好きなことの探し方と才能の見つけ方

この記事では、好きなことを探す方法・才能を見つける方法を解説します。好きなことでお金を稼げるようになるには、収入に繋がる才能を発掘することが必要不可欠です。好きなことがわからなくなってしまう原因についても解説するので、好きなことがわからないという人はぜひ参考にしてください。

目次

好きなことを見つけるためにできる3つのこと

ここでは、好きなことを見つけるためにできること・心がけるべきことを解説します。

興味を持ったら「とりあえずやってみる」

興味を持った事柄があれば、考える前にまずはじめてみましょう。やってみないことには、向き不向きも好き嫌いもわかりません。とにかくチャレンジすることで、自分の知識や行動範囲を広げることができます。

そして、生活の中で出会うさまざまな事柄に興味を持ち、知っている範囲を広げていくことも大切です。人は知識の範囲内でしか興味を持ち始められないからです。そして、興味を持って挑戦した結果、新しい知識が手に入ります。そうやって、そこからクモの巣状に、自分の世界は広がっていくのです。

自分の嫌いなことを排除する

嫌いなことを排除すれば、残るのは好きなことです。嫌いなことをするのは体力的にも精神的にも消耗します。

好きなことしかしない毎日を手に入れることができれば、毎日が楽しいだけではなく、新しいことにチャレンジする気力も湧きます。そして、自分の嫌いなことを把握できれば、好きなことが何なのかも見えてくるのです。

好きなことが思い浮かばない人は、まず嫌いなことをリストアップすることからはじめてみましょう。
たとえば、
・人付き合い
・誰でもできるような作業
・職場の飲み会
・チームで行なうスポーツ・ゲーム
などと具体的にあげるとよいでしょう。

好きなことがわからなければ、嫌いなことを探して、嫌いなことと正反対のことをやってみる、がオススメです。

過去の自分を分析する

今の自分の好きなことが見当たらないときは、過去に熱中したことや楽しいと感じたことを洗いざらい書き出してみましょう。しかし、過去取り組んだことを今そのままやるわけではありません。共通点を探り、同じ特徴を持つ事柄を探るのです。

手順としては、以下のとおりです。
(1)過去に、好きだったこと・楽しいと思ったこと・嬉しいと思ったこと・やりがいを感じたことを複数書き出す
(2)1の経験の中で、とくにどの部分が好きだったのかを考える
(3)書き出した事柄の中に共通点を見つける
(4)まだ取り組んでいない仕事・趣味で、同じ特徴を持っているものを探す

例を挙げると
(1)ゲーム・読書・旅行
(2)ゲームのレベル上げに達成感を感じる、現実と異なる世界観が楽しい。読書で新しい知識を得るのが楽しい、主人公の成長にカタルシスを感じる、旅行の非日常感が好き。
(3)自分が成長することにやりがいを感じる・毎日同じ作業だと飽きてしまいそう・常に新しい世界に触れていたい
(4)同じ共通点をもつ趣味として、料理・散歩・アクアリウムなども向いていそう。仕事なら、マーケティング業界や企画開発系も向いていそう。

収入につながる好きなことを見つける

ここでは、ただ単に好きなことを探すのではなく、収入になる好きなことの探し方を紹介します。好きなことの見つけ方さえわかっていれば、副業一覧の中から自分が好きになれそうなものを見つけることも容易ですので、ぜひチャレンジしてみましょう。

好きなことが収入につながるとなぜ良いのか?

今の仕事が楽しいのであれば考える必要はないかも知れませんが、「好きなことして生きていく」というキャッチコピーから爆発的に人気職業になったユーチューバーからみても、好きを仕事にしている人は稀です。そして、できれば好きなことだけして生きていきたいのが、人間の本音でしょう。

そこで、はじめから収入を目的とした好きなこと探しを推奨します。最初は趣味としてはじめて、軌道に乗ったら本業にする、というステップを踏めば、失敗も少ないです。そして好きなことだけして生活が成り立てば、今より幸せな毎日が待っています。

収入につながるかの判断基準は「作業量が自分の成長につながるかどうか」

チラシ配りや工場のライン作業など、いわゆる「時給で働く単発バイト系」は、手っ取り早く収入にはなりますが、将来的に見た時に収入に結びつきません。単純作業・時間を切り売りする・スキルがなくてもできるものを避け、作業をした分だけ成長する・スキルが無いと成り立たないけど、スキルを身につければ稼ぐことが可能なものを見つけましょう。

今の環境の中から好きなことを探す方法

新しいことに目を向けるのも大事ですが、今持っているもの・今ある環境をおろそかにしてはいけません。ここでは、今の仕事・家庭・交友関係から、好きなことを見つける方法を解説します。

今の仕事の中から好きなことを見つける

今している仕事を、細分化して見つめ直してみましょう。一度仕事がつまらない・転職したい・他の仕事をしている人が羨ましいと思うと、その感情に引っ張られがちです。しかし、本当にすべての業務が嫌いなのでしょうか。

たとえば、
・電話対応、お茶くみ、コピー取りなどの雑務が嫌いだけど、新入社員用にマニュアルを作るのは好き
・営業ノルマがあるのが精神的に辛いけど、営業先で会話をするのは好き
など、なにか一つでも好きなことを見つければ、突破口になります。

好きな業務を多めにできるよう立ち回ることや、好きな業務が多い部署に異動させてもらうという手段もとれるでしょう。まずは、今の仕事内容の中に好きを見つけましょう。

今の家庭の中から好きなことを見つける

家庭の中にも、好きを見つけていきます。やはり、効果的なのは細分化です。ひとくくりに家事子どもの世話というのではなく、もっと細かく考えてみましょう。

たとえば家事なら、以下のように細分化できます。
・食器洗い
・買い物
・料理のメニュー決め
・調理
・洗濯
・アイロンがけ
・掃除
・整理整頓
掃除が嫌いと思っていても、実は嫌いなのは掃除機かけで、クイックルワイパーでの掃除は苦ではなかったとか、整理整頓は好きだった、ということもあるので、一度見直してみることをオススメします。

今の交友関係から好きなことを見つける

友だちと過ごす中で、特定の誰かと過ごすことが何よりも楽しいということもあるでしょう。しかし、行動の方にも目を向けてみましょう。

・同じ趣味の人と何時間も語り合うのが楽しい
・家飲みでとにかく楽しくどんちゃんするのが楽しい
・オンラインゲームで適度な距離感で交わるのが楽しい
など、友だちとおこなうどの行為を自分が楽しい・好きだと感じているのかを探ります。

好きなことを見つけるメリット

好きなことがわからないという悩みは多いものですが、そもそも好きなこととは具体的にどんな感情を指すのでしょうか。ここでは、好きの類似感情と、好きなことを見つけるメリットについて解説します。

そもそも好きとはどのような感情が浮かぶことを指すのか

好きという感情は、情熱です。好きの反対は無関心という言葉もあるくらいなので、好きとは感情を突き動かされること・快の感情が浮かぶことだといえます。

具体的にいうと、特定の行為をした時に
・ワクワクする
・もっと知りたいと思う
・長く続けたいと思う
・面白いと感じる
・積極的に取り組みたいと思う
などが挙げられます。

好きなことに取り組むメリット

好きなことというのは、モチベーションが続きやすいです。しかも、認められたい・お金を稼ぎたいなどといった他人ありきの考えではなく、ただ楽しいからやりたいという自分軸でのモチベーションなので、簡単には軸がぶれません。

モチベーションには、内発的モチベーションと外発的モチベーションがあるのですが、好き=内発的モチベーションなのです。内発的モチベーションによっておこなう行為は、やらされ感が少ないためにストレスや苦痛を感じることが少なく、長時間・長期間に渡って作業に取り組むことができます。そのため、外発的モチベーションでおこなう場合に比べて、成長スピードが早い・成果を上げやすいという特徴があります。

才能の見つけ方

ここでは、才能について掘り下げて考え、どうして才能が見つからないのか?どうしたら才能が見つかるのか、について解説します。

才能とはなにか

才能について調べると、以下のように表現されます。
・物事を巧みになしうる生まれつきの能力
・ある個人の素質や訓練によって発揮される、物事をなしとげる力

生まれつき持っている素質を訓練によって伸ばすことで発揮される能力ということです。広い意味でいえば、その人の得意なこと=才能なので、たとえば「いつでもどこでも横になれば3秒で寝れる」というのも才能です。

しかし、この才能はそのままでは人の役には立ちません。人の役に立たなければ収入には結びつかないので、「いつでもどこでも横になれば3秒で寝れる」のは才能だけど、収入に結びつく・将来の夢にできる才能ではないということがわかります。

また、3秒で寝れる人がその能力を好きでいなければ、得意であってさらに極めることはできません。好きこそものの上手なれというように、継続には好きという感情が必要不可欠です。よって、才能とは、その人が得意なことで、なおかつ人の役に立ち、好きであることと定義できます。

才能が見つからないのはなぜ?

才能・能力の伸び率が高いのは2~6歳と言われています。この年齢は、まだ世界が狭く、ひとりで生きていくこともできないため、環境的要因を受けやすい時期でもあります。この時期に、周りから認めてもらえない・失敗ばかり続くという経験をすると、才能を見つけるのが難しくなってしまいます。

才能が見つからない要因の例として、4つの事例をあげます。
・周りの顔色をうかがいすぎて、自分のやりたいことができない
・失敗ばかり続くことで、自分はだめな人間だと思いこむ
・周りから「出来の悪い子」だと言われる、失敗体験が続くことで自己評価が低くなる
・才能を認めてくれる人が周りにいない
1つずつ解説していきます。

(1)周りの顔色をうかがいすぎて、自分のやりたいことができない
勉強をしたいと思っていても、周りの子が外で遊んでいるから一緒に遊ばないといけないなどがそうです。空気を読んで自分を押し殺しているうちに、自分のやりたいことがわからなくなるから才能が見つけられなくなります。大人になってからも、本当は家に帰って副業をしてみたいけど、飲み会を断りきれずに結局手つかずのまま終わる、なんて経験があるでしょう。そして、やりたいことを我慢してチャレンジしなければ、向き不向きも好き嫌いもわかりません。

(2)失敗ばかり続くことで、自分はだめな人間だと思いこむ
人は、結果が伴わない努力を続けることができません。努力しても成長を感じられない・成功できない・周りから認められないという体験が続くと、別の事柄であっても、取り組む前に諦めるクセがついてしまいます。そうすると、興味を持ってもやる前に「どうせまた駄目だろう」とブレーキを掛けてしまうため、才能に気づくことができないのです。

(3)周りから「出来の悪い子」だと言われる、失敗体験が続くことで自己評価が低くなる
自己評価が低くなると、才能を見つけるのは困難です。他人から見たら立派な才能であっても、自分が持っている才能なんて大したものじゃないと卑下してしまっているからです。

(4)才能を認めてくれる人が周りにいない
持っている才能を認め、伸ばしてくれる人が周りにいなければ、才能に気づくのは難しいでしょう。たとえば、毎日絵を書いている子どもがいたとして、親が「遊んでばかりいないで勉強しなさい」「絵を書くのがうまくても仕事にはできない」と言えば、才能を伸ばす機会は失われます。

才能は決してすごいものではない

才能を見つけることができない要因として、才能をすごいものだと捉えすぎていることも挙げられます。

・世界トップクラスにはなれなくても、才能は才能
・才能は育てていくもの
・才能がない人はいないし、ひとり一個とも決まっていない

才能というのは、ある日突然開花して、そのまま世界で活躍するほどのプレーヤーになれる、というようなものではありません。一流プレーヤーも、初日からすごい成果を上げていたわけではなく、努力と練習の成果によって才能を伸ばした結果です。

・超一流と三流の違いは、「練習時間と練習内容の質」
・生まれながらに決まっている才能は、身長や骨格などの身体的特徴のみ

結局のところ、才能とは「好きだから・得意だからと長く続けていたら、他を凌駕するほどの実力が身についていた」というものなのです。

好きなことが見つけられないのは発達しすぎた現代社会のせいともいえる

ここでは、好きなことが見つからない、現代の環境的要因について解説します。

選択肢が多いから迷いやすい

一昔前であれば、都会は便利だが自然がない・田舎は不便だが自然が多いのように、単純に分類ができていました。しかし、今では都会でも緑地化計画で自然を感じられる環境にあったり、田舎でもインターネットの普及や交通環境改善によって便利になっていたりと、単純にカテゴリ分けすることができません。

また、いい大学に入って・いい会社に入って・定年退職というのが理想的だった時代が終わり、起業や独立開業という道も随分身近になっています。選択肢の多い現代だからこそ、迷いが生じて、好きなことを見つけにくくなっています。

実際の体験が少ない

インターネットやテレビによって、さまざまな情報が入ってくる世の中です。実際には体験していなくても、体験した人の声を聞くことが容易です。しかし、それでわかるのは実際に体験したその人がどう感じたかであって、自分も全く同じ体験ができる・同じ感想を抱くというわけではありません。

知識ばかりを手にして、実際に体験していないのに向き不向きや好き嫌いの判断をしている、頭でっかちのパターンが多いのが現代です。好きなことを見つけるためには、自分が体験してみないとわからないということを肝に銘じておきましょう。

はじめたことを長続きさせる3つのコツ

好きなこと探しをして、興味の持てるものを見つけたら、少しでも長く継続したいものです。一度ハマってしまえば、あとは好き・楽しいという感情で続けることができます。

しかし、最初はわからないことも多く、コツを掴むまでは成功体験も得られないため、長続きするための工夫を取り入れることをオススメします。ここでは、はじめたことを長続きさせる3つのコツをお伝えします。

周りに「開始宣言」をする

ブログやSNSで、自分がはじめたことを宣言しましょう。家族や友人に会った時に話すのも効果的です。開始宣言をして、定期的に成果を報告するという流れを作ってしまえば、簡単にはやめづらくなります。

一緒に取り組む仲間を見つける

自分ひとりだと、「明日から始めればいいか」「今日は天気が悪いから辞めとくか」となる場面でも、誰かとの約束があればそういうわけにはいきません。強制的にやる方向へもっていくために、仲間を見つけることは大切です。また、仲間の成果を見ることで、自分も頑張ろうと思えます。

良き同志として・ライバルとして、一緒にはじめてくれる仲間を見つけましょう。アウトドアな趣味・仕事なら現地で仲良くなることもできますし、インドアな場合でもSNSなどネットを通じて交流することができます。

初期投資をして辞めにくくする

何かをはじめる時に、スクールに通う・必要な道具を揃えるなど、お金をかけることは大切です。お金をかけずにできることはリスクが少なく辞めても損しないですが、反対に言えば辞めてもいいという甘えにつながってしまいます。

高額でなくて良いので、何かをはじめるときには初期投資をしてみましょう。「せっかく払ったのにもったいないな」という感情が芽生えれば、簡単にはやめづらくなります。

まとめ

好きなことを見つけるのは、さほど難しいことではありません。日常の中にもヒントがたくさんありますので、まずは今の自分の環境から好きなことを探してみましょう。好きなこと探しの感度が下がっている人は、自分の意識を変えることからはじめてみてください。

そして、好きなことが見つかったらぜひ、好きをお金にする方法も検討しましょう。好きなことで収入を得られるようになれば、今よりもっと充実した毎日を送ることができます

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この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
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