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無料でもCVR向上が可能!サイト内検索ツールの選び方、使い方

運営しているサイト内のコンテンツが増えると、「サイト内に検索機能をつけたい」と考える人が多いはずです。

とはいえ、機能追加は大変そうだし、コストがかかるのも……と、躊躇してしまうケースもあるでしょう。

この記事では、サイト内検索の仕組みに関する基礎知識から、おすすめのサービスまでを紹介していきます。

サイト内検索ツールを選ぶときの3ポイント

まず初めに「サイト内検索とは何か」を確認しておきましょう。

サイト内検索とは、ひと言でいうと、「ユーザーが求めているコンテンツやページをキーワードから検索するためのシステム」です。

例えばショッピングサイトなら、サイト内検索機能があることで、ユーザーは多くの商品のなかから探しているものを見つけやすくなります。

導入するメリットは次の2つになります。

・ページ、商品等を検索しやすくなり、CVRアップにつながる

ショッピングサイトは実店舗と異なり、お客様が自ら商品を探さなくてはいけません。サイト内検索を導入すると目的の商品にたどり着きやすくなり、結果としてCVRアップにつながります。

・検索キーワードからユーザーニーズを収集できる

お客様が「どんなキーワードで検索したか」の履歴はサイト改善に役立ちます。

「この情報が欲しい」という意欲があるからこそ、お客様は自分から検索します。サイト内検索に使われるキーワードは「ユーザーニーズの高さ」ともとらえられるのです。

無料ツールや、キーワードサジェスト機能がついているツールなど、いろんなツールがありますが、自社サイトにあったサイト内検索サービスを選択するのが重要です。

そのポイントを次項からまとめていきます。

サーバーへの負担を検討材料に

サイト内検索の機能を追加すると、サーバーには負担がかかります。

例えば、10万点を超えるような商品を登録しているショッピングサイトの場合、サーバーへの負担はかなり大きなものになります。

サーバーへ負担がかかると、ページの表示速度が低下してしまいます。

検索できることは便利なものの、時間がかかってイライラするとお客様の離脱率が高まり、SEO順位が低下し、最悪の場合、CVRにも悪影響を及ぼしかねません。

サーバーへの負担が少なく、表示速度に影響のないツールを選ぶのが鉄則です。

CVR向上につなげられる4つの機能

サイト内検索を導入する場合、お客様が入力ミスを最小限に抑えられるよう考えることで、CVRの向上につなげることができます。

そのために知っておきたい機能が、「ドリルダウン」「ファセットカウント」「キーワードサジェスト」「表記ゆれ」などです。ツールを選ぶ際は、こうした機能が用意されているかもチェックしてください。

それぞれ簡単に補足しておきます。

ドリルダウン

商品などを絞り込む機能が「ドリルダウン」です。

ファッションのショッピングサイトの場合、性別・カテゴリー・ブランド・素材・色・性別・価格などが絞り込む項目となり、探している商品を見つけやすくし、ストレスなくたどり着けるようになります。

ファセットカウント

あるカテゴリーで絞り込んだ結果、表示される件数を表示する機能が「ファセットカウント」です。絞り込む前に表示件数を把握できるため、無駄なアクションや検索結果ゼロが減り、サイト内の回遊意欲を高められます。

キーワードサジェスト

検索窓にキーワードを打ち込んだ際、検索候補を自動的に表示させる機能が「キーワードサジェスト」です。入力の手間や打ち間違いを減らし、イライラさせず、スムーズに目的のページまでたどり着けるようになります。

表記ゆれ

同音・同意味の語句について異なる文字表記が付されるのが「表記ゆれ」です。この対策をしていないと検索結果が0件の可能性があり、お客様が離脱する要因となります。

レコメンド機能でお客様の離脱を防ぐ

ショッピングサイトを閲覧していると、サイトからおすすめの商品を提案されることがあります。

そのような機能を「レコメンド機能」と呼び、検索結果にそってCVRの高い売れ筋商品を提案することで、売上げを伸ばす狙いがあります。

また、検索した商品がなく検索結果が0件だったとき、代替商品を提案する機能もあります。

探しているものが見つからないとお客様に離脱される可能性が高まりますが、レコメンド機能があればそのような事態を防ぐことも可能なのです。

無料の「サイト内検索ツール」は主に3つ

サイト内検索を導入するには2つの方法があります。

一般的なのは外部サービスを使って導入する方法です。無料のものから有料のものまで、さまざまなサイト内検索のサービスが用意されています。

もう1つは自分で設置する方法です。ただ、自分でソースコードをカスタマイズし、HTMLやPHP等を使用しながらの作業なので、初心者には外部サービスの利用がおすすめです。

外部のサービスを使うメリットは、設置の簡単さやサポートの手厚さ、導入実績、機能性の高さなどです。大手ショッピングサイトも利用しており安心感があります。

導入後の運用、効果改善のサポートなどアフターケアもあり安心です。選択肢も豊富で、サービスごとに特徴があるため目的にあったものを探せます。

ビジネスユース、ショッピングサイトで利用する場合は外部サービスを選んだほうがよいでしょう。

無料で始めるサイト内検索ツール

個人や企業が自社サイトでサイト内検索ツールを無料導入する場合は、3つのタイプから選ぶことになります。

  1. Googleカスタム検索エンジン
  2. Yahoo! JAPANの検索窓
  3. EC・MT・WordPressの基本機能の検索

無料サイト内検索ツールの機能比較

それでは、Google、Yahoo!、EC・MT・WordPressの「サイト内検索ツール」の機能を表で比較してみましょう。

 Googleカスタム検索エンジンYahoo! JAPANの検索窓EC・MT・WordPressの基本機能の検索
検索エンジンGoogleGoogleプラットフォームの検索ロジック
デザインカスタマイズ可能可能なし
iframe組み込み可能可能なし
ドメイン指定可能(制限なし)可能(5つまで)なし
画像検索可能可能なし
類語検索可能なしなし
広告の表示ありなしなし
スマートフォン対応対応未対応対応
リコメンド機能なしなしなし
自サイトのサーバー負担なしなしあり
ログ分析可能可能可能
備考広告が表示されるのがネックスマートフォンへの対応がネック検索精度の低さ、自サイトのサーバーへの負担がネック

全体的に見ると「Googleカスタム検索エンジン」が優れていると感じるかと思いますが、広告の表示があるのが大きな問題です。Google広告が出るということは、競合サイトの広告が自社サイトに表示されることにもなります。

それを踏まえると、無料で「サイト内検索」を導入するには、「Yahoo! JAPANの検索窓」か「EC・MT・WordPressの基本機能のサイト内検索」の二択、というのが現実的でしょう。

公式サイトが導入する場合は「Yahoo! JAPANの検索窓」を選ぶのが無難かもしれません。

Yahoo!のサイト内検索「Yahoo!検索カスタムサーチ」が2019年3月31日で終了しており、その代わりに利用されるケースが多いのが「Yahoo! JAPANの検索窓」です。

サイト内での検索結果の表示はできなくなりますが、サイト内の検索結果をYahoo!上で表示させることは可能です。

Yahoo! JAPANの検索窓の設置

もちろん、サイト内検索サービスには有料のサービスもあります。

そうしたサービスの利用も考えられますが、国内のASPサービスを利用すると、初期費用が数十万円、さらに月額費用数万円となり、中小零細企業や個人にはハードルが高いでしょう。

そこで注目したいのが、無料でできる「Yahoo! JAPANの検索窓」の設置です。

ウェブサイト全体を検索対象にする

HTMLソースをコピーして、サイトに貼り付けるだけで設置できるのが「Yahoo! JAPANの検索窓」で、ウェブ検索用とサイト内検索用、それぞれ「標準サイズ」「サイドバーサイズ」の2つのサイズから選べます。

ウェブ検索用は、ウェブ上の全サイトを対象に検索できるタイプの検索窓で、表示するブラウザーによって検索ボタンのスタイルは異なります。

検索窓の作り方は以下の通りです。

1.「Yahoo! JAPANの検索窓」公式ページの「 Yahoo! JAPANの検索窓をサイトやブログに」にあるHTMLソースをコピーしてサイトやブログに貼り付けます。

<!-- Begin Yahoo Search Form -->
~~ 省略 ~~
<input type="hidden" name="ei" value="▲▲▲">
~~ 省略 ~~
<!-- End Yahoo! Search Form -->

2.貼り付けたHTMLソース内の文字コードの指定に関する記述(▲▲▲の部分)を、サイトやブログで使用している文字コードに合わせて変更します。

Unicode(UTF-8)の場合→utf-8
Shift_JISの場合→Shift_JIS
EUCの場合→euc-jp

サイト内に絞った検索を行う

ウェブサイト全体の検索に加え、特定のサイトに絞ったサイト内検索も可能になります。

この場合、検索ボタンの標準を「ウェブ全体を検索」にするのか、または「このサイト内を検索」にするのかを選択できます。

商品点数が多いショッピングサイトなら、「このサイト内を検索」を標準にしたほうがいいでしょう。検索ボタンのスタイルは、表示するブラウザーによって異なります。

また、こちらも「標準サイズ」「サイドバーサイズ」の2つのサイズから選べます。

検索窓の作り方は以下の通りです。

1.「Yahoo! JAPANの検索窓」公式ページの「 Yahoo! JAPANの検索窓をサイトやブログ」にあるHTMLソースをコピーしてサイトやブログに貼り付けます

<!-- Begin Yahoo Search Form -->
~~ 省略 ~~
<input type="hidden" name="ei" value="▲▲▲">
~~ 省略 ~~
<input name="vs" type="radio" value="●●●">
~~ 省略 ~~
<!-- End Yahoo! Search Form -->

2.貼り付けたHTMLソース内の文字コードの指定に関する記述(▲▲▲の部分)を、サイトやブログで使用している文字コードに合わせて変更します。

Unicode(UTF-8)の場合→utf-8
Shift_JISの場合→Shift_JIS
EUCの場合→euc-jp

3.貼り付けたHTMLソース内の検索する対象についての記述(●●●の部分)を特定のサイトのドメイン、またはURLに置き換えることで、そのサイト内の検索が可能になります。

必要に応じてカスタマイズも可能

このように、「Yahoo! JAPANの検索窓」の設置は想像以上に簡単にできます。

ただ、デフォルトでは機能もデザインも必要最小限のもので、「ショップデザインに合わない」と不満を抱く人もいるでしょう。

この検索窓をカスタマイズすることも可能ですが、変更によって不具合が生じても自己責任となるため、まずはデフォルト状態から始めてみてください。

Googleカスタム検索で作成した検索エンジンはカスタマイズできる?

Googleカスタム検索」は、ホームページに掲載されている情報に絞って検索を行えるサービスで、企業はもちろん官公庁も利用しています。

検索対象のウェブサイトを広げたり、検索ボックスのデザインを自社ホームページに合わせたりなどのカスタマイズも可能です。

また、検索設定やデザインの変更だけでなく、広告の配信設定にも対応しています。

管理ページから「検索エンジンの編集」を選択して、カスタマイズする手順を紹介していきます。

※Googleカスタム検索を利用するには、Googleアカウントの登録が必要です。

競合のホームページが表示されないように設定

設定を変更する場合、Google アカウントでログインして「検索エンジンの編集」にあるサイドバーから「設定」を選択するだけで、基本的な検索設定のカスタマイズが可能になります。

検索エンジン名、検索エンジンのキーワードなどはもちろん、画像検索や音声検索などの特殊な検索にも対応したい場合、こちらから設定していきます。

検索結果から除外したいウェブサイトを選択するには、まず、「除外するサイト」欄の「追加」をクリックします。

すると、このような画面が表示されるので、空欄に除外したいサイトのURLを入力し、「アドレスにこの URLを含むすべてのページを追加」または「このページ、または入力した URL パターンのみを追加」を選択したら「保存」をクリックします。これで、競合のホームページを表示しない設定は完了です。

自社サイトだけでなくウェブ全体を検索対象にすると、そこには競合のホームページが表示される可能もあります。それを防ぐためにも、検索結果に表示したくないウェブサイトは事前に追加しておくとよいでしょう。

ホームページに合わせてデザインを調整

サイドバーから、「設定」の下にある「デザイン」を選択すると、検索ボックスや検索結果のデザインを変更できるようになります。

変更できるのは以下のような点になっています。

  • 検索結果の表示レイアウト
  • 検索結果のデザインテーマ
  • 検索ボックスの枠線の色
  • 検索ボタンの枠線・背景の色
  • サムネイル表示のレイアウト
  • 検索結果に表示されるウェブサイトの文字色

変更する場合、あまりいじりすぎるのではなく、自社ホームページのイメージと統一感のあるデザインになるよう調節した方がよいでしょう。

広告の表示設定も忘れずに行う

メニューの「検索機能」を選択すると、広告の配信に関わる検索結果の表示設定が可能になります。

「Googleカスタム検索」では、Google AdWordsによるリスティング広告が検索結果に表示されますが、競合のホームページが表示される場合があるので、ここは要注意です。

一方、広告配信サービス「Google AdSense」と連動すると、検索結果に表示される広告から収入を得ることも可能です。

個人ブログなどなら、この広告機能を利用して、ちょっとした収入を得られるかもしれません。

こうした設定変更を行うと新しいコードが発行されます。自社ホームページに挿入するなら、古いコードではなく、変更が反映された最新コードを利用するようにしてください。

その他のおすすめのサイト内検索ツール

ここまで紹介してきた以外にも、サイト内検索ツールは多くあります。

無料のものがあれば、導入実績の豊富な有料のものまで様々です。この項目では、それぞれのツールの特徴を紹介していきます。

MARS FINDER

MARS FINDER」は、No.1の導入実績を誇るサイト内検索エンジンで、導入が簡単、運用にも手間がかからないところが人気の秘密です。

ドリルダウン機能、サジェスト機能などの必須機能はもちろん、必要な情報を探せる「解る」機能、さらにカテゴリ分け機能など、さまざまな機能を備えています。

HTMLやPDFファイル以外にもWord、Excel、PowerPointなど検索範囲が多岐にわたるところも特徴で、スマートフォンの音声検索、また多言語検索にも対応しているのです。

無料ではありませんが、少しコストはかかっても、実績のあるたくさんの機能を使いたいならおすすめできるツールです。

ZETA SEARCH

安定性があり、データの高速処理ができるインフラ力が特徴の「ZETA SEARCH」は、大手ECサイト導入実績No.1のサイト内検索エンジンです。

ドリルダウンをはじめとする基本機能に加え、絞り込み機能や並び替え機能など、必要な機能はひと通り揃っています。

ECサイトをはじめさまざまな業態への導入実績、そこで培った経験と知見を生かし、幅広いユーザーニーズに対応し、最適な提案ができるところが強みだといえます。

2つの体制(機械学習と実運用)によって作業を効率化し、運用の負荷を減らしながら、冗長化構成による安定性を持つところも評価されています。

ECサイトを運営しているなら、おすすめできるサイト内検索エンジンです。

sui-sei

sui-sei」は、ECサイトに特化した検索エンジンとして導入実績があります。特徴は、セールなどでアクセスが集中し、サイトに高い負荷がかかる状況でもページ閲覧が安定した速度で行えるところです。

キーワード検索をしたときに、サジェストされたキーワードに関連した商品画像、情報をわかりやすく表示たり、商品画像を組み合わせ、コーディネートを提案することも可能です。

イベントとして、セールなどを頻繁に行うECサイトを運営するなら、利用価値の高いサイト内検索エンジンといえます。

自サイトに最適なサービスはどれかを総合的に判断しよう

ここまで紹介してきたように、サイト内検索サービスには、有料から無料まで様々な選択肢があります。

「Googleカスタム検索」など無料でも高機能なサービスがある一方で、有料のサービスには多機能、充実したサポート体制など、それぞれの強みが明確になっており、ユーザーのニーズに深く適合する場合が多いといえます。

機能はもちろん重要ですが、そこだけにとらわれず、サイトに最適なものを総合的に判断する必要があります。

使いやすさというユーザーベネフィットを提供しながら、顧客満足を高めてCVRの向上につなげられるサイト内検索サービスを見つけてください。