情報発信ビジネスは稼げる?成功するポイントと失敗するパターンを詳しく解説!

テレビやラジオの出演、本の出版など、かつては一部の特別な人たちしか出来なかった情報発信。それが今では、ネットを通じてだれでも可能になりました。

そこで広く普及しつつあるのが、「情報発信ビジネス」です。オンラインサロンやメルマガ、ライブ配信、アドセンス、アフィリエイト、さらにはブロックチェーンの活用まで、その方法は実に様々です。だれでも一度は耳にしたことがあるものばかりですが、果たして実際に稼げるのでしょうか?

そこで今回は、情報発信ビジネスで成功するポイントや失敗するパターンなどについて、詳しく解説します。

目次

情報発信ビジネスとは

まず、情報発信ビジネスについて、基本的なことから説明しましょう。

情報配信ビジネスの基本

情報発信ビジネス」とは、ネットを通じてコンテンツを配信することによって収益化を狙うビジネスです。
具体的には、YouTubeによる動画配信やオンラインサロンライブ配信アプリを使った生配信メルマガアフィリエイトアドセンスを目的としたブログ配信、などがあります。
多くの場合、集客や情報拡散のために、InstagramやTwitter、FacebookといったSNSも併用します。

なぜ稼げるのか

情報発信ビジネスで稼げる仕組みは、動画配信なら再生回数に応じた広告収入視聴者からの「投げ銭」オンラインサロンやメルマガであれば定額制の会費などです。
アフィリエイトは、読者がブログ内の広告をクリックして商品やサービスを購入した際に、その一部が収入となる成果報酬型のビジネスです。
アドセンスは、GoogleやYahoo!のサイト内に掲載されたブログ内で、広告がクリックされたり閲覧されたりした回数によって、決まった割合や額の報酬が得られます。

情報発信ビジネスでは、視聴者や読者にとって何らかのメリットとなる情報を提供し、それを目的にコンテンツを利用してもらうことが大前提となります。動画やライブを観たり聴いたりして喜んでもらう、ブログを読んで困りごとや疑問が解消される、生活の知恵や法律・税金についての豆知識によって実益がある、といった具合です。

情報発信ビジネスは始めやすい

情報発信ビジネスが注目される大きな理由は、だれでもその気になれば簡単に始められるという点にあります。

パソコンやスマホ、ネット環境さえあれば、初期費用をあまりかけずに大半の情報発信ビジネスを運営することが可能です。

ビジネスを始める場合、オフィス賃料、家具などの備品代、車両費や人件費、各種手続きにかかる諸経費など、ある程度まとまった費用を捻出しなければならないのが一般的です。その点、情報発信ビジネスは、あまりコストがかからないため、だれでも比較的容易に準備を整えることができるのです。

情報発信ビジネスで失敗するパターン

情報発信ビジネスは気軽にスタートできる反面、「必ず成功するか」と問われると決してそうとはいえません。むしろ失敗する方が圧倒的に多いのが現実です。そのパターンについて、大きく2つご紹介しましょう。

コンテンツの配信が困難

情報発信ビジネスは、ネットを経由して何らかのコンテンツを配信しなければなりません。しかも、一度や二度ではビジネスとして成立しないでしょう。

動画にしてもブログにしても、実績も何もないところからスタートするのが一般的です。それらを、一定の価値を認めてもらったうえで、時間を割いてお金を払ってもらえるだけのコンテンツとしてブランディングするには、少なくとも数十、多くて数百かそれ以上の配信数が必要となります。
余程の才能やスキル、企画力や計画性、そして向上心がなければ、コンテンツはすぐにマンネリ化してしまうでしょう。
すると、大半の視聴者は早々に離脱してしまいます。これでは、情報発信ビジネスとしての成功はおぼつかないでしょう。

集客できない

一流の芸能人やスポーツ選手、文化人などのようにもともと知名度が高ければ、ある程度まとまったフォロワーを集客することは難しくないかもしれません。

しかし、そうではない一般人が、一から数千、数万というユーザーを集客するのは至難の技です。
例えば、アフィリエイトやアドセンスなら、月間のPV(ユーザーの閲覧回数)が1万回以下では、まったくビジネスとして成り立たないでしょう。一時的にフォロワー数が増えても、驚くほど早くに減少することもよくある話です。
とくに初心者は、良いと言われることを色々と試すもマニュアル通りに結果が出ず、何をどうすれば集客できるのか分からなくなって、そのうち袋小路にはまってしまう、という例が少なくないのです。

新たなコンテンツを作り続けるのが負担となり、集客数も伸びず収益が上がらなければ、やがて心身ともに疲弊してドロップアウトしてしまう、というのがよくある失敗パターンです。

情報発信ビジネスで成功するポイント

情報発信ビジネスで成功する場合、どのような共通点があるのか、具体的に見ていきましょう。

オリジナリティがある

動画であれブログであれ、コンテンツに唯一無二のオリジナリティがあるものは、成功する可能性が高いです。

癒し系ペットの動画や日記、創作料理のレシピ公開、ある地域の見どころ紹介、ハンドメイド作品の製作過程を見せる動画など、その人にしか作れない独自色の強いコンテンツは人気が出やすいでしょう。しかもそれらは、いったん火が付くとSNSを通じてすぐに拡散されるので、一夜にして桁違いのフォロワーが集まり、収益が目に見えて伸びることもあり得るのです。

困りごとを解決できる

健康やお金、人間関係、仕事など、生きていると悩みは付きものです。立場や年齢によって、その内容も実に様々です。
そんな困りごとを解説してくれるコンテンツは、多くの人たちから強く支持されます。

お悩み相談や体験談、実務に精通したアドバイスやお役立ち情報を、動画やブログで配信します。お問い合わせフォームを設けたり、メッセージを直接やり取りしたりすると、視聴者とより親密になり、確実にファンやフォロワーを増やすことができるでしょう。

思いをシェアできる

趣味や推しのファンなど、好きなことや人物を目的に集まった面々は、強い絆で結ばれます
ソロキャンプ、国産車、宝塚歌劇、K-POPアイドルなど、推しメンや好きでたまらないジャンルや作品への愛や思いを存分に語ったり、シェアできたりすると、生きる原動力にもなるので何より幸せでしょう。そんな場を提供できれば、独自のコミュニティを作ることも可能です。

興味をそそる

世の中には、フェチと言われる人たちが多数存在します。というより人は何かの意味で皆フェチといえる部分があるので、そこにフィットするようなコンテンツ作りができれば、一定の視聴者を確保することができるでしょう。

映画や小説の泣けるポイント、俳句を作る楽しみ100選、美味しい鶏肉の食べ方、興奮する匂いの特集など、決まったテーマを掘り下げ、興味をそそる切り口や見せ方で発信します。最初は地味なスタートでも、じわじわと人気が出始め、やがて「バズる」可能性は十分にあるでしょう。

特別感がある

ライブ配信アプリやオンラインサロンで、生歌を聴いたり、占いをしてもらったりすると、非常に大きな特別感が生まれます。「自分のメッセージを読んでもらった」「自分に向けて歌ってくれた」「はっきり言ってもらって迷いが吹っ切れた」など、心をくすぐられ、感動や感激が得られれば、リピーターとなる確率はグッと高まるでしょう。

必要な情報が得られる

人は常に幸せに生きるための情報を欲している面があります。恋愛や結婚、育児、貯金や仕事、さらに離婚から相続にいたるまで、多くの人が必要とする情報をピンポイントで発信できれば、コンテンツの市場価値は非常に高まります。もちろん、その情報に関連するグッズや書籍、DVDなどをサイトを通じて販売するのもよいでしょう。

おすすめの情報発信スタイル

情報発信ビジネスでおすすめの、コンテンツ配信方法についてご紹介しましょう。

YouTube・ライブ配信アプリ

臨場感と説得力を重視するなら、YouTubeライブ配信アプリがおすすめです。目と耳からの情報は、非常に記憶に残るうえ、感情も大きく揺さぶる効果があるので、視聴者の心を惹きつけやすいです。

成功するポイントであげた、「特別感がある」や「思いをシェアできる」といった要素を満たすのにうってつけでしょう。

オンラインサロン・メルマガ

オンラインサロンメルマガという形で、有料会員限定に情報を配信する方法も非常に有効です。ある程度のメンバーが確保できれば、安定した収入が見込めるメリットがあります。成果が定まりにくい情報ビジネスで、月々の報酬が見積もれるのは、とても貴重でしょう。

ブロックチェーンプラットフォーム

近年、急激に存在感をます様々なブロックチェーンサービスの中に、「NFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)」があります。

従来、画像や音楽などのデジタルデータはコピーや複製が無限にできることから、原作や所有権を証明することはまず不可能でした。
しかしNFTなら、ブロックチェーン上でデジタルデータに唯一無二の価値を付与できるため、所有権の証明だけでなく自由に売買も可能です。
しかも、売買取引が行われるたびに、原作者に一定の割合の報酬が支払われる二次販売への対応ができる点も、非常に画期的です。

2021年3月に、あるアーティストのデジタルアートが約75億円で落札されたニュースは、世界中に大きな衝撃を与えました。以来、様々なアーティストや著名人、ハイブランド、アニメ制作会社、スポーツ球団などが、独自コンテンツをNFTで販売し始めています。中には小学生の作品に数百万円の値がつくケースもあり、最先端の情報発信ビジネスとして注目されています。

デジタルデータであれば何でもNFT化できるので、スマホやタブレットを使ってだれでも世界中に配信できる点に無限の可能性が秘められています。

何を発信して稼ぐか

最後に、発信する内容をどの様なものにすればよいのか、その考え方について具体的に絞って見ていきましょう。

解説系

先述のように、困りごとや疑問を解決するコンテンツは、非常に人気です。そこに不可欠なのが、「解説する力」です。理由や仕組みをどこよりも誰よりも詳しく、分かりやすく説明できれば、一定の支持を得ることができるでしょう。

こう聞くと専門家ではないから無理、と考える方もいるかもしれません。しかし、それはむしろ逆で、シロウトだからこそ、多くのユーザーの疑問点を理解し、かえって質の高いコンテンツを作ることができる可能性が高いのです。新鮮な目線と切り口は、解説系コンテンツの大きな武器となります。

得意系

得意なジャンルがあれば、それを前面に押し出すのもおすすめです。スポーツや料理、アート作品、マジック、おふざけ系の動画、クイズなど、内容は無数にあると言ってよいでしょう。強みを活かす考え方は、情報発信ビジネスの王道です。

創作系

一から何かを創りあげるプロセスは、ときに大きな感動と共感を呼びます。ログハウスや陶芸、ラーメン作りなど、材料の調達から加工、組み立てなど、多くの人が憧れるけど自分でするのは大変、というトピックスを取り上げ、一からすべての過程を披露するのです。失敗も大いにアリです。苦労が分かるからこそ、応援してもらえたり、一緒に泣き笑いして達成感を味わったりすることもでき、それがコンテンツ自体の魅力となるのです。

体験・エピソード系

何ごとも実体験ほど説得力のあるものはありません。自分が味わった喜びや悲しみ、悔しさや不安などを詳しく発信することで、多くの人たちの気持ちに寄り添うことができます。

苦しんでいるのは自分だけはない、自分より悲惨な体験をした人がいる、と思うだけで勇気が出てくることはよくある話です。自分の体験であるがゆえに、自由に語れるうえ熱量も上がるので、とても充実した時間を過ごせるはずです。

コンサル系

起業や就職、転職、結婚・恋愛などについて、ノウハウを指南するコンサルタント系の情報発信も、ユーザーにとっては非常に高い価値をもちます。

一般的な解説にとどまらず、ビデオ会議システムを使って、マンツーマンでその人だけに向けたアドバイスができると、件数は限られてもそれなりの報酬が期待できます。ただし、それ相当の知名度や実績がなければ、信頼を得るのは容易ではありません。資格や経験、スキル、それらを表現するパフォーマンス力が相まって成り立つので、一部の人に限られるかもしれませんが、将来性は期待できるでしょう。

まとめ

情報発信ビジネスには、明確な定義があるわけではありません。その内容も手法も実に多岐にわたります。

大切なのは独自性で、「そこにしかないもの」には、大きな支持や評価が寄せられる可能性が高いです。急ぐ必要はありません。自分にしかできないものは何か、それをどの様にして発信するのがベストか、さらにどう成長させるのか、といったビジネスモデルをしっかりと練ったうえで、「コレ!」というものをぜひ見つけてください。

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この記事を監修した人

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