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トップページに必要なコンテンツとは?意味と役割、ルールを解説!

ウェブサイトを立ち上げる時、多くの人が悩むのが「トップページをどうするか」です。

「きれいなデザインのページが良い」と考える人もいれば、「情報量を重視したい」という人もいます。いろいろな意見があるため、どうしたら良いか悩んでしまう人も少なくないはずです。

そこで今回は、トップページが果たすべき意味や役割を整理するとともに、トップページに配置すべきコンテンツのルールをまとめました。こちらの記事を読めば、トップページに何を設置したら良いのかという疑問に対する何らかのヒントが見つかることでしょう。

Contents

トップページが果たすべき3つの役割とは?

トップページは、例えてみればウェブサイトの玄関にあたります。トップページの印象の良し悪しが、そのウェブサイト全体の印象を決めてしまうため、疎かにはできません。

そこでまずは、トップページの役割について見ていくことにしましょう。大きく分けて3つの役割があります。

「読み進めるべき有益なサイトであること」を一発で理解してもらう!

1つ目の役割は、「読み進めるべき有益なサイトだ」という点をしっかりアピールすることです。

サイトを訪問したユーザーは、見た目のイメージでそのウェブサイトを判断すると言われています。わかりにくかったり、魅力が伝わりにくいサイトであれば、すぐに他のページに移動してしまいます。

そのため、「サイトを訪問した瞬間に、魅力を一発でわかってもらう」必要があります。魅力がわかれば「中のページも読み進めてみよう」という気持ちにもなってもらえます。「読み進めるべきコンテンツがある」ことを、しっかりとわかってもらうことが大切です。

「必要な情報がどこにあるか」を一発で理解してもらう!

2つ目の役割は、「必要な情報がどこにあるか」をわかりやすく提示することです。

トップページを訪れたユーザーは、まず最初に全体のイメージを見ます。どこに何があるかがわからないサイトであれば、これまたすぐに離脱してしまいます。

しかし、トップページの情報が整理されたサイトであれば、中のページにもアクセスしてみようという気になるものです。そのためにも、ユーザーが必要とする情報がどこにあるかをクリアに提示する必要があります。

「まず最初に知ってほしい情報」を一発で理解してもらう!

3つ目の役割は、「まず最初に知ってほしい情報を目立たせる」ことです。より具体的に言えば、割引やプレゼント等のキャンペーン、あるいは会員登録や資料請求といった存在に気づいてもらうことです。

ユーザーは、自分が求める情報や、お得な情報があるとわかれば、そのままウェブサイトに滞在し続けます。しかし、メリットが感じられない場合は、即座に退散してしまいます。

トップページを有効に使うことによって、いかに有益なウェブサイトであるかをしっかりと伝えるようにしましょう。

トップページは重要、しかし中面のページにも大きな役割が!

ここまでトップページの3つの役割を見てきましたが、気をつけるべきことが1つあります。それは「トップページのことばかり考えすぎない」ことです。

今日のウェブサイト利用状況を概観すると、何らかのサイトにアクセスする場合、「トップページからアクセスする」という人もいれば、「中にある記事ページからアクセスする」という人もいます。背景には「検索エンジンの高機能化」があります。統計によれば、トップページからアクセスするのは全体の20%前後に過ぎないとのデータもあります。

たしかに、ここまで見てきたように、トップページには重要な役割があります。しかし、トップページのことばかり考えるのではなく、中にあるコンテンツにも目配りを怠らないことが大切です。

トップページとホームページは同じ?それとも違う?

ところで、トップページと似た言葉に「ホームページ」があります。これは同じ意味なのでしょうか。それとも異なるのでしょうか。

なお、日本以外では「トップページ」という言葉は使われていません。もし海外の人たちとウェブ関連の仕事をするのであれば、両者の違いをわきまえている必要があります。

そこで、この点について5つの観点から解説しようと思います。

「ホームページ」と「トップページ」の意味は?

まずは、「ホームページ」と「トップページ」、それぞれの言葉の意味を調べてみましょう。

ホームページは、もともと「ブラウザを起動した時に最初に表示されるページ」を意味する言葉でした。しかし最近では、ウェブサイトの表紙にあたるページを指したり、ウェブサイトそのものを意味したりするようにもなりました。

それに対して「トップページ」は、ウェブサイトの入口に当たるページのことをいいます。しかし「トップページ」という用語は日本に特有の和製英語だとされています。海外ではほとんど使われることがありません。

英語圏では、どう表現されている?

「ウェブサイトの表紙にあたるページ」を表現したい場合、海外では「ホーム」あるいは「ホームページ」を用います。また、「ウェブサイトそのもの」を指す場合は「ホームページ」ではなく、「ウェブサイト」と呼ぶのが通例です。

この違いは海外のサイトを見ればわかります。日本のウェブサイトの場合、「表紙に戻るボタン」が「TOP」と記載されている場合があります。しかし、海外のウェブサイトの場合、多くは「Home」と表記されています。ぜひいくつかのサイトでチェックしてみてください。

日本では、どう表現されている?

日本では「ホームページ」というと、ウェブサイト全体を指す場合がほとんどです。そのため表紙にあたるページだけを指す場合は「トップページ」と呼ぶようになりました。これは「日本ならでは」と言える現象です。

そのため、表紙にあたるページを指す場合、日本で「ホームページ」と言うと相手に伝わりません。ウェブサイト全体を指すものとして理解されてしまうからです。日本では「トップページ」と言う必要があるので気をつけましょう。

日本と海外での表現の違い

整理すると、日本では、

・ウェブサイト全体のことを指す場合 → ホームページ
・ウェブサイトの表紙ページを指す場合 → トップページ

となります。

一方で、海外においては、

・ウェブサイト全体のことを指す場合 → ウェブサイト
・ウェブサイトの表紙ページを指す場合 → ホーム あるいは ホームページ

となることがほとんどです。

どちらの表現を使うべき?

ここまで「日本と海外における用例の違い」を解説しました。

「どちらの表現を使うべきか」という話になりますが、それは「誰とのコミュニケーションを目的としているか」によると言えるでしょう。

日本人とのコミュニケーションが目的の場合は日本の用語実態に即し、英語圏の人とのコミュニケーションが目的の場合は英語圏の用語実態に即して使うのがオススメです。

トップページに配置すべきコンテンツのルール12選!

トップページにはどんなコンテンツを配置すべきなのでしょうか。気をつけるべき12のルールを解説します。これらのルールを意識すれば、きっと理想的なトップページのイメージが見えてくるはずです

【ルール1】ファーストビューを意識する

まず1つ目のルールは「ファーストビューを意識する」です。

トップページで大事なことは、いかに魅力的で有益な情報があるかを瞬時にしてユーザーにわかってもらうことです。

そこで、意識すべきなのが「ファーストビュー」です。ファーストビューとは、ウェブサイトを訪れた際に真っ先に目に入る部分のことを言います。トップページに掲載されていても、下にスクロールをしなければ表示されない情報は、真っ先に目に入る情報ではありません。

そのため、まずはファーストビューのエリアでいかにサイトの魅力を伝えるかが肝心なのです。そこでは「わかりやすいか、また、魅力が瞬時に伝わるか」が重要です。

【ルール2】写真の解像度に気をつける

2つ目のルールは、「写真の解像度に気をつける」です。

解像度が高ければ、美しくてきめ細かい写真を載せることができます。しかし、その反面、データ容量が重くなるので表示されるまでに時間がかかります。表示されるまでに時間がかかってしまうと、せっかく魅力的な写真を用意してもユーザーに見てもらえなくなってしまいます。

おすすめの解像度は「72dpi」です。解像度が荒いと粗悪なイメージになってしまいますが、72dpi程度であれば、PCでもスマホでも問題ない画像レベルになります。

写真の表示速度が遅いと検索エンジンからマイナスの影響を受けかねません(結果、SEO上不利になる)。美しい写真でユーザーを惹き付けるのも大切ですが、スピードも忘れてはいけません。バランスを意識するようにしましょう。

【ルール3】文章は簡潔に

3つ目のルールは「文章は簡潔に」です。

人が新たにウェブサイトを訪問する時、多くの人はパッと見のイメージでそのサイトの価値を判断すると言われています。まず雰囲気を感じて、「有益そうだな」と感じた時点から、ようやく文字を読み始めるのです。

そのため、トップページに載せる文字は、できるだけ簡潔にすることをおすすめします。「瞬時にわかってもらう」ことが目的だからです。

まずは簡潔に伝え、より詳しい情報は中面のページで詳述するようにしましょう。トップページで魅力がきちんと伝われば、ユーザーはきっと中のページまで閲覧したくなるはずです。

【ルール4】ユーザーの悩みの解決を意識する

4つ目のルールは「ユーザーの悩みの解決を意識する」です。

人が検索をする時、多くの場合は何らかの課題をもっているケースがほとんどです。たとえば「ビールグラス」で検索する人なら、以下のような課題がありそうです。

・ビールグラスのブランドの種類を知りたい
・プレゼントに適したビールグラスを知りたい
・名入れサービスのある店でビールグラスを注文したい
・店で使いたいので大量の仕入れが可能な先を知りたい
・結婚祝いに最適なビールグラスを見つけたい

ユーザーがあなたのウェブサイトを訪問する際も、何らかの課題や悩みをもっているはずです。それにきちんと応えることを意識しましょう。

ユーザーがトップページだけでなく中のページまで読みたいと思ったのは、「ここなら私の課題を解決してくれそうだ」と感じることができたからです。「ユーザーの課題を解決する」ことを意識したコンテンツ作りをしていきましょう。

【ルール5】いらない情報は削る

5つ目のルールは「いらない情報は削る」です。

ウェブサイトの運営者なら、伝えたいことがたくさんあるはずです。「あれも伝えたい、これも伝えたい」となるでしょうが、情報が多すぎると読者は圧迫感を覚えてしまいます。

もちろん「情報量の多いサイトがダメだ」というわけではありません。情報の充実したサイトなら、多くの人々の課題を解決できるので、むしろ歓迎されます。しかし、読みやすいようにきちんと整理することが重要なのです。

トップページが情報だらけだと、ごちゃごちゃした印象を与えます。また「どこを読んだら良いのかわからない」という気持ちにさせてしまうかもしれません。

たしかに、たくさんの情報を発信することは大事です。しかし、トップページでは「簡潔にわかりやすく」を意識しましょう。

【ルール6】スマホからのアクセス対策を重視する

6つ目のルールは「スマホからのアクセス対策を重視する」です。

スマホの急速な普及により、多くの人がスマホでウェブサイトを閲覧するようになりました。当然、PCで見た場合とスマホで見た場合とでは表示が異なります。

「スマホでアクセスした場合も見やすく表示できるデザイン」の機能を「レスポンシブデザイン」と言います。最近ではPCよりスマホからの方がアクセスが多いというサイトが多いです。

「レスポンシブデザイン」を採用すれば、ウィンドウのサイズに応じて自動的にデザインが調整されるので、スマホユーザーに対してもストレスを与えないかたちで表示させることができます。

また、スマホ対応をしておかないと、検索エンジンからの評価も低くなりがちです。

きちんとスマホに対応するだけでもページビューは簡単に増えるはずです。スマホからのアクセス対策を忘れないようにしましょう。

【ルール7】デザインの美しさよりも読みやすさを意識する

7つ目のルールは「デザインの美しさよりも読みやすさを意識する」です。「きれいなサイトより、わかりやすいサイト」を意識してください。

サイトを訪問するユーザーの動機を考えてみましょう。「美しいサイトを見に行きたい」という人は少ないはずです。多くの場合「悩みや課題を解決できそうなサイトを訪問したい」という気持ちでいるのではないでしょうか。

美しいデザインのウェブサイトは「かっこいい」と思われがちです。しかし、人々が求めているのは、有益なサイトであり、役に立つサイトです。そのためにはデザインの美しさより、読みやすさやわかりやすさを意識する必要があります。

美しいデザインのサイトなのにページビューが集まらず、逆に、ありふれたデザインなのに多くのページビューを集めているケースもあります。その理由は「コンテンツがわかりやすく、かつ有益だから」です。この点もぜひ意識しましょう。

【ルール8】会社のブランドイメージを意識する

8つ目のルールは「会社のブランドイメージを意識する」です。

一流企業はブランドを意識します。名刺やカタログから、もちろんウェブサイトに至るまで、文字のフォントや色使い、ロゴのサイズや色調など、ありとあらゆる点に気を配ります。ちょっとでも異なっていると、統一感がなくなります。

イメージとの統一感がないと、ユーザーが違和感を覚えます。「どこか、ちょっと違う気がする」という違和感です。この違和感は「不快」な感情を誘発することもあります。そのため、ウェブサイトづくりではブランドイメージを意識しましょう。これは大企業だけではありません。中小企業のホームページについても言えることです。

たとえば、トップページと中のページでデザインに統一感が無かったらどうなるでしょうか? もしかしたら「このページは違う会社なのかな?」と思われるかもしれません。トップページがカラフルなのに、中のページがそうでなかったら、やはり違和感を覚えるでしょう。

統一感を大事にすることは、閲覧しているユーザーの「不快」を少しでも取り除くことにつながります。ユーザーの気持ちを大切にしましょう。

【ルール9】トップページだけでなく中面も意識する

9番目のルールは「トップページだけでなく中面も意識する」です。

前述のとおり、今日のサイトアクセス状況を見てみると、トップページからアクセスするよりも、中の記事面からアクセスをするという人が増えています。検索エンジンが高機能化しているため、ニッチなキーワードで検索しても、その情報が書かれた記事ページがきちんと表示されるためです。

そのため、トップページばかりに力を入れて、中面の制作をおろそかにすると、ユーザーがすぐに帰ってしまいます。逆に中面の記事ページについても内容をしっかりと作り込めば、ユーザーは「他にも有益な記事が提供されているはずだ」と感じてくれます。

「美しいトップページをきっかけに中面に連れ込もう」と考えるのではなく「少しでも有益な情報を提供しよう」と考えるようにしましょう。そのスタンスが、ファンの獲得につながっていくのです。

【ルール10】タイトルは30文字以内かつキーワードを入れる

10番目のルールは「タイトルは30文字以内、かつキーワードを入れる」です。これはSEO(検索エンジン最適化)の基本ルールです。検索エンジンに上位表示されたいなら、ぜひ覚えておきましょう。

・検索してほしいキーワードを決めます(複数ワードでもOKです)。
・そのキーワードをタイトルに入れます(できるだけ左側に)。
・長さは30文字以内におさめます。

30文字以内にする理由は、検索エンジンに表示されるのが「30文字まで」だからです。30文字を超えるタイトルを付けると、途中で見えなくなってしまいます。

せっかく力を込めて作ったページでも、検索で上位に表示されなければアクセスしてもらえません。少しでもユーザーに見てもらうために、SEOの基本ルールは徹底しましょう。なお「キーワード」は、文中の「大見出し」部分(<h2>テキスト</h2>)にも入れ込むようにして下さい。

【ルール11】常にアクセス解析を忘れない

11番目のルールは「常にアクセス解析を忘れない」です。アクセス解析なら「Googleアナリティクス」が有名です。無料なのでぜひ利用しましょう。中小企業から大企業に至るまで、幅広く使われています。

参考:Google アナリティクス

「Googleアナリティクス」を使えば、どれくらいの人がアクセスしているのか、どんなエリアの人が多いのか、何時くらいにアクセスされるのか、何分くらい読まれているのかといったことがページごとにわかります。

アクセス状況をチェックすれば、ユーザーの動向がわかります。そうすれば、どうしたらアクセスが増やせるか、どうしたらより長い時間滞在してくれるようになるか等も見えてくるでしょう。

【ルール12】みんなが載せている情報は、自社にも本当に必要か?

12番目のルールは「その情報は本当に必要かを常に問う」です。

たとえば、どの会社のウェブサイトにも、トップページに「新着情報」があります。しかし、それは本当に必要な情報なのでしょうか? もし必要なら掲載すると良いでしょう。

しかし、特に何も考えず「他の会社がやっているから、そのまま真似しよう」と判断するのは避けるべきです。本来なら「ユーザーが必要とする情報だから設置しよう」が正解です。

ユーザーが必要とする情報なら、ぜひとも掲載すべきです。しかし、多くの会社が載せているとは言え、もし自社のユーザーには適さないということであれば、トップページから外すことも検討しなければなりません。なぜなら、その方が「ユーザーの願い」に叶うかもしれないからです。

お客様のことを考えて「その情報は本当に必要か?」を常に自問自答する習慣をつけましょう。その積み重ねによってこそ、ページビューだけでなく、ファンの増加にもつながるのです。

トップページに必要なコンテンツをしっかり理解しよう!

トップページに必要なコンテンツについて、その意味と役割、12のルールを解説しました。

トップページのデザインは誰しもが悩むものです。どんなデザインにすべきか、どんなコンテンツを配置すべきか、そこに正解はありません。しかし、トップページに必要なコンテンツが何なのかしっかり理解することができれば、ウェブサイトは成功に近づいていると言えるでしょう。

誰かのデザインを真似るのではなく、ぜひ「あなたの会社にふさわしいコンテンツ設計」を追い求めて下さい。

今回の記事を参考に、ぜひお客様の悩みや課題に思いを馳せてみて下さい。そうすれば、どんなトップページにするべきか、きっと何らかのイメージが見えてくることでしょう。