Amazonから頼んでないものが来たときの対処法と、Amazonへ問い合わせをするときの手順を解説します。いきなり身に覚えのない荷物が届くと慌ててしまいますが、注意点と対処法がわかっていれば安心です。
Amazonから頼んでないものが来たときの問い合わせ方法とギフトのしくみ

自分では何も頼んでいないのに、突然Amazonから頼んでないものが来たということはないでしょうか?
ほしい物リストを公開するなど、自発的にギフトをもらおうとしている人であれば良いですが、そうでない場合焦ってしまいます。
ここでは、Amazonから頼んでいないものが来たときに考えられる可能性と対処法についてお伝えします。
Amazonから突然の荷物!考えられる可能性は2つ
Amazonから頼んでいないものが来た場合、考えられる可能性は
- 誰かからギフトとして送られてきた
- 個人情報が漏れて詐欺に使われている
の2つです。
最近は送りつけ詐欺という犯罪も出回っているので、Amazonから頼んでいないものが来たときには注意が必要です。詐欺の特徴は、商品を代引きで送ってくることです。通常、Amazonでギフトを代引きで送る送り主はいないので見分けがつきます。頼んだ覚えがないAmazonからの代引き商品を、よく調べずに受け取るのはやめましょう。
自分で間違えて注文した可能性も否定できませんが、Amazonの注文履歴を見れば解決します。
Amazonカスタマーサービスへ問い合わせるのが確実
Amazonから頼んでないものが来た場合、Amazonカスタマーサービスに問い合わせるのが確実です。
《Amazonサイトからの問い合わせ方法》
(1)Amazonのサイト左上にある「カスタマーサービス」をクリック

(2)「各種サービス」を選択

(3)「サイトの不具合」を選択

(4)「カスタマーサービスへ連絡」をクリック

(5)「ご希望の連絡方法をお選びください」と出るので、「今すぐ電話をリクエストする」をクリック

(6)電話番号を入力し、「今すぐお電話ください」をクリックすると担当者に繋がります。

通常お問い合わせの際にはAmazonの注文番号が必要ですが、ギフトで届いた場合は調べる術がありません。かわりに、商品外箱に貼ってある配送業者伝票の追跡番号や商品名を伝えましょう。
Amazonからのギフトだと判明しても送り主の情報はもらえない
Amazonカスタマーサービスに問い合わせれば、ギフトで送られた商品かどうかはわかります。しかし、送り主の情報は、プライバシー保護として教えてもらえません。
Amazonのギフトというのは、送り主側が、自分の情報をどこまで開示するか選べます。住所と氏名を添えて送ることもできますし、住所のみ非公開にして氏名のみで送ること、完全匿名で送ることもできるのです。完全匿名で送られてしまうと、受取人には一切情報が入りません。
どうしても送り主が誰なのか知りたい場合、Amazonカスタマーサービスに頼めば、送り主に連絡してくれます。その場合、Amazonからのメールは「セキュリティ保護として送り主の情報は明かせないので、受取人に連絡をしてほしい」という内容で送付されます。ギフトの送り主がそのとおり連絡をくれるかどうか確証はありませんが、匿名でギフトが送られていることに送り主が気づいていない場合もあるので、試してみる価値はあります。
Amazonからギフト発送するときは送り主から送り先へ連絡をしたほうが親切
Amazonから直接、誰かの家に送りたいときには「ギフト設定」が必要です。完全匿名で送るためにあえてギフト設定をしないという手段もありますが、送り主不明の荷物は受取拒否をされてしまうこともあるので、注意しましょう。
ニックネームで送る方法もありますし、匿名で送って、ギフトを送ったことをSNSなど別の手段で受取人に連絡する方法もあります。Amazonのギフト配送サービスは便利ではありますが、送り主は受取人を不安にさせない配慮が大切です。
Amazonでギフト注文する方法

Amazonのギフト配送は便利ですが、送り主が設定方法を理解していないと、住所や本名などの個人情報を明かしてしまう・完全匿名で送って不審がられてしまう・納品書が同梱されて金額がバレてしまうなどにつながります。ここでは、Amazonでギフト注文をするときの設定や注意点についてお伝えします。
自分以外にAmazon商品を送るときは「ギフトの設定」が必要
送りたいAmazon商品画面で「ギフト設定」にチェックを入れ「カートに入れる」をクリックします。ここにチェックをつけることによって、送り主名が表示されるようになります。

「レジに進む」を押します。お届け先住所の選択画面に移行しますので、登録住所から選ぶか新しく登録するかして、選択してください。

ギフト包装を選択する

つづいて、ギフト包装の設定をします。ラッピングはなしにすることもできますが、有料で袋に入れてくれたりのしを付けてくれたりするので、特別なギフトのときには設定しましょう。
・ギフトラッピング(赤・ピンク・青・緑):商品のサイズにより314円または354円
・のしシール(御歳暮・御礼・御祝):157円
ギフトメッセージを書く

ギフトメッセージは、相手に自分のことを伝えるために重要です。ニックネームでも良いので、相手にわかる名前やギフトを送った経緯などを書くと安心して受け取ってもらえます。90字・8行までという制限があるので、簡潔に記載しましょう。
書いたメッセージがどう届くかですが、ギフトラッピングを選んだ場合はギフトカードに印字され、のしシール・ギフトラッピングなしを選んだ場合は注文票に印字されます。
Amazonから頼んでないものが来たときの対処法

Amazonのギフト設定には細かい指定があり、送り主は設定次第では完全匿名でギフト商品を送ることが可能です。
Amazonギフト発送の場合、納品書に印字される送り主もお届け先も受け取り側の情報になります。ギフトメッセージを入力することで、受取人に送り主の情報を教えることができるのですが、Amazonからの説明も少なく、知らずに注文してしまう事が多いので、ギフトが送り主不明の荷物がいきなり届く事態になってしまうのです。
また、ギフトであれば受け取ってもいいものの、中には代引きで商品を送ってくる詐欺案件もあります。仮にAmazonからのギフトであっても、送り主がわからないままでは不安でしょう。
ここでは、Amazonから頼んでないものが来たときの対処法をお伝えします。
Amazonからの覚えのない代引きの荷物は受取拒否すること
代引きとは、商品受取と引き換えに代金を支払う方法です。クレジットカードでの買い物が嫌な人にとって便利な手段ですが、Amazonで注文した覚えがない・自分が頼んだ荷物ではない場合、安易に支払いをしないようにしましょう。Amazonを使った「送りつけ詐欺」という犯罪が多発しているためです。
内容としては、送り主は完全匿名で商品を送りつけ、受取人に商品代金を支払わせるAmazonを使った詐欺です。支払ったお金は然るべき対処をすれば返ってくるものの、住所が知られているという精神的ストレスや、返金処理にかかる労力などが被害者を苦しめています。
目的は判明していませんが、Amazonや犯罪ジャーナリストの推測では
- 購入時に付与されるAmazonポイントが目的なのでは
- 売れないものの在庫処分なのでは
- 売れ筋ランキングを上げるためなのでは
などと言われています。
通常誰かからのギフトであれば、代引きで送ってくることはありません。Amazonで頼んでいない商品が代引きで届いた際には、受取拒否をするようにしてください。
また、家族と暮らしている場合は「誰かが頼んだのだろう」と考えて受け取ってしまうことがありますが、これもやめましょう。代引きで商品を頼んだときは家族に伝える・聞いていない商品は受け取らない、とルール化することが大切です。
心配であれば、商品受取拒否のときに、「家族が頼んだ可能性があるが、確証が持てないので確認して連絡します」と配送業者に伝え、一度持って帰ってもらいましょう。連絡用に不在票を受け取っておいても良いです。
間違えて代金を支払ってしまった場合、Amazonに連絡をすれば返金はしてもらえます。
Amazonギフト券での返金で返品商品を受領してから1~3週間程度の時間を要します。また、銀行振込での返金の場合は口座の入力などが必要となります。
とにかく、確認前にお金を払わないという姿勢が大切です。
Amazonアカウント乗っ取りの可能性もあるのでAmazonに問い合わせを
自分のAmazonアカウントに不正ログインをして商品を購入されている可能性もあります。その場合、住所だけでなくクレジットカードやパスワードなどの情報もすべて漏れていることになるため、早急な対策が必要です。
Amazonアカウントにログインして、自分の注文履歴を確認してみましょう。身に覚えのない注文履歴があれば、すぐにAmazonカスタマーサービスに連絡して指示を仰ぎます。
《Amazonアカウント乗っ取りに遭った際の対処》
- Amazonアカウントの一時的ロック
- Amazonアカウントのメールアドレスとパスワードの変更
- クレジットカードの不正利用がなかったかカード会社に確認
あわせて、Amazonの1-Click設定を見直してみましょう。Amazonでは、商品ページからワンクリックで注文が完了する「1-Click注文」という機能があります。
特にスマホだと、スクロールの際に間違えてタップしてしまうこともあり、知らず知らずのうちにAmazonでの注文が完了してしまうのです。子どもが間違えて触ってしまうことがあるので注意が必要です。1-Click設定は、Amazonアカウントサービスの「お客様の支払い方法」→「設定」→「設定を変更する」から行えます。
Amazonの配送ミスの可能性も考慮
Amazonで注文自体はしていて、異なる商品が届いた場合には、Amazonに連絡を入れて確認しましょう。商品の入れ違いや商品登録時点でのミスで、Amazonで頼んでいない商品が届いたという事例があります。
Amazonのほしい物リストを公開している場合ギフトとして送られてくる回数は増える
Amazonには、ほしい物リストという機能があります。自分のほしいものをリスト化して、後々買い物をする際に見つけやすくしてくれる便利な機能です。これには、公開・非公開設定があり、公開にしている場合は、他人からギフトとしてリストの商品が送られてくる事があるのです。
相手が送り慣れていれば良いのですが、Amazonのギフト設定は少しわかりにくいことがあり、注文方法をミスすると送り主が完全匿名で荷物がAmazonから発送されてしまいます。自分のほしい物リストを公開している・送られてきた商品がほしい物リストの中の商品だったという場合には、「誰かがギフトとして送ってくれたけれど、設定方法がわからなかった」ケースだといえます。
不安であれば、Amazonカスタマーサービスに連絡して、ギフト配送かどうか確認をとりましょう。プライバシー保護の関係で送り主情報は教えてもらえませんが、Amazonから送り主宛に「Amazonから頼んでないものが来たため、受取人が連絡を欲しがっている」と送り主に連絡してもらうことはできます。
Amazonから頼んでないものが来たときの対処法まとめ
(1)代引きで送られてきた商品は受け取らない
送りつけ詐欺の可能性があるため、代引きで届いた身に覚えのないAmazon商品は受け取らないようにしましょう。「家族が頼んだかもしれない」「自分が注文を忘れているだけかもしれない」など、確認が必要であれば、その旨を配送業者に伝えて一度持ち帰ってもらいます。
(2)商品は傷つけない
間違って配送されたものだった場合はAmazonに返品になる可能性があります。商品は傷つけず、開封した場合も箱は解体せずにとっておいてください。Amazonギフト配送だった場合、中にギフトメッセージが記載されています。商品を傷つけないように開封し、注文票を確認しましょう。
(3)Amazonカスタマーサービスに問い合わせ
送りつけ詐欺・誤配送・アカウント乗っ取り・ギフト配送、どのケースであっても、Amazonに問い合わせをすれば対応してくれます。注文番号や、わからなければ伝票番号をAmazonに伝えましょう。
《Amazonへの問い合わせ方法》
(1)Amazonアカウントにログイン

(2)左上の「カスタマーサービス」をクリック

(3)「各種サービス」をクリックし、「サイトの不具合」を選択すると、「カスタマーサービスへ連絡」で担当者につながるページが表示されるのでそこから問い合わせる。



まとめ

自分の注文すら送り主名が伝票に記載されない・匿名でギフト配送をする手段があり、受取人に対してAmazonが送り主情報を開示することができないなど、Amazonのセキュリティ管理は徹底されています。
身に覚えのない、送り出し人不明の荷物が届くと焦ってしまいますが、きちんと対応すれば大丈夫です。まずはAmazonカスタマーサービスに連絡して、状況を把握しましょう。