「副業で小遣い稼ぎしたい!」と考えたことはありませんか?もしくは、「自分のスキルや趣味が収入に直結すれば生活が楽しくなりそう!」と想像したことはありませんか?どちらの場合も、ネットビジネスを成功させることができれば、決して夢物語ではありません。
起業するのは簡単なことではありませんが、すでに多くの人たちがネットビジネスを始めて成功しています。ただし、あなたがその一員になるためには、正しいビジネスの進め方を知る必要があります。
そこでこの記事では、あなたのライフスタイルに合ったビジネスを始めるための方法をご紹介してきます。
副業ビジネスを始める前に考えるべきこと
最近では、ネットビジネスを副業として始める人は珍しくなくなりましたが、気軽に始めて失敗・挫折する人は少なくありません。中でも大学生起業家は、アルバイト感覚なのか、本気で市場調査をすることもなく起業してしまい途中であきらめてしまうケースも目立ちます。
まず、最初にやるべきことは具体的なゴールと、それに辿り着くためのプロセスを決めておくことです。その際は、以下の質問から考えてみるのが効果的です。
どのような商品・サービスを扱うか?
最初の質問は、どのような「商品・サービス」を扱うかです。ネットビジネスとして取引される代表的な商品・サービスとしては、以下ものが挙げられます。
- 有形の商品
- サービスの提供
- 無形の商品(ウェブ上の仮想商品・トラフィック・被リンクなど)
- ウェブサイトのコンテンツ
- データ・情報
- スマホアプリ
- パソコンソフト
「セールスポイント」は何か?
商品・サービスが決まったら、「セールスポイント」を考えましょう。これとは逆に、先にセールスポイントを決めて、それを実現できる商品・サービスを考えるという方法もあります。
「収益源」は何か?
ネットビジネスの収益源となる商品・サービスは物品の売上に限られません。ネットビジネスで多く見られる収益源は、現在のところ以下の5つが挙げられます。
- 商品の売上
- 広告収入
- 会員登録料
- 手数料
- 追加サービス課金
どうやって「顧客」を獲得するか?
「顧客」を獲得する手段を考える必要もあります。たとえば、以下のような手段を検討すべきです。
- SEO(検索エンジン最適化)
- ポータルサイト広告
- アフィリエイトの利用
- メディアの利用
- インフルエンサーとのコラボ
- YouTuberとのコラボ
- SNSの自前アカウント
- ローカルからの集客
「クチコミ」で拡散してもらうには?
ユーザーにクチコミで拡散してもらうには、以下の方法があります。
- 魅力的なイベントの開催
- ツイッターやYouTubeといったSNSの活用
- バイラルコンテンツ(バズるコンテンツ)の作成
- ユーザーが作成・参加できる(インタラクティブ)コンテンツの提供
「常連客」になってもらう方法は?
あなたが提供する商品・サービスを一度でも利用してくれたお客さんは大切にしなければなりません。常連客のSNS投稿が「クチコミ」のきっかけになる可能性があるからです。お客さんを「常連客」にするためには、以下の方法が考えられます。
- メール配信
- ポイントシステムの導入
- 顧客にメリットのあるイベントの開催
- 魅力的なコンテンツの追加
- ツイッターやSNSの活用
起業アイデアの見つけ方
どのような事業を起業する場合にも言えることですが、取り組むべきビジネスのアイデアを見つけるためには「情報収集」が重要です。
ここで情報収集の方法をチェックして、アイデアの発掘に繋げましょう。
インターネットを活用する
最近は、知りたいことがあるとインターネットで検索するのが当たり前になっています。インターネット上には多くの情報があふれており、その情報は誰でも簡単に手に入れることができます。
一方で、ネットを利用した場合、検索用に用いたキーワードと少ししか関連していない情報が上位表示されたりして、本当に知りたい情報に辿り着くのに手間取ることも少なくありません。
そこで、自分が欲する情報を得るには、ネット以外のルートも活用する必要があるのです。
多くの人に会う
人に直接会って話を聞くことも、起業のアイデアを見つけるにあたって大いに役立ちます。
最近では、起業家のセミナーも数多く開催されています。起業の経緯に関する話や失敗談を聞くことがアイデアを発想するきっかけになることもあります。また、資金繰りをはじめとする実務的な知識を得ることもできるでしょう。
本から情報を得る
インターネット検索や人の話を聞いて興味が湧いたら、本を読んでさらに理解を深めましょう。
今では、起業家が書いた本も数多く出版されています。そのアイデアを参考にしても良いですし、起業家の経験談から得た発想を応用するのも良いでしょう。ネットビジネスに限らず、参考になることはあるはずです。
メモをとる習慣をつける
日常生活で不満や不便さを感じた時は、すぐにメモをとるようにしましょう。日常生活からアイデアを見つけた起業家はたくさんいます。
スマートフォンのメモ機能を使う、ボイスメモに残す、紙に書く、何でも構いません。浮かんだアイデアを忘れないよう、記録に残しましょう。
ネットでの起業に向いたビジネス
ここからは、ネットでの起業に向いたビジネスをいくつかご紹介します。
転売
フリマアプリやネットオークションサイトは誰でも気軽に利用することができるので、転売はネットで取り組むのにピッタリのビジネスです。
転売ビジネスの例としては、
- 身の回りにある不用品をフリマアプリやネットオークションで販売する
- フリマアプリで買った物をネットオークションで販売する(または、その逆)
- 実店舗で買ってネットショッピングモールで販売する
- 海外から輸入して国内で販売する(または、その逆)
などが挙げられます。
転売ビジネスは、相場が安い市場で仕入れ、仕入れ値よりも高い価格で売ることで収益を得るビジネスです。つまり、市場間の相場の差を利用したビジネスです。
ハンドメイド作品を売る
自分で作ったものを販売して収益を得る方法もあります。スイーツ、アクセサリー、工芸品など、趣味で作ったものでも値段が付くものはあります。自分が作ったものを誰かが喜んでくれるだけでなく、売り物として認めてもらえるのは嬉しい限りですね。
最近は、無料でネットショップを開設できるBASEやSTORESなどのサービスも利用できることから、販売のハードルはかなり低くなっています。
BASEは販売手数料が少々かかりますが、使い勝手が良いので、ハンドメイド作品の販売を考えているのであればおすすめです。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、インターネット上で不特定多数の人が仕事を受発注する仕組みのことです。ここ数年で利用する人が増えてきています。
仕事内容は、プログラミング、ウェブデザイン、ライティングなどさまざまです。クラウドソーシングのメリットは、本業での経験や持っているスキルを活かして収入を得ることができる点にあります。
クラウドソーシングと言えばランサーズとクラウドワークスが有名です。どちらも登録料なしで利用できます。
求人内容を見るだけでも世の中で求められている仕事を知ることができるので、まずは登録してみることをおすすめします。
YouTube
YouTubeで稼ぐこともできます。動画を投稿して収入を得ている人はYouTuberと呼ばれ、トップクラスになると億単位の年収を稼ぐと言われています。
最近のYouTubeは、昨年から続くステイホームの影響もあって、有名人が動画投稿を始めたり、それを観る人が増えたりと活気づいています。にもかかわらず、動画を投稿する人は観る人に比べて圧倒的に少ないので、ビジネスチャンスがある市場です。
しかし、収益化するためには、チャンネル登録者数1,000人、動画再生時間数4,000時間/年という基準をクリアしなくてはなりません。これを達成するまでには時間がかかりますので、少々ハードルが高い方法なのは間違いありません。
現在のYouTubeでは、バラエティ系の動画は飽和状態ですが、ビジネス系やノウハウ系であれば参入の余地があります。人に教えられるようなノウハウやスキルを持っている人は試してみる価値ありです。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、ブログやメールマガジンなどに企業の広告を掲載しておき、その広告を介して商品が購入されるなど、広告主の利益に繋がった場合に報酬が支払われるビジネスモデルのことです。
アフィリエイトを始めるには、まずは広告を扱っているASP(Affiliate Service Provider)に登録して、ブログサイトやメールマガジンを作る必要があります。かかる費用は、Webサイトのサーバー代またはメルマガスタンドの利用料となっており、月々1万円程度です。
アフィリエイトに興味がある方は、以下のASPに登録してみましょう。登録するだけならどこも無料です。
参考:A8.net
参考:もしもアフィリエイト
参考:バリューコマース
中でもA8.netは、サイト内でブログスペースを貸してくれるサービスもありますので、お試しでやってみても良いでしょう。
また、初心者がアフィリエイトを始める際には下記のサイトがおすすめです。アフィリエイトの始め方や稼ぐための情報を参考にしてみてください。
参考:ゼロ初心者のアフィリエイト by nihongo 1000
株式投資・FX・仮想通貨
最後にご紹介するネットビジネスが、株やFX(Foreign Exchange)、仮想通貨を購入して利益を見込む「投資」です。
投資とは、世界各国の政治・経済情勢、企業の業績等による株価・為替相場の変動を利用して利益を出す方法です。
売買は、ネット証券会社を介して行うのが主流になっています。ネット証券会社には、ネット専門の証券会社と実店舗とネット証券の両方を運用している証券会社の2つがあります。
ネット証券会社でおすすめなのは、XMtradingとDMM.com証券です。
ネットで起業するために必要な資金
ネットビジネスの起業は「初期費用がほとんどかからない」と言われていますが、最低限必要な費用もあります。
そこで、ネットビジネスにまつわる費用やその獲得方法について学んでおきましょう。
初期費用は?
ネットビジネスを始めるにあたって最初にかかる費用は、自宅でインターネットを始める時と同じで、パソコン購入費とインターネット設備費です。既に自宅がインターネット接続環境にある場合は、実質0円でスタートできるということになります。これが「初期費用がほとんどかからない」と言われる所以です。
ただ、アフィリエイトを始める場合などには、必要なメールアドレスの取得やブログの作成、報酬をもらうためのASPサイトへの登録が必要になります。初期登録は無料ですが、ドメインを取得したり、サーバーを使用する場合は月額1,000円以上は必要となってきますので注意しましょう。
その他にも、ネットビジネスは有料サービスを利用したほうが有利になるので、後々の利用料を想定しておいた方が良いでしょう。
資金が無い場合はどうするか
ネットビジネスは初期費用が少なくて済むと言われているものの、事業内容によってはある程度まとまった資金が必要なケースもあります。
「資金不足のため事業を始められない」では悲しいので、資金が足りない場合に採るべき方法も身につけておきましょう。具体的には、以下のような方法があります。
- 資金が貯まるまで起業する時期を遅らせる
- 親族や知人から資金調達する
- 金融機関からの融資を受ける
- 助成金や補助金を活用する
助成金・補助金について
助成金や補助金とは、国や自治体が起業を支援するために用意しているお金で、条件を満たせば誰でも利用することができます。助成金や補助金は返済する必要がないため、起業後の負担になりにくいという点も魅力です。
初めての起業では、起業前に金融機関から融資を受けるのは難しいので、自分の起業スタイルに合う助成金や補助金をリサーチしましょう。
失敗を避けるコツ
ここからは、起業で失敗しないために知っておいた方が良いことを解説していきます。
参入する市場を慎重に検討する
たとえ商品・サービスそのものが優れていても、参入する市場が以下の項目に当てはまっている場合は、慎重な検討が必要です。
- 業界内の競合が多い
- 少数企業が市場を支配している
- 参入、撤退コストが高い
- 市場規模が小さい、または縮小している
上記に当てはまる市場に参入する場合は、他社と差別化できる方法を徹底的に考えましょう。
顧客目線で商品やサービスを考える
一人で事業を行っていると、どうしても独りよがりな商品・サービスを提供したり販促活動に従事したりしがちになります。そうなると顧客のニーズからどんどん離れていき、特に顧客が求めていない付加価値を追求してしまったりもします。
これでは成功は望めませんので、顧客の不満・不便を解消する、つまり顧客の問題解決にフォーカスした商品・サービスを考えることを忘れないでください。
資金繰りには余裕を持っておく
いざ計画を実行に移すとなると、当初の予定通りに計画が進まないこともしばしばです。時間がかかると、資金も余計にかかってしまいます。ギリギリの資金計画を立てると、上手くいきそうになっても途中であきらめざるを得ない状況になりかねません。そのため、起業するのであれば、資金繰りには余裕を持たせておきましょう。
事業計画を柔軟に軌道修正する
たしかに、できるだけ細かく事業計画を練ることは重要です。しかし、計画を進めてみて初めてわかることもありますし、状況は日々変わるものです。
従って、事業計画どおりに進めることよりも、柔軟に軌道修正できることの方が大切だという心構えでビジネスに取り組みましょう。
収益の使い道を慎重に検討する
事業が軌道に乗って収益が入るようになると、その使い道がビジネスの明暗を分けることになります。
人は大金が手に入ると気が大きくなり、無駄遣いしがちです。その結果、不測の事態に対処できなくなるというのはよく聞く話です。
事業がうまくいっている時でも油断せず、お金の有効な活用方法を考えるようにしましょう。
アイデアを活かしてネットビジネスに参入しよう
この記事では、副業ビジネスを始める前に考えるべきこと、起業アイデアの見つけ方、ネットでできるビジネス、必要な資金、失敗を避けるコツなどをご紹介してきました。
起業のアイデアは、ネットビジネスだからと言って、パソコンの前に座って情報検索するだけで見つかるものではありません。そのため、いろいろな機会を利用してアイデアを捻出する必要があります。あなた自身の日常生活にもヒントは隠れています。そのため、普段からメモをとり、イベントやセミナーなどに積極的に参加して多様な意見や考え方に触れるなどしてください。
ぜひ、本記事で紹介した資金繰りや失敗を避けるコツを参考にして、あなたのネットビジネスを成功に導いていただければと思います。