Amazonマーケットプレイスで購入した本などの商品が、購入履歴では「発送済み」になっているのに届かないという経験をされた方もいるのではないでしょうか。
Amazonには悪質な出品者も存在するので、稀に商品が届かないといった事態が起きてしまうのが現状です。
そこで、この記事では注文ステータスが発送済みになっているにもかかわらず本などの商品が届かない場合の対処法について解説していきます。この記事をチェックして商品が届かないといった事態に備えましょう。
Amazonで注文した商品が届かない時
Amazonで注文した本などの商品がなかなか届かない時は、Amazon注文ステータスを確認しましょう。
まずは、Amazonのホームページを開き右上の「返品もこちら注文履歴」にカーソルを合わせてクリックして下さい。
過去に注文した商品の一覧が表示されるので、届かない・到着が遅れている商品の「配送状況を確認」をクリックして下さい。
商品の注文履歴から注文状況を確認する
Amazonで注文した商品の状況は、注文履歴から確認することができます。「注文履歴」画面より「配送状況を確認」ボタンをクリックすると、商品を注文した日付、発送した日付、現在配送中であるか、本日配達予定であるのかのステータスが一覧で確認できます。
商品を注文した日付がない場合、そもそも商品の注文ができていない可能性があります。
うっかり商品がカートに入ったまま、未決済の状態ではありませんか?
商品の注文自体ができていなかった場合、再度商品のページからレジに進み、注文を確定させてください。
ステータスが「出荷準備中」または「発送済み」の場合
購入した商品の注文ステータスが「出荷準備中」となっている場合は到着予定の日付を、また、「発送済み」となっている場合は配達状況をそれぞれ確認してください。
配達が完了している時
注文ステータスが「配達完了」となっている場合は、すでに商品を受け取っている状態です。
自宅に荷物が届いていないか、ポストに商品が投函されていないかを確認しましょう。
不在で配送業者が持ち帰っている時
配達時に不在で商品を受け取れなかった場合は配送業者が持ち帰っている可能性が高いです。
その場合、ポストや新聞受けなどに不在票が投函されています。不在票の指示に従い再配達の手配をしましょう。
発送済み商品の配達状況を配送業者のサイトから確認する方法
発送済み商品の配達状況を配送業者のサイトから確認する方法を紹介します。
クロネコヤマトの「荷物問い合わせシステム」
Amazonから発送される荷物は、デリバリープロバイダやヤマト運輸、日本郵便などを利用して配送されます。その中で、ヤマト運輸で発送された場合の配送状況を確認する方法を紹介します。
最初に、Amazonからの発送完了メールに貼付されている「お問い合わせ伝票番号」をコピーしてください。
そうしたら、クロネコヤマトの荷物問い合わせシステムにアクセスします。
あとは、先ほどコピーしたお問い合わせ伝票番号を検索ボックスにペーストして「お問い合わせ開始」ボタンを押すだけです。
Googleを使った配送状況の確認方法
Googleを使って商品の問い合わせを行う方法もあります。
まずは、Googleにアクセスします。
参考:Google
Googleのトップページが表示されたら、検索ボックスに商品の伝票番号を入力して下さい。
ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便など、配送会社が表示されるので、利用する配送会社を選択します。
そうすると、各配送会社のサイトに飛び、商品の配達状況が確認できるようになります。
ただし、商品が発送されてから配送会社の配達状況に反映されるまでは少し時間がかかる点にはご注意ください。
ステータスが「配達完了」になっているにもかかわらず商品が届いていない場合
「注文ステータスが配達完了と表示されている。でも、自分を含めて家族の誰も荷物を受け取っていない。郵便ポストにも投函されていない…」
こうなってしまうと、どうしたらいいのか途方に暮れてしまいますよね。
そこで、ここからは商品ステータスが「配達完了」になっているにもかかわらず荷物が届いていない場合の対処法について解説します。
Amazonカスタマーサービスへ問い合わせる
購入した商品の販売者がマーケットプレイスの出品者ではなくAmazon自身であれば、カスタマーサービスへ連絡して下さい。Amazonカスタマーサービスへの連絡はパソコンを使用すると簡単にできます。
まずは、「ヘルプ&カスタマーサービス」のページを開いて下さい。
「お問い合わせフォーム」または「カスタマーサービスに連絡」と記載されている部分をクリックして下さい。
ログイン画面が表示された場合、アカウントとパスワードを入力して下さい。
「今すぐチャットをはじめる」をクリックすると、チャット画面が開きますので、お問い合わせ内容を打ち込みましょう。
Amazonカスタマーサービスへ問い合わせる【電話編】
チャットではなく電話でも問い合わせができます。電話で問い合わせる方法は「チャットでの問い合わせ」と途中まで同じです。
まずは、チャットでの問い合わせと同様にAmazonへログインし、「カスタマーサービスに連絡」をクリックしてください。
「今すぐチャットをはじめる」の下の「Amazon.co.jpからお電話いたします。必要な方は、この文章をクリックしてください。」と記載されているので、そこをクリックします。
そうすると、問い合わせの種類や内容を入力するページにつながります。
問い合わせの種類や内容を選択すると「おすすめの問い合わせ方法」が表示されます。
上記のように表示されます。
「電話」というボタンをクリックするとAmazonの担当者から電話がかかってきます。その電話で詳細な内容を説明しましょう。
Amazonプライム対象商品の場合
Amazonプライム対象商品はAmazon自身が販売している商品ばかりだと思いがちですが、一般の出品者が出品している商品も多数あります。
しかし、プライム対象商品であれば、出品者が誰であるかに関係なくカスタマーサービスが対応してくれます。そのため、商品に関する問題はAmazonカスタマーサービスに問い合わせましょう。
Amazon以外の出品者への問い合わせ方法
マーケットプレイスでAmazon以外の出品者から商品を購入した場合は、出品者に直接問い合わせましょう。
商品を注文済みの場合は、注文履歴から「注文に関する問題」をクリックすると「問題について教えてください。」の中に「商品が届いていません」がありますのでクリックします。「出品者に問い合わせる」から理由を選択し、出品者に問い合わせましょう。
悪質な業者に注意
残念なことですが、Amazonマーケットプレイスには詐欺目的で商品を出品している人も少なからず存在します。彼らが販売している商品を購入してしまうと、代金を支払ったにもかかわらず商品が送られてこなかったり、使い物にならないガラクタが送られてきたりします。
そのため、Amazonマーケットプレイスで商品を購入する時は、出品者の評価を事前に確認するようにして下さい。
また、レビュアーの中には出品者から金銭等の供与を受けてわざと高評価のレビューを書いている人もいます。出品者の評価を確認する際は、評価を投稿しているレビュアーについても調査するようにしましょう。
ポスト投函商品に注意
商品の発送方法としてメール便や定形外郵便を利用した場合は、ポスト投函の方法で配達されます。ポストから商品がはみ出していると、これを抜き取るのは容易です。
ポストへ投函予定の商品が「発送済み」になっているのに届いていない場合は、盗難の可能性があります。今後は、プライム対象商品の場合は複数購入して「できる限り商品をまとめて発送」を選択、マーケットプレイスの場合はコンディション欄などに発送方法を記載していることもありますので、確認し対策をとりましょう。
出品者への評価とAmazonカスタマーサービスに通報する方法
万が一、悪質な業者から購入して「荷物が届かない」などの被害を受けた場合、今後注文するユーザーが同じような被害を受けないように、出品者に適切な評価を付けましょう。
出品者に評価を付ける方法は、注文履歴から該当商品を選択して「出品者を評価」ボタンをクリックします。
出品者を評価する画面に移動したら、「配送に問題はないか」「星1〜5で評価」「受け取った商品の状態について」「コメントを記載」の4つの項目で評価ができます。
より正確なフィードバックをしてユーザーに注意喚起をしてください。
さらにカスタマーサービスへの報告も行いましょう。
まずは「トップメニュー」左の「すべて」をクリックして「アカウントサービス」をクリック。その後「カスタマーサービスに連絡」をクリックします。
クリックするとチャット画面が開くので、そのままチャットで報告する場合は黄色の「今すぐチャットをはじめる」ボタンをクリックしてください。
また、電話で報告する場合は「チャットをはじめる」の下の「Amazon.co.jpからお電話いたします。必要な方は、この文章をクリックしてください。」を選択します。
電話を希望した場合、該当商品を選択し問い合わせの種類や内容を入力して「電話」をクリックするとAmazonの担当者から電話がかかってきます。
Amazonマーケットプレイス保証
あまり知られていませんが、実はAmazonマーケットプレイスで販売されている商品には保証制度があります。
Amazonマーケットプレイス保証の申請
「配達完了」のステータスが表示されているのに商品が届かない場合や、ひどいキズや汚れといった販売者側に帰責事由のある理由で返品申請をしたにもかかわらずいつまでたっても返金されない場合は、Amazonマーケットプレイス保証の申請を行いましょう。
保証申請できる期間
Amazonマーケットプレイスの保証申請期間はお届け予定日の最終日から90日間です。この期間を経過してしまったら補償は受けられません。
また、デジタルコンテンツやサービスなどの無形商品は保証の対象外なので注意して下さい。
まずは出品者へコンタクトをとる
Amazonマーケットプレイスで購入した商品に問題がある場合は、まずは出品者にコンタクトをとりましょう。最初から詐欺を目的に出品しているような悪質な出品者でもない限り、丁寧に対応してもらえるでしょう。
それでも、問題が解決しない場合に保証制度を利用しましょう。
全額補償されないケースもある
Amazonマーケットプレイス保証の対象は、配送料を含む購入金額が30万円までの商品に限定されています。この価格を超える高額商品は全額補償されません。そのため、高額商品はAmazonマーケットプレイスで購入しないようにするか、評価の高い出品者から購入するようにしましょう。
マーケットプレイス保証の申請方法
Amazonマーケットプレイス保証の申請方法を紹介します。
Amazonマーケットプレイス保証の申請をする
購入した商品に問題があり、出品者にコンタクトをとったにもかかわらず、48時間経っても返事をもらえなかった場合、Amazonマーケットプレイス保証を申請しましょう。
まずは、注文履歴から該当する注文の「注文に関する問題」をクリックします。「問題について教えてください。」の中から問題点を選択し、次に「返金をリクエスト」を選択します。テキストボックスに詳細を入力し「送信」をクリックすれば完了です。
Amazonマーケットプレイスを利用する際の注意点
Amazonマーケットプレイスで悪質な業者から商品を購入してしまわないための注意点を紹介します。
高額の商品の場合
高額な商品はAmazon自身が出品・発送しているものを選びましょう。どうしてもAmazonマーケットプレイスでしか売っていない商品の場合は、他の通販サイトでの購入を検討しましょう。
出品者の評価を確認する
前述のとおり、Amazonマーケットプレイスで販売されている商品を購入する場合は、購入ボタンを押す前に必ず出品者の評価を確認してください。「商品が壊れていた」「商品が届かない」「商品が返品できなかった」といったマイナス評価の多い出品者からは購入しない方が無難です。
アカウントが乗っ取られている出品者もいる
最近投稿された評価がなく、最も新しい評価でも数年前に遡ってしまう出品者は、Amazonアカウントが乗っ取られている可能性があります。怪しいと思ったときは、購入する前に出品者に問い合わせるなど用心しましょう。
購入しても大丈夫な出品者
逆に、現在に近い日時に多くの評価が投稿されている出品者は信頼できます。マーケットプレイスで購入する時は、できるだけこのような出品者を探すようにしましょう。たとえ他の出品者よりも値段が高かったとしても、その額が許容範囲内であれば、このような出品者から購入したほうが良いでしょう。
安すぎる商品に注意
他の出品者の商品と比較して安すぎる商品は購入を避けましょう。安すぎるものは、偽物だったり汚れやキズがあったりする可能性があります。疑わしい場合は必ず出品者に問い合わせることを忘れないでください。
トラブルは未然に防ごう
Amazonマーケットプレイスの商品は、一般の出品者が出品している商品も数多くあるため、商品が「発送済み」になっているにも関わらず全く届かないといったトラブルが起こりがちです。
購入する前に購入者の評価をチェックし、トラブルを未然に防ぎましょう。