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努力が報われないのはなぜ?くじけそうな時の発想の転換

誰にも日々の暮らしの中で「いくら努力してもちっとも報われない」と感じる瞬間があることでしょう。

ところで、努力が報われないと感じる原因はなんなのか、そもそも「報われる」とは一体どういった状態なのかご存知でしょうか?

この記事では「努力が報われない」の謎に迫っていきます。「こんなにがんばっているのに……」と思うことがある方は、ぜひご一読ください。

努力しても報われない理由

「がんばっているのに報われない」と日々感じている人は、努力の方向性を間違っている可能性があります。

目的に対して正しい努力をしていなければ、どんなに時間や労力を費やしても成果は現れません。

努力の仕方を誤ったままでは、理想の自分からどんどんかけ離れ、ついには修正不能になってしまう恐れもあります。

報われない努力を続けたままという事態は防ぎたいものです。

現状より悪化する前に、成果のない「努力」は中断することをおすすめします。

身体より先に頭を使っている

例えば、インターネットビジネスを始めるにあたって、経営や法律、税金などについて学び始めるのは「間違った努力」だと言えます。

経営者となるにあたり、身につけておくといい知識ではありますが最優先することではありません。必要になってから最低限の知識を仕入れれば事足ります。

インターネットを活用したビジネスがしたいなら、まずは稼ぐための作業を始めるべきです。
 
インターネットビジネスと一口に言っても、アフィリエイト・せどり・有料メルマガ・YouTubeなど様々な手段がありますよね。

自分が興味を持った分野で目標を立て、とにかく数をこなすことが大切です。経験を積めば、スキルはあとからついてきます。

「経営や法律に関する知識がないと大きなミスをするかもしれない」と考える人もいますが、自ら不正を働くのでもないかぎり、多少のミスやトラブルは解決できるものです。

何より、問題が起きた時は専門家に相談した方が早い場合は多いです。

とにかく、まずは実際にインターネットでお金を稼いでみる。専門知識やスキルを増やすのはそれからでも遅くはありません。

自分に合ったやり方を見つけていない

何かを成すためには、先人の手法を学んだ上で「自分に合ったやり方」を採用するべきです。

もし、あなたが車の運転をしていて「もっと駐車が上手くなりたい」と思ったら何をしますか?

駐車が上手くなるためにどのような努力をするかは人それぞれです。「広い駐車場でひたすら練習する」「教習所のプログラムを利用する」「駐車の動画を見てイメージトレーニングをする」など、やり方は様々です。

もちろん、運転する機会を増やさなければ上達は望めませんが、どんな手段を使うかは自分次第なのです。

大切なことは、自分に合ったやり方を見つけることです。そうしなければ努力が苦痛になり、目標を達成する前に挫折してしまうでしょう。

実は危険な「努力」という言葉

「努力」とは自分のものさしで判断するものであり、現実の成果だけでなく他人からの評価によっても左右されます。

努力は大切だと思い込むことで、「努力」の基準を自分で決めつけてしまうことはとても危険です。

周りから見ればすごくがんばっている人なのに、本人が「自分はまだまだ努力できる」と思い込み、精神や体を壊してしまうことがあります。

「努力しているのに成果や評価に繋がらない」と絶望した時、他人を憎んだり攻撃的になってしまう恐れもあります。

目標達成への取り組み方やペースは、自分で決めてよいものです。努力が報われないと感じているのであれば、「努力している・していない」という考え方を改めるべき時かもしれません。

努力が報われないと感じる人が知るべきポイント

努力が報われていないと感じている人にこそ知ってほしいポイントがあります。

視点や考え方がクリアになり、心が楽になるかもしれません。

努力をしている人に伝えたい5つのポイントをご紹介します。

「努力をしたら報われる」は嘘

そもそも、「努力しても報われるとは限らない」のが世の常です。

「必死に勉強したのに試験に落ちてしまった」「アマチュアからプロになれなかった」など、夢を実現できない人は少なくありません。

それでも、「自分は努力した」という事実は残ります。その経験が後々の自信に繋がったり、どこか別のシーンで活きたりもします。

したがって、努力が実を結ばなかったと悔やむのではなく、まずは努力した自分を褒めてあげましょう。それだけで心に栄養を補給できますよ。

努力のパラメータを設定できるのは自分だけ

努力のパラメータは自分の中にしかありません。

「努力をした・していない」「努力が報われた・報われない」といった判断ができるのは自分だけです。

「努力が報われない」と思っている方は、自分が設定したハードルや理想を見直してみましょう。

実は達成できていた目標や、過去からの成長に気付き、ポジティブな気持ちになれるかもしれません。

他人の評価に振り回されてはいけない

「努力したのに報われない」を「努力したのに周りの評価が低い」という意味で使っている人は気をつけてください。このように感じてしまう人は、周りの人の評価に依存してしまっています。

他人の評価に振り回されてはいけません。

特に個人の好き嫌いを評価に反映する人の意見には注意が必要です。この手の人は、自分では客観的な評価を下しているつもりになっていますが、その実、感情任せに他人を批評しているだけです。このような人の意見に耳を貸してしまうと、右に左に振り回されることになるのは目に見えています。

自己評価が厳しすぎる人の意見もあまり参考になりません。このような人の意見を真に受けてしまうと、自信を失い、本領が発揮できなくなってしまうことでしょう。

努力のパラメータが自分の中にしかないように、第三者からの評価をどのように受け止めるかもその人次第です。「努力したのに周りから評価されない」と感じた時も、まずは「努力した自分」を褒めてあげましょう。

あなたの努力を見ている人がどこかにいる

あなたが知らないだけで、あなたの努力を認めている人がいるかもしれません。

「あなたはとても努力しているね!」と直接伝えてくる人はめったにいません。そのため、努力が報われたと感じるきっかけが日常にあまりないことは確かです。

もし、自分の努力を認めてほしい人や目標にしている人がいたら、素直に尋ねてみるのもよいでしょう。

「努力が報われる瞬間は今ではない」と考える

努力が報われたと感じる瞬間やタイミングはいつ訪れるかわかりません。

もしかしたら、努力が報われるのはまだまだ先の話であり、今は自分のやるべきことをやり続ける時なのかもしれない。そう考えてみるのも気持ちの切り替えとして有効な手段です。

新しいことにチャレンジし始めた頃は、特に成果が出るのを急いでしまいがちです。慌てず、焦らずに自分なりの努力を続けてみるのもよいでしょう。

努力が報われない分野からは撤退する

いつ努力が報われるかわからないと、人はモチベーションを維持できないものです。自分のやり方が合っているのかも不安に感じますよね。 

努力の方向性に自信がなくなった時は、努力する期間を設定してください。そして、期間内に目標を達成できなかったら、方向性を切り替えてみましょう。

自分のスタイルに合わない努力を続ける時間は不毛だと言えます。何より危険なことが、「今までの努力が無駄になる」と思い、間違った努力を続けてしまうことです。

時間を無駄にし続けるのはやめて、新しいスタイルを模索しましょう。一生続けられそうな趣味や仕事を見つけるのと同じ感覚で大丈夫です。できないことや辛いことを続ける必要はありません。

有名人たちの「努力」に関する名言

「努力」する時間やスタイルに絶対的な正解はありませんが、有名人たちの言葉を知ることで自分とフィーリングが合う「努力の形」が見えてくるかもしれません。

有名人たちが半生や一生をかけて導き出した努力の答えを参考に、生き方を変えられる私たちは幸運です。

もちろん、複数の努力論を組み合わせて自分のスタイルを生み出すのもよいでしょう。

それでは早速、有名人たちの名言をご紹介したいと思います。

元AKB48高橋みなみさんの名言

参考:高橋みなみ・オフィシャルブログ

努力論を代表する言葉「努力は必ず報われる」は、元AKB48高橋みなみさんが総選挙で発言したことで話題となりました。

英語では「Hard work pays off.」と表現します。

この世界に絶対や必ずなんてないことは知っていても、「努力は必ず報われる」という言葉は希望になりえます。

この言葉を信じることで努力を続けられた人はたくさんいます。

ただ、「努力」や「報われること」の内容に定義はないため、人によって言葉の受け取り方が変わってくるでしょう。

「無責任な言葉だ」と感じる人もいれば、「背中を押してくれる言葉だ」と感じる人もいます。

大切なのは、「努力は必ず報われる」という名言は保証ではないと知っておくことです。

努力しなければ報われることもない、と逆説的に考えると納得しやすいのではないでしょうか。

音楽家・ベートーヴェンの名言

有名音楽家・ベートーヴェンは、「努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している」という名言を残しています。

努力すれば絶対に報われるわけではありませんが、成功者は誰しも努力しているというのは世の中の真理です。

「努力は必ず報われる」という名言は信じない。でも、何の努力もせずに成功したい……そんな発想は間違っています。

何か得たいものがあるならば、始める前から結果を恐れずに努力しましょう、ということですね。

元プロ野球選手・王貞治さんの名言

参考:Amazon

元プロ野球選手・王貞治さんが自著に記した言葉も有名です。

「努力しても報われないことがあるだろうか。たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ずや生きてくるのではないだろうか。それでも報われないとしたら、それはまだ努力とはいえないのではないだろうか」

こんなに努力しているのに報われない、と思っているうちはまだまだ努力が足りていないのだ、と考えさせられます。

やり方を工夫しながらでも努力を続ければ、予想外の良い結果にたどり着けることもあります。

王貞治さんは、高校受験の失敗をはじめ、最後の夏の甲子園に出場できなかった悔しさ、ピッチャーからバッターへの強制転向などを体験しています。そういった挫折を経験すると努力することを止めてしまう人が多い中、努力し続けた人だからこそ言える言葉です。

人気塾講師・林修先生の名言

参考:ワタナベエンターテイメント(タレント・プロフィール)

「努力は裏切らないって言葉は不正確だ。正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は裏切らない」

「いつやるの、今でしょ!」のフレーズが流行語となった東進ハイスクールの有名講師・林修先生の名言です。

努力は「正しい場所」で「正しい方向へ向かい」、「十分な量」を行うべきだという考えですね。

確かに、努力の仕方を間違っていては成果は得られにくいと言えます。

しかし、その「正しい努力」の方法までは誰も教えてくれません。なぜなら、人それぞれ目標や本人の性格・適正が異なるからです。

「やりたいこと」と「やるべきこと」が一致するとも限らないと林修先生は言っています。

自分が勝てる分野を見つけて、その場所で勝負するために全力で努力することが「正しい努力」なのでしょう。死ぬほど努力しなくても活躍できるであろう場所で、人一倍の努力をすれば無敵とも言えます。

プロ野球選手・ダルビッシュ有さんの名言

参考:ダルビッシュ有・オフィシャルブログ

プロ野球選手・ダルビッシュ有さんは、「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」という名言を残しています。

ダルビッシュ有さんがTwitterで発信したメッセージであり、多くの人が拡散しました。

「努力は報われる」「練習は嘘をつかない」という言葉を使う成功者たちは、がむしゃらに努力や練習をしたのではなく、頭を使って効率的に自分を磨いていったという考えです。

確かに、ミッションやノルマをこなしたり、トレーニングさえ繰り返せばいつかはレベルアップできるというのはゲームの世界の話です。

きつい練習を続けたり、寝る間もなく勉強したり、ただひたすら限界に挑むというのは正しい努力ではありません。

先人の知恵を借りたり、模倣したり、自分にとってやりやすい方法を取り入れる、つまり頭を使うことが大切なのだと気付かされます。

お笑いタレント・明石家さんまさんの名言

参考:吉本興業株式会社(タレント詳細)

お笑いタレント・明石家さんまさんは、「好きだからやってるだけよ、で終わっといた方がええね。これが報われるんだと思うと良くない。こんだけ努力してるのになんで?ってなると腹が立つやろ」という名言を残しています。

さんまさんは、「努力は報われる」と思って物事に取り組んでいる人に対して、努力論を否定しています。

確かに、見返りを求めずに「好きなこと」をやっている人は、自分で努力をしていると思っていないでしょう。

自分のがんばりに対して見返りを求める人間は、期待する成果を得られなかった時など、何かの拍子で屈折した考えを持ちがちです。

自分とライバルの努力度を比較して、理不尽に苛立つこともあるはずです。けれど、その人がどういった取り組みをしているかは本人にしかわからないことです。

「努力が報われる」といった考えは捨ててしまって、自分がやりたいと決めたことに夢中になって取り組むだけで良いのかもしれません。

元プロ陸上選手・為末大さんの名言

参考:為末大・侍オフィシャルサイト

元プロ陸上選手・為末大さんは、「人生の前半は努力すれば夢は叶うでいいと思う。でもどこかのタイミングでそれを客観視しないと人生が辛い。」という名言を残しています。

「努力が報われてほしい」と思っている人は「努力原理主義」と呼ばれます。

若いうちは「努力が報われるのはこれからだ」と思えますが、努力原理主義を抱いたまま歳を重ねていくと、そのうち理想通りではない自分が辛くなってしまう、という考えです。

為末大さんは、「成功をある程度成功率が高いものにおくのであれば、努力すれば夢は叶うと思う。でも、五輪選手になるとか、かなり少ない席の話であれば誰でもできるわけではなくて、才能と、環境がまず重要だと思う。そのスポーツをやる環境に生まれた事が、努力よりも先にくる。」とも言っています。

努力して実現できる夢には限界があるということでしょう。夢の難易度に対して自分のポテンシャルは見合っているかを早めに判断することが大切だと言えます。

工学博士・天野浩さんの名言

参考:Amazon

工学博士・天野浩さんは、「努力と苦労する事は無関係」という名言を残しています。

ノーベル物理学賞を受賞した天野浩さんならではの意見です。

努力は「苦労すること」「辛いこと」「耐え抜くこと」といったイメージがありますが、成功者たちはそのように考えていません。

目標を達成するために努めているのだから苦労ではない、と思えれば間違った努力を改められるかもしれません。

お笑い芸人・厚切りジェイソンさんの名言

参考:厚切りジェイソン・オフィシャルブログ

お笑い芸人・厚切りジェイソンさんは、「賢く努力しないとどうにもならない」と言いました。

「努力は報われると思いますか?」というインタビュアーに対して、「無駄な努力もあるので、必ず報われるとは限らない」とも回答しています。

つまり、努力するにあたっての目標設定や手段を間違えている人、賢く努力していない人は努力しても無駄だという考えです。

何も計算せずに必死になるだけでは「努力」してもどうにもならない、と肝に命じましょう。

中部大学教授・武田邦彦さんの名言

参考:武田邦彦・ブログ(プロフィール)

中部大学教授・武田邦彦さんは、「努力しようとした時点で人生としては報われている」という名言を残しています。

そもそも、人生の中で目標や夢、理想を掲げられる人は多くありません。さらに、そこで努力をしようと思える人間はもっと少なくなります。

努力しようと思えただけで十分で、「他人が評価してくれることで努力が報われる」と判断する必要はないということです。

報われる努力とは何かを自分で考えることが大切

「努力が報われない」と落ち込むことがある人は、努力の方向性や定義を見直してみましょう。

自分に合う方法で物事に取り組めば、「努力をしている」という意識もなく目標を達成できるはずです。

有名人たちの名言も胸に留めつつ、自分なりの成功を掴むために行動しましょう。