者の仕入が基本なので、写真撮影もNGということです。しかし、一般客でもお店に入るのはOKなので、商品を眺めることはできます。韓国人は知らない人には冷たいですが仲良くなった人にはとても親切なので、誰か地元の仲介人がいると、10個単位などで売ってもらえる可能性もあります。
基本的に個人には売ってくれない南大門アクセサリー市場ですが、小売りをしてくれるアイテムもあるので紹介します。
販売単位はお店によって変わります
南大門市場
南大門アクセサリー
南大門 小売り店
南大門アクセサリー市場では、基本的に小売りは行っていません。
中には小売りOKな店もありますが、最低限購入しなければいけないセット数があるので確認してください。
市場での仕入には、現地の案内人を連れている人が多いようです。
南大門 仕入れ
ぎっしりと並ぶアクセサリー
南大門 アクセサリー
南大門アクセサリー市場には、流行りのアクセサリーもあれば、そうでないものもあります。種類がとても多いので、気になる店はチェックしておくのがいいでしょう。
好みの店が見つかると、仕入が短時間で済むようになります。
たまに見つかる小売りをしてくれる店
南大門 アクセサリー
市場をくまなく回っていると小売りしてくれるお店を見つけることができます。スワロの小物は、女性へのお土産にいいですね。自分へのお土産やプレゼントにもおすすめです。
観光客が集まっているお店は、小売りをしてくれる可能性が高いのでチェックしてみてください。
韓国に仕入れに行くときに知っておきたいこと
韓国に仕入れに行く際に知っておくと便利なことをこれからご紹介します。
仕入れの時に便利なポケットWi-Fi
韓国で仕入れを行う際はインターネットにアクセスできればとても便利なため、ポケットWi-Fiを活用しましょう。
ポケットWi-Fiがあれば、仕入れたいと思った商品の相場をすぐに調べられますし、マップを確認したり、公共交通機関を調べたりするのも一瞬です。
韓国行きの航空券代とホテル代を節約する方法
韓国に仕入れに行くのであれば、できるだけ費用は抑えたいもの。そこで、韓国行きの航空券代とホテル代を節約する方法を見ておきましょう。
航空券を探す際に便利なのが、Skyscannerです。格安航空券を一括で検索できるので、航空券探しが簡単になります。
また、ホテル探しの際には、trivago(トリバゴ)やtripadvisor(トリップアドバイザー)、Booking.com(ブッキングドッドコム)を使ってみてください。すべてホテルを一括で検索できるサービスです。
この手のサイトを使えば、安くてお得なホテルがすぐに見つかります。おすすめの宿泊エリアは、もちろん南大門市場の付近です。
trivago(トリバゴ)が特におすすめ
ホテル探しの際は、trivago(トリバゴ)が特におすすめです。
世界各国の何百にも及ぶ宿泊施設予約サイトの中から、250万軒以上に及ぶ宿泊施設を一挙に比較検索することができます。そのため、trivagoを使えば、宿泊先に困ることはなくなるでしょう。
韓国で仕入をするメリットとは
韓国での仕入には、次のようなメリットがあります。
・ライバルが少ない商品を見つけやすい
・利益が高い・回転率のいい商品が多い
・正規品に絞れば短時間で仕入ができる
ライバルが少ない商品を見つけやすい
韓国で仕入れる商品は、最近では韓国の業者が多くなりライバルも増えましたが、日本国内ではまだまだライバルが少ないです。
韓国では、仕入れる商品が色々あるので、しっかりとリサーチすれば儲けられる商品が必ず見つかります。
正規品に絞れば短時間で仕入れられる
韓国でブランド品を仕入れる時は、正規販売店のみをチェックしましょう。仕入れにかかる時間を短縮することができます。
中でも、日本未販売品は日本でも人気があるので、仕入れから販売まで短い時間ですみます。
韓国の人気アイドルのグッズなども、トレンドのグループの商品が仕入れられればすぐに売れるので、高回転率の商品となります。
韓国仕入は、初心者にも始めやすく、しっかりとリサーチして短時間で仕入れができれば、余った時間で韓国旅行を楽しむこともできます。
利益が高い商品が見つかる
ノーブランド品でもライバルが少ない商品を見つけると、高い利益率が出せます。
韓国で仕入れる商品には利益率が30%以上の物も見つかることがあります。いきなり数百万の利益を上げることは難しいですが、韓国への旅費くらいは初心者でもすぐに稼げます。
韓国で仕入れるデメリットとは
メリットが多い韓国仕入ですが、デメリットとして次の2点が上げられます。
・韓国に仕入れに行く旅費が必要
・日本に手荷物として持ち帰ることができる商品の数には限度がある
韓国仕入れのための旅費が必要
韓国仕入は、旅費がかかります。また、基本的に仕入れはクレジットカード払いができないので、現金払いとなります。
ブランド品正規店舗では、クレジットカートが使える場所もありますが、価格が安い問屋では現金払いとなるので注意が必要です。
日本に手荷物として持ち帰ることができる商品の数には限度がある
韓国から日本に手荷物で持って帰ってくるには限度があります。
韓国で仕入れをしていると予定していたより多くの儲かる商品が見つかることが多いのですが、手荷物で持って帰れない分は郵送しなければいけません。ハンドキャリーでもかなり多くの商品が入るのですが、インテリアやキッチン用具になってくると郵送するしかありません。
郵送には、EMSや郵送業者に依頼して船便・航空便を利用して郵送する方法などがあります。EMSは、韓国から3日程度で日本へ到着しますが、バッテリーなどはEMSで送れないので注意が必要です。
偽ブランドには注意
南大門市場では、偽ブランドも多く売られています。
偽ブランドの購入は違法なので、買わないようにしましょう。
南大門アクセサリー市場とは
韓国 アクセサリー
韓国 ショッピング
世界中からバイヤーが訪れる韓国のアクセサリー卸問屋ですが、アクセサリーを売るエリアとアクセサリーのパーツを売るエリアに分かれています。
南大門 ビル
南大門 問屋
ビルの中には、仕入業者・アクセサリーを作っている職人がたくさんいます。作業の様子を撮影することは禁止されているので注意してください。
ココアクセサリーとは
アクセサリーの問屋がたくさんある南大門市場ですが、おすすめの店を紹介します。
南大門 ココアクセサリー
メインストリートに位置しているココアクセサリーは、ガイドブックにも載っている有名店です。
ヨンセアクセサリーとは
ピアスやネックレス、子供用のカチューシャなどプチプラでかわいい商品がぎっしりと並んでいます。
ファーのピアスやバングルなどがお手頃な価格で買えるので、色違いで揃えてもかわいいですね。
サムホウジュアクセサリータウンとは
南大門市場の奥の方にあるサムホウジュアクセサリータウンは、プチプラなものから1万円くらいの割と値段の高いものまであり、商品が豊富です。
他の店にはないような商品もあるので、ここもチェックしてみましょう。
南大門アクセサリー市場での小売りはしてもらえるのか
南大門市場では、一般人は冷たくされるというような情報が多いのですが、実際に行ってみるとそんなこともなくショッピングを楽しむことができます。
問題は、小売りをしてくれる店がかなり少ないということです。1つだけ売ってくれる店を探すのは難しいです。断られ続けるので、強い精神力が必要となります。
ある程度まとまった数量でなら売ってくれるかもしれません。1つだけ買うよりもまとめ買いした方が安く買えるので、交渉してみましょう。
韓国仕入れの強い味方
韓国で仕入れをする場合は、アテンド(付添人)やエージェント(仲介業者)などの仕入れサポートを利用する場合が多いようです。生産工場や卸問屋を知り尽くした仕入のプロに案内してもらうことで、自分で調べるより安い価格で交渉してもらえます。通訳・日本への配送まで総合的にサポートしてくれるので初心者は利用してみましょう。
仕入目的の場合には、購入価格に対して手数料が発生します。10%程度が相場のようです。
高い値段で売りつけられることも
日本人はお金を持っていて、騙しやすいという印象があるようなので、現地では高く売りつけられることがあります。
現地のガイドを付けたり、「高い」と感じたらしっかりと交渉しましょう。
観光客と思われない服装で
観光客だと思われないような服装も大切です。
おしゃれするのではなく、バイヤーらしく仕入れた商品を入れるリュックや、動きやすいスニーカーを履いていった方が、商売人として相手をしてもらえます。
まとめ
毎日のコーディネートに欠かせないアクセサリー。毎年流行るデザインをいち早くチェックできるのも、品物が豊富な南大門市場ならではです。完成されたアクセサリーだけでなく、パーツから作る工程も見ることができるので、アクセサリーの目利きに自信があるなら、オリジナルデザインも仕入れることができます。観光客はもちろん、バイヤーや職人さんで溢れかえっているので、マナーを守って訪れましょう。