せどり初心者が売れない時にすべきこと

初心者が無計画にせどりを始めると、余剰在庫を抱えて赤字になってしまいがちです。

この記事では、せどりで売れない理由を紹介します。売れない時の対処法なども解説しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

(失敗例 1)売れない商品を仕入れている

ここからは、せどりの失敗例を紹介していきます。

まずは、売れない商品を仕入れてしまっているケースです。

売れない商品を仕入れていれば、当然利益は上がりません。売れない商品の特徴や値下げのデメリットについて知っておいて下さい。

せどりで売れない商品の特徴

新商品はレビューや実績がないため、売れ始めるまでに時間がかかります。そのため、このような商品を仕入れても売れません。資金繰りを短期間に設定していた場合、商品が売れる前に損切りすることになります。定価より安く仕入れられても、売れるまでに時間がかかる商品は扱いが難しいので避けるのが無難です。

また、競合せどらーが多いと、売れ筋商品であってもなかなかうれません。なぜなら、値下げ合戦に勝利しなければならないからです。結局、在庫を抱えて赤字になってしまうでしょう。人気商品は資金力が潤沢なせどらーの仕入れ対象です。特売品や人気商品の仕入れには注意しましょう。

その他にも、ブランド品は偽物やコピー品が横行しているため、店舗としての信頼感がないと売れません。また、偽物を売ってしまうと犯罪行為になります。本物だと思って仕入れたとしても犯罪になってしまうことに違いはありません。初心者のうちはブランド物には手を出さないほうが良いでしょう。

売れなくても値下げはしない

初めてせどりをする人ほど値下げして商品を売ろうとしますが、これはいけません。安易に値下げをしていると赤字だけが膨らむため、せどり自体を止めたくなります。値下げせざるを得ない状況に追い込まれてしまうのは、商品ではなく「仕入れ」に問題があります。

誰もが使うような有名なお店から仕入れると、どうしても競合せどらーが多くなってしまいます。特に全国展開しているような有名どころのお店で売られている商品は、値崩れしやすいので注意しましょう。販売するタイミングがシビアになるため、初心者には向きません。

売れない商品は値下げしても売れない

売れない商品はそもそも需要がないため、値下げしてもなかなか売れません。需要の見極めに失敗していては、せどりで成功することは困難です。

在庫解消を優先させる

せどり初心者のうちは、売れない商品を仕入れてはいけません。需要が高い商品を仕入れ、余剰在庫を抱えるリスクを減らすことが大切です。仕入から売却までがスムーズに進むほど、安定したせどりができます。

売れない商品を減らす方法

せどり初心者のうちは1~2ヶ月で売れる商品を仕入れましょう。利益率が50%でも、数年に一回しか売れない商品では資金繰りに影響しますし、販売が長引いているうちに競合せどらーが値下げ合戦を始めると目も当てられません。短期間に高回転で売れる商品を探して下さい。

(失敗例 2)価格設定を間違えている

売れ筋商品を仕入れたにもかかわらず売れない場合は、価格設定が間違っている場合が多いです。

商品価格は一度設定すれば良いというものではありません。Amazonでは競合せどらーが頻繁に価格を変更してくるため、この動きについていく必要があります。

そのため、現在は自動価格設定ツール「プライスター」を利用している方が多くいます。

参考:プライスター公式ページ

FBA活用のメリット

FBAとは、Amazonに商品の梱包・発送を依頼するサービスです。あらかじめ契約しておくことで、出品者は商品をFBA倉庫に出荷するだけで業務が完了します。商品が売れたら、Amazonが梱包・発送作業をすべて代行してくれるため、コスト削減に効果的です。梱包発送作業をいちいちやるのが面倒だという方はぜひ利用しましょう。

プライスターを利用する

自動価格設定ツール「プライスター」を利用すれば、最適な価格を設定してくれます。

価格設定のペースは1時間当たり2,000個です。

商品知識がないうちは、このようなツールを利用しましょう。

どのような基準で価格を設定するか

価格設定は、同一の商品を同一の出品方法で販売している競合せどらーを基準にするのが一般的です。FBAだったら同じFBA出品者に、中古品だったら同じ中古品出品者に合わせます。

プライスターの価格設定基準は以下の通りです。

価格設定基準
・FBA出品者に合わせる
・FBA出品者の最安値
・自由設定
・商品の最安値
・新品の価格
・発送方法に関わらず価格を合わせる

正しい価格の基準

新品商品はコンディションに関係なく出品できるため、FBA最安値に合わせましょう。不当に安くすると値崩れする可能性が高くなります。Amazonポイントなどを付与すれば売れやすくなるでしょう。

中古商品の場合は、同じコンディションのせどらーに合わせます。ある程度の評価があるせどらーを真似ることで、その商品の相場観も養われるでしょう。商品が売れる頻度と値段を細かいデータとして残しておくのがオススメです。

(失敗例 3)ショッピングカートを取得できていない

Amazonで商品を売るためには、ショッピングカートの取得が欠かせません。ショッピングカートを取得できないと、売れ筋商品であっても売り切ることは困難です。

ショッピングカートの効能

ショッピングカートは、多くの購入者の目に触れるため、売り上げに直結する重要なファクターです。取得すればページの目立つ位置に出品者の商品カートを設置できるため、取得した数が多いほど利益が増大していきます。

Amazonでショッピングカートを取得するための要素は以下の通りです。

取得要素
・実績があり評価が高い
・FBAを利用している
・競合せどらーにAmazonがいない
・価格設定が適正

ショッピングカートを獲得するために

ショッピングカートを取得できていない方は、以下の点に注意しましょう。

注意点
・注文キャンセル率が高い
・評価が低い
・FBAを利用していない
・価格設定が間違っている
・小口出品を利用している
・Amazonセラーとしての実績が低い

せどりで売れない場合は時期も考える

商品には売れる時期というものが存在します。せどりがうまくいってない方は、売る時期も考慮しましょう。

2月と8月は商品が売れない

2月はクリスマス・忘年会・正月の後なため、需要が落ち込むと言われています。12月から1月の間でお金を使いすぎた結果、出費を控えるという流れです。

8月はお盆休みなどで実家に帰省する方が多く、消費が減る傾向にあります。1年のうちで最も暑い時期なため、活動量が減ることも原因のひとつでしょう。

基本的に2月と8月は、売り上げが落ちると考えた方がよいでしょう。

商品が売れる時期とは

商品が売れるのは、6月後半から7月にかけての夏のボーナス時期、12月から1月までの冬のボーナス時期です。特に12月の年末商戦は最も売れ行きが伸びます。

逆に商品が売れなくなるのは、上記の時期が終わった後です。

出品している商品によっても異なりますが、基本的に上記の時期を狙うとよいでしょう。

せどりで売れないときは

せどりで売れないときは、全く異なるアプローチで商品を販売するのがおすすめです。視野を広くもって売上を増大させて行きましょう。

Amazon以外の販路を考える

Amazonは国内最大のマーケットですが、同時に競合者も多いのが特徴です。そのため、せどりをするならAmazon以外の販路も考える必要があります。例えば、以下のような販路がおすすめです。

Amazon以外の販路
・楽天市場
・Yahooショッピング
・フリマ
・au PAY マーケット
・ヤフオク

それぞれのマーケットごとに売れる商品が違います。リスク分散先として活用しましょう。

例えば、ヤフオクはほぼ全てのカテゴリの商品を販売することができます。ヤフオクなら、Amazonでは出品できないスキルや情報などの無形商品でも販売することができます。一日数千規模で商品が入れ替わるため、他のせどらーと競合しにくいのも魅力です。

楽天市場は店舗数が多く、スーパーセールなどを活用すると格安で商品を仕入れることができます。また、楽天ポイントを貯めたいときにもオススメです。

ヤフーショッピングであればPayPayポイントが貯まるだけでなく、購入商品の補償も行なっているためトラブル時も安心です。

相乗り出品は抑える

相乗り出品は簡単に出品が行える反面、値下げ合戦に巻き込まれるリスクも内包しています。そのため、相乗り出品は出品する全商品の3割~4割程度に抑えるのがおすすめです。

まとめ

需要がない商品を仕入れていては、売れないのは当然です。また、売れる商品を仕入れても、競合や価格設定などによっては、売れないこともあります。初心者のうちはショッピングカートの取得を目指しましょう。

どうしても売れない場合は、Amazon以外の販路を確保しておくことも重要です。いろいろなことを試してみて、自分に合ったせどり方法を見つけてください。

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この記事を監修した人

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