利幅の大きい商品を仕入れる賢い方法とは

今回は仕入れ転売で利益を出す方法をご紹介します。仕入れのためするために必要なお金の流れを理解すること、粗利や原価計算、安く売るためにできることや適切な利益率の目安についてお伝えします。

目次

せどり初心者はお金の流れを理解しよう

せどりを始めてみたはいいもののなかなか稼げなかったり、資金繰りが難しかったりなどといったことはないでしょうか。

せどりとは仕入れと販売を常に繰り返し行うビジネスです。よってお金の流れを良く理解していないと、利益を出すことは難しいです。

せどり初心者の人にありがちなのは、お金を稼ぐために始めたのにも関わらず、思うように稼げていないということです。

そこで、今回の記事では「せどりの仕入れ基準」にスポットを当て、初心者でも確実に利益が出せる方法をご紹介していきます。

仕入れで最も重要なのは回転率

せどりで稼いでいる人が最も意識していることは「キャッシュフロー」です。

キャッシュアウトよりもキャッシュインの流れをスムーズにすることにより、お金の流れを潤滑にすることができます。

例えば利益率の高い商品を仕入れたとしても、それが売れなければお金がキャッシュアウトしただけで終わってしまいます。

商品を仕入れるときは利益率だけではなく、その商品がどのくらいの期間で売れそうなのかをきちんと意識しておくことが大切です。

仕入れは利幅も大切

そして次に大切なのが「利幅(利益額)」です。

利幅が大きい商品は、少ない回転率で多くの利益を生むことができます。

よって先ほどのキャッシュインを潤滑にしたうえで利幅の大きい商品を仕入れることができれば、少ない時間と労力で良質なキャッシュフローが作れるということになります。

例えば本せどりなどの利幅の小さい商品で仕入れを行ったとき、1冊あたりの利益はせいぜい数百円程度です。

つまり1000冊以上販売してやっと数十万の稼ぎになります。個人で1000冊もの本を販売するのは多くの労力が必要です。

要するに利幅が小さいと薄利多売になってしまい、時間と労力が大量に消費されてしまうということです。

しかし家電やおもちゃなどの利幅が大きい高単価の商品を仕入れれば、1つの商品で大きな利益を生むことができます。

例えば家電せどりの場合、1つの商品の平均利益は1500~2000円ほどです。

つまり200個程度売れば数十万の利益になります。本せどりの1000冊と比べるとおよそ1/5の量です。

利幅が大きい商品を狙えば、仕入れや販売個数も自分の労力もグッと減らすことができるのです。

では家電などの高単価商品ばかりを仕入れ続ければいいのかと言うと、そうでもありません。

利益幅が大きい商品ばかり仕入れていると、どうしても仕入れの幅が狭くなってしまいます。

また、高単価商品はそれだけ資金が必要になりますし、住んでいる地域によっては入手するのが困難な場合もあります。

せどりで一番大事なのはあくまで「回転率」ですので、すぐに仕入れてすぐに売れる商品をバランス良く仕入れるようにしましょう。

その上で自分の状況に合った利幅の大きい商品を仕入れてください。

利益率は最後に考える

せどりで利益を生むために優先すべきことで、1番大切なのは回転率、その次に利幅、そして最後が「利益率」です。

回転率や利幅と比べると優先順位の低い利益率ですが、こちらも仕入れにおいてとても重要な要素であることに変わりはありません。

そもそも利益率とはどういう意味なのかと言うと、「売上や販売価格に対しての利益の比率」のことを指します。

例えば商品を100個仕入れてそのうちの1個しか売れなかったとしても、その商品が利益率50%だった場合「利益率50%達成」と表記することが可能です。

あくまで利益率は比率の話であって個数は関係ないので、利益率が高いからと言って商品が沢山売れているという訳ではないのです。

せどり初心者の人は利益率にこだわる人が多くみられますが、儲けるためには他にも優先すべき点があることを忘れないようにしましょう。

せどりでお金を稼ぐにはまず仕入れた商品を売ることができないと、利益が発生しません。

そのためにはより良い回転率を生むことが必要不可欠です。良質なキャッシュフローを作ったうえで、利益率の高い商品を仕入れて資金効率を上げていきましょう。

経済産業省によると、小売業の平均利益率は27.6%と言われています。

せどりは転売ビジネスですので、普通の小売店と比べて在庫を抱えるリスクは少ないです。

よって最低でも20%ほどの利益率を出すことができれば、せどりとしては優良ビジネスであると言えます。

粗利の意味と計算方法をご紹介

「粗利」という言葉を聞いたことはないでしょうか。粗利とは会計上で言うところの「売上総利益」の意味です。

「売上総利益」とは、売上高から売上原価を差し引いた金額のことです。

「売上原価」とは、商品を仕入れたときや製造するときにかかった費用のことを言います。

ここからはそんな売上総利益(粗利)と売上原価についてお話していきます。

売上原価とは

売上原価とは、より詳しく言うと販売した商品の仕入れまたは製造するときにかかった費用のことです。要するに売れなかった商品にかかった金額は、売上原価とは呼びません。

売上原価の求め方は、前期末から残っている在庫の金額(期首商品棚卸高)と当期中に仕入れまたは製造した商品の費用(当期商品仕入高)を足して、期末に売れ残った在庫の金額(期末商品棚卸高)を引いた金額になります。

粗利とは売上総利益のこと

売上総利益(粗利益や粗利とも言います)とは、年度中の儲けのことを指します。

損益計算書に記載されているさまざまな利益の中で、この売上総利益が一番上に書かれています。「利益の源泉」と呼ばれることもあります。

売上総利益の求め方は、その年度中に売った商品の合計金額(売上高)から、商品を仕入れる際もしくは製造する際にかかった金額(売上原価)を差し引いた額になります。

売上総利益から分かることは、商品を販売するときにかかった「付加価値」の金額です。

売上原価は商品の仕入れや製造にかかった費用のことです。その費用に売上総利益を足したのが売上になります。付加価値が低い商品だと売上原価に乗せる利益が少なくなります。

つまり売上総利益は「競争力」を示しているとも言えます。商品の付加価値と競争力は比例するからです。

例えば別々の店舗が同じ商品を同じ値段で販売した場合、より賢く仕入れて売上原価を低く抑えた方が売上総利益を高く得ることができます。

他の店に差をつける「競争力」が高いほど売上総利益の増加に繋がるということです。

粗利を増やすには

ここまでの話をまとめます。

売上原価とは、販売した商品を仕入れまたは販売するのに要した費用のことを言います。

売上原価の求め方は、前期から売れ残っている商品の金額と当期に仕入れた商品の金額を足して、期末に残っている商品の金額を引いた額です。

売上総利益は年度中の儲けのことで、付加価値を生み出すための競争力を示しています。

売上総利益は、売上高から売上原価を引いた金額のことです。

粗利を増やすには売上を伸ばすか、売上原価を減らすかの2つの方法があります。

せどりに大切なのは売り方よりも仕入れ方

せどり初心者がよく犯す過ちとして「売り方」のことばかり勉強して「仕入れ」についての知識を疎かにする、ということがあります。

どうすれば売れるのか、どうすれば高く売ることができるのかといったことばかりに注目していて、仕入れについてはほとんど知らないという人が多いです。

しかしせどりで利益を上げるには、実は売ることよりも仕入れることの方が重要なのです。

ここからはそんな「せどり仕入れ」についてお話していきます。

安く仕入れるためには工夫しよう

国内商品を問屋から仕入れている人や仕入れ代行業者から購入している人は、仕入れ値は下げることができないものとして認識していることが多いです。

しかしその考えは間違いで、仕入れ先を変えれば仕入れ値はいくらでも安くすることが可能なのです。

具体的な例を挙げると、海外から仕入れたり、原材料が安いところから調達したり、配送方法を変えてみたり、などなど工夫すべき点はいくらでもあります。

他にもその商品よりも安価な類似品で代用してみたりなど、お客さんの需要が下がらない程度でいろいろな方法にチャレンジしてみることが大切です。

せどりで効率よく儲けるためには、高く売ることよりも安く仕入れることに目を向けるようにしましょう。

海外での仕入れも視野に入れよう

より安価で商品を製造してくれることで有名な中国ですが、小ロットでの取引は応じてくれないことが多いです。

しかし交渉の仕方によっては応じてくれる場合もありますし、同じ商品でもタイに持っていけば小ロット製造を引き受けてくれるところは沢山あります。

自分の仕入れたい商品を自分の欲しい分だけ安く作ることができればそれだけ利益に繋がりますので、日本国内に留まらずさまざまな可能性を考慮してビジネスを行うことが大切です。

仕入れのさまざまな可能性

効率よく利益を生むには売り方の勉強ばかりではなく、仕入れについてさまざまな可能性を見出すことが大切です。

より賢く仕入れて利益率をどんどん上げていきましょう。

電脳せどりってどんなもの?

インターネットの普及により、一昔前までは珍しかった「電脳せどり」も一般的に行われるようになりました。

電脳せどりとはネット上でせどりを行うことで、店まで行って商品を仕入れる必要が無く、自宅に居ながら仕入れや販売を行うことができます。

近年では楽天やヤフーショッピングに出店しているメーカーも多いので、パソコンさえあればさまざまな商品を仕入れることが可能です。

電脳せどりはボタンひとつで全ての作業が終了するので、時間の削減や大量買いがしやすいなどのメリットがあります。

ここからはそんな電脳せどりについて、仕入れ方法と利益を出すためのポイントを詳しくご紹介していきます。

電脳せどりは安く仕入れることができる

電脳せどりの最大のメリットはやはり、家から出なくて済むことです。

しかしどうしてネットで買ったものをネットで売って利益が出るのでしょうか。その秘密は各店舗の性質と購買層の違いにあります。

ここからはせどりでよく利用されるショップの特徴について、代表的なお店を例に挙げてご説明します。

Amazonは商品ジャンルが幅広く、発送が速いのが特徴です。

タイムセールが頻繁に開催されているので、定価より安く商品を仕入れることができます。

タイムセールで買った商品を元の値段で販売すれば、その分利益に繋がります。

楽天市場はここでしかないオリジナルの商品や、新品の商品を多く取り扱っているショップです。

お得なセールやポイントキャンペーンなどのイベントも盛んで、それらを利用して賢く仕入れを行えば高利益を得ることが可能です。

ヤフーショッピングは個人の出品者が多く、価格変動が激しいのが特徴です。

個人で出品している商品は、定価よりも安い値段で販売していることが多いです。よって格安で商品を仕入れることができます。

ヤフオクは日本最大のオークションサイトで、出品数が他と比べて圧倒的に多いのが特徴です。

出品商品の取り扱いジャンルが幅広く、プレミア価格が付くような掘り出し物まであります。

商品の回転率が高く新しい商品がどんどん更新されていくので、リサーチを怠らなければ利益率の高い商品を安く仕入れることが可能です。

メルカリは個人を対象にしたスマホのフリマアプリで、10代~30代の若い世代に人気です。

メルカリもヤフオクと同じく、幅広いジャンルの商品が毎日出品されています。

値引き交渉が可能なので、場合によっては相場よりも安い価格で仕入れることができます。

ラクマは楽天が運営するスマホ用のフリマアプリで、主婦やサラリーマンに人気があります。

ラクマは出品者に手数料が掛からないので、メルカリよりも手数料分安い金額で出品している人が多いです。

なのでフリマで仕入れを行う際は、メルカリとラクマ両方を比べることがオススメです。

ケーズデンキのオンラインショップには「アウトレット」のコーナーが設けられています。

外箱が汚れていたり傷ついていたりしていますが、商品自体は未使用の新品が売られています。

定価以下で新品未使用の家電商品を手に入れることができるので、ぜひチェックしてみてください。

電脳せどりで新品を仕入れよう

電脳せどりはインターネットで仕入れを行うので、簡単に色々な店舗を巡ることができます。

しかしショップが多すぎて、何処で商品を探せばいいのか迷ってしまうことが多いです。

ここからは新品の商品を取り扱うオススメのショップをいくつかご紹介していきます。

ビックカメラは、コジマやソフマップの親会社である大手家電量販店です。

オンラインショップとして価格ドットコムや楽天市場、Amazonなどに出店しています。

上記でも説明しましたが、家電量販店のサイトで仕入れるポイントは「アウトレット」コーナーを狙うことです。

アウトレット商品は店頭には出せない「外装不良品」が売られています。つまり外箱に傷などの問題がある商品です。

箱に問題はあっても中身は新品未使用なので、定価よりも安い値段でメーカー品を仕入れることができます。

サイトでは実店舗の在庫状況を確認することも可能ですので、もし家の近所に店舗がある場合はそちらで仕入れるという選択肢もあります。

エディオンは中国地方で展開していた「デオデオ」、中部地方の「エイデン」、そして「ミドリ電気」などが吸収合併されてできた全国規模の家電量販店です。

エディオンもビックカメラと同じく、楽天やAmazonなどのネットショップに出店しています。

特価セールが頻繁に開催されているので、掘り出し物が見つけやすいです。

またアウトレット商品も売っているので、よくリサーチして金額差の大きい商品を仕入れましょう。

サンプル百貨店とは、その名のとおり「サンプル商品」を販売しているショップです。

取扱いはドリンクやフード系からファッション系までさまざまで、話題の商品を安く仕入れることができます。

Qoo10(キューテン)とは、食品や家電、ファッションなどの幅広いジャンルを取り扱う総合ショッピングサイトです。

「タイムセール」や「今日の特価」など、セールイベントが頻繁に行われているので商品を安く仕入れることが可能です。

お得なポイントサービス

電脳せどりの利点としてもうひとつ挙げられるのが、「ポイント」です。

ネットのショップでは購入と同時にポイントが貯まるところが多いので、このシステムをうまく利用すればさまざまなサービスを受けることができます。

ここではそんなポイントをもっとお得にしてくれるサイトをいくつかご紹介します。

ハピタスを経由して買い物をすれば、それだけでポイントを貯めることができます。

貯まったポイントは1ポイントから現金に換えることができるので、大変お得です。

LINEショッピングはLINEが運営しているショッピングサイトです。

専用のアプリをダウンロードすれば、それを経由して他のショッピングサイトで買い物をした際にダブルでポイントをゲットすることができます。

貯まったLINEポイントはLINEコインなどと交換できるほか、LINE Payを通せば現金と同様の価値で使用することもできます。

REBATES(リーベイツ)とは楽天が運営しているポイントサイトで、楽天市場以外のショップで買い物してもポイントを貯めることができます。

REBATES限定のポイントキャンペーンを利用できるなどといった特典もあります。

楽天で買い物をすると楽天ポイントが貯まります。

貯まったポイントを使用することにより、ポイント分安く商品を仕入れることができます。

ヤフーショッピングで買い物をするとPaypay残高が貯まります。

貯まったポイントは次の仕入れのときに使用すれば、お得に買い物することができます。

通常では1%還元ですが、キャンペーン時に買い物をすると還元率をアップすることも可能です。

「クレジットカードのポイント」
こちらはサイトの紹介ではないのですが、ネットショップで仕入れをする際にクレジットカードで支払えばクレジットのポイントを貯めることができます。

マイルを貯めればお得に旅行をすることも可能になりますので、仕入れるときはクレジットカードを使うようにしましょう。

利益率がどれくらいのものを仕入れればいいのか

商品を仕入れるにあたって目安とする利益率は20~30%程度と言われています。

それより低いと利益を得にくく、逆に高すぎてもさまざまな問題点が発生します。

ここからはそんな「利益率」についてお話していきます。

利益率は30%がベスト

商品を仕入れるときは利益率が高いものほど人気です。中には利益率100%なんてものも存在します。

しかしそういうおいしい商品には必ずと言っていいほど罠が存在します。例えばショップの規約に反していたり、販売が違法だったりといった具合です。

もしそういった違法性がないクリーンな商品であったとしても、極端にお得な商品は他のライバルたちも狙っていきますので手に入れることが非常に困難になります。

要するに利益率は高すぎてもあまり良いことが無いということです。

それではどれくらいの利益率のものが最も仕入れに適しているのかというと、概ね30%程度のものが利益を得る点でも仕入れやすさの点でも優れていると言われています。

このくらいの利益率の商品の方が仕入れる際にライバルが少なくて手に入れやすいので、高い利益のものを狙って仕入れ損ねるよりも結果として沢山の儲けを生むことになります。

20%は状況に応じて判断する

利益率30%が仕入れに適しているとお話しましたが、それではそれよりも低い利益率のものは仕入れるに値しないのかと言うとそうとも言い切れません。

利益率20%くらいになると、利益は出しにくいのですがその分大量に仕入れることが可能です。

例えば利幅が少なく1つにつき100円しか利益が出ないような商品であっても、需要が多くある商品であれば大量に仕入れて大量に売ることができます。結果、多くの利益を生むことが可能です。

仕入れ易さと、販売する際の需要をよくリサーチしてバランス良く仕入れを行うようにしましょう。

利益率と上手く付き合おう

ここまでのお話をまとめると次の通りです。

・目標利益率は30%
・条件が良ければ20%代も考慮する
・おいしすぎる商品は違法性が無いかよく確認する

以上のことを参考に、効率よく仕入れを行ってせどりの回転率を上げることが大切です。

仕入れ先と売値はどのようにして決めるのか

仕入れはお店を経営する上で最も重要な作業です。より良い仕入れ先を確保することが、ビジネスを成功させるポイントとなります。

それではそんなよりよい仕入れ先はどのようにして見つければいいのでしょうか。

ここからは仕入れ先の上手な見つけ方と、仕入れた商品の売値の設定方法などについて分かりやすく解説します。

仕入れ先の上手な探し方

仕入れ値を安く抑えるほど利益の増加に繋がります。そのため商売においては仕入れは命とも呼ばれています。

一般的に卸業者から仕入れることが多いですが、最近ではメーカーや製造業者から直接仕入れることもあります。

インターネットが急速に普及した現代ですが、より良い仕入れ先を見つけるにはやはり実際に自分の目で見て判断するのが一番です。

自分の足で実際に業者を訪ね回ってなるべく多くの人と会い、交渉を重ね、自分の条件に合った取引ができる仕入れ先を探しましょう。

仕入れる先は卸問屋などの仲介業者から、メーカーや生産者などから直接といった方法もあります。

メーカーや生産者から直接仕入れることができれば、仲介料がかからないのでより安く仕入れることが可能です。

しかし大手メーカーや少量購入したい場合などは、対応してもらえない場合もあります。

問屋や卸業者などの仲介業者から仕入れる場合は、会員登録が必要になります。

メーカーから直接仕入れるよりも値段が高くなってしまいますが、新規開業したお店や小規模なお店であっても大量購入することが可能です。

卸問屋では沢山の業界人が参加していますので、知識が豊富なプロの話が聞けたり、問屋の人と交流することによって貴重な情報を得ることもできます。

しかし卸問屋の中には、サンプルでは品質の良いものを提示してわざと安い値段に設定しておいて、実際は低品質のものを買わせるといった詐欺まがいのものもあります。仕入れる際は細心の注意を払いましょう。

売値の決め方とは

商品を仕入れたら売値を決めていきましょう。売値を決めるときは仕入れにかかった費用と利益を考えて、適切に設定する必要があります。

商品を売った時の値段から、商品を仕入れるときにかかった金額を引いたものを「マージン(粗利)」と言います。

さらにマージンから販売にかかる費用(人件費や水道光熱費、事務所費など)を引いた金額が利益と呼ばれます。

売値を設定するときは業種ごとのマージン率を参考にします。

マージン率とは、売値に対して粗利(諸経費と利益)がどのくらいの割合を占めているのかを指します。

一般的にこのマージン率が高いほど収益性が高くなるとされています。

例えば仕入れ値が5000円の商品でマージン率が20%の場合は、5000÷0.8=6250円が売値になります。

マージン率は業種によってさまざまですので、自分の販売する商品に合ったマージン率で計算するようにしましょう。

業種によって違うマージン率

マージン率を見るとその業界でどの業種が一番儲かっているのかが分かります。

例えば製造業であれば情報通信業、小売業だと家具や家庭用器具、サービス業だと教育関係が各業界で一番マージン率が高い業種です。

せどりは仕入れが命!

今回はせどりにとって重要な仕入れについてご紹介しました。

効率よく仕入れを行って、より多くの利益を得ましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

目次