AlEexpressのショップへの評価(フィードバック)の重要性とは?

AliExpressで商品を購入するのは非常に便利で楽しいのですが、覚えておかなければならないAliExpress独特の利用のコツやルールなども存在します。

この記事では商品を注文した後の処理や、フィードバック(ショップの評価)の重要性について解説していきます。

目次

AliExpressの商品追跡方法

まず最初にAliExpressでの購入後、自分の商品がどこにあるのかを確認する方法について説明していきます。

AliExpressにログインし、右上に表示されている「Account」にマウスカーソルを合わせるとメニューが表示されます。

「My Orders」(私の注文)を開く

表示されたメニューの中の「My Orders」をクリックします。

すると自分がした注文が表示されますので、追跡したい商品の欄にある「View Details」をクリックしてください。そうするとさらに注文の詳細を確認することができます。

「View Delivery Detail」(配達状況)を確認

注文の詳細が表示されましたら、今度は画面右下の方に表示されている「View Delivery Detail」のリンクをクリックしてください。

このようにして商品が今どこにあるのか、またどんな状態なのかを確認することができます。AliExpressを利用する際には非常に重要な情報ですので、ぜひこの追跡方法を覚えておくようにしましょう。

商品購入後の処理について

AliExpressでは商品の注文ボタンをクリックしたら後は待つだけ・・・という訳にはいきません。マナーとして、またトラブル対策としていくつかの処理をする必要があります。ここではケースごとに説明していきます。

商品が無事に到着した場合

商品が到着したら、必ず梱包状態や商品の中身の状態の確認をしましょう。少しでも不安がある場合はビデオや写真で開封の際の状況を残しておくようにしてください。というのも中国では運送業者が商品を手荒に扱う場合が多く、不良品や破損品が届く可能性が十分に考えられるからです。

商品に問題がないことが確認できたら、次に行うのは商品の受け取り確認をAliExpressに送信することです。方法は簡単で、先ほどの「My Orders」(私の注文)の画面を開き、届いた商品の欄の右側に表示されている 「Confirm Goods Received」をクリックすると手続きをすることができます。

商品が到着しない場合

中国の配送事情は日本とはかなり違いますので、商品が遅れることは珍しくありません。場合によっては30日以上かかることもあります。しかしいつまでたっても商品が到着せず、購入者保護の60日(または30日)が終わってしまったら自動的に取引が終了し、ショップに売上代金が振り込まれてしまいます。

ですからAliExpressで商品を購入したら常に商品を追跡しておきましょう。商品が期間内に届かない可能性があることを確認したらバイヤープロテクション期間の延長を申請しましょう。この処理については後で詳しく説明します。

またいつまで経っても発送されない場合にはキャンセルの手続きを行うこともできます。その場合には「My Orders」(私の注文)の画面を開き、届いた商品の欄の右側に表示されている 「Cancel Order」をクリックすると手続きすることができます。

ショップへの評価(フィードバック)を入力

取引が終了した後、最後にするのはショップへの評価(フィードバック)です。AliExpressには多数のショップが出店しており、これらはAliExpressによって直接運営されているわけではありません。ですからこの購入者のフィードバックを元にしてショップの信頼性を評価するシステムになっています。また、この情報は他のサイト利用者がこのショップを信用するかどうかの参考情報ともなりますので、AliExpressを利用した際には必ずショップへの評価を付けるようにしましょう。

フィードバックの方法については記事の後半で説明していきます。

バイヤープロテクション(購入者保護)とは何か?

AliExpressが購入者を保護するために導入しているシステムがこのバイヤープロテクションです。通常は60日(ショップによっては30日の場合もあります。さらに2020年11月現在では感染症の影響により90日に設定されている場合もあります)に設定されています。

商品がこの期間内に届かなかったり、何かのトラブルが起こったりした場合などにはAliExpressが返金を保証してくれるので安心して利用することができます。

バイヤープロテクションの期間延長申請について

ショップが商品を発送した後にも輸送トラブルが起きる場合があります。もちろんこれはショップの責任ではありません。しかし、そのまま放置してバイヤープロテクションの指定期間が経過してしまうと、例え商品が届いていなくても代金がショップに支払われてしまい購入者には返金されなくなってしまいます。ですから、期間内に商品が届かない場合や届いた商品について何らかのトラブルが起きた際には、必ずバイヤープロテクションの期間延長申請を行いましょう。この申請はショップ側の承諾処理が行われてはじめて有効になりますので、少なくとも10日程度の余裕をもって処理することが大切です。

「My Orders」(私の注文)から対象商品の「View Details」を開いてください。

すると「Reminder」のところに「Extend Processing Time」というボタンが表示されますので、これをクリックして手続きを始めることができます。

商品が発送されている場合には、このボタンが表示されない可能性があります。その場合には同じ「Reminder」のところに「To extend the Byer Protection for this order, please click here.」と表示されているはずです。最後の「Click here」の所が青文字のリンクになっていますので、こちらをクリックしても期間延長申請を行うことができます。

どちらのリンクからも「Submitting a Purchase Protection Extension Request」という画面が開きますので、延長を希望する日数を入力し「Confirm」ボタンを押しましょう。

通常50日程度を目安に期間延長を行い、必要に応じて再度延長を行います。

トラブルが起きた場合の交渉

到着した商品に何か問題があった場合には、まずショップに連絡して直接交渉しましょう。というのはこの「バイヤープロテクション」は購入者とショップの交渉がどうしてもうまく行かない場合にのみAliExpressが介入して裁定してくれるシステムだからです。

ショップとの交渉がどうしてもうまく行かなかった場合には、「Open Dispute(オープン紛争)」をAliExpressに申請して取引に介入してもらうことになります。しかし一方的にこちらの要求を突きつけるのではなく、ショップの言い分も良く考慮しましょう。このようなスタンスで対応すればほとんどの場合上手にトラブルを解決することができます。

AliExpressの商品購入後の注意点

商品購入後の流れについても知っておくべきポイントがありますのでご紹介していきます。

すぐに商品の到着を確認しないとどうなる?

AliExpressでは購入者保護として60日(または30日)のバイヤープロテクションの期間が設定されています。この期間内は購入者が払った代金はAliExpressが預かっており、期間終了後にショップに支払われる仕組みになっています。

しかし購入者が商品の受け取り処理である「Confirm Goods Received」をクリックすることで、ショップはバイヤープロテクションの期間が終わっていなくても売り上げを受け取ることができるようになります。逆に購入者がこの処理を行わなければ、ショップの人は取引が終了しているのにすぐに売上代金を受け取れません。ですからAliExpressを使用する際のマナーとして商品受け取り処理を必ず行うようにしましょう。

ショップへの評価(フィードバック)をしないとどうなる?

ショップの評価(フィードバック)は義務ではありませんが、AliExpressの運営にとっても、ショップ経営者にとっても、そして他の購入者もとっても重要な情報になります。ですからAliExpressを利用した時には必ずフィードバックをするようにしましょう。

ショップが誠実な対応をしてくれない場合にはどうすればいい?

AliExpressには非常に多くの中国のショップが出店しており、残念ながら対応が悪かったり悪質だったりする場合もあります。そのようなショップに当たってしまった場合には遠慮せずに「Open Dispute(オープン紛争)」を申請しましょう。AliExpressにきちんと裁定してもらうためには、ショップ側に責任があることを示す証拠(商品開封時のビデオや写真、やり取りのスクリーンショットなど)の提出が必要となりますので、必ず記録として残しておくようにしてください。

ショップへの評価(フィードバック)のやり方

ここからはショップへの評価(フィードバック)のやり方について説明していきます。

フィードバック入力画面の開き方

フィードバックを入力する際にはトップページの「Account」のメニューの中にある「My Orders」をクリックして、商品の購入一覧画面を出します。

商品の取引が終わると、該当商品欄に「Leave Feedback」というボタンが表示されていますので、それをクリックしてください。フィードバック入力画面が開きます。

商品・ショップの対応・配送時間について星をつけていきます。星5つが最高評価、星1つが最低評価になります。

その他に追加したい情報がある場合には、入力欄に英語で入力することができます。

また、商品の状態などを写真でアップロードすることもできます。

匿名でもフィードバックできる

フィードバックの際に自分の名前を表示したくないのであれば、一番下の欄にある「Leave feedback using your real name」という項目のチェックマークをはずしてください。

これで匿名によるフィードバックを行うことができます。

内容の変更や削除はできる?

フィードバックに入力した情報は一般公開されるものです。ですから送信する前に入力内容に間違いがないかどうかをしっかり確認しましょう。

一度送信してしまうと変更したり削除したりすることはできません。

フィードバックにはメリットもあります

2USドル以上の商品に対してフィードバックをすると、ファンポイントとして1ポイント加算されます。このように色々な機会にポイントを貯めていくことによってAliExpressの会員レベルを上げ、利用に際して様々な恩恵を受けることができるようになっていきます。確実にフィードバックをしてポイントを取りこぼさないようにしましょう。

AliExpressのフィードバックはどのくらい信頼できる?

色々なサイトを見るとAliExpressのフィードバックはあまり信頼できないという意見も少なからず見られます。なぜでしょうか?その理由について解説していきます。

中にはやらせのフィードバックも多い

AliExpressのショップ運営者はフィードバックの評価を非常に気にしています。というのもショップの評価が下がれば多くの購入者から信用されなくなり、売り上げが減るからです。

悪質なショップになると良い評価のフィードバックをしてもらうことを条件に商品を無料で送ったり、またはショップ同士で商品のやり取りをしてお互いに高い評価を付け合ったりしてショップの評価を不正に上げているケースも多いのです。

ショップが評価を上げる他の手口

トラブルを起こした場合でもショップが高い評価を得るための方法も存在します。それは購入者に「しっかり対応するから評価を星5つから落とさないで欲しい」と頼む方法です。

購入者としては明らかなショップの落ち度を評価に反映したいのですが、評価を落とすとトラブルの解決が難しくなるので仕方なく評価を上げてしまうのです。

AliExpressのフィードバックの特徴

AliExpressと他のECサイトではフィードバックの評価の傾向にも違いがあります。例えば日本のECサイトには商品の評価や品質がレビューされていますが、AliExpressのフィードバックには商品だけでなく、ショップの対応についてもレビューされています。

そして低い評価がつけられているショップのフィードバックの中には「商品がなかなか到着しない」とか、「商品の発送が遅い」という内容があり、ショップの対応というよりはトラブルが多くて時間がかかる中国の物流システムが原因である場合も少なくありません。ですから低い評価のショップが全て信頼できないという訳でもないのです。

フィードバックの信頼度

今まで考えてきたAliExpressのフィードバックついてまとめると「高い評価がついているものの悪質な手口を使っているショップがあり、物流事情のせいで低評価になっているものの信頼できるショップもある」ということになります。

ですからAliExpressのフィードバックを見るときには評価だけでなく、内容まで見るようにしましょう。評価の内容が詳しく記載してあるフィードバックもあり、その情報は参考になります。また同じような感覚をもっている他の日本人のフィードバック情報は信頼できる可能性が高いと言えます。

このようにフィードバックの情報を正しく分析できるようになるなら質の悪いショップをある程度避けられるようになり、トラブルを少なく抑えることができるに違いありません。

フィードバックのシステムは日々改善されている

AliExpressではまれに商品購入後に追跡情報が更新されず、その内キャンセルになってしまうことがあります。その場合には「Shipment cancelled」と表示されます。簡単に言ってこれはショップが商品を配送していないために起こるキャンセルです。もちろん全てがそうだとは限らないので念の為ショップに問い合わせる必要がありますが、ほとんどの場合は「運送の問題」という返事が返ってくることになります。その後「Open Dispute(オープン紛争)」で全額返金を求めることになり、すぐに返金が認められます。

これが悪質な手口なのはなぜかというと、購入者が「Open Dispute(オープン紛争)」の処理を忘れてしまうとバイヤープロテクションの期間終了後に代金がショップに振り込まれてしまうからです。一種の詐欺と言っても良いでしょう。

以前はこのような悪質な行為に関して「Open Dispute」を行った後にフィードバックをすることができなかったのですが、現在は返金後もこのようなショップに対してフィードバックを行うことが出来るようになり、悪質な手口の証拠が残るようになりました。このようにAliExpressのフィードバックシステムの進歩と共に利用者がさらに安心して買い物できる環境が整っていくことになります。

まとめ

この記事を通してAliExpressのフィードバックの重要性を理解して頂けたでしょうか?
ぜひこのフィードバック機能を使いこなして、楽しいAliExpressライフを送ってくださいね。

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この記事を監修した人

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