物販

ネットショッピング運営者必見。絶対導入すべきおすすめ支払い方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

インターネットで物を買うことが当たり前になり、2018年に野村総合研究所が発表した調査結果では、過去1年間でネット通販を利用した人の割合は58%にもなるようです。

これだけ、ネット通販の利用者が増えている理由として「自宅にいながらショッピングができる」という利便性があげられますが、「支払い方法が多種多様である」という点も、ネット通販の普及に大きく貢献しています。

ユーザーの立場からすると支払い方法は多ければ多いほど良いですが、ネットショップ運営側からすると、そうとも言えないのが実情です。

それぞれの支払い方法にはメリットとデメリットがありますし、導入費用や手数料などのコストを考えると「とりあえず導入すれば良い」と考えるのは早計というものです。

この記事では、あなたのお店に合った決済サービスを見つけてもらうために、様々な支払い方法の特徴を分かりやすく解説します。

Contents

最初に導入を検討したいおすすめ支払い方法を厳選して紹介

インターネット通販で導入できる支払い方法は非常に多く、全てを導入するのは現実的ではありません。

あなたのお店に合った支払い方法を選別し、効果の高いものから導入を進めていくべきです。

しかし、そもそも、世の中にはどんな支払い方法が存在するのか、あなたは知っていますか?

ここでは、利用者のニーズが高い支払い方法を、利用実績データをもとに紹介していきますので、支払い方法を決めていく上での参考にしてもらえればと思います。

購入者のニーズを満たす支払い方法はこの3つ

上記のグラフを見てもらえれば一目瞭然ですが、支払い方法で最も人気があるのは、圧倒的にクレジットカード払いであることが分かります。

実に70%近くのユーザーがクレジットカードで支払っており「ポイントがたまる」という点と「実質後払いになる」「現金が不要」という点が、カード支払いを選ぶ主な理由です。

特に、クレジットカード払いにすると、実質、1ヶ月程度支払いを遅らせることができるため、現金が財布から出て行く「痛み」を感じることが無いという点は大きいですね。

続いて、代金引き換えとコンビニ払いが、だいたい同じ割合で上位にランクインしています。

データを見る限り、クレジットカード払い、代金引き換え、コンビニ払いを導入すれば、ユーザーのニーズをおおよそ満たせるということです。

とりあえずクレジットカードと代金引換を選んでおけば間違いない

先ほどのデータから判断すると、ネット通販業者が優先的に導入するべき支払い方法は、まずクレジットカード支払い、その次に代金引換であることが分かります。

他にも、銀行振込やキャリア決済などの支払い方法もあります。全て導入したくなる気持ちは分かりますが、一気に導入するべきではありません。

なぜなら、導入費用や運用コストがかかる上に、それぞれの決済方法に対してのニーズが利用するユーザー層によって異なっており、闇雲に導入すると費用対効果が悪化する可能性があるためです。

例えば、普段からスマホを長時間使ってオンラインゲームをプレイするような若年層はキャリア決済を好みますし、クレジットカードを持っていないことが多い主婦層や学生層はコンビニ後払いを選びがちです。

つまり、「あなたのお店の商品を購入するターゲット層」を分析した上で検討する必要があるということです。

そのため、とりあえず代金引換の申し込みをし、クレジットカードの申し込みも同時に進めておくことをおすすめします。

ちなみに、銀行振込は導入費用がタダなので、ユーザーの選択肢を増やすために申し込んでおいて損はありません。

クレジットカード決済の仕組みをわかりやすく解説

先ほどの章でも説明しましたが、ネットショピングの決済手段として真っ先に導入を検討したいのが、クレジットカード支払いです。

グラフで見たように利用率が最も高いのはもちろん、販売機会ロスを減らしたり、お客さん1人あたりの購買単価が上昇したりと、様々なメリットがあります。

ただ、実際に導入する前に、クレジットカード決済の仕組みをきちんと理解しておきましょう。

クレジットカード3者間決済の仕組み

クレジットカード決済は、大きく分けて「3者間決済」「4者間決済」があります。

まずは、購入者、店舗、クレジットカード会社との間でやり取りをする、3者間決済について解説します。

【3者間決済の流れ】

  1. 購入者が「クレジットカード払い」で店舗から商品を購入します。
  2. クレジットカード会社が購入者に代わって、商品の購入代金を店舗に立替払いします。ただ、店舗は「決済手数料」をクレジットカード会社に支払う必要があるため、クレジットカード会社から店舗に支払われる立替え代金は「決済手数料」を差し引いた金額になります。
  3. クレジットカード会社は、商品代金の請求書を購入者へ発行します。そして、購入者の口座から請求代金を引き落とします。

【手数料について】

購入者が商品を購入する際に、分割払いやリボルビング払いを選んだ場合、支払い方法に応じた手数料が発生します。クレジットカード会社から購入者へ商品代金の請求を行う際に、この手数料も一緒に請求されます。なお、手数料の金額はカード会社によって違います。

ちなみに、店舗がクレジットカード会社に支払う決済手数料(加盟店手数料)は、店舗が負担することが「加盟店規約」で定められており、購入者に負担させることができません。

クレジットカード4者間決済の仕組み

次に、購入者、店舗、クレジットカード会社に「決済代行会社」を加えた「4者間決済」の仕組みを解説します。

【決済代行会社って何?】

4者間決済の仕組みを解説する前に「決済代行会社」についての説明を簡単にしておきます。

クレジットカード決済を導入するということは、顧客の重要な個人情報を扱うということになり、高度なセキュリティを備えた決済システムを構築する必要があります。しかも、それぞれのクレジットカード会社との間で、煩雑な手続きを行わなければなりません。正直、立ち上げから間もないネットショップがこのようなシステムの構築や手続きを行うのはかなり難しいと言えます。

そこで、この「決済代行会社」が登場します。ネットショップとクレジットカード会社との間に決済代行会社が入ることで、ネットショップ側は決済代行会社との手続きだけでシステム導入が可能になります。高度なシステム構築や煩雑な手続きをすることなく、クレジット決済システムが導入できるという大きなメリットがあります。

【4者間決済の流れ】

  1. 購入者が「クレジットカード払い」で店舗から商品を購入します。
  2. 決済代行会社が店舗とクレジットカード会社の間に入るため、まず、決済代行会社がクレジットカード会社に代わって商品の購入代金を店舗に立替払いします。その次に、クレジットカード会社が決済代行会社に商品の購入代金の立替払いを行います。なお、店舗は決済代行会社へ「決済手数料」を支払う必要があるので、決済代行会社から店舗へ支払われるのは、商品の購入代金から決済手数料を差し引いた金額となります。
  3. クレジットカード会社は、商品代金の請求書を購入者へ発行します。そして、購入者の口座から請求代金を引き落とします。

【手数料について】

店舗から決済代行会社へ支払われる決済手数料については、商品の購入者に負担させることができなくなっているため、決済手数料分を商品代金に上乗せして販売することは禁じられています。

個人情報は盗まれないの?クレジットカード決済の安全性について

消費者の立場で考えると、特にインターネット上でのクレジットカード決済は「カード情報が盗まれるのではないか?」とか「自分のカードが不正利用されるのではないか?」など、不安に思うことも少なくありません。

ここでは「クレジットカード決済は安全なのか?」について、消費者側の視点を交えて解説していきます。

先に結論をいうと、しっかりとセキュリティ対策をしているECサイトやショッピングサイトであれば、クレジットカード決済を利用しても全く問題ありません。

なぜなら、安全性を高めるために以下のような対策を徹底しているためです。

  • SSL暗号化技術を導入している
  • セキュリティコード入力を必須にしている
  • カード会社がセキュリティ対策をしている
  • 万が一、カードを悪用された場合は補償してくれる

まず、クレジットカード会社はセキュリティ対策を徹底しています。

「3Dセキュア」といって、あらかじめクレジットカード会社に登録した「3Dセキュア用パスワード」を、決済の時に入力するようにしたり、一回限りしか使えないパスワードである「ワンタイムパスワード」を導入したりして、不正利用をされないように万全の対策をとっているのです。

あなたもネットで商品を購入する際に経験したことがあるのではないでしょうか?

他にも、カードを利用した際に、登録しておいたメールアドレス宛にカード会社から確認メールが送られてきたり、365日24時間カードの利用状況をモンタリングして、不正利用を防止したりと、カード会社の対策は万全と言えます。

それから、ネットショップ側も様々なセキュリティ対策を導入しています。

その中でも代表的なものが「SSL暗号化」で、サイトに入力したクレジットカード情報を含む個人情報を暗号化して、相手に送り届ける技術です。「SSL暗号化」を搭載することで、たとえ外部から通信を傍受されても、個人情報が漏れることはありません。

SSLを搭載することは「安心してサイトを利用できる証」のようなものです。そのため、SSLを搭載しているサイトは「SSLシステムによりカード番号は暗号化されます」という趣旨の文言をページに掲載したり、SSLの導入を示すシールなどがサイトに掲載されていたり、サイトURLが表示される箇所に緑色などの「鍵マーク」を表示させたりして、安全性をユーザーにアピールしています。(※鍵マークの色は使用するブラウザによって異なります)

また、SSL暗号化対策がされているサイトのURLは「https://~」から始まるので、すぐに見分けることができます。なお、暗号化が導入されていないサイトはURLが「http://~」から始まります(暗号化されている方は「http」の後に「secure」の頭文字である「s」が付いています)。

このような理由から、万が一、クレジットカードを紛失しても、万全のセキュリティ対策で守られているため、不正利用されるリスクは圧倒的に少ないのです。「現金を持ち歩くよりクレジットカードを持ち歩いた方が安全」と言っても過言ではありません。

クレジットカード決済を導入するメリットとデメリットを徹底解説

クレジットカード決済を利用することで、店舗側も購入者側も様々なメリットを受けることができますが、その反面、クレジットカード決済にはデメリットもあります。

ここからは、店舗側と購入者側での、クレジットカード決済のメリットとデメリットを解説していきますので「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔しないためにも、導入する前にぜひチェックしておいてください。

クレジットカード決済のメリット(購入者側)

それでは、まず、購入者側が得られるクレジットカード決済のメリットからです。

  • 手持ちの現金がなくても買い物ができる
    一番に思い浮かぶ最大のメリットはこれでしょう。たとえ、財布の中に現金がなくても、店頭でクレジットカードを提示して、サインをするか暗証番号を入力すれば買い物ができます。ネットショッピングでも、カード番号を入力するだけで簡単に商品を購入できるので、後から銀行やコンビニに振り込みに行ったりする手間が省けて大変便利です。
  • 支払い回数が選べる
    クレジット決済では、一括払い、分割払い、リボ払いなど、支払い方法をその時の状況に合わせて選ぶことができます。例えば、「今月はお金に余裕がないけど、すごく気に入った服を見つけた」など、どうしても欲しい商品があった場合に、分割払いやリボ払いを選択することで、財布の中身や口座の残高を気にせずに商品を購入することが可能です。

また、最初に一括払いで商品を購入していても、後から、分割やリボ払いに変更することもできるので、万が一、急な出費が発生した場合には大変助かります。

なお、あまり知られていませんが、分割払いでも2回払いなら手数料がかかりません。分割払いを選択する時は覚えておくと良いでしょう。それから、ボーナス払いを選択すると、ボーナスの時期まで支払いを遅らせることができます。

このように、様々な支払い方法が選べるのはクレジットカード決済の大きなメリットですね。

  • 付帯保険が無料でついてくる
    クレジットカード会社によっていろいろな保険がついてくるのもメリットの一つです。しかも、保険料はかかりません。付帯保険の代表的な例をあげると、カードを紛失したり盗難にあった場合や、不正利用されてしまった場合に、カード会社が補償してくれる「紛失・盗難保険」があります。それから、クレジットカードで購入した商品が事故で破損したり、盗難にあった場合に補償してくれる「ショッピング保険」も付帯保険の代表例です。

また、意外と知らない人が多いものとして、旅行中に病気になり、止むを得ず医者にかかった場合や、誤って他人に怪我をさせてしまった際など、旅行中のいろんなトラブルに対応してくれる「旅行損害保険」などもあります。

ただし、付帯している保険の内容や、無料で適用される保険の種類は、発行しているクレジットカード会社によって異なるので、その点は注意が必要です。

  • 会員だけが利用可能な優待特典がついてくる
    クレジットカード会員だけが利用できる割引や優待特典がついてくるので、上手に利用することで生活費を節約することも可能です。特定のクレジットカードと提携しているお店で買い物をすると、5%とか10%OFFで商品を購入できるのは特典の代表的な例です。他にも、通常より安い価格で映画鑑賞が可能になったり、フィットネスジムなどの施設を会員価格で利用できたりと、本当に多種多様な特典が用意されています。

ただ、先ほど紹介した付帯保険と同じように、発行しているクレジットカード会社によって受けられる特典は違いますので注意しましょう。

  • 支払い金額に応じてポイントがたまる
    クレジットカードで買い物をすると、支払い金額に応じてポイントがたまります。たまったポイントは次回の支払いの際に利用できたり、商品券などの現物と交換することが可能です。誕生月はポイントが倍になったり、Amazonなど特定のサイトで利用した際にポイントを多く獲得できるなど、ポイント還元率はカード会社によって違いがあります。クレジットカードの利用機会が多い場合は、こまめにポイントをためることで、年に数万ポイントたまることもあり、利用の仕方によっては大きなメリットになります。

クレジットカード決済のデメリット(購入者側)

続いては、クレジット決済による購入者のデメリットを紹介します。

  • 分割払いやリボ払いは思った以上に手数料がかかる
    お財布事情が厳しい月などは、本当に助かる分割払いですが、分割払いやリボ払いを選択してしまうと手数料がかかってしまうので、注意が必要です。

中でも、特に気をつけたいのがリボ払いです。手数料が年率15%ほどに設定されていることが多く、例えば、30万円の商品を毎月1万円ずつ支払うリボ払いで購入した場合、手数料だけで58,000円にもなってしまいます。たしかに、分割払いもリボ払いも月々の負担額は少なくなりますが、手数料を考えるとかなり損する場合もあるので、余裕がある時はなるべく手数料がかからない一括払いか2回払いを選択しましょう。

  • 使いすぎにはくれぐれも注意!
    手持ちの現金や預金が無くても欲しい商品を次から次に買えてしまうのがクレジットカードです。これは、メリットである反面、デメリットでもあります。

財布から現金が出ていくという感覚がないため、どうしても気持ちが大きくなってしまい、金銭感覚が麻痺してしまう人も少なくありません。カードで簡単に買えるからといって衝動買いを繰り返してしまうと「翌月にクレジットカード会社から何十万円もの請求がきて払えなくなった」という事態に陥り、ついには借金地獄にはまってしまう…という最悪のケースにもなりかねないので、使いすぎにはくれぐれも注意が必要です。

  • 不正利用される可能性がある
    ある日突然、クレジットカード会社から身に覚えのない請求がきた…。悪意のある第三者は、あなたの隙を虎視眈々と狙っています。カード不正利用の主な原因は、「クレジットカードの紛失や盗難」「クレジットカード情報の漏洩」「クレジットマスター」の3つに分けられます。

クレジットカードの盗難や紛失は、持ち歩くクレジットカードの枚数を少なくしたり「紛失防止タグ」と言って、スマホと財布を連動させ、位置情報を感知して見つけやすくするグッズなどを使うと良いでしょう。

また、クレジットカード情報の漏洩はフィッシング詐欺によって引き起こされることが多いので、ネット通販で購入する前に、セキュリティレベルの高いサイトかどうかをチェックする癖をつけましょう。

最後のクレジットマスターはあまり聞き覚えがないかも知れませんね。クレジットマスターとは、使用可能な他人のクレジットカードをコンピュータープログラムを使って割り出す詐欺手法で、現在のところ、被害を防ぐ方法が見つかっていません。そのため、カード会社から身に覚えのない請求がないかをこまめにチェックするなどの対策を取るしかないのが現状です。

クレジットカード決済のメリット(店舗側)

ここからは、クレジットカード決済導入による、店舗側のメリットとデメリットを紹介していきます。まずは、メリットからです。

  • 顧客単価アップが期待できる
    クレジットカード決済を導入した店舗は顧客単価が上がります。なぜなら、財布から現金が出て行く感覚があまりないため、予定よりも高価な商品に手を出したり、欲しい商品を見つけ次第衝動買いしてしまう人が多いからです。

新規顧客を獲得するための宣伝コストをかけずに、店舗の売り上げアップが期待できるので、かなり有効なマーケティング手段とも言えます。

  • 店舗の信頼性が上がる
    クレジットカード決済を導入するには、加盟店になるための一定の審査基準を通過しないといけません。つまり、クレジットカード決済が使える店舗は、客観的に見て、カードが使えない店舗よりも信用力があると言えます。

店舗の信頼性が向上すると、当然、集客力も高まるので、売り上げアップの要因にもなります。

  • 販売機会損失のリスクを減らせる
    先ほどの章で説明した通り、クレジットカード決済は購入者側にとって、たくさんのメリットがあります。そのため、購入者はできるだけクレジットカード決済ができる店舗で商品を購入しようとします。これは、実店舗でもインターネットショッピングでも違いはありません。

つまり、クレジットカードが使えないというだけで他の店舗を選ぶ購入者は多いので、クレジットカード決済システムを導入していないお店は販売機会の損失につながりかねません。また、海外では、日本以上にクレジットカードを使う文化が浸透しており、日本を訪れた外国人観光客もクレジットカードが使えるお店で買い物をしたがる傾向があります。

  • リピーター客が増える
    これは特にインターネットショッピングにおいて顕著です。ショッピングサイトで初めて買い物をする際に、クレジットカード情報を含めた個人情報を登録することが多いですが、購入するサイトを毎回変えていると、何度も個人情報を登録しないといけません。単純に面倒臭いという理由もありますが、購入者は何度も個人情報を登録することを嫌いますので、最初にクレジットカード情報を登録したサイトをリピートするケースが多いのです。

つまり、あなたのサイトがクレジットカード決済に対応していれば、あなたのお店に訪れたお客さんがリピーターになってくれる可能性が高まるということです。

  • 代金未払いのリスクを減らせる
    例えば、インターネット通販で購入者が支払い方法を銀行振込にした場合「振込忘れ」や「購入意欲の低下」などの理由で振込が行われず、注文がキャンセルになってしまう可能性があります。

一方、クレジットカード決済であれば、決済した瞬間に注文が確定し、確実に商品代金がカード会社から店舗へ支払われるため、商品代金未払いや注文キャンセルのリスクを減らすことができます

クレジットカード決済のデメリット(店舗側)

それでは最後に、クレジットカード決済による店舗側のデメリットを紹介します。

  • チャージバック請求のリスクがある
    チャージバックと聞いてピンとくる人は少ないかもしれません。チャージバックとは、悪意ある第三者がクレジットカードを不正利用した場合、クレジットカード保有者がカード会社に対して、支払い拒否の申し立てを行うことができる制度です。

つまり、不正利用の被害からクレジットカード利用者を守る制度です。チャージバックを請求された店舗は、クレジットカード会社に商品代金を返金する必要がありますが、商品が戻ってくる可能性は限りなく低いため、店舗側にとっては大きな損失になります。

チャージバックは、商品が破損していたり、商品が未発送だった場合にも発生します。その場合は店舗側のミスなのでどうしようもないですが、第三者による不正利用が原因となるチャージバックは、店舗に落ち度がないにも関わらず、商品代金の返還が求められるため、店舗側はある意味、被害者と言えます。

3Dセキュアの導入、カードのセキュリティコード入力を必須にする、ワンタイムパスワード入力を必須にするなど、ショッピングサイトのセキュリティレベルを高めることで、チャージバックの被害を最小限に抑えることができます。

クレジットカード決済と同時に導入したい「代金引換」

クレジットカード決済を利用することと同時に店舗に導入していただきたいのが、代金引換(代引き)です。

なぜ、代金引換がおすすめなのか?

ここからは代引きを導入することのメリットとデメリットを中心に紹介していきます。まずは、代引きの基本的な知識について触れておきましょう。

代金引換で商品を購入した場合の流れを解説

まず、商品を購入してから、代引きで受け取るまでの流れをお話します。

代引きでの商品購入の流れは以下の通りです。

  1. ネットショップや通販カタログで商品を購入する
  2. 注文を受けた店舗は「代引き」処理をして商品を発送する
  3. 商品を届けるのと同時に、運送業者の配達員が店舗に代わって商品代金を受け取る
  4. 受け取った商品代金から代引き手数料が差し引かれ、店舗の口座にお金が振り込まれる

代引き手数料はいくらかかる?運送会社別に紹介

代金引換の一連の流れはだいたい理解できましたか?

代引きで商品を購入した経験がある人も多いと思いますし、仕組み自体はそんなに難しくないので、割とすんなり理解できるかと思います。

ただ、先ほどの代引き決済の流れで説明した「代引き手数料」はあまり聞きなれない言葉だと思いますので、ここで解説しておきます。

とは言え、これもそんなに難しい概念ではありません。

代引き手数料とは、運送会社に支払うサービス手数料のことです。

通常、運送会社は「商品を目的地へ届けること」が仕事ですが、代引き決済を利用すると、商品の運送に加えて、商品代金の受け取りも運送会社が行います。

「商品代金の受け取りを代わりに行う」ことのサービス手数料が「代引き手数料」となるわけです。

ちなみに、代表的な運送会社の手数料は以下の画像の通りです。

画像を見ていただければ分かりますが、運送会社によって手数料に若干違いがあります。また、代引きを利用する際の上限金額も各社で違いがあるので、注意が必要です。

各社ともに料金体系はシンプルですが、日本郵政だけ少し分かりづらいので説明しておきます。

日本郵政の代引き手数料は一律260円ですが、30万円を超える場合、一般書留の代金が加算される仕組みになっているので、「260円(代引き料金)+430円(一般書留料金)=690円」かかる計算になります。

実はクレジットカードでも代引き料金の支払いは可能

「代引きの料金は現金でしか支払えない」というイメージがあると思いますが、実は、一部の運送業者はクレジットカードで代引きの支払いをすることが可能です。

クレジットカードで代引き料金が支払える運送会社と、その際に使えるカードの種類をまとめましたので、以下の画像を参考にしてください。

ただ、代引き料金をクレジットカードで支払う条件として、商品を送る店舗側が「クレジットカード払い可能」と設定した上で、運送業者へ代引きを依頼する必要がありますので、その点は注意が必要です。

支払い回数に関しては、カードによって一部例外はあるものの、一括や分割、リボ払いを選択することも可能です。

代金引換を導入するメリットとデメリットを徹底解説

代引き決済に関する基礎知識を一通り勉強しましたので、ここからは、代引き決済のメリットとデメリットを解説していきます。

先ほどの、クレジットカード決済の場合と同じく、店舗側と購入者側双方のメリットとデメリットを紹介します。

代金引換で購入者が得られるメリット

まずは、代引き決済によって購入者が受けられるメリットから紹介していきます。

  • クレジットカード情報を入力しなくて良いので安心して商品を購入できる
    クレジットカード決済で商品を購入する場合、ネット通販では、クレジットカード情報の入力が必須となります。

上述した通り、残念ながらクレジットカード決済では、不正使用などの被害を受ける可能性があり、今のところ「こうすれば安全確実に商品を購入できる」という対応方法がありません。

そのため、クレジット番号を入力することに抵抗を感じる購入者にとって、代金引換はとても有効な決済手段となります。

  • 支払い方法が簡単
    クレジットカード決済の場合、料金支払いの際にカード情報が必要になりますし、コンビニ決済や銀行振込の場合には、コンビニなどに足を運ばなければいけません。他の支払い方法も同様に何かしらの手間が発生しますが、代引き決済はその場で支払いが完了します。支払い方法が簡単なのは購入者にとって大きなメリットですね。
  • 「お金を払ったのに商品が届かない…」という心配をしなくても良い
    クレジットカード決済や銀行振込などの場合、商品代金が先払いとなるので「代金支払い後に商品が届かない」という最悪の事態に巻き込まれる可能性が無いとは言い切れません。

Amazonや楽天など、大手の通販サイトで商品を購入する場合は大丈夫かもしれませんが、あまり有名でないサイトから商品を購入する場合には「無事に商品が届くのだろうか?」と不安になりますよね。

代引き決済であれば、商品到着と同時に支払いをすることができるので、そのような心配は一切しなくて済みます。

  • コンビニ代引きという超便利なサービスが利用できる
    普段、仕事で忙しい人や家族に内緒で商品を受け取りたい人などにオススメなのが、コンビニ代引きというサービスです。

一人暮らしで夜遅くにしか商品を受け取れない場合や、商品の中身を家族に見られたくない場合に、24時間好きなタイミングで商品を受け取ることができます。

購入するショップがコンビニ代引きに対応している必要がありますが、Amazonや楽天など、比較的大手のサイトであれば、対応しているショップが結構あります。

代金引換で購入者が受けるデメリット

続いては、購入者側が代引きを利用するデメリットについて紹介します。

  • 手数料がかかる
    代引きを利用すると、商品代金に加えて「代引き手数料」が余分にかかります。「安心して商品を受け取れる」ことの対価と言えますが、別の支払い方法よりも支払い代金の総額が高くなりがちです。高額商品になるほど手数料も高くなるので、覚えておきましょう。
  • 代引き決済特有の詐欺に注意
    代引きは購入者にとってすっかり定着した支払い方法であり、当たり前の日常です。そんな、消費者心理を利用した詐欺手法があることを覚えておきましょう。「代引き詐欺」とも呼ばれるこの手法は次のような手順で発生します。
  1. ある日突然、宅配業者が代引き商品を届けにあなたの家を訪れる
  2. あなたは、なんの疑いもなく商品代金を運送業者に支払う
  3. 商品の箱を開けると、そこには注文した覚えのない商品が入っていた

届いた商品が「ゴミとか石ころ」というケースもあり、かなり悪質な詐欺ですが、実際に発生している詐欺なので、注意が必要です。

  • 宅配ボックスが使えない
    最近では宅配ボックスを設置しているマンションも増えてきていますし、宅配ボックス自体を購入することもできるので、日中忙しい人にとって大変便利な時代になりましたが、代引きではそんな宅配ボックスを利用することができません。先ほど紹介した、コンビニ代引きを利用する手もありますが、全てのショップに対応しているわけではないのが現状です。

代金引換で店舗が得られるメリット

  • クレジットカード決済が不安な購入者も安心して購入できる
    先ほどの購入者側が受けるメリットにもつながりますが、「商品が無事に届くか不安」という購入者は意外と多いです。そこで、クレジットカード決済などの「先払い決済」しか用意していない店舗だと、他の店舗で購入するという選択肢を取る購入者も少なくありません。

代引き決済はそのような不安を抱える購入者を取り込むことができるのが大きなメリットです。また、店舗側からしても、商品を確実に届けてから商品代金を回収できるので、「商品代金未払い」のリスクを回避することができます。

  • 新規顧客獲得の機会が増える
    クレジットカード払いに抵抗がある人や、クレジットカードを持っていない学生や主婦などの層を新規顧客として獲得できるのも代引き決済を導入するメリットです。逆に、代引き決済を導入していないと、そのような顧客層を知らない間に逃すことになるので、クレジットカード決済のデメリットを補う決済方法としてぜひ導入しておきたいですね。

代金引換で店舗が受けるデメリット

最後に紹介するのは、代引き決済で店舗側が受けるデメリットです。

  • 代引き手数料がかかる
    商品代金とは別に代引き手数料がかかるのが最大のデメリットです。ただし、手数料を店舗と購入者のどちらが負担するかは、販売者の方で決めることができます。

購入者負担にした場合、商品代金に手数料が上乗せされるので、別途手数料がかかると知った途端に購入を踏みとどまる可能性があり、販売機会のロスにつながります。また、店舗負担にした場合は、販売機会ロスは防ぐことはできますが、その分コストが増えてしまうので、お店の利益が減ってしまいます。利益率の低い商品や低価格商品の場合は、店舗負担は難しいかもしれません。

しかし、店舗負担にすることで、他の店舗との差別化ができるのも事実です。新規顧客獲得のための宣伝広告費と考えることもできます。しかも、実際に商品を購入した時にしか発生しない広告費(代引き手数料)になるので、利益率の高い商品を扱っている場合には、手数料の店舗負担を検討する価値は大いにあるでしょう。

他にもまだまだある。クレジットカード・代金引換以外の決済方法

これまで紹介した、クレジットカード決済と代金引換決済以外の決済方法について、メリットとデメリットをまとめて紹介していきます。

あなたのお店にあった決済方法を導入するためにも、ぜひチェックしておいてください。

24時間好きなタイミングで支払える。コンビニ決済

コンビニ決済で商品を購入すると、商品の購入データがコンビニ収納代行会社へ送られ、コンビニ収納代行会社から、商品代金の支払い方法や支払い番号が購入者へメールなどで通知されます。商品の購入者は送られてきた支払い番号をコンビニの端末へ入力して、店頭で商品代金の支払いを行います。

そのため、購入者は自分の好きなタイミングで支払いを行うことができるメリットがあります。ただ、都心から離れた郊外などは、コンビニが少ない地域もあり、そのような地域に住んでいる購入者からすると利用しづらい決済方法になります。

また、店舗側のメリットとしては、若年層やお年寄りなど、クレジットカード決済が使えない層や、カード決済や銀行振込を利用したくないを人たちを取り込める可能性があることです。

一方、デメリットは、購入者が商品代金を支払ってから入金が確定するまでのサイクルがコンビニ店舗によって異なることです。そのため、運用管理に手間がかかってしまう可能性があります。

支払いは商品を受け取ってから。後払い決済

後払い形式の決済方法を導入している店舗はそんなに多くありませんが、たまに見かけます。大手だとZOZOTOWNのツケ払いなどが有名ですね。

後払い決済とは、ネットショップで商品を注文すると、まず店舗が商品を発送し、購入者が商品を受け取ってから商品代金を支払う方法です。そのため、商品到着後、しばらくしてから払込票が購入者へ届けられます。

購入者側からしてみると、実際に商品を確認してから支払いができるので、安心して商品を購入できるのが大きなメリットです。また、払込票が届いてから支払い期日までに、日数の余裕があるので、商品代金をすぐに用意しなくても購入できるメリットもあります。

一方、購入者側のデメリットは、購入価格に上限が設けられている点です。上限金額は店舗によって異なりますが、数十万円を超える高額商品は後払い決済では購入できないケースが多くなっています。

また、店舗側のメリットとしては「商品は購入したいけど直ぐにお金を用意できない。クレジットカードも持っていない」という特定の顧客層を取り込むことができる点です。

しかし、その反面、商品受け取り後に、商品代金を払い忘れる購入者が一定数存在することも事実です。

なお、最初から商品代金を支払う意思が無いにも関わらず、後払い決済で商品を購入しょうとする悪意あるユーザーも稀に存在します。そのため「商品代金未回収」のリスクが一番のデメリットと言えます。

携帯電話の請求とまとめて支払う。キャリア決済

契約している携帯電話会社の利用料金とまとめて支払うことができる決済方法です。携帯電話会社が支払いを代行するという考え方ですね。

携帯電話会社やユーザーの信用情報によって決済可能な上限金額は決まっていますが、上限金額内であれば、スマホをクリックするだけで商品購入が可能です。クレジットカードを持っていなくても利用可能で、コンビニなどへ支払いに行く手間もかからないので、購入者からすると非常に便利な決済方法です。

ただ、クレジットカード決済と同様に、自分の財布からお金が出ていく感覚が薄くなるので、お金を使いすぎてしまうというデメリットがあります。

次に、店舗側のメリットとしては、学生から年配者までの幅広い層を取り込める点です。今まで店舗を利用しなかった新たな層のお客さんを獲得できるチャンスでもあります。

一方、クレジットカード決済をはじめとする他の決済手段より手数料が高くなるのがデメリットです。

支払い方法の定番。銀行振込

説明するまでもないくらい、お馴染みの支払い方法です。店舗が指定した銀行口座に銀行やATMから振り込みます。

購入者側のメリットとしては、認知度が高く、振込方法も簡単な決済手段であるということ、振込先の銀行口座と同じ銀行から振り込めば手数料がかからないことです。

デメリットは、平日に働いている人にとっては銀行の営業時間内に振込をすることが難しい点があげられます。

銀行やATMに出向かなくても済むように、インターネットバンキングで振込むという方法もありますが、普及率はそれほど高くなく、セキュリティ面を気にして利用しない人が多いのが実情です。

次に店舗側のメリットですが、他の決済手段に比べて手数料が安い点があげられます。また、購入者からの認知度が高い決済手段であるため、老若男女を問わず幅広い層から選ばれやすいのも特徴です。

デメリットとしては、まず、入金消込処理に手間がかかってしまうことがあげられます。また、銀行の営業時間の短さや、振込に出向かなければいけないので手間がかかる点もデメリットです。

せっかく商品を注文しても、なかなか振込に行くタイミングが無く、最終的に商品の「購入熱」が冷めてしまって注文がキャンセルになってしまう可能性もあります。

口座から直接引き落とし。デビットカード

今回はクレジットカード決済や代引き決済、コンビニ決済などを中心に紹介してきましたが、他にも様々な支払い方法があります。

そんな中、最近注目されている支払い方法がデビットカードです。

デビットカードは、決済したと同時に銀行口座から利用代金が引き落とされるため「即時決済」と呼ばれる決済方法です。

日本では、クレジットカードを「借金」に近いイメージで捉えている人が多く、できるだけ使いたくないという人が一定数存在します。しかし、デビットカードであれば、現金支払いの感覚で決済ができるため、クレジットカード嫌いの人にも受け入れられています。最近のキャッシュレス決済の流行も手伝って、注目を集めている決済方法です。

近年、クレジットカードの国際ブランドであるVISAやJCBが、メガバンクなどと提携してデビットカードの発行を行っています。

クレジットカードと違って、与信や審査が不要で発行可能な点や、海外でそのまま使える点などが評価され、日本での利用者も年々増えてきている決済手段です。

まとめ

たかが支払い方法と思いがちですが、購入の意思を最終的に決定するのは間違いなく「自分に合った支払い方法があるかどうか?」です。

購入者のニーズに合った支払い方法を用意できないと、販売機会ロスを招いたり、リピーターの獲得がうまくいかなかったりと、店舗の売り上げ減少を招きかねません。

あなたのお店は「どんな年代の人が利用して、どれくらいの価格の商品を購入するのか?」、この点をよく分析した上で、あなたのお店に合った決済方法を導入するようにしてください。





  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る