Tシャツ販売で儲かる為の注意点10選

「デザインTシャツ販売の副業は儲かるの?」

「オリジナルでデザインしたTシャツを販売し、副業として稼ぎたい」

「Tシャツ販売で注意するポイントを教えてほしい」

この記事をご覧のあなたは、上記のような悩みをお持ちではありませんか。そこで今回は、オリジナルのTシャツを販売で儲かる方法と注意点について詳しく紹介していきます。

以下は紹介するおもな内容です。

・Tシャツ販売の特徴
・オリジナルTシャツの主な販売方法
・Tシャツ販売で儲かる為に注意したいポイント

記事内ではTシャツ作成にかかる費用も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

Tシャツ販売の特徴とは?

Tシャツ販売の特徴は以下の3つが挙げられます。

  1. ドロップシッピングで在庫リスクを抑えられる
  2. Tシャツ販売サービスを使える
  3. 少ない枚数でも利益を出せる

1つずつ確認していきましょう。

ドロップシッピングで在庫リスクを抑えられる

ドロップシッピングとは、購入者への商品の発送を卸サイトが直接行う販売形態です。

詳細は後述しますが、ドロップシッピングを利用すれば在庫リスクや管理コストを抑えられます。

Tシャツ販売サービスを使える

最近ではTシャツの販売ができるサービスもあります。

そういったサービスを利用すれば、そこの集客力を借りることが可能です。さらに、販売経路も自分で用意する必要はありません。

これらを個人で用意するのは相当な労力が必要でしょう。Tシャツの販売サービスを使えば雑多な業務に追われることなく、デザインや販売に専念できます。

少ない枚数でも利益を出せる

Tシャツ販売は少ない枚数でも利益を出せます。

Tシャツ作成サービスは1枚から発注可能です。発注枚数が少なければ1枚あたりの価格は上がりますが、赤字になってしまうほどではありません。

個人ショップを開設し、作ったTシャツが人気になれば、大きな利益を出せる可能性もあります。

発注枚数が多いほど1枚あたりの値段を下げられ、利益率を上げたり価格を下げたりできるので、受注販売なども検討しましょう。

Tシャツデザインは副業として稼げるのか

大きく稼ぐためには他との差別化やSNSなどを利用したマーケティングが必要になりますが、個人でもTシャツデザインの販売で稼ぐことは可能です。

たとえデザインができなくても、写真をTシャツにプリントしたり、簡単な操作でデザインが作成できるサービスもあります。これらを利用することで、たとえデザインが苦手な人でも、Tシャツのデザインや販売する副業で稼ぐことが可能です。

オリジナルTシャツ作成にかかる費用はいくら?

「オリジナルTシャツを販売して儲けたい」という方のために、どれくらいの費用が必要なのかをまとめました。自分で機材を用意する場合と、業者に依頼する場合で詳しく解説していきます。

機材などの初期投資には140万円ほど必要になる

オリジナルTシャツを一から作成する場合に必要な初期費用は「140万円」ほどになります。最低限必要になってくる機材と価格を画像を交えて見ていきましょう。

まずTシャツのプリントに必要なのが「シルクスクリーン印刷機」です。

価格:203,000円(税抜)

次に必要になるのが、スクリーン印刷に必要になる「スキージー」というアイテムです。ここでは「10cm」と「25cm」のスキージーを購入したとします。

価格:4,600円(税抜)

印刷機を使うには「フレーム」と「スクリーン(版)」が必要になります。ここでは外寸45×55cmのアルミフレーム4個と、70メッシュ&120メッシュのスクリーンを1つずつ購入したとします。

価格:28,200円(税抜)

乳剤を均一に塗るために「バケット」というアイテムが必要になります。

価格:4,800円(税抜)

シルクスクリーン印刷をするためには「乳剤」が必要です。

価格:3,800円(税抜)

乳剤を落とすための「剥離剤」も必要です。ここでは、ガロンで購入したとします。

価格:9,800円(税抜)

Tシャツのプリントに欠かせないインク。ここでは、「ホワイト・ブラック・レッド・ロイヤルブルー・イエロー」の合計5色を購入したとします。

価格:17,400円(税抜)

スクリーンからTシャツにデザインを印刷するには「露光機」という機器が必要です。

価格:480,000円~980,000円(新品の場合)

インク乾燥や熱処理を行うためには「ドライヤー」という機器が必要になります。

価格:638,000円(税抜)

さらに、デザインを作成するためには「パソコン」と「デザインソフト」が必要になります。PCはデザインソフトをストレスなく起動させられるものを購入してください。ピンからキリまでありますが、約50,000円から購入できます。

また、IllustratorやPhotoshopなどのソフトは、2つで60,000円ほどします。割引されているものやアカデミック版を購入すると、もう少し費用を抑えられます。

最後に「プリンター」が必要になります。安価なものでもいいので、インクジェットプリンターを用意しましょう。安いものだと5,000円ほどで購入できます。

ここまで紹介してきた設備の合計金額は「1,389,600円」です。初期投資だけでもこれだけ掛かるので、Tシャツの仕入れなどを加えると140万円を超えてしまいます。

あまり資金のない方には全ての設備を揃えることは難しいでしょう。なので、初心者の方は次に解説する「業者に依頼する」という方法がおすすめです。

Tシャツ作成を業者に依頼する場合の費用

Tシャツ作成を業者に依頼する場合の費用は、「依頼する枚数」や「版代」、「プリント代」などに大きく左右されます。

オリジナルTシャツを受注している業者のほとんどが「シルク印刷」を採用しています。シルク印刷であれば「版(スクリーン)」が必要になり、都度費用がかかります。

大抵の場合は、単色で3,000円〜7,000円、2色になると6,000円〜14,000円の版代が必要になります。この版代は発注する枚数に関係なく、業者が設定した金額を請求されます。

つまり、オリジナルTシャツ1枚の作成を依頼した場合と、100枚を依頼した場合でも同じ版代が必要になるのです。また、デザインの印刷には「プリント代」が必要になります。

そして、版代とプリント代は「1枚あたりの単価」にも深く関係してきます。同じデザインでTシャツ1枚をプリントした場合と、100枚印刷した場合を比べていきます。

条件は版代が5,000円で、プリント代は9枚までは一律3,000円でそれ以降は1枚あたり500円とします。

【1枚だけプリントした場合】

版代:5,000円
プリント代:3,000円
合計金額:8,000円

1枚あたりの単価は「8,000円」となります。

【100枚プリントした場合】

版代:5,000円
プリント代:50,000円
合計金額:55,000円

1枚あたりの単価は「55,000円÷100枚=550円」となります。

発注する枚数が少なければ、1枚あたりの単価が高くなってしまうのです。たくさんの数を発注すれば、1枚あたりの単価を安く抑えることができます。

デザインを簡単な操作で作成できる「ラクスル」

業界最安級を謳っている「ラクスル」では、Tシャツのデザインを簡単に操作できるので、初めての人でもすぐにデザインが出来ます。

Tシャツの素材や大きさ、細かい仕様での違いで金額は変わってきますが、納期を長くするなどの工夫で料金の割引がありおすすめです。

初期費用を抑えたいのであれば「Tシャツくん」がおすすめ

初期費用を抑えたいのであれば「Tシャツくん」を利用するのもありです。それほど多くの枚数が必要なく、できるだけお金をかけたくない人におすすめです。

Tシャツくんは簡単にプリントができるとはいえ、シルクスクリーン印刷なので本格的なTシャツを作ることができます。版代も1万円以下で済みますので、業者に依頼するよりも安価に仕上げることが可能です。

しかし、Tシャツくんにはいくつかデメリットがあります。

・上手に印刷するには慣れが必要
・印刷後には乾燥などの作業が必須

手軽に利用できることがTシャツくんの最大のメリットですが、上手に印刷するためには慣れが必要です。初めのうちはプリントがうまくいかず、失敗してしまうでしょう。

印刷に失敗してしまえばTシャツ代を無駄にすることにつながります。また、印刷後には「乾燥」や「アイロン」などの細々とした作業を自分でやる必要があります。

出来上がったTシャツを乾燥させるためには、ある程度のスペースが必要です。1枚だけならまだしも、10枚、20枚となれば自宅のみで乾燥させることは難しいでしょう。

そして乾燥が終わればアイロンがけをする必要があります。アイロンがけにも技術が必要ですので、プロが行ったような仕上がりは期待できません。

低資金で手軽に利用できるTシャツくんですが、技術や手間が必要になってしまいます。趣味やプレゼント用に活用するのは良いですが、ビジネスとしてTシャツ販売を行うためには不向きであると言わざるを得ません。

オリジナルTシャツの主な販売方法4選!メリット・デメリットも解説

オリジナルTシャツの主な販売方法には以下の4つがあります。

  1. 即売会で販売する
  2. セレクトショップなどに販売を委託する
  3. ネットショップを開設する
  4. 販売サイトで販売する

それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

1. 即売会で販売する

オリジナルTシャツの即売会は全国で行われています。規模により売上は変わるので、大きく売り上げたいなら都市部の即売会に参加するといいでしょう。

メリットデメリット
・商品が売れていくのを直接見られる
・お客さんと交流しながら販売できる
・大規模な即売会なら大きな集客が見込める
・抽選なので参加できないこともある
・ブースの利用料がかかる
・売れ残りがあると気持ちが折れやすい
・作者の知名度が売上に大きく影響する

2. セレクトショップなどに販売を委託する

セレクトショップなどの実店舗に販売を委託する方法もあります。店頭に並べれば知名度に左右されず販売できます。

メリットデメリット
・店舗スタッフが接客や販売をしてくれる
・有名店で販売できたら売上を増やせる。
・管理や梱包もお店に任せられる
・他の商品を買いにきた人にも買ってもらえる可能性がある
・委託料がかかる(固定や売上の三割など)
・お店の規模に売上が左右される
・店頭に並べっぱなしなので服が傷む
・盗難されるリスクがある

3. ネットショップを開設する

最近はネットショップ作成サービスが充実していて、自分のネットショップを開設しやすくなっています。

メリットデメリット
・自分のペースで販売できる
・手数料や委託料がない分利益率が高い
・自分の努力で集客力を上げられる
・カスタマイズがしやすい
・サイトや商品の管理コストがかかる
・在庫リスクが高い
・集客力が低いと全く売れない
・仕入や管理、顧客対応などは自分でやらなければならない

4. ECサイトで販売する

ECサイトで販売すれば、比較的手軽にオリジナルTシャツを売れます。有名なECサイトで販売するのもいいですが、オリジナルTシャツ専門の販売サイトで販売するのもいいでしょう。

メリットデメリット
・自分のペースで販売できる
・手数料や委託料がない分利益率が高い
・自分の努力で集客力を上げられる
・カスタマイズがしやすい
・サイトや商品の管理コストがかかる
・在庫リスクが高い
・集客力が低いと全く売れない
・仕入や管理、顧客対応などは自分でやらなければならない

オリジナルTシャツの販売で注意したいポイント10選

オリジナルTシャツの販売で注意したいポイントは10点あります。Tシャツを作るだけなら業者に依頼するだけで済みますが、販売するとなればさまざまな壁が立ちはだかります。

作ったものをそのまま出品すれば、売れるよの段落から解説していくポイントを必ず覚えておきましょう。

ポイント1.Tシャツ1枚あたりの原価を抑える

1つ目のポイントは「Tシャツ1枚あたりの原価を抑える」ことです。オリジナルTシャツを売ってお金を稼ぐのであれば、できるだけ原価を抑える努力をしましょう。

Tシャツ販売の利益率は、一般的に20%〜30%と言われています。原価を抑えることができると、自分に入ってくる利益額が増えていきます。

原価を抑える方法としてポピュラーなのは、一度に大量のTシャツを作ることです。数百着という大ロットで発注することで、1枚あたりの原価を安くすることができます。

ただ、大量に発注して売れなければ本末転倒です。そのため、赤字のリスクを減らすために「販売予約」をして、販売数を確保することをおすすめします。

ポイント2.Tシャツのサイズバリエーション

2つ目のポイントは「Tシャツのサイズバリエーション」です。Tシャツには「S、M、L、XL」など複数のサイズがあります。さらに、メンズサイズやレディースサイズ、キッズサイズなどもあります。

このように、様々なサイズバリエーションの中から、自分が取り扱うべきサイズを絞らなければいけません。もちろん全てのサイズを取り扱うことはできませんので、ターゲットに合わせて適切に選ぶ必要があります。

ターゲットを明確にすることで、どのサイズが売れやすいかを判断することができます。しかし、その年のトレンドによっては、ユーザーが思いもよらない行動をとることもあるのです。

過去には、大きめのサイズが人気だったのに、その翌年にはピッタリサイズが大きく流行したというケースもあります。ターゲットやトレンドなどから、適切なサイズバリエーションを選択してください。

ポイント3.Tシャツのカラーは売上に深く関わっている

3つ目のポイントは「Tシャツのカラーは売上に深く関わっている」ことです。Tシャツを販売する際は、どのようなカラーバリエーションを用意するかで売上が変わります。

また、業者に作成を依頼する際にも関わってくるポイントです。たくさんの色を使って派手なカラーリングを施せば、作成するための費用が高くなってしまうでしょう。

反対に少ない色でTシャツのカラーリングを施せば、作成するための費用を抑えることもできます。では、原価を低くできる少ない色でTシャツを作成すればいいのかというと、実はそうでもありません。

たくさんの色を使えば売れるというわけでも、少ない色でTシャツを作れば売れるというわけでもないのです。どのようなカラーが売れやすいかは、実際に売ってみなければ分からないこともあります。

カラーの選択を間違ってしまえば、Tシャツが全く売れないということも考えられるのです。「この色は絶対に売れる」と予想することは難しいので、ターゲットのデータを集めてしっかり分析する必要があるでしょう。

ポイント4.シルエットのデザインに気をつける

4つ目のポイントは「シルエットのデザインに気をつける」ことです。ターゲットに合わせて、Tシャルのシルエットを変更してください。デザインは良いけれど、シルエットが悪いせいで全く売れないということも考えられます。

一般的に、服屋で売られているTシャツは年を追うごとに少しずつシルエットが変わっています。同じシルエットのTシャツを販売し続けるのはなるべく避けてください。その年で多く流通しているTシャツを参考にして、シルエットを考慮しましょう。

ポイント5.Tシャツ素材の品質

5つ目のポイントは「Tシャツ素材の品質」です。使用するTシャツはメーカーごとに品質が違います。原産国によって生地の素材や質感も様々です。

例えば、アメリカ産のTシャツであれば厚手の生地が使われることが多いため、綿生地でもゴワゴワとしたTシャツになってることが多いです。また、中国産のTシャツであれば、生地が薄くて柔らかすぎるTシャツに仕上がることもあります。

原価を抑えるために安いTシャツを使ってしまえば、1回着ただけで襟や袖口がヨレてしまうケースもあります。粗悪品を販売してしまえば、売上が下がってしまうだけではなく、ユーザーからの信頼性も低くなってしまうでしょう。

そのため、なるべくTシャツの品質を実際に確かめるよう意識してください。なるべくじかに手に取ってみたり、着てみたりして「着心地」を調べるようにしましょう。

ポイント6.男性は高品質かマイナーな商品を好む傾向にある

6つ目のポイントは「男性は高品質かマイナーな商品を好む傾向にある」ことです。できるだけ長く着れる高品質なものを好む男性が多い傾向にあります。

価格が高かったとしても、素材の質やデザインがよければ購入する人もいます。また、少しマイナーなTシャツであっても購入する男性も一定数の割合で存在します。

もちろん有名ブランドの商品を選ぶ人もいますが、あえてマイナーなブランドや無名だけど高品質なTシャツを購入する男性もいることを覚えておいてください。

マイナー商品にも需要があるということは、たとえ無名の素人が作ったTシャツでも、需要に当てはまっていれば購入してもらえるチャンスがあるということです。

ただ、マイナー商品だけを販売していても売上を増やしていくことはできません。様々なデザインのTシャツを作成しつつ、戦略の一環として行うのが良いでしょう。

ポイント7.女性物はシルエットも気をつける

7つ目のポイントは「女性物はシルエットも気をつける」ことです。メンズTシャツは、変わった形などはあまりありませんが、レディースTシャツはその時の流行や体型などで形が変わってきます。

プリントのデザインもですが、レディースの場合そういった点でも注意が必要です。

ポイント8.ネット販売は若い世代をターゲットにする

8つ目のポイントは「ネット販売は若い世代をターゲットにする」ことです。インターネットの利用者層は、圧倒的に若い世代のほうが多いです。SNSやブログなどで商品を知り、ネット上で購入することがほとんどです。

反対に年齢層が高い世代は、雑誌やチラシなどで商品を初めて知ることが多いです。このように、世代別に「顧客の入り口」をしっかりと考えなければいけません。商品をどこで知り、どこで購入するのかをあらかじめリサーチしておきましょう。

ポイント9.ショップランキング上位を目指す

9つ目のポイントは「ショップランキング上位を目指す」ことです。既存のネットショップに出品する場合は、ほとんどの場合でショップのランキングがあります。

ランキングで上位に入ることができれば、より多くの人に存在を知ってもらうことができます。アクセス数も増えるため、通常よりも利益を上げることができるでしょう。

もしECサイトやECモールに出店するのであれば、ぜひランキング上位を目指してみてください。

ポイント10.Tシャツの保管方法に気をつける

10個目のポイントは「Tシャツの保管方法に気をつける」ことです。在庫として管理しているTシャツは、日光や電灯に照らされると色あせてしまいます。

また、保管場所の臭いが染み付いたり、Tシャツに折り目がついたりなどの問題も起こります。気付かずに販売してしまうと、後からクレームになる可能性もあるでしょう。

そのため、在庫を保管する際には「保管方法」に気をつけてください。できれば、在庫を抱えることなく売り切ってしまいたいところです。しかし、そう簡単に在庫がなくなるほど売れるわけではありません。

もし在庫を抱えることが嫌なのであれば、次の章で紹介する「ドロップシッピング」を活用することをおすすめします。

【在庫リスクなし】ドロップシッピングのおすすめサイト3選と旧Merch by Amazonの利益額

ドロップシッピングを活用することで、在庫リスクを限りなく抑えられます。ちなみに、ドロップシッピング(Drop Shipping)は日本語で「直送」という意味です

なぜ在庫リスクを抑えられるかというと、サービス側で在庫管理を担当してくれて、注文が入った後にメーカーや卸業者が自動で発送をしてくれるからです。現在では、ほとんどのサービスが「問い合わせ」や「クレーム対応」などの雑務も担当してくれます。

自分で在庫を持つ必要がなく、梱包や発送などの作業も必要ありません。Tシャツのデザインを提示すれば、あとは自動的に販売してくれるというシステムです

また、Tシャツの販売価格は自由に設定できます。ドロップシッピングを利用するためには手数料が必要です。しかし、すでに集客力がある媒体を使うことと、自動的に商品を販売できるシステムが使えるため、手数料は大きなデメリットにはなりにくいです。

次の段落から、ドロップシッピングのおすすめサイトを3つと、Amazonが提供する「Merch on Demand(マーチオンデマンド)」(旧Merch by Amazon)をご紹介していきます。

おすすめサイト1.Hoimi(ホイミ)

Hoimi(ホイミ)は、Tシャツ専門のドロップシッピングサイトです。販売するためには「デザイナー登録」をする必要があります。審査が用意されていて、合格するとデザイナーとしてTシャツを販売できるようになります。

デザイナーにはFランク〜Sランクの「デザイナーズランク」が用意されていて、ランクが上がるごとに得られる報酬の割合も増えていく仕組みです。

Hoimiで購入した商品の送料は、沖縄や離島以外であれば一律599円、沖縄や離島であれば4,000円かかります。ポストイン配達であれば、全国一律350円となっています。

6,000円以上を購入した人は、送料が無料になります(沖縄および一部離島地域は30,000円以上送料無料)。詳しくはHoimiの公式ページをご覧ください。

また、2024年4月現在、一時閉店しています。

参考:Hoimi(ホイミ)

おすすめサイト2.ClubT(クラブティー)

ClubT(クラブティー)は、自分でデザインしたTシャツを販売できるサイトです。使われているTシャツは5.6ozのヘビーウェイトなもので、安っぽさを感じることはありません。Tシャツ以外にも「スマホケース」や「バッグ」などを販売できます。

デザインの提示には「JPG画像」や「GIF画像」でも対応しているため、IllustratorやPhotoshopなどが使えない人でも簡単にTシャツ作成を依頼することができます。

配送方法はメール便と宅配便があり、メール便だと全国一律220円、宅配便だと全国一律550円です。さらに3枚以上になると宅配便を選択した場合は送料無料となります。また、納期は「通常であれば6日」と早いのが特徴的です。

参考:ClubT(クラブティー)

おすすめサイト3.T-SHIRTS TRINITY(Tシャツトリニティー)

T-SHIRTS TRINITY(Tシャツトリニティー)はTシャツ専門のショッピングモールです。デザイナー登録をすれば、自分で作ったTシャツを販売することができます。

出店費用や運営費用は全て無料なので、低資金でもオリジナルTシャツの販売を始めることができます。発送や在庫管理も全て行ってくれるので、デザインや商品の登録をすればあとは自動的にTシャツを販売してくれます。

ちなみに、T-SHIRTS TRINITYでは白やグレーなどの服が売れやすい傾向にあります。また、デザインは大きなワンポイントにすると購入されやすいです。

シンプルなカラーを採用しつつ、インパクトが強いデザインになっています。このような普段使いをしやすいデザインであれば、購入率も高くなることでしょう。

参考:T-SHIRTS TRINITY(Tシャツトリニティー)

Amazon Merch on Demand(旧Merch by Amazon)の利益額は?

Amazonでは「Merch  on Demand(マーチオンデマンド)」(旧Merch by Amazon)というオンデマンドのプリントサービスがあります。このMerch  on Demand(旧Merch by Amazon)サービスは、自分の作品をアップロードして商品説明を追加するだけで、商品への印刷から発送までAmazonが代行してくれるサービスです。

Merch  on Demand(旧Merch by Amazon)のデザインの制作者は、販売したすべての商品でロイヤリティ(受け取れる利益)を得ることができます。ロイヤリティは販売した商品価格からAmazonの諸経費(材料費、製造費、フルフィルメント費など)を引いた額で、それが受け取れる利益額になります。

以下に販売した商品価格ごとのロイヤリティを紹介するので参考にしてください。

Amazonで「Metch  on Demand(マーチオンデマンド)」(旧Merch by Amazon)を利用するにはAmazonのアカウントが必要です。

Merch  on Demand(旧Merch by Amazon)の利用に必要なアカウントは日本のアカウントではなくアメリカのAmazonアカウントになりますのでご注意ください。


参考:Amazon公式ページ

Tシャツトリニティでよく売れる方法を解説

Tシャツトリニティは画像をアップロードするだけで簡単に90種類以上のオリジナルグッズを作成することができるサイトです。登録には費用がかからないので、リスクなく始めることができます。

費用をかけずにオリジナルTシャツを販売できるTシャツトリニティですが、集客力はあまり強くありません。そのため売上を伸ばすためには、ツイッターやインスタグラムなどのSNSで、自分の作った商品を発信する必要があります。さらに検索で引っ掛かりやすくするために、デザインの登録する際には積極的にタグを設定するなどの工夫を行いましょう。

新着に取り上げられる1週間がポイント

Tシャツトリニティのトップページでは「おすすめアイテム・新着アイテム・売れ筋アイテム」などが表示されています。すでにファンが付いている制作者さんは別ですが、これからTシャツ販売をする人は基本的に新着から見てもらえることが多いです。

およそ1週間ほど新着部分にランダムで掲載され、そのあとは検索やタグで見つけてもらうしかありません。新着に多く掲載されるためには定期的に新しいデザインをアップする必要があります。

もし販売するTシャツのデザインが複数あるなら、同時に登録するのではなく、1週間に1個ずつ登録しましょう。複数のデザインを1個ずつ登録することで、新着に掲載される期間が長くなるのでおすすめです。

どんなデザインのTシャツが売れるのか

Tシャツトリニティのサイトで表示されている売れ筋商品を確認すると、綺麗なデザインよりもネタ系のおもしろいデザインのTシャツの方が売れていることがわかります。

このことからTシャツトリニティで売れるTシャツを作るなら、綺麗なデザインよりも、ネタ系のおもしろいデザインのTシャツを積極的に作成するのがおすすめです。もしクリエイティブなデザインのTシャツを販売したい場合には、Tシャツトリニティよりも「SUZURI(スズリ)」での販売がおすすめです。

SUZURIではTシャツトリニティよりもデザイン性にこだわった商品が多く、購入者もそのようなTシャツを求めている人が多いです。デザイン性にこだわったTシャツを販売するなら、SUZURIでの販売も検討してみてください。

Tシャツのデザイン販売アプリで副業におすすめサービス3選

ここからは、オリジナルTシャツを販売できるおすすめサービス3選を紹介していきます。先ほどのドロップシッピングとは違い、自分のネットショップを開設する形になります。そのため、一部のサービスでは「在庫管理」をする必要性があります。

おすすめサービス1.UTme!(ユーティーミー)

UTme!(ユーティーミー)はユニクロが運営しているサービスです。パソコンやスマホから簡単にTシャツをデザインできます。UTme!マーケットに登録すると、デザインしたTシャツを販売することが可能です。

出品した作品が売れると、1枚あたり300円〜2,000円の利益を得ることができます。Tシャツ以外にもパーカーやスウェットなどを販売することができます。

また、発送や顧客対応はユニクロで行ってくれるので、集客の面で苦労することは少ないでしょう。簡単にデザインを作成できるのがメリットですが、フォントやレイアウトの種類が少ないのがデメリットになります。

参考:UTme!(ユーティーミー)

おすすめサービス2.BASE(ベイス)

BASE(ベイス)簡単にネットショップを作成できるサービスです。自分で作成したオリジナルTシャツを出品して、販売することができます。

ネットショップを開設するための初期費用や月額費用は一切必要ありません。そのため、資金が少ない人もで気軽にネットショップを開設することが可能です。

BASEは自分で在庫管理をしつつ販売することもできますが、在庫を持たずに販売することもできます。デザインデータがあれば簡単にTシャツを作成でき、購入されるとサイト側で生産から販売管理までを行ってもらうことも可能です。

ただ、BASEを利用して商品を販売した場合は、決済手数料とサービス利用料を支払う必要があります。決済手数料は「合計金額の3.6%+40円」で、サービス利用料は「合計金額の3%」となっています。

参考:BASE(ベイス)

おすすめサービス3.Up-T(アップティー)

Up-T(アップティー)は、オリジナルTシャツをプリント代込みで「1枚1,000円」から作成できるサービスです。作成した商品は「販売マーケット」で販売できます。

簡単にデザインができるツールが用意されているため、Tシャツ作成の初心者でも思い通りに作成することが可能です。また、プロのデザイナーが無料でデザインしてくれるサービスもあるため、クオリティの高い商品を作ることもできます。

Tシャツ以外にも、パーカーやスウェット、長袖Tシャツなどを作成できます。他には、スマホケースやマグカップなどの小物も作成可能です。

Up-TはBASEと連携して販売できることも特徴のひとつです。Up-Tから購入者への直送にも対応しているため、在庫を持たなくてもTシャツを販売することができます。

参考:Up-T(アップT)

UTme!は本当に儲かるの?売るための方法は?

UTme!とはオリジナルTシャツを制作販売できる、ユニクロが提供しているサービスです。スマホで簡単に作成できることと、ユニークな機能としてスマホを振るとデザインが変わるシステムがあります。

Tシャツデザインが初心者でも、気軽にオリジナルのデザインTシャツを販売できるのが魅力のサービスです。

ここからはUTme!で売るための具体的な方法を解説していきます。

おすすめページに掲載されやすいデザイン

おすすめページに掲載されれば、多くの人に見てもらえるため購入される確率が高くなります。おすすめページに掲載されるための詳しい条件は公開されていませんが、傾向としては写真よりもイラストの方が多く掲載されています。

ただしイラストのデザインがおすすめに掲載されやすいとわかっても、そもそも他のオリジナルTシャツの販売サービスとくらべると、全体的にクオリティの高いデザインが多いです。この中で自分の商品をおすすめページに選んでもらうには、自分の商品もクオリティの高いイラストにする努力が必要になります。

スマホの簡単操作で作成販売できますが、クオリティにこだわるならスマホよりもタブレットなどを使って細やかなデザインするのがおすすめです。

出品時のカテゴリ設定はしっかり行う

商品を出品する際には、カテゴリの設定をしっかりしておくことが重要です。これはおすすめのカテゴリに掲載してもらうためです。

実際にはカテゴリを設定しなくても出品することはできます。ですが、少しでもお客様に見てもらえる機会を増やすためにも、おすすめカテゴリに掲載されるようカテゴリ設定はしっかりやっておきましょう。

SNSで自分の商品を紹介する

これはUTme!に限った話ではありませんが、個人が作成した商品を買ってもらうには、少しでも多くの人に知ってもらう必要があります。SNSでの発信はお金をかけずにできる宣伝です。

本当に商品を売りたいと思うなら、販売するプラットフォームの集客だけに頼るのではなく、自分自身も積極的に発信をして商品を知ってもらう努力が必要です。ただし商品を作ってからSNSを始めて集客するのはかなり大変です。

そのため普段から自分のデザインに興味を持ってくれそうなフォロワーさんと交流して、少しずつでもSNSアカウントを育てておきましょう。

まとめ

今回は「オリジナルのデザインTシャツ販売の副業で稼ぐ方法」について解説していきました。オリジナルTシャツを作るためには、まとまった費用が必要です。また、作って出品すれば簡単に売れるものでもありません。

Tシャツ販売でお金を稼いでいくためには、根気強くコツコツと作業を続けていきましょう。ぜひこの記事を参考に、デザインTシャツ販売の副業に取り組んでみてください。

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この記事を監修した人

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