副業で稼ぐために必要なスキルとは?オススメ職種と仕事の受注方法も公開

インターネットの普及、企業の副業解禁により、副業が始めやすい環境が整いました。しかし、稼ぐための知識が伴っていなければ、早々に挫折することになってしまいます

この記事では、副業をはじめてみたい人、副業をはじめたけど稼げない人向けに、副業で稼げない人の特徴稼ぐために必要なスキルを解説します。在宅でできる副業を探している、将来は起業したいという人にオススメの副業職種も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

副業をはじめても稼げない人5つの特徴

2019年にパーソナル総合研究所が発表した副業実態調査データでは、正社員の41%が副業意欲を示し、10%がすでに副業をしているという結果が出ました。副業許可企業が300社、副業禁止企業が700社という調査対象での結果なので、いかに副業が社会に浸透しているかがわかります。しかし、「副業をはじめてみたは良いけれど全然稼げない」と悩む人が多いのもまた事実です。

とくに、時給制ではなく固定報酬制で働いている人に多い悩みです。本業しかりアルバイトしかり、時給制で雇われれば働いた時間はそのまま収入になりますが、固定報酬制だとそうもいきません。出した結果がすべてで、仕事に取り組んだ時間が短かろうが長かろうが同じ報酬です。そのため、時給換算すると非常に安くなってしまうことが多々あるのです。

ここでは、副業で稼げない人の特徴を5つ紹介します。副業で稼げないと悩んでいる人は、自分に当てはまっている項目がないか確認してみてください。当てはまった項目、すなわち自分の弱点が理解できれば、あとは改善を行なっていくだけです。

副業を「簡単な仕事」と思っている

副業を「簡単なもの」「誰でも稼げるもの」「好きな時間に好きなように働けるもの」と思っている人は、考えを改めましょう。確かに、インターネットの普及によって、在宅ワークへの参入は容易になりました。

しかし、はじめるのが簡単になっただけであって、仕事として受ける以上スキルや責任感は必須です。未経験の職種に挑戦してすぐに収入につながるような甘い世界ではありません。

また、企業に務めるのと違い、仕事をこなす以外のスキルが必要な点も理解しておきましょう。仕事をとってくる営業力、顔の見えない相手と円滑に話をすすめるコミュニケーション能力、仕事量や進め方をマネジメントする自己管理能力、確定申告に必要な帳簿能力など、さまざまなスキルを身につけておく必要があります。

悩む時間が多い

慎重派の人に多い傾向が、悩みすぎて前に進まないというものです。

仕事をはじめる前に「自分に向いている副業はどんな職種だろう」「何のスキルを学ぼう」と考えすぎてしまい、行動に移せない人は仕事を受注することができません。さらには、副業をはじめることすら躊躇し、諦めてしまうこともあります。これでは、稼ぐどころの話ではないですね。

次に、仕事を受注したあと、「ツールの使い方がわからない」など疑問点が浮かんだ時に仕事をストップしてしまうのも問題です。ネットで検索をかければ、ほとんどの問題は解決可能です。悩む時間にお金は発生しないので、「何分悩んだら行動に移す」など、自分ルールを作って効率的に仕事を進めていきましょう

自分に自信がない

在宅副業において、自分に自信がなさすぎるのは問題です。実際には受けられる仕事なのに応募を躊躇する、必要以上に安い単価で仕事を請け負う、という行動につながり、稼ぐことができません。

また、自身のなさをクライアントに伝えることはやめましょう。初心者は提案文に「未経験ですが頑張ります」と書いてしまう事が多いのですが、クライアントからすれば不安材料にしかなりません。応募のときは自分を下げるようなワードは使わない、自信が持てるようにスキル習得に励むという点を意識して副業に取り組んでください

情報収集が足りない

一口に副業と言っても、職種も雇用形態もさまざまです。本業以外に収入源があれば副業ですから、本業以外の企業にアルバイトとして勤めても良いですし、フリーランスのように複数の企業と案件単位で契約を結んでも良いわけです。まずは、自分がどのような副業をしたいのかについて考えましょう。そして、自分が選んだ副業についてしっかりと情報を集めてください

稼ぐために必要なスキル、将来性、自分に合っている仕事内容かどうか、初心者が稼げるようになるまでの道のりなど、細かく調べます。「初心者からはじめて月10万稼いでいます」という情報を手に入れたら、「何ヶ月目で10万円に到達したのか」を調べることが重要です。

「簡単」「未経験OK」「高収入」という言葉だけ見て仕事を選ぶと、理想と現実のギャップを感じた時に挫折につながります。また、甘い言葉で釣る詐欺案件もあるため、あわせて注意してください

ゴール設定が曖昧

なぜ副業をしたいのか、理由を具体的に説明できるようになりましょう。「なんとなく」「お小遣い程度になれば良いと思って」など、曖昧なゴール設定は挫折のもとです。

「今すぐに毎月3万円の収入を増やしたい」と「はじめは収入にならなくても良いから、将来独立して稼げるようになりたい」では、選ぶべき副業も変わってきます。ゴール設定をすることでモチベーションの維持もできるので、ぜひともよく考えて、できれば紙に書き出して常に見えるところに貼っておきましょう。

個人で稼ぐスキルの基盤として必要な3つの能力

雇われではなく個人で稼ごうと思った時に必要なスキルは、営業力、コミュニケーション能力、計算力、自己管理力など、細かく挙げていけばきりがないほどあります。しかし、その基盤となるのは主に3つの力です。ここでは、個人で稼ぐスキルの根本的な部分、3つの基盤力について解説します。

情報発信力

情報には価値があります。人の知らないことを教えたり、自分にしかできない伝え方をしたりする能力は、個人で稼ぐ上で必要となる能力の1つです

学校の授業を思い出してください。同じ教科でも、教える先生によって理解のしやすさや受け取るメッセージが変わったのではないでしょうか。「この先生に習いたい」と思う先生が、需要の高い先生です。需要の高い情報発信は、お金に変わります。

ニーズを読み取り、適切に情報を発信できる能力を身につけましょう。情報に自分の経験談等個性を盛り込めれば、あなた以外には発信のできない「代えの効かない情報」になり、更に価値が高まります。

行動力

人を上回る行動力があれば、間違いなく価値になります。難しくてできる人が少ない、誰もやりたがらない、といった仕事そのものを請け負う行動力でも良いですし、行動に移すまでの俊敏さでも良いです。仕事受注の際は悩まず即応募する、クライアントから連絡が来たら即返信するなど、「他の人よりも早い」ことはあなたの価値になります。

思考力

個人で稼ぐならば、自分の頭で考えられることが大切です。与えられた知識をただ使うのではなく、自分の経験や考え方を反映させてオリジナリティを出しましょう。仕事を更に効率化できないか?更に価値を高められないか?今勧められている方法は最善なのか?ただまっすぐ受け入れるのではなく、常に疑問を持つことが大切です。

人が思いつかないようなアイデア、人とは違う視点を持てれば最高です。新しいサービスや仕事を作ることも可能になります。

副業にオススメの職種5選

ここでは、在宅ワークかつ独立が可能な副業を5つ紹介します。気になる仕事が見つかったら、情報収集をして、勉強をはじめてみてください。

プログラミング

エンジニアは常に人員不足の傾向にあり、需要が高い職種です。需要が高いということは、受注できる仕事の数が多い、報酬が高いということです。半年ほど学べば仕事受注可能なレベルまで到達できます。すぐに副業収入が欲しいという方には遠回りに思うかもしませんが、身につければ単価1~3万円程度の案件を受けられるようになり、仕事スピードの向上や実力が認められることによって、月収60~100万も目指せる職種です。

注意点としては、習得する言語を定めてから勉強を開始する必要があるということです。プログラミングの中にもJavaやPHPなど様々な言語があり、制作したいものによって必要な言語が変わります。畑違いの言語を習得してしまい、自分の受けたい仕事が受けられない…という結果にならないよう、目標設定は一番はじめに行いましょう。

Webマーケティング

マーケティングとは、物が売れる流れを作る仕事です。WebマーケティングはWeb上でマーケティングを行います。メルマガ、バナー広告、アフィリエイト、SNS広告などは、代表的なWebマーケティングの手法です。

移り変わりが非常に激しく、新しいマーケティング方法が生まれては廃れていくので、常に最新の情報を仕入れて行く必要があります。データ分析が得意な人、社会の変化に敏感な人、継続的に学習できる人に向いています。仕事内容には、企業に効果的なマーケティングを教えるコンサル業、企業の代わりに広告運用を行う代行業があり、1案件20~40万単位で稼ぐことが可能です。

Webマーケティングの副業についてはこちらのブログ記事も参考になります。

参考:Webマーケティングの仕事内容や勉強方法をさらに詳しく見る

動画編集

YouTubeで稼げることが有名になると同時に、動画編集技術も注目を浴びました。ユーチューバーにならずとも、役に立つスキルです。理由は、個人企業問わず、動画編集を外注する人がいるからです。

動画のもとになるネタはあるけれど編集技術を持っていない人、編集したい動画数が多すぎて手が回らない人から、依頼が入ります。有料ツールを導入する費用がかかりますが、直感的に操作できる作りのツールが多いため、独学で身につけることも可能です。個性が現れやすい仕事なので、代わりの効かない存在として働ける魅力があります

Webライティング

大きく稼ぐためには、SEO知識や読ませる文章力が必要ですが、基本的には文章が書ければ良いので、特別なスキルを持っていなくても取り組みやすい仕事です。短文を書く仕事からはじめて、徐々に見出しに分かれるような長文の仕事に挑戦していきましょう。

クラウドソーシングサイトでは、応募・採用の手順を踏むことなく仕事に取りかかれるタスク案件も豊富なので、初日から報酬を得ることが可能です。ただし、タスク案件を含む初心者が受けられる案件は、報酬が少ないことを理解しておきましょう。経験を積んだら、高単価のプロジェクト案件に応募することで、収入を上げることができます。

Web制作

Web制作には、コーディングデザインの2つの仕事内容が存在します。コーディングとは、クライアントからもらったWebページのデザインをそのままWebサイトとして反映させる作業です。デザインスキルも身につければ、イチからホームページ制作に携わることができ、報酬も高単価になります

プログラミング言語の習得が必要になりますが、半年~1年で仕事ができるレベルに到達します。起業した際に、自分でホームページを作れるのも魅力です。

コンサルの副業事情やメリットについては下記の記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。

参考:副業コンサルとは?現役コンサルやポストコンサルの副業事情を解説|コンサルキャリア

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仕事を受注する3つの手段

会社に勤めているのとは違って「待っていれば仕事を振ってもらえる」ことはありません。自分で仕事を探して、契約をとって、はじめて仕事に着手できます。いくらプログラミングやライティングなどを勉強し、稼ぐスキルが身についていても、やる仕事がなければ無収入です。

ここでは、副業をはじめた人が、仕事を受注するためにとるべき行動を3つ紹介します。3つすべてを実行する必要はありませんが、手段が多いほど働き口が広がることは間違いありません。できそうなものから着手して、徐々に他の方法にもチャレンジしてみましょう。

クラウドソーシングサイトに登録する

人脈もない、経歴もない人が仕事を探すときに、一番オススメできる方法です。有名なクラウドソーシングサイトは以下の3サイトです。

クラウドソーシングサイトは、仕事を発注したい人と受注したい人とのマッチングサイトです。自分で営業をかける必要はなく、自分の受けたい仕事を検索して応募、採用されれば仕事ができるというシステムです。

単価は安くなりますが、応募・採用の手順なく仕事ができる「タスク案件」もあります。経歴と実力が伴えば、企業との継続契約や直接契約が結べ、収入も安定していきます

登録料は無料なので、複数サイトに登録してみましょう。クラウドソーシングサイトによって、取り扱っている案件も使い勝手も異なります。自分の気に入ったサイトをメインに据え、他のサイトを仕事がないときの保険として使いましょう。受けられる案件がないと思った時に、他のサイトで探すことで、「仕事のない期間」を作らずに済みます。

参考:クラウドワークス

人脈を使って仕事を受注する

副業として取り組みたいジャンルに精通している知人がいれば、人脈をたどって仕事を受注することが可能です。知人、というのは友人に限りません。セミナーで知り合った人や過去に仕事を受けたクライアント経由で、他のクライアントを紹介してもらいましょう。

当然、良好な人間関係が築けていることが前提で、仕事を紹介してくれた知人の顔を潰さない結果を提供することが大切です。初心者には難しく、責任も大きい受注の仕方ですが、その分報酬も高くなる傾向にあります。「お小遣い程度の副業」から「独立も視野に入れた本格的な副業」に移行する場合、避けては通れない道です。

仕事受注用のSNSやブログを立ち上げる

仕事を受注するために必要なのは、「信用」と「結果」です。仕事を発注する側に立って考えてみましょう。どの程度のクオリティで仕事をしてくれるのか、発注から納品までにはどのくらい時間がかかるのか、そもそも本当に仕事を完遂してくれるのか、不安要素は大変多いです。

発注側の不安を取り除くために有効なのが、SNSやブログで自分の情報を発信することです。どのような経歴を持っているのか、どのような思いで仕事に取り組んでいるのかなど、仕事受注につながりそうな情報は何でも載せていきましょう。過去実績のポートフォリオを作って記載しておくと、より効果的です。

まとめ

今は、学生でも主婦でも、時間のないサラリーマンでも気軽に副業をはじめられる環境が整っています。しかし、はじめやすいからといって稼ぎやすいとは限りません。

まったくスキルがない状態からでも仕事をもらうことは可能ですが、安定した収入を得るためにはスキルを身につける必要があります。「未経験OK」「スキルのない私でも稼げた」という言葉の表面だけを読み取り、努力を怠れば稼げないのは当然です。

はじめは慣れないことばかりで実際の仕事以外の時間も多くとられてしまいますし、スキルがない状態だと自信もない、アピールできないから高単価案件がとれないという事態にも陥るでしょう。しかし、稼ぐスキルを身につければ、世界は変わります

スキルを身につけたあなたには、自分から営業をかけなくても仕事が入ってくる、高単価案件を受けられるようになる、副業収入が本業収入を超える、という未来が待っています。この記事を参考に、ぜひ頑張ってみてください。

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この記事を監修した人

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