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集客方法を考えるとき重要なポイントは?効果の高い集客方法10選

インターネットやSNSの普及により、集客方法の種類は格段に増えました。新旧の媒体が混在する中、ターゲットに届く最適の媒体を見つけることがますます重要になっています。今回は最適な集客方法を選定するために必要な知識について解説します。

それは、集客の最終的な目標、そして集客方法を決めるときに押さえておきたい重要なポイントといった内容を含みます。商品やターゲットによって異なる最適な集客方法についても、ネット広告、紙媒体と新旧織り交ぜて紹介します。

Contents

集客方法を考える前に知っておきたい基本中の基本

「集客」という言葉は間違って使われることが多いようです。単にお客様を呼ぶ、お客様に来ていただくという意味合いで使っている人がいますが、これは間違いです。

集客とはお客様を集めること、リピーターになっていただくこと、ブランディング強化と三つのステップを指します。これを実現するためには長期的戦略を策定し、これに基づいた具体的な施策を実行し、効果を見て調整を行う必要があります。すでに商品に興味関心を持つ顧客だけではなく、有効な集客活動で購入する可能性のあるポテンシャルターゲットを重視して行います。

集客方法を考えるのは客を集めるためではない

集客という言葉はお客様を集めることと同義語に使われている場合があります。例えば「来月商品展示会があるから、そろそろ集客しなきゃ」といってお得意先に招待の電話をかけるときの集客は客を集めるという意味で使われています。実際は、イベントにお客様を招待するのは集客の入り口のファーストステップに過ぎません。

セカンドステップとして、来ていただいたお客さまに繰り返し来ていただく(リピーターになっていただく)ために、商品やサービスの優位性をアピールする必要があります。サードステップはブランディングです。

お客様に来ていただき、リピーターを増やして、最終的には商品や商品を売る企業の知名度や価値を高める。この3つのステップすべてを合わせて集客と言います。集客方法を考えるときは、常にこの三つのステップを念頭におく必要があります。

集客方法は長期的な視野で考える

インターネットやSNSの発達によって情報があふれる時代です。消費者はこうしたツールを便利に使って自分の生活の質を高める商品を日々探しています。

あまりにも情報があふれているため、逆に情報に対して懐疑的になる消費者も少なからずいます。消費者は多くの情報の中から、本当に自分のニーズを満たしてくれる商品をじっくり吟味してから購入するようになっています。

集客方法を考えるときも、短絡的な発想では成功しません。良い評判は口コミなどで徐々に広がっていきます。長期的な視野をもって、現在の消費者が信頼する方法で集客を行うことが重要になります。

集客方法で重視すべきは固定客を増やすこと

「20%の要素が80%の結果(現象)を決める」、ご存知「パレードの法則」は多くの商品の売り上げにも当てはまります。多くの商品の8割の売り上げは、2割程度のリピーターによって獲得されているという見方があります。

繰り返し購入する固定客はコストをかけて販促活動を行わなくても商品を買ってもらえます。そういった意味でもたいへんありがたい存在です。

リピーターを増やすために有効な方法として最も基本的なことは、最初からリピーターになるお客様を見定めることです。商品の価格帯やサービス内容がお客様のニーズに合致するのであれば、当該顧客の利用動機を掴んでいるため、固定客になる確率は高いと予測できます。

固定客を増やすためには、お客様に自社製品やサービスを思い出してもらう必要があります。メールやメルマガ、電話などでお客様に有用な情報を定期的に発信することはとても重要です。

集客方法を考えるときのマーケティングの意義

Googleトレンドで「マーケティング」と「集客」という二つの言葉の過去十二か月における検索数を比較したデータを見てみましょう。マーケティングの検索数が大きく上回っていて、この言葉の重要度が伺えます。

マーケティングをタイトルとした経済関連の書籍も多く出回っていますし、マーケティングを専門に研究する著名な経済学者もすくなくありません。

本来、マーケティングと集客にははっきりとした相違があります。集客とは、顧客を集め、固定客にし、ブランディングを強化することです。マーケティングは商品を開発し、販売戦略を立て、広告宣伝をするということです。製品を作って、売って、管理する一連のプロセスのことです。

集客はお客様とのコミュニケーションに焦点を当てており、マーケティングは集客を生かしたトータルの販売活動を指します。

集客方法でタイミングを間違えない

ほとんどの業界では閑散期と繁忙期があります。物が売れ、お金が動く時期には、社内のどの部署も忙しくなり、販売最優先の体制がとられます。社内研修や集客活動は、閑散期に回して、繁忙期はとにかく販売に特化したいという企業が多いようです。

しかし、この発想は実は間違っています。時期的な問題は努力や集客プランでは解決されない場合が多いのです。物が売れずお金が動かない時期に集客活動を行っても大きな効果は望めません。

お金や品物が動く繁忙期にこそ積極的な集客でより多くの固定客をつかむことが大切です。このとき集めた顧客リストを閑散期に活用して追客を行うことが有効な方法です。

集客方法は全体設計図をもとに考える

集客が失敗する最大の原因は、全体最適化のためのブループリントが描けていないことにあります。すなわち、全体設計図が描けていないのです。

集客を成功させるためには、顧客ニーズに基づいた商品開発、効果的な広告、最適な価格設定といった要素が相互に関係しながら遺漏なく描かれている必要があります。多くの企業では目標設定や設計図なしで、日々の販売活動に追われながら、片手間で集客をしています。

これでは、図に示された集客のそれぞれの要素が相乗作用で有効に働くことは期待できません。具体的に問題を探ってみましょう。

集客の基本はリサーチに基づいた商品開発

「消費者の明日をリードする」「消費者が気付いていないニーズをみつける」という発想に基づいて、商品を販売する企業があります。もし、消費者ニーズをリサーチしたうえで、会社の専門性を生かして最先端の商品を提供するのであれば、時代をリードする商品と言えるでしょう。

もし、リサーチなしに、またはリサーチの結果が反映されずに、経営層や開発技術者が素晴らしい商品だから売れると見込んで制作したのであれば、単なる思い上がりになってしまいます。ビジネスというのは、お客様のニーズをみつけて、ニーズを満たす商品を提供することです。顧客ニーズのリサーチに基づいた商品開発をすることは、集客の基本になります。

ターゲットに即して有効な集客方法を採用する

10年前と現在では、有効な集客方法は大きく変化しています。以前は広告と言えば新聞雑誌広告、テレビ広告、看板、街頭チラシ配布、テレアポ、ポスティング、ダイレクトメールなどが主流でした。

現在では、インターネットとSNSの普及により、数多くの集客方法が新たに生まれています。主要なものだけでも、メルマガ、会社のHP、動画、リスティング広告、ポータルサイト、ECサイトなどがあります。

インターネットの普及により、テレビや新聞雑誌を購入しない世帯も増えています。また、環境問題や個人情報に敏感な消費者は、街頭チラシやテレアポといった集客方法に対してマイナスイメージを抱く場合もあります。

重要なのは、商品を販売するターゲットの年齢、性別に即した集客方法を採用するということです。中高年齢層をターゲットにした商品であれば、テレビ・新聞広告など従来の集客方法が有効です。しかし、若年層に売りたい商品であれば、従来の方法では効果は低く、SNSやインターネットの活用が有効です。

集客方法と結び付けた価格設定を考える

価格設定は会社の成長や利益に最大の影響を及ぼすため、最も重要なプロセスの一つと言えます。重要であるからこそ、集客の全体設計図で消費者ニーズや商品特徴、市場動向などを十分に分析した上で設定する必要があります。

価格設定で特に気をつけたい注意点は下記の2つのステップです。
一、売上率を意識した価格設定
二、価格を安定させ、顧客の信頼を失わない。

売上率は値段を上げると上がります。しかし、値段を高く設定すると全く売れなくなってしまう場合もあります。では値段を低く設定すればどうでしょう。

数はたくさん売れても利益は薄いです。値段を高く設定した場合と同じ利益を上げるためには人件費がより多くかかり、設備もより早く老朽化します。売上率を意識した価格設定とは、利益と販売数のバランスを最適化する作業です。

価格を安定させることは、消費者の信頼を得るためには必須です。今日1万円で買ったものが翌日5千円になっていたらどうでしょう。半分の価値の物を買わされたと不満を言う人も出てきます。

逆に、昨日5千円で買って満足したから、今日もまた購入したいとお店に行ったら1万円に値上がりしていたらどうでしょう?せっかく良い商品と巡り会えたのに、継続して利用できないと、やはり不満が出ます。価格調整が必要な場合は消費者の不満や反感を喚起しないように、計画的かつ戦略的に行う必要があります。

最初のステップで売上率を意識した価格設定を行えば、価格が安定するためお客様の信頼を得ることができます。これこそが、有効な集客方法と考えられるのです。

集客方法を考えるとき、顧客の必要な情報発信は必須

会社のホームページやブログ・Facebook、動画などを使って自社製品の㏚や会社の紹介を行う企業は多いでしょう。自分の会社の製品には自信があるから、素晴らしい商品を詳しく紹介することイコール情報発信と思い込んでいます。しかし、これは消費者からみると情報発信ではありません。

消費者がわざわざ時間を割いて見たいと思う情報は、消費者が今一番気になるニュースです。若い男性はスポーツ、若い女性はおしゃれ、中高年であれば美味しいものや旅行など年齢によって知りたい情報は異なります。

会社や会社の製品と消費者が知りたい情報を自然に一体化できる娯楽や旅行といったジャンルもあります。そうでない会社でもイベントやキャンペーン、CSR活動を通して消費者が知りたい情報を発信していくことは可能です。情報発信は集客方法としてたいへん有効であり、有効な情報発信は集客の全体設計図の中から生まれます。

集客方法を決める前に知っておくべき5つのポイント

集客を短絡的、表層的に捉えると効果的で長期的な方法は生まれません。有効な集客方法を考えるには、5つのポイントを熟知し、これに基づいて決める必要があります。5つのポイントは下記のとおりです。

1.思い込みは危険
2.マーケティングは大事
3.ブランディング効果を考える
4.価格設定は最重要事項
5.OODA(ウーダ)ループを回す

この5つの発想がないと集客は成功しません。一つ一つ詳しく解説していきます。

集客方法を考えるとき思い込みは禁物

集客方法を考える時に思い込みで決めると失敗のもとです。宣伝広告を例にとって考えてみましょう。

10年間継続して人気のサッカーチームのスポンサーとして大金をつぎ込んできた。大きな宣伝効果も獲得したから今後も継続していこう、という発想は正しいでしょうか?ここにはサッカーは人気があって宣伝効果が見込めるという思い込みがあります。

昨年はラグビーがたいへん盛り上がりました。事前のリサーチでラグビーに焦点を定めて広告を打った企業は低い予算で大きな宣伝効果を獲得しました。流行は必ず変わります。今流行っているものこそ、来年は時代遅れになると覚悟する必要があります。

また、テレビや新聞広告は時代遅れ、SNSこそ有効な集客ツールという思い込みも危険です。商品によっては若年層より中高年齢層をターゲットに宣伝広告を行う必要があります。

都市部では中高年齢層でもスマホやSNSを日常的に使用している人は一定数います。しかし、地方では状況が全く異なります。場所や年齢層によっては、まだまだファックスやラジオの広告が高い効果をもたらす場合もあるのです。

従来の物は良い、従来の物ではだめ、どちらも思い込みです。思い込みではなく、客観的で有効な調査やデータに基づいて集客方法を選定することが重要です。

集客方法はマーケティングを基本に考える

集客方法はマーケティング結果に基づいて構築していくのが基本です。企業を人の体に例えるならば、マーケティングは体内を流れる大動脈と考えてください。心臓、脳、手足は一つ一つどれもみな重要な器官ですが、バラバラでは存在できません。各器官が機能するために必要な血液を、動脈が隅々まで送り届けるからこそ、生命は維持されています。

集客方法を考える時、集客だけ単独で考えることはできません。集客は、マーケティングに即して考えることが重要です。

マーケティングとは、商品を売る対象となるターゲットを選定し、ターゲットのニーズを調査することに主眼をおきます。そしてニーズに即した商品を開発し、ターゲットに届く宣伝を行い、ターゲットが買いたくなる価格を設定するといった一連の作業をすべて含めてマーケティング活動と言います。成功する集客活動の土台になるのが、的確なマーケティング活動です。

集客方法はブランディング強化が狙えるものを考える

「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。」

経営の神様として知られるドラッガーの名言です。この名言の真意は「マーケティングが目指すものは、お客様を理解して、お客様に合わせた製品とサービスを提供し、集客や販促活動を行わなくても商品が自然と売れるしくみを作ることだ」ということになります。

集客はお客様を集めて、固定客を増やし、ブランディングを高めることを目標に行うものです。固定客を増やし、ブランディング力を高めるということは、突き詰めて考えると黙っていても買ってくれるお客様が増えていくということです。

マーケティングも集客もコストがかかります。毎年毎回多くの時間や人材を投資してマーケティングプランが練られ、それに基づいて集客方法が立案されます。これをただ永遠に繰り返すのではあまりにも進歩がありません。

最良のマーケティングプランにより最適な集客方法を編み出して、マーケティングや集客の不要な状況を生み出すことが究極の理想的状態です。実現すれば、限りある会社の原資は、商品開発や顧客サービスにより多く回すことが可能になりなります

価格設定の最適化こそ最良の集客方法

価格を適正に設定し、その価格の安定を図ること、価格調整を戦略的に行い顧客の信頼を失わないことは、最良の集客方法です。価格設定の方法として、代表的なものに下記の3つがあります。

1.コストを積み上げて計算する価格設定
2.需要の多さによって決める価格設定
3.競合他社の商品価格よりも安く設定する

この三つの価格設定に段階価格、名声価格といった方式を組み合わせて行うのが一般的です。段階価格とは、「松、竹、梅」と三つのグレードで真ん中を選ばせる戦略です。名声価格とは、高級ブランド製品のように、持つことによって消費者が名声を獲得できることを意識した価格設定です。

こうした従来からの価格設定に加えて、最近ではダイナミックプライシングを採用する企業も出てきました。ダイナミックプライシングとはビックデータを活用した価格設定です。

AIが需要・供給バランス、季節や曜日や時間帯、天気や会場といった、販売状況を決定する様々な要素をAIで分析して価格を決定する最新の技術です。Amazonなど自社でビッグデータを保持するいくつかの企業ではすでに採用している価格設定方式です。いずれの価格設定を採用するにしても、必ず集客に繋がることを意識して、お客様の信頼を勝ち取ることが重要です。

集客方法を実行する時はOODA(ウーダ)ループを回す

PDCAサイクルについて聞いたことがある人は多いでしょう。会社で業務を行う際に、「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Action(改善)」という手順に沿って進めると、業務の改善が図られるという考え方です。

しかし、インターネットやAI技術の台頭で、PDCAサイクルを回す時間的余裕がなくなっています。状況が急速に変化する現代において、多くの企業ではPDCAサイクルに代わってOODA(ウーダ)ループで業務を回す発想に転換しています。

OODA(ウーダ)ループは米軍の航空戦術家ジョン・ボイド氏の発案による業務遂行サイクルです。未知数な要因に囲まれて業務を遂行していく現代社会だからこそ米軍の戦術が生きるのでしょう。

OODAのOは観察(Objective)もう一つのOは状況判断(Orient)、 Dは意思決定(Decide)、 Aは実行(Act)の意味になります。

OODA(ウーダ)ループは、私たちが何かを決める時に普通に使っている意思決定方法です。例えば旅行の行き先を決めるとき、旅行ガイドや知り合いの感想などを聞いて、どこがいいか思案(観察)します。

だいたいの目的地を定めたら、その場所に対しての情報をたくさん集めます。そして、費用やどの程度楽しめるかを吟味します(状況判断)。情報や分析に基づいて最終的に目的地を決めて(意思決定)、実際に旅行(実行)を楽しむといった具体です。

日常の意思決定では失敗も多く、失敗したら次は気をつけようで済んでしまいます。ビジネスや集客では失敗は許されません。お金だけでなく会社の名声を失ってしまう可能性もあるからです。

失敗しないために重要になるのはOの状況判断(Orient)を的確に行うことです。このためには、新しく有用な情報を広くスピーディーに収集することがとても重要になります。

効果の高い集客方法10選

集客方法1 動画広告

動画広告市場は急速に需要が拡大しています。その背景にはインターネットの普及、スマホ利用人口の拡大がといった状況があります。

また、4G、5Gが普及し動画を視聴する環境が向上しているといったことが挙げられます。ネット利用に際してスマホなどのモバイル端末は9割を占めると言われています。

ここ10年の間に新聞雑誌書籍の時代からインターネットの時代へ急速に移行しました。今後はテキストだけのウェブサイトから動画への移行が加速度的に進み、動画広告市場はしばらくの間拡大を続けることが予想されます。

集客方法2 リスティング広告

リスティング広告とは、インターネットの検索エンジンに自分が探したい事に関連する言葉を入力したときに、表示される広告です。検索連動型広告ともよばれ、広告がクリックされたときにはじめて費用が発生されます。

例えば、夏休みの旅行先を考えている消費者がGoogleの検索エンジンに「タイ旅行」と入力して検索をかけたとします。このとき、HISという旅行会社のタイ旅行・観光・ツアーに関するページのタイトルが一位表示されます。これをクイックしたときに広告費用が発生します。

従来の新聞雑誌広告や看板などと違い、ニーズのある消費者が検索しているため、反応率や成約率の高い広告媒体です。しかも、ページをクイックして初めて非常が発生するため費用対効果も高いと考えられます。

集客方法3 SNS広告

SNS広告とは、ソーシャルメディアに表示される広告です。主にTwitter、Facebook、Instagramなどに掲載する広告を指します。SNSは、テレビや新聞・雑誌といった一方的な情報発信ではなく、双方向につながり、コミュニケーションが可能なツールです。

そして、SNS広告はリスティング広告とは違った効果が狙えます。リスティング広告は消費者がアクセスして初めて表示できる「待ち」の姿勢の広告です。

SNS広告は、ユーザーの登録している年齢、性別、居住地、趣味、学歴といった情報に合わせて広告を発信することができます。ターゲットを絞った発信型の広告なので、高い反応率が期待できます。

集客方法4 オウンドメディア

オウンドメディア( owned media )は、会社で作成した広報誌、ホームページやブログ、ツイッターアカウント、ウェブマガジンなど、会社が消費者に向けて発信する媒体を指します。

SNSの普及により、オウンドメディアは注目を集めるようになりました。2011年ごろから、FacebookやTwitterが普及しSNS広告が流行し始めました。

その後、SNS広告だけではビジネスの成果が表れにくいことに気が付き、会社のウェブサイトを情報発信の場に工夫するようになりました。同時にSEO対策が重視され、こうした背景のもとオウンドメディアが成長しました。

オウンドメディアを有効に活用すれば、企業の「願い」をコンテンツとして発信することが可能になります。ここからターゲットを見込み客に、顧客に、固定客にと変えていくことが可能になります。オウンドメディアは、集客の最終ゴールである固定客の増加とブランディング強化を目指すための有効な方法と言えるのです。

集客方法5 メルマガ

メルマガはインターネットを使った集客方法としては、比較的古くからある媒体です。SNS広告や動画広告と比べると時代遅れで地味といった印象を持つ人も多いでしょう。確かに以前は5%あったと言われる反応率も現在では1%ほどと言われ、数字だけ見ると効果は1/5に下がっています。

それでも敢えてここでメルマガをあげるのは、SNSや動画よりも優れた点があるからです。SNSや動画は個人的な交流の場、娯楽の場と捉える消費者が多く、アクセスの動機がビジネス最優先ではないという欠点があります。

メルマガはビジネスのツールとして始まり普及しています。メルマガを読む人の多くは発信者や関連商品に強い興味を抱いています。

商品に対する購買意欲がある、または発信者にビジネスとしての価値を見出している人が読んでいます。このことから反応率は下がっても成約率は高い媒体と考えられます。

集客方法6 無料セミナー

セミナーを開催し、お集まりいただいたお客様に商品やサービスに関係する情報を提供するという集客方法があります。無料セミナー開催は成約率が10%前後に達することもある高効率な集客方法です。

しかし、成功するには前提条件があります。一般的に多くの企業や消費者が必要とする情報を提供できる業種であるということです。法律事務所が開催する法規関連のセミナー、IT会社が開催するIT関連スキル、人材派遣会社が開く就職・雇用関連情報であれば多くの人が関心を持ち話を聞きたがります。

セミナーそのものよりも、セミナー開催前後のお客様とのやりとりがより重要になります。セミナーは通常2時間程度なので、会場までの往復時間を合わせると半日潰れてしまいます。日頃からお客様と交流を持ち、良好な関係性を築いてこそ、時間をかけてセミナーに参加していただけます。

もしくは、セミナーを定期的に開催し、多くのお客様にとってタイムリーに重要な情報を提供し続けることで、セミナーの評判や価値を上げて参加率を上げるという方法もあります。セミナー終了後には、そのまま会場で個別面談を受け付け、お客様のニーズを深堀します。時間の無いお客様には会場で実施したアンケートに基づいて、メールや電話で相談を受け付ける方法もあります。

集客方法7 展示会

展示会も成約率の高い集客方法の一つです。コストのかかる集客方法なので、展示会に招待するお客様は基本的に関連業種の固定客や新規ユーザーに絞ります。会場で人気商品や最新商品の展示・実演を行い商品の優位性を直接的にアピールします。

または、会場で講演会を実施して、お客様の購買意欲を高めます。業種や会社によっては展示会を開催するとき展示会契約価格を設定し、会社が売り出したい機種や商品を安く販売するといった工夫をします。また、ご購入いただいた顧客には旅行や食事券をプレゼンとして、参加顧客が交通費と時間をかけても十分に元を取れたというお得感を満載にします。

展示会は会場、設備、人員と高額の費用がかかるイベントです。商品を宣伝する場としてのみ捉えると高い費用対効果は望めません。しかし、実際に商品を販売する場、お客様と相互に交流する場、顧客満足度を高める場と捉えると、費用対効果が高い集客方法と考えられます。

集客方法8 ダイレクトメール

ダイレクトメール( Direct Mail)は普通DMと略して呼ばれます。固定客やターゲットなど、情報を届けたい顧客に直接アプローチできるので、反応率の高い集客方法です。会社の担当者やターゲットに新商品のカタログやサービスを紹介することができます。但し、郵送代金がかかるため、インターネットでカバーできない範囲に郵送するといった工夫が必要です。

ダイレクトメールは如何にもDMという封筒で郵送した場合、今すぐ必要でない消費者は封筒を切らずに捨ててしまう可能性があります。そこで、消費者にお得な情報とセットでお届けするといった工夫が必要です。封筒を開けた時のメリットが一目で分かるように記載しておくとよいでしょう。

このような工夫をした場合の反応率は約2-3%と言われ、比較的効果の高い集客方法と言えます。

集客方法9 テレアポ

テレアポは任務を遂行するテレフォンアポインターにある程度のスキルと適正が求められます。電話をしても続けざまに断られたり、邪見な対応を受けたり、話をしたい担当者に電話を回してもらうことすら拒まれたりします。適正としてはかなり打たれ強く忍耐強い人でないと効果は望めません。

また、ニーズの無い顧客や会社に電話をして、セールストークを進めても、話を聞いてもらえず電話を切られてしまいます。電話をするのは販売ターゲットに絞り込みましょう。

ターゲット顧客に対しても、いきなり商品の宣伝をすると、相手は引いてしまいます。現在使っている商品について問題や悩みを聞き、期待や希望を知り、最適なソリューションを提案するというスタンスで話をするのが有効的です。

このようにスキルや手間の必要なテレアポの反応率と成約率は比較的高いと考えられています。1対1の濃密な接触を通して顧客の信頼を勝ち取り、この人から商品を買いたいと思っていただくことが成功の秘訣です。

集客方法10 新聞雑誌広告

新聞・雑誌といった紙媒体の購読率は年々下がっています。広告掲載費用も比較的高いので、ネット広告に変えたほうがいいのでは?と考えている会社も多いです。しかし、まずは、ターゲットの絞り込みをする必要があります。

中高年齢層、そして高所得者層では新聞を継続して購読している人がまだまだ多くいます。ネットと違って購読率の高い安定した新聞や雑誌に広告を掲載すれば、費用に見合った高い効果が望めるのです。

インターネットやスマホの普及により広告の多様性は広がりを増すばかりです。しかし、中高年齢層ではネットもスマホもやらないという人が一定数含まれます。シニア世代に確実に届く媒体としては、新聞・雑誌広告が有効と考えられます。

まとめ

現在は従来からの集客方法と、ネットやSNSによる新しい形態の集客方法が混在している状況です。集客方法は、マーケティング調査に基づいて、集客の全体設計図を念頭に置き、決定する必要があります。商品やターゲットによっては、従来の紙媒体を利用したほうが、高い反応率が望める場合もあります。

また、同じネット広告でも、利用者のニーズを考えると、今後はますます動画広告が拡大していくことが予想されます。集客方法を決めるときは、商品、ターゲット、利用者ニーズの動向などあらゆる要素を考えて、慎重に決定する必要があります。