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クラウドって何?ASPとの違いは?クラウドの基礎知識と重要用語を徹底紹介!

最近良く耳にする「クラウド」という言葉。

聞いたことはあっても、「その意味は?」と聞かれると、はっきりと説明できない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、クラウドに関する基礎知識と、ASP、SaaS、PaaS、IaaSなどの重要なクラウド用語についてくわしくご紹介します。

「クラウド」の意味と「クラウドサービス」の内容

そもそも「クラウド」とは、一体何なのでしょうか?そして「クラウドサービス」とは、どのようなものなのでしょうか?

ここでは、クラウドの意味と、クラウドサービスの内容についてくわしく説明します。

クラウドとは?

クラウドとは、インターネットを経由してデータを一括して集約・管理する技術のことです。

以前はメールやコンテンツなどのデータは、個人のパソコンなどの「デバイス」に保存していました。つまり、メールなどを見る時は、自分のパソコン上のデータを開いてチェックするしかなかったのです。

しかし、スマホやタブレットなどの急速な普及により、いつでも・どんな場所でもデータにアクセスできる環境が求められるようになりました。

そこで登場したのが「クラウド」です。

クラウドは、インターネット上でデータを管理するので、ユーザーはインターネットに繋ぎさえすれば、ネットワーク経由でデータにアクセスできるようになったのです。

また、「クラウド(cloud:雲)」という名前がつけられた理由は、データが保存されるインターネットが雲の中にあるコンピュータのようなイメージがするためと言われています。

クラウドサービスとは?

「クラウドサービス」とは、クラウドの技術を使って提供されるサービスのことを言います。

クラウドサービスの代表的な例としては、Googleの「Gmail」などのWebメールが挙げられます。

参考:Gmail(ジーメール)

クラウドサービスにはさまざまな種類がありますが、大きく「SaaS」「PaaS」「IaaS」の3つに分けられます。これらについては、後ほどくわしく説明します。

ASPとは?

クラウド関連の用語としてよく出てくる「ASP」ですが、このASPとは一体何を表しているのでしょうか?くわしく解説します。

ASPとは?

ASPとは、「Application Service Provider(アプリケーションサービスプロバイダ)」の略称です。インターネットを経由してサービスを提供する「事業者」のことを表します。

ただし、広義では「サービスそのもの」を意味することもあります。

意外と歴史が古いASP

ASPは、1980年代の終わりにアメリカで登場しました。しかし当時は、インターネット回線が不安定で、セキュリティ面でも課題が多かったことからあまり普及しませんでした。

その後、2005年頃からASPの欠点を修正したクラウドサービス「SaaS」が登場し、ASPに取って代るようになりました。

そのため、ASPはSaaSの「前身」と言われています。

クラウドサービスの種類を3つご紹介

クラウドサービスの種類は、大きく分けて以下の3つに分類されます。

「SaaS(サース)」
「PaaS(パース)」
「IaaS(イァース)」

まずは、ASPの前身と言われる「SaaS(サース)」の内容について、くわしく解説します。

クラウドサービス「SaaS(サース)」とは?

SaaSは、「Software as a Service(ソフトウエア アズ ア サービス)」の略称であり、クラウドサービスのひとつです。

インターネットを通じてソフトウェアを提供することで、ユーザーが手軽にデータにアクセスできるようになっています。代表的な例として、「Gmail」や「Dropbox(ドロップボックス)」などが挙げられます。

SaaSには、ソフトウェアをインストールすることなく、アカウントを取得すればすぐに利用できるという手軽さがあります。またコストも安く、どんな場所からでもアクセスが可能です。そのため、サービスを少量、または短期間利用したいというユーザーにおすすめです。

ただし、プラットフォームで提供される機能しか使えないため、他のクラウドサービスに比べてカスタマイズ性が低いというデメリットはあります。

参考:Dropbox(ドロップボックス)

SaaSの種類

SaaSには、「Horizontal SaaS(ホリゾンタルSaaS)」と「Vertical SaaS(バーティカルSaaS)」という2つの種類があります。

【Horizontal SaaS】

「部門特化型」のサービスです。業界・業種に関係なく、営業やマーケティングなどの特定部門のエコシステム化を図ることができます。

【Vertical SaaS】

「業界特化型」のサービスです。小売や建設、物流、ホテル業界など、業種ごとに特化した機能を持ち、問題解決へと導きます。

クラウドサービス「PaaS(パース)」とは?

次に、「PaaS(パース)」について解説します。PaaSのメリット・デメリットや、代表的なサービスなどを併せてご紹介しましょう。

クラウドサービス「PaaS(パース)」とは?

PaaSは、「Platform as a Service(プラットフォーム アズ ア サービス)」の略称で、開発環境やプラットフォームを用意するなど、システム開発領域を目的としたサービスです。

ハードウェアやOS、データベース、プログラミング言語などをインターネット経由でユーザーへ提供します。

PaaSのメリットは、手間のかかるインフラ環境構築を自社で用意する必要がなくなるところにあります。おかげで、開発者は手間やコストを抑えながらシステム開発を行うことができます。

一方で、利用できる開発言語やデータベースの自由度が低く、思い通りのインフラ環境を構築できないというデメリットもあります。

PaaSの代表的なサービス

PaaSの代表的なサービスとしては、以下のものが挙げられます。

【Google App Engine(グーグルアップエンジン)】

各種プログラミング言語を使用して、Webアプリの開発および公開を行います。

参考:Google App Engine(グーグルアップエンジン)

【Heroku(へロク)】

クラウド上でWebアプリケーションの開発から実行、運用までを完結できるオールマイティなサービスです。

参考:Heroku(へロク)

クラウドサービス「IaaS(イァース)」とは?

最後に「IaaS(イァース)」について解説します。IaaSのメリット・デメリット、さらに代表的なサービスも併せて紹介します。

クラウドサービス「IaaS(イァース)」とは?

IaaSは、「Infrastructure as a Service(インフラストラクチャー アズ ア サービス)」の略称で、仮想サーバやハーディディスク、SSDなど、情報システムの稼動に必要なインフラをインターネット経由で提供するサービスです。

IaaSのメリットは、ハードウェアの設計から始められるので、OSやCPU、メモリ等のリソースやストレージの容量などを自由に設定・構築できる点です。

そのため、SaaSやPaaSではできなかった細かな設定もIaaSでは達成できることが多いのです。

一方、デメリットは、仕様の自由度が高い分、サーバの管理・運用といった高度なITスキルが必要になることです。また、更新やセキュリティ対策などもすべて開発者が行わなければなりません。

IaaSの代表的なサービス

IaaSの代表的なサービスとしては、以下のようなものが挙げられます。

【Google Compute Engine(グーグルコンピュータエンジン)】

Googleの大規模かつ高性能な仮想マシンの構築・利用が可能です。

参考:Google Compute Engine(グーグルコンピュータエンジン)

【Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)(アマゾンエラスティックコンピュータクラウド)】

ユーザーの要望に応じてスペックを変更できるような「伸縮性」のあるコンピューティング性能を構築できます。

参考:Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)(アマゾンエラスティックコンピュータクラウド)

「クラウド」「SaaS」「ASP」の違いとその関係性とは?

「クラウド」「SaaS」「ASP」の3つは、その性質が似ていることから同じ意味で使われることがあります。しかし、技術的な観点から言えば、この3つには大きな違いがあります。

そこで、ここではこの3つの違いや関係性についてくわしく解説します。ぜひ参考にしてください。(なお、ここでは、ASPを「サービス」と定義します)。

クラウドはSaaSやASPを提供するための「技術」

クラウドは、インターネットを通じてデータ等を保存・管理する「技術」や「提供形式」を意味します。

一方SaaSやASPは、このクラウドの技術を利用した「サービス」の一環です。つまり、クラウドの技術によって、SaaSやASPが成り立っているのです。

ASPとSaaSの技術的な違い

ASPとSaaSには技術的な違いがあります。それは「シングルテナント」「マルチテナント」という「事業モデル」の違いです。

【ASPはシングルテナント】

個々のユーザーごとに専用サーバなど「個別の環境」を提供する事業モデルです。ひとつの領域を独占できるため、自由にカスタマイズできるのがメリット。

【SaaSはマルチテナント】

ハードウェアだけを共有して、動作する仮想マシンをユーザーごとに提供する事業モデルです。サーバなどの機材やソフトウェアを複数のユーザーでシェアすることでコストを抑えられますが、カスタマイズ性に欠ける傾向があります。

「ASPの失敗」と「クラウドの技術」で進化したSaaS

1980年代の終わりに登場したASPは、インターネットがまだ不安定な時代背景もあって、なかなか普及しませんでした。

その後、ASPの失敗を元に改良を重ねたSaaSが登場します。さらにクラウド技術によってそのサービスも一気に進化し、世界的に普及することになったのです。

つまり、SaaSは「ASPの失敗」と「クラウドの技術」によって進化を遂げたサービスなのです。

ユーザーにとっては大きな違いはない

「クラウド」「SaaS」「ASP」の違いや関係性を解説してきました。しかし、ユーザー側からすればそれほど大きな差はなく、この3つの違いを意識する機会は少ないでしょう。

特にASPとSaaSはコンセプト上の違いはほとんどなく、月額制の料金形態も非常に似ています。また技術的な違いも最近ではかなり小さくなったと言われています。

とはいえ、これら3つの技術的な違いや関係性を理解することは、サービスを選ぶ際の良いヒントになりますので、ぜひ参考にしてください。

クラウドサービスを選ぶ時は、種類の違いを把握して自分のニーズに合ったものを!

今回はクラウドに関する基礎知識と、ASP、SaaS、PaaS、IaaSなどの重要なクラウド用語についてご紹介しましたがいかがでしたか?

クラウドとは、インターネット経由でデータを一括して集約・管理する技術のことです。このクラウドのおかげで、ユーザーはインターネットに繋がるだけで、いつでも必要なデータにアクセスできるようになりました。

さらに、このクラウド技術を利用したサービスが「SaaS」などのクラウドサービスで、コストを抑えながら手軽に導入できるので、近年急速に普及してきています。

クラウドサービスを利用する時は、これらの違いを考慮しながら、自分のニーズに合ったサービスを選んでくださいね。

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