メルカリでは、本の出品もたくさんおこなわれています。とはいえ、本を買うならネットショップや古本屋などいくらでも選択肢があります。わざわざメルカリを使う必要はない、と感じる人もいるでしょう。
しかし、メルカリで本を購入するのは十分検討に値します。メルカリならではのメリットもたくさんあるからです。
今回は、メルカリで本を買うことのメリットや、購入する際の注意点などを紹介します。欲しい本をどこで買おうか迷っている人は、ぜひ目を通してください。
メルカリで本を購入する場合のメリット
本を購入する場合の選択肢は、いくつもあります。その中でもメルカリ独自のメリットはたくさんあるため、メルカリで本を購入する価値は十分にあります。
もちろん、ほかの販売先にもそれぞれメリットがあるため、使い分けていくことも大切です。そのための判断基準にするためにも、メリットの内容は一通り知っておきましょう。
ここでは、メルカリで本を購入する場合のメリットについて紹介します。メリットの内容が自分に特になるものであれば、ぜひメルカリを利用してください。
本を読み終わったらそのまま売りに出せる
たくさん本を買う人は、読み終わった本の管理に困るという人もいるでしょう。しかし、メルカリであれば読み終わった本をすぐ売りに出せるため、管理の問題を解決できます。
古本屋などにまとめ売りしようとすると、持っていくのが大変です。かといってこまめに売りに行くのは、手間がかかってしまいます。
メルカリへの出品は自宅ですぐおこなえるため、読んだ都度おこなっても手間がかかりません。手軽に本の処分ができるのは、フリマサイトならではのメリットと言えます。
dポイントが貯まる&使える
メルカリは、決済方法としてキャッシュレス決済のd払いを利用できます。その際は200円につき、1ポイントのdポイントが貯まります。
貯まったdポイントは、メルカリの決済でも使用可能です。もちろん、普段の買い物などで貯まったdポイントを、メルカリでの購入に充てることもできます。
利用頻度の高い人であれば、獲得できるポイントも多いです。1回当たりのメリットは少ないですが、長い目で見れば大きな利益になってきます。
翌月払いならすぐ支払う必要がない
メルカリはメルペイで支払う場合、翌月にまとめて支払う方法も選べます。支払いが翌月になるので、今月お金に余裕がない場合でも、問題なく購入可能です。
利用可能金額は自分で設定できるため、クレジットカードのように使い過ぎてしまう心配もありません。金額が大きすぎる場合には、定額払いでさらに支払いを先延ばしすることも可能です。
もちろん、メルペイですぐ支払う方法も選べます。自分の状態に応じて支払いのタイミングを変えられるのは、便利なメリットと言えます。
本代をメルカリで用意できる
読んだ本をメルカリで売れば、次の本代の足しにできます。売り方を工夫すれば古本屋より高く売れるため、高いコストパフォーマンスを維持したまま本を読むことも可能です。
また、本だけでなく家の不用品なども併せてメルカリで売却すれば、さらに多くのお金を得られます。家の片づけができて本代も用意できると一石二鳥です。
本以外もまとめて売ってお金に換えられるのは、古本屋にはないメリットと言えます。
質の良い本をより安く入手できる
メルカリで出品されている本は、比較的きれいなものが多いです。売る人もより高く売るために、本をきれいに使っているケースが多いからです。
そのため、新品同様の状態で出品されている本も少なくありません。それが新品よりも安価で購入できるので、購入側としては非常にお得と言えます。
もちろん、状態の悪い本もたくさん出品されています。本の状態を重視する場合は、写真をよく確認して傷や汚れの有無を確認しましょう。
本が探しやすい
メルカリで本を探す場合は、検索することで簡単に見つけられます。タイトルや作者名が分からなくても、ジャンルで検索するなどすれば見つけるのは難しくありません。
古本屋では本の種類が多い分、目的の本を探すのが大変です。機械での検索ができないお店も多いため、探し回っても見つけられないケースも少なくありません。
本を探す時間を節約できるので、その分本を読む時間が増やせるのは、明確なメリットと言えます。
到着までの時間が通販とほとんど変わらない
ネットで購入する際に懸念点となるのが、到着までの時間です。しかし、メルカリは購入から数日で届くケースが多いため、ほかの通販サイトと比較してもそこまで時間がかかりません。
2~3日以内に読みたい、といった要望には、十分に対応できます。出品者が自分の近所だった場合は、さらに届くまでの時間が短縮されることも多いです。
どうしても当日に読みたい、といったニーズには対応できませんが、それでも十分早く手元に届きます。
まとめ売りでさらにお得になるケースがある
漫画や小説などの場合、シリーズ物がまとめて出品されているケースがあります。ほかにも、同じジャンルの書籍がまとめて出品されることも多いです。
1冊ずつ購入するのは面倒でも、まとめ買いすれば手間がかかりません。また、まとめ売りは単品で買うよりお得な場合がほとんどなので、金銭面でもメリットが大きいです。
必ずしも気になるジャンルがまとめ売りしているとは限りませんが、欲しいジャンルがある場合はこまめにメルカリをチェックしてみましょう。
本の状態が原因のトラブルを回避できる
メルカリでは、万が一写真や商品説明にない傷や汚れ、破れなどがあった場合、返金対応が可能です。
こちらに非がないのであれば、出品者が応じない場合でも運営が対応してくれるため、こちらが損をすることはありません。
もちろん、購入前に写真や出品者とのやり取りで、本の状態を確認するのは必須です。そのうえで発生したトラブルを回避できるのは、メルカリならではのメリットと言えます。
出品されたらすぐ把握できる
メルカリでは、気になる商品が出品されたら通知してくれる「プッシュ通知」という機能がとても便利です。
あらかじめ欲しい本のタイトルやジャンルを設定しておけば、その本が出品されたときにすぐメルカリが教えてくれます。
出品にいち早く気づけるので、買い逃してしまうリスクを減らせます。いつどんな本が売られるのか分からない、古本屋にはないメリットです。
新しい本をすぐ売ればほぼ元が取れる
出版されたばかりの本を読んですぐメルカリに売れば、ほぼ新品同様の価格で売れます。
買う→読む→売る、を一連の流れにしているのであれば、古本屋に持っていくよりメルカリを使ったほうが効率的と言えます。
特に人気の漫画や小説などは、この方法が利用しやすいです。
本を購入する際の注意点
メルカリでは、購入にあたって注意すべき点がいくつかあります。間違って購入してしまったり、出品者に迷惑をかけてしまったりするケースがあるため、十分注意してください。
また、メルカリならではの独自のルールも覚えておきましょう。これらはメルカリが定めた公式ルールではないため、守らなくてもペナルティはありません。ただし、余計なトラブルを生む原因になってしまうので、一応頭には入れておくべきです。
ここでは、本を購入する際に注意すべき点について紹介します。
即購入する前に確認する
メルカリ内で使われている独自ルールの中に、即購入をしないというものがあります。商品説明欄や出品者のプロフィール欄などに、「即購入禁止」と書かれていた場合、購入前に一言コメントを残しましょう。
これは公式のルールではないので、即購入しても罰則はありません。しかし、出品者から苦言を呈されたり、低評価をつけられたりしてしまう原因になる可能性があります。
余計なトラブルを避けるためにも、即購入は避けてください。もちろん、即購入禁止の文言がない場合は、即購入しても問題ありません。
専用出品された商品を購入しない
メルカリでは交渉の結果としてその人のために再出品するケースが多々あります。その出品されたものを、ローカルルールで専用出品と呼びます。
この商品を横から購入してしまうと、トラブルの原因になってしまいます。公式のルールではないのでペナルティこそありませんが、低評価を受けるなどの原因になりかねません。
専用出品は大抵の場合、タイトルや商品説明などでわかるようになっています。購入前によく確認したり、即購入したりしないことで、このトラブルは回避できます。
購入する商品を間違える
本を購入する際に多いのが、違うものを購入してしまうケースです。漫画や小説であれば巻数間違い、参考書などであれば出版年度の違いなど、見た目ではわからない違いが多々あります。
また、同じ本でも出版社が違うことで、表紙や帯のデザインが変わることもあります。違う本だと思っていたら、表紙が違うだけで既に持っていた本だった、というケースも少なくありません。
購入前に、欲しい本と巻数や出版年度が同じか必ず確認してください。こちらの確認ミスで購入した場合、返品対応はできないので注意が必要です。
購入後にまとめ買いをしない
出品者とやり取りをする場合は、必ず一つの取引が完了してから、次のやり取りを始めてください。購入後にほかにも欲しいものがあっても、まとめて発送はできないからです。
購入者視点では、まとめて発送してもらえば送料が節約できてお得だと感じます。しかし、メルカリのシステム上、別々に出品した商品を一度に発送することはできないため、対応できません。
購入前であれば、交渉してどうにかなる場合もあります。しかし、既に購入が済んでいる場合は、個別に取引をしてください。
購入前に確認する項目
メルカリはあくまで個人間取引なので、購入前に確認すべき項目がいくつかあります。
確認を怠ってしまうと、商品状態をめぐってトラブルになってしまったり、悪質な出品者から購入してしまったりする可能性があります。公式のお店から新品を購入するわけではないため、自分での確認が必須です。
ここでは、購入前に確認すべき項目について紹介します。
商品状態
本の場合、表紙や裏面以外にも、内部に汚れやシミ、破れなどがある可能性があります。写真で確認できない部分に関しては、必ずコメントで問い合わせてください。
また、保存状態によっては焼けや臭いが気になるケースもあります。これも写真だけでは判別が難しいので、直接確認を取ってください。
あらかじめ確認しておけば、万が一話と違う状態の商品が届いても、返品対応が可能です。本の状態を気にする場合は、必ず自分で確認してください。
相場の確認
メルカリの価格設定は、出品者に一任されています。そのため、相場を大きく外れた金額で出品されているケースも少なくありません。
何も考えずに購入してしまうと、新品よりも高いものを中古で買ってしまうということにもなりかねません。また、状態が悪いのに新品に近い価格で売られていることもあります。
購入前に相場をチェックして、その価格が適切かどうか確認しましょう。多少手間がかかりますが、損を避けるためには必要な工程です。
到着までの時間
商品が届くまでの期間は、出品者によって異なります。数日で到着する場合もあれば、1週間以上かかってしまう場合も少なくありません。
出品者の住んでいる地域が遠い場合には、特に注意が必要です。購入後即発送したとしても、どうしても時間がかかってしまいます。
購入したものがすぐ欲しい場合は、到着までどの程度かかるかも確認しましょう。
出品者の評価
メルカリで購入する際は、商品本体だけでなく出品者の評価も確認してください。評価の悪い出品者の場合、出品されている商品にも問題がある可能性があります。
出品者も一個人なので、対応の良し悪しやレスポンスの速さは人それぞれです。評価の悪い出品者はそれだけ過去にトラブルや対応の悪さが目立ったことの証明であり、自分もトラブルに巻き込まれてしまうリスクがあります。
中には最初から詐欺目的の悪質な出品者も、少数ながらいます。気持ちの良い取引をするためにも、出品者の情報は必ず確認してください。
まとめ
メルカリなら、買った本をすぐ売ってお金に換えたり、欲しい本をすぐ見つけられたりと、様々なメリットがあります。
本を買うのも売るのも手間がかからないため、多くの人が利用できるのも大きなメリットです。うまく活用すれば、古本屋より安価にきれいな本を手に入れることもできます。
メルカリで本を購入する際は、本と出品者の状態をよく確認してください。個人間取引だからこそ、トラブル回避のために購入前のチェックが重要になってきます。