正しい情報の集め方から情報収集するためのコツまで徹底解説!

情報には価値があり、より多く・より深い情報を持っていることはあなたの武器になります。しかし、これだけ情報が溢れている時代においては、効率的に情報収集をすることが大切になってきます。この記事では、正しい情報の集め方・自分にとってメリットのある情報だけを集めるためのコツを紹介します。

目次

情報収集力とは

たくさんの情報が手に入る昨今において、必要になってくるのは情報収集力です。ここでは、情報収集力とはなにか、情報収集にはどのような方法があるのかについて解説していきます。

有益な情報を早く得る力

情報収集力とは、有益な情報を早く得る力です。昨今は情報が溢れかえっており、ネットを開けば正しいものも間違ったものも入り混じった状態で、たくさんの知識を得られます。

しかし、莫大な情報の中から、自分がほしいと思うものを集めることができなければ、時間ばかりかかってしまい、効率的とは呼べません。情報を集めること自体には苦労しない世の中と言えますが、他者より抜きん出た存在になるためには、情報収集力を高める必要性があります。

質の良い記事だけを抜き取る能力が必須

情報の量を集めることは誰にでもできます。今必要とされているのは、質の高い情報だけを抜き取る能力です。

私達が受け取る情報は、全てが正しいとは言えません。専門機関が事実データとして配信しているもの、マーケティングのために使われているもの、個人の主観によって偏った知識から書かれたブログ記事など、さまざまな情報があります。

中には、ステルスマーケティングと呼ばれる、広告であることを隠した記事まで出回っており、情報収集側が正しい取捨選択をできることが望まれます。

情報収集に使える5つの媒体

(1)インターネット

インターネットには莫大な量の情報があります。検索機能を使うことで、自分に必要な情報のみを仕入れられる点がメリットです。また、テレビやラジオ、新聞、書籍などのデータや口コミ情報など、すべての媒体から情報が集結するところもポイントです。

ただし、インターネット上での情報収集には注意点があります。ソースがはっきりしないものや個人的主観によって結論付けられているものなど、誤った知識が混じっているところに注意しなければいけません。質の高い情報を載せているサイトをお気に入り登録しておく・情報の真偽を確かめる技術を身につけておくなど、受け手側の努力も大切です。

(2)テレビ・ラジオ

テレビは映像があり、わかりやすくまとめられているので、内容把握が楽です。ラジオは、耳さえ傾けられる状況下であれば何かをしながら情報収集ができるので、車通勤中の情報収集ツールとしても役立ちます。ただし、流される情報はフラットなものではなく、スポンサーの意向に沿った番組作りをしていることを理解して情報収集する必要があります。

(3)新聞

最も古い情報収集媒体です。新聞社によってコンセプトや思想が異なるので、自分の価値観に合うものを選ぶか、多方面からの情報を仕入れるために複数契約するなどしましょう。

(4)書籍

購入する他、図書館を利用して無料で調べる方法もあります。出版まで時間がかかる分、情報の新しさには欠けますが、専門的な知識を得られるのが魅力です。ネットでは省略されてしまうような詳細の情報まで網羅しているので、質・量共に高い媒体と言えるでしょう。

(5)口コミ

主観的な情報ですが、信憑性が高く、意図を持って発せられるメディアとは異なり消費者側に寄った情報を仕入れることができます。何かを購入する際、ネットで口コミ情報を仕入れることは定番となっていますし、その分野に詳しい人との人脈があれば直に情報を仕入れることも可能です。

情報収集が苦手な人の4つの特徴

ここでは、情報収集が苦手な人の4つの特徴を紹介します。自分に当てはまるな、と感じたら、クセを直すようにしていきましょう。

情報収集の方法が適切ではない

情報収集が苦手な人は、情報集に使う媒体・手段を誤って選択している傾向があります。情報収集をする前に、自分がどんな目的で情報収集をするのか、それに適した情報収集媒体は何かを考えることが大切です。

たとえば、ビジネスに役立つ知識、スキルアップ法や効率的な仕事の進め方、社会情勢などを知りたい人がいるとします。そんな人がテレビや新聞で情報収集をしようと思ったら、どうでしょうか。

・テレビ

テレビには、情報量が少ないという特徴があります。毎日ニュースなどのテレビ番組を1時間見ますという人と、毎日1時間読書しますという人がいた場合、得られる情報量は本のほうが多いです。また、映像の印象やコメンテーターの主観情報が入ることで、受け取る情報に歪みが生じやすいこともデメリットです。

・新聞

社会情勢について知ることはできますが、新聞全体の中の割合で見たときに、ビジネスに役立つ知識はさほど多くありません。ビジネスで必要な知識は、数日間にわたって掲載されるような、大々的なニュースなので、わざわざ新聞で仕入れずとも、他の媒体でカバーできてしまうこともあります。

テレビにしろ新聞にしろ、決められた時間・決められた掲載量の中で情報を流すため、どうしても受動的な情報収集になってしまう傾向があります。受け手が、欲しい情報だけ抜き取るには、おすすめできる媒体とは言えないでしょう。

取捨選択ができていない

情報を集める際には、取捨選択が必要です。これだけ情報が溢れかえっている中で、すべてを知りつくそうと思ったら時間がいくらあっても足りません。

・自分にとって重要な情報

・目的にあった情報

・今必要な情報

だけを集めるように心がけましょう。

今ではなく未来のためにストックしすぎている

「今は必要ないけれど、将来のために情報を集めておこう」という考えは、あまり賛成できません。

・メモやスクラップをしているが、見返したことがない

・必要と思って集めた情報がどこにしまってあるのかわからない

という人は、今必要な情報だけを集めるようにしましょう。

ストックの時間ばかりかかっていて、実際は役に立っていない、なんて無駄がないようにしてください。

利用する媒体が偏っている

情報収集が苦手な人は、利用する媒体が偏っている傾向があります。先に述べたように情報収集する方法は、テレビ、新聞、インターネット、SNS、書籍などたくさんあります。それぞれの媒体で得られる情報に違いがあるため、うまく情報が手に入らないことがあります。

たとえば、情報収集にSNSのX(旧Twitter)のみで情報収集をしている人は、詳細情報までの収集は難しいです。X(旧Twitter)はツイートに字数制限があるため、限られた文字数で情報を伝えなくてなりません。そのためX(旧Twitter)での詳細情報の入手は難しくなるということです。詳細情報まで知りたいのであれば、インターネットや書籍などの媒体が良いでしょう。

このように利用している媒体が偏ると、目的である情報がうまく手に入らないことがあります。そのため、目的にあった幅広い媒体を利用することが情報を得る上で大切なことです。

情報収集を習慣化する

情報収集は、時間を決めて行わなければいくらでもできてしまう行為です。一日のスケジュールの中に情報収集の時間を組み込み、時間に区切りをつけましょう。ここでは、情報収集をタイムシフトに組み込み、習慣化する方法をお伝えします。

起床直後

起床後、ベットから出る前にざっと重要なトピックに目を通しましょう。あとで読む時間はとれるので、じっくり読み込む必要はありません。今日仕入れる情報の目星をつける作業と考えてください。

通勤時

通勤時は情報収集にもってこいです。他の人がスマホゲームをしている横で、一歩抜きん出たビジネスパーソンになりましょう。取引先や職場での雑談に使えそうな話題を仕入れるのがおすすめです。

休憩時間

起床時に目星をつけた重要トピックを読み込みます。食事を取りながらパソコンやスマホで情報収集しましょう。同僚との会話で知識交換をするのもオススメです。

帰宅中・帰宅後

通勤時間だけでなく、帰りの電車内でも情報収集しましょう。目を通しきれていない重要トピックや、昼に新しく仕入れた話題について収集します。通勤時間が短い人は、帰宅後にまとめて情報収集するのもオススメです。

次の日には次の日の情報が入ってくるので、今日知りたい知識は今日のうちに、時間を決めて集めるようにしましょう。一度習慣化できてしまえば苦ではなくなりますし、収集効率も上がります。

1日15分でできる情報収集できるようになる3つのツール

情報収集はいかに効率よくおこなうかが重要です。ここでは、1日15分だけで情報収集ができるようになる便利ツールを紹介します。

グノシー

電子新聞アプリグノシーは、読んだ記事の傾向から興味関心を分析し、オススメ記事をピックアップして送ってくれます。ジャンルに縛られない豊富な記事の中から、自分に合ったものだけを自動受け取りできるので、情報を探す手間を軽減できます。使い続けるほどに分析の精度があがっていくので、ぜひ一定期間使い続けてみてください。

Googleアラート

Googleアラートは、欲しい情報のキーワードを登録しておくと、メール形式でウェブやニュースの新着情報を送ってくれるサービスです。受取頻度も、1日1回・1週間1回・その都度から選ぶことができ、その都度を選べば情報が入り次第送ってくれます。いち早く、知りたいことだけ知ることができるので、上手に活用してみましょう。

feedly

Googleリーダーのサービスが終了してしまった今、最もオススメのRSSリーダーはfeedlyです。

RSSリーダーとは、よく見るサイトを登録しておくことで、登録済みの複数のウェブサイトの新着情報を一覧で見ることができるシステムのことです。たとえば、毎日5つのウェブサイトに必ず訪問していたとします。

飛んだ結果、新着情報がない・必要な情報がなかったというケースもありえます。これを5回繰り返すと、なかなかに時間がかかります。しかし、RSSリーダーを使えば、5つのサイトの新着情報とその要約を一度に見ることができるのです。

正しく情報収集する上で大切なこと8つ

ここでは、効率的に必要な情報だけを抜き取る、正しい情報収集をするためのコツを紹介します。

出典を確認する

情報収集をするときは、情報の内容そのものだけでなく、情報発信者の意図を読み取るようにしましょう。情報の方向性は、発信者の意図によって決まります。

たとえば、ある犯罪の被害者サイドが発信する情報は、加害者の非道さを全面に押し出し、断罪を望む内容になるでしょう。しかし、加害者サイドの情報を見ると、犯行に至るまでの葛藤や苦しみ、被害者の非について書かれているケースもあります。どちらの情報を信じ、支持するかは受け手の自由ですが、出典を知った状態で見ると、見方が変わることもあるということを覚えておいてください。

同じ情報・正しい情報だとしても、発信者によって結論が180度変わることもあるのです。

ざっくりと全体像を把握する

情報を集めるときは、初動では詳細まで読み込む必要はありません。見出しやまとめに目を通して、全体像を把握します。必要だと思ったところだけ本文を読む、というクセをつけましょう。

データと主観を分ける

情報には、誰が受け取っても変わらない事実「データ」と、受けての判断で書く意見「主観」があります。データと主観を分けて仕入れることが重要です。

たとえば、「毎日2時間以上携帯を見る人が60%、とまらないスマホ依存症」という記事があったとします。「毎日2時間以上携帯を見る人が60%で、2時間以下の人が40%」は、データです。「とまらないスマホ依存」は主観です。

今までテレビを見て情報収集していた人がネットニュースを見るようになっただけかもしれませんし、職場との連絡手段がPCメールからLINEに変わっただけかもしれません。これでは、依存症とは決めつけられないでしょう。主観は、書き手が読み手に与えたい印象で書かれるので、方向性の数だけ差異が生じるのです。

一次情報を確認する

ネット記事を読んでいると、「厚生労働省が出したデータによると~」など、情報元とともにグラフやアンケート結果が載っていることがあります。正しい情報元からデータを収集し、記載することは重要ですが、その記事だけを鵜呑みにせず第一次情報記載のサイトにも目を通しましょう。

たとえば、2012年から2017年までの5年間である業界の年収は落ち込んでいる、というデータが載っていて、今後その業界に就職することはおすすめしない、という主張があったとします。しかし、一次情報が載ったサイトを見てみると、実は2000年から2019年までのデータで、2000年から2011年まで右肩上がりだった年収が5年間だけ低迷、2018年には回復傾向が見られるというデータかもしれません。

このようにデータの一部だけを抜き取り、受け手の印象を操作しているケースに注意しましょう。

多方面から意見を取り入れる

物事にはメリットとデメリットがあり、新しく何かを始めようとすれば反対派と賛成派に2分します。自分の意見を定めたい場合、片方の意見だけでなく、多方面から情報を集めましょう。

賛成と反対、真逆の意見を取り入れることで自分の意見がまとまりますし、今まで提示されていなかった第3の道を見つけられることもあります。

全ての情報を集め切ろうとしない

情報収集の目的を見失ってはいけません。情報収集は手段であり、最終目的ではないからです。

・自分の意見を定めたい

・特定商品を売りたい

など、目的に応じて必要量だけ情報を仕入れるようにしましょう。

すべての情報を集めきることは不可能だということを理解し、結果に見合った労働で集められる分だけに絞ってください。ボーダーラインや時間を区切って着手することをおすすめします。

集めた情報はカテゴリ分けして管理する

自分の集める情報をカテゴリ分けして、整理しながら情報収集するようにしましょう。たとえば、ライティングをはじめたばかりの人が「ライティングの方法」を調べるとします。

・構成の作り方

・タイトルの決め方

・SEO効果を高める方法

・文末の言葉づかい

・文章を早く書く技術

・文章をわかりやすく書く技術

など、ひとくちに「ライティング」といっても、集めるべき情報は多岐にわたります。カテゴリーごとフォルダ分けしながら情報を集めていきましょう。後々見返すときに楽ですし、細分化されることで情報の理解も早くなります。

最新情報なのかを確認する

情報収集した情報が古くて情報が間違っていたということがあります。正確な情報を収集するためには、最新の情報なのかを確認することが大切です。たとえば、インターネットで検索するならば、更新日時や投稿日を確認する。書籍の場合では、出版された日付を確認する。このように、最新の情報なのか日付を確認を確認しましょう。

積極的に集めるべき3つの情報

情報収集は、取捨選択・優先順位付けが大切です。自分にメリットのある記事だけを集めるよう、心がけましょう。ここでは、積極的に集めるべき3つの情報についてお伝えします。

仕事に活かせる

自分の仕事に活かせる情報を積極的に集めていきましょう。情報収集のための媒体は、一概に「新聞がいい」「ネットがいい」「専門書がいい」などとは言えません。自分の目的に合った、適切なものを選ぶことが大切です。

・ライターなら、自分が執筆する分野の情報

・トレンドブロガーなら、流行り物や芸能ニュースなど

・ユーチューバーなら、他のユーチューバーの傾向や動画編集についての情報

・投資家なら、株やFxなど

など、必要な情報をピンポイントで仕入れましょう。

日本の政治や事件についてのニュースも大切ですが、仕事にも活かせないし興味もないのならば優先度は低い情報です。

未来予想に役立つ

仕事に活かす情報を集める中で大切なことは、未来予想に役立つ知識を集めることです。先人の知恵ですね。アフィリエイトで稼ぎたいと思ったときに、アフィリエイトで成功する方法や、実際に稼いでいる人の情報を得ることができれば、自分もそれに倣ってある程度の成功を収めることができます。しかし、何も情報を仕入れない・アフィリエイトをやったことのない人の机上の空論を仕入れるといったことをすると、失敗する可能性は高いです。

モチベーションアップにつながる

憧れや希望、同志は成功を収めるために役立ちます。挫折しそうになった時、やる気が起きない時、見ることでモチベーションが上がる情報は積極的に仕入れていきましょう。

価値観が合わない人の情報を仕入れても、違和感ばかりがつのり、役立てることができません。価値観の合う人・読んだときに多くの学びを得られる人の情報を集めるように心がけてください。

まとめ

これからの時代は、情報収集にかける時間を短くし、その中で質の高い情報を得られるスキルが大切です。情報収集媒体は、テレビ・ラジオ・インターネット・新聞・書籍などさまざまなものがありますが、媒体にこだわりすぎるより、目的にあった手段を選ぶことを心がけましょう。

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この記事を監修した人

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