アパレルネットショップを開業するには?ノウハウや参考例も紹介!

最近は、さまざまなジャンルの商品がインターネット上で販売されています。その中でも洋服を扱っているアパレルのネットショップはとても多く、競争相手がたくさんいます。そこで、アパレルのネットショップを開業する時に必要な準備や成功する秘訣、またショップ運営の注意点などについて紹介します。

アパレルのネットショップに興味がある方やネットショップを始めようと思っている方、ネットショップで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ネットショップを開業する理由は

ネットショップを開業するためには、さまざまな手順を踏んでいかなければいけません。しかしなぜ、今多くの人がネットショップを始めようとしているのでしょうか。Eコマースの統計を見るとその理由が明確にわかります。

アメリカや海外のEコマースについて

アメリカでは、実店舗とネットショップでの販売は、ECの方が大幅に伸びてきています。全人口のうち約73%の人が、毎月ネットショップを利用しています。またアンケートの結果を見ると、アメリカ人の半数がネットショップでの買い物を好んで、楽しんでいることがわかっています。

ネットショプを利用する人が増えている理由の一つに、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末の普及があります。統計によればMコマース(モバイルコマース)の販売シェアが大きくなってきており、世界シェアで63.5%にも成長してきていて、今後も拡大することが見込まれます。そのため、今後ネットショップを経営するならば、パソコンだけではなくスマートフォンやタブレットなど、すべての端末からアクセスができるようなショップを作ることが、成功のためには不可欠になっています。

参考:Statista

日本のEコマースについて

一方、日本のネットショップの売り上げを見ると、小売の市場が19兆2,779億円と、前年比で8.6%増えています。ECショップを出店している率はわずか8.08%です。これは高齢者層が現金払いを好んだり、ネット上のクレジットカード決済に抵抗があることなどが考えられます。また、大手企業でもECサイトにまだ対応していないところもあり、諸外国に比べるとEC率が低くなっているのです。しかし、ネットショップの開業数は確実に増えています

参考:令和3年度 電子商取引に関する市場調査 報告書

次に、ネットショップを経営するメリットとデメリットについて見ていきます。

ネットショップを開業するメリット

カラーミーショップやBASEなどのECサイトで、すぐに始めることができます。さらに、フルフィルメントサービスという在庫管理や配送業務などをすべて請け負ってくれるところに任せれば、自分のブランドの名義を使って、マーケティングやデザイン作成などだけを考えて販売することができるので、時間の節約にもなります。また、実店舗のように家賃や人件費、光熱費もかからず、在庫を抱える必要がないので、初期費用も少なくて済みます

ネットショップを開業するデメリット

ネットショップの開業には、ドメイン取得やサーバーなどの費用が最初に必要になります。また、それぞれのECサイトは、利用するための月額料金がかかるところが多く、自分でウェブホスティングを準備するセルフホスト型でもECサイトのプラットフォームを利用する場合には使用料を払う必要があることろもあります。

競合が多くても勝ち目はある

ネットショップの中でも、アパレル業界は競争が激しいです。しかし競合が多いからといって、必ずしも成功しないとは限りません

アパレルネットショップを成功させた人の中には主婦もいます。最初からアパレルネットショップを立ち上げたのではなく、Instagramで自分の好きな服やコーディネイトを上げているうちにだんだんとフォロワーがつくようになりその数が2万人以上になり、さらに「購入したい」という問い合わせなどがフォロワーから増えてきて、ついにASPを利用して自分のアパレルショップをオープンしました。アパレルに適したMakeshopを使って開業したところ、最初の月から月収100万円以上になった、という成功者もいます。

ネットショップは、基本的には最初から売れるものではありません。しかし趣味から始めて、ファンがある程度獲得できてからネットショップを開業すると、広告費をかけなくても最初からショップや商品の存在を広めることができるのです。

また、顧客とのやりとりも通常はメールでのビジネス文書が一般的ですが、アパレルのネットショップならば、公式LINEなどを使いカジュアルに親しみのあるコミュニケーションを取ることも戦略の一つです。近年では、メールよりもLINEやInstagramなどを使って情報を発信する方が、より効果的で多くの人に拡散できる可能性が高くなっています。定期的に最新の情報を上げることで顧客を掴み続けるようにしましょう。

また、ネットショップの訪問が多い時間帯などをリサーチして狙って宣伝するとより反応が高くなります。

ネットショップを開く前に

ネットショップを開く時には、事前に準備が必要です。これはアパレルに限らず、すべてのネットショップに共通しています。

まず、レンタルサーバーを契約し、ネットショップを構えます。レンタルサーバーは、お店を出す場所、立地に当たります。ネットショップを設けるのはASPなどを利用し、アパレルと相性の良いデザイン性に優れたものを選ぶと良いでしょう。

そして、サイトの名前、デザインや販売する商品などをイメージに合わせて決めていきます。また、決済方法や配送の方法などを決めることも重要です。特にサイトのショップ名やデザインにはこだわりましょう。取り扱う商品をイメージさせるショップ名、ユーザーが欲しい商品を見つけやすいショップのデザインを心がけます。ショップの名前が良くても、店内の商品が探しにくい場合はユーザーは購入してくれません。

また決済方法も売り上げに関わる大きなポイントです。欲しいものが見つかった時に、面倒な決済方法しかなかったり、自分の望む決済方法がなく簡単に決済して購入できないと、ユーザーは商品を買ってくれません。ネットショップのメリットは、自宅にいながら欲しいものを探して購入することができるところ。クレジットカードや代引きなど簡単かつ一般的な決済方法をいくつか取り入れるようにしましょう。

アパレルのネットショップを開く準備

アパレルのネットショップを開く時の準備について紹介します。まず、洋服を仕入れて売るか、手作りの洋服を売るかを決めましょう。

仕入れた洋服を売る場合、仕入れ価格がいくらかというのがとても重要になってきます。どれだけ安く仕入れて、販売価格を決めて利益を出すかで、アパレルの売り上げが変わってきます。仕入れた商品を販売するということは、他にも同じ商品や似た商品を扱うショップがあるということでもあります。安いだけではなく信頼できる業者を選んで商品を仕入れることがもっとも大切です。

オリジナルの商品を売る場合には、開業するまでに商品を作成し、在庫を確保しておかなければいけません。商品の種類や傾向などコンセプトをしっかり決めて、ユーザーに人気が出るような商品を作る必要があります。

商品を仕入れる方法

ネットショップで販売する商品を仕入れる方法について見ていきましょう。メーカーや小売店以外の個人のネットショップの場合は、在庫を持っているわけではないので、どこかから仕入れる必要があります。

小売店のネットショップの場合は、商品の数が多いということがネット販売でのメリットになることがあります。検索上位に表示されたり、まとめ買いをする人がサイトに訪れたりします。しかし、個人のネットショップは商品をどこかから仕入れてこなければいけません。

ネットショップの商品を仕入れる方法はいくつかあります。

  • 実店舗や別のサイトで探す
  • 仕入れサイトで買う
  • 展示会に参加する
  • 海外に買い付けに行く
  • ドロップシッピング
  • せどり

などが主な方法です。1つずつ詳しく紹介します。

仕入れと販売価格の仕組み

小売店が商品を仕入れる時には、「下代」や「卸値」という価格で、メーカーから商品を買います。その商品をネットショップで販売する時には、「上代」、「販売価格」や「定価」と呼ばれる金額で販売します。この販売価格から、卸値を引いた金額が商品が売れた時の利益になります。この利益は粗利なので、さらにここから宣伝費や人件費などが引かれて純利益となります。

ネットショップを経営する時には、粗利ではなく経費を差し引いた純利益がどれぐらい入ってくるかを計算しないとうまく回っていきません。粗利の率はそれぞれの業界によって変わってきますが、ネットショップの場合、日本でメーカーや問屋から仕入れた商品を販売する場合は、40〜50%と考えましょう。仕入れ先が海外の場合は、もう少し高い利益を取ることができます。

粗利が40%以下になってしまうと、純利益を出すのは難しくなるので、仕入れと販売価格はこの割合を参考にして決めてみてください。また、商品を仕入れる時には、卸値を掛け率で言う場合があります。7掛け、8掛けと言われたら、定価の7割、8割という意味で、1,000円ならば700円や800円です。定価の6掛けならば6割の価格ということです。

仕入れの前に準備しておきたいこと

ネットショップで取り扱う商品を仕入れる前に、ぜひ準備しておいたほうがいいのは名刺の作成です。例えば、展示会で商品を仕入れようとする場合、一般的に入場する時に名刺を渡します。受付で名刺を出して、自分の名刺を首からケースに入れて下げて会場を回ります。

メーカーさんとやりとりする時にも挨拶で名刺を交換しますし、展示会や実店舗で商品を仕入れる時に、自分の運営しているネットショップを紹介して商品の仕入れの交渉をすることもあります。そういう場合に名刺を渡すと、とてもスムーズです。

展示会で交換したメーカーさんの名刺には、相手の特徴や商品などをメモしたり、あとでゆっくりホームページを覗くこともできます。名刺は、最初に作っておいて常に持ち歩いていると良いでしょう。

名刺は簡単に作ることができます。デザインにこだわったり、自分でデザインすることも可能です。

参考:whoo

参考:ラクスル

実店舗や別サイトで商品を仕入れる

ネットショップで販売する商品を仕入れる方法は、いくつかあります。1つずつやり方を紹介します。まずは実店舗または別のインターネットサイトで探す方法です。

街でウインドウショッピングをしたり、インターネットでさまざまな商品を見ているときに、「これ欲しい!」と思う商品を見つけたことは誰もがあるはずです。そのようなお店は仕入れ先になるかもしれません。お店のショップカードや商品パンフレットなどをもらって、メーカーを調べてみましょう。製造元がわかったら、問い合わせから連絡してみます。

突然の問合せになるので、丁寧な文章を心がけてください。タイトルは、「お取引について」または「お取り扱いの商品について」などとし、

初めまして。
「○○」というアパレルのネットショップを運営しております〇〇 〇〇と申します。

先日、渋谷の「〇〇」というお店で、そちらの麻のワンピースを拝見して、とても気に入ってご連絡させて頂きました。

ぜひ御社とお取引きをさせて頂きたいと思っております。

もし可能であれば、お取引の条件などを教えていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

ショップ名
氏名
住所
メールアドレス
URL

このように連絡してみましょう。メーカーによっては、ネットショップへの卸しをやっていないところもありますが、取引ができる可能性もあります。

また、東京の日本橋馬喰町にあるアパレル系の問屋街や、浅草橋周辺の生活雑貨の問屋街に足を運んでみるのもいいでしょう。大手の企業の場合、個人のネットショップとの取引の条件が厳しいこともありますが、直接連絡をすることで、取引ができるようになるところもあります。

気になる商品を見つけたらぜひ連絡してみてください。

参考:東京横山町問屋街WEB

仕入れサイトを使う

次に商品仕入れのサイトを使って商品を仕入れる方法を紹介します。基本は、インターネットショッピングと同じような方法で商品を仕入れます。仕入れサイトを見ることで商品の価格相場がわかり、直接仕入れることができるのでとても便利です。

デメリットは、他のアパレルショップも仕入れているので、商品にオリジナリティがなくなってしまうことです。仕入れサイトだけに頼らず、展示会や実店舗などもチェックしながら、他のアパレルショップとの差別化をはかりましょう。

主な商品の仕入れサイトは、

参考:TopSeller

幅広い商品を扱っています。

参考:NETSEA(ネッシー)

アパレルや美容、食品など

参考:TOPWHOLE

アパレル

参考:卸の達人

雑貨や健康・美容グッズ

参考:orosea(オロシー)

雑貨、健康グッズ

などいろいろあるので、チェックしてみてください。

展示会に参加する

展示会に参加することもネットショップの商品仕入れにはオススメです。1年に2回ほど大きな展示会が東京や大阪などで開かれます。業界によって開催時期や場所は変わるので、欲しい商品の展示会をチェックしてみるといいでしょう。

仕入れる商品が決まっている場合には、その業界の展示会はどんな種類があるのか、いつ開かれるのか、開催場所、参加するための申し込みや費用などはどうなっているのかを調べなければいけません。事前のチケット購入が必要な展示会もあるので、しっかり調べてから行きましょう。

また、事前に申し込みをすると入場料がかからない展示会などもあるので、事前調査は必ずやりましょう。展示会情報は、インターネットで調べたりメーカーや問屋さんと仲良くなれば教えてもらうこともできます。

アパレルショップを運営して展示会にも参加することで、さらにコネクションが広がり、新しい展示会情報もゲットすることができるようになります

展示会に参加したら、いろいろなブースを見て回りましょう。気に入った服やブースを見つけたら、ぜひスタッフに声をかけてみてください。商品を取り扱いたいと声をかけることで詳しい情報やパンフレットをもらうことができます。

仕入れるかどうかはっきり決めていなくても、気になるブースでは名刺をもらっておけば後で検討することもできます。1度展示会に参加すると次からは招待状が届くので便利です。ぜひ仕入れ先の開拓に利用しましょう。

展示会情報がチェックできるサイトは、

参考:世界の見本市・展示会情報

参考:全国の見本市・展示会

などがあります。

また、アパレル業界に特化した展示会では

参考:manicolle tokyo

参考:EXTRA PREVIEW

参考:rooms 41

参考:東京インターナショナル ギフト・ショー

参考:PLUG IN

参考:大日本市

参考:Projecrt Tokyo

参考:ファッションワールド東京

などがあります。いずれも春と秋の2回に展示会を行うところが多いです。

海外で買い付ける

商品の仕入れ法として、海外に買い付けに行くというやり方もあります。日本より安く仕入れられる、東南アジアや中国、韓国などで商品を仕入れて日本のネットショップで販売します。

商品の仕入れのために海外に行ってもいいですし、旅行のついでに仕入れてくるというやり方もできます。商品の価格が安いので、日本で仕入れるよりも利益率が上がるのがメリットです。ネットショップに限らず、実店舗の仕入れでも海外の買い付けは行われています。

ただし、海外での買い付けの場合に注意したい点は、

  • 関税がかかるケースがある
  • 輸出が禁止されている商品は買えない
  • 輸入に関する手続きをしなければいけない

といったデメリットもあります。買い付けに行く前に、買いたい商品や輸出入に関することを詳しく調べておきましょう。

参考:商品ごとの輸出入手続き

参考:関税の仕組み

ドロップシッピングで仕入れる

ドロップシッピングは、仕入れの方法というよりも、やり方といった方がいいかもしれません。

ドロップシッピングは無在庫販売とも言われ、商品を仕入れないで商品を販売し、商品が売れてから、メーカーからユーザーに商品を発送してもらうやり方です。商品が売れてから、売った価格から仕入れの金額を引いた金額を受け取れるので、赤字になるリスクがありません。また在庫を抱える必要もないので、仕入れるためのお金や在庫を保管するスペースも必要がなく、商品もメーカーから直接発送してくれるので、自分で行う必要がありません。

ドロップシッピングができるサイトには、以下のようなものがあります。

参考:orosea(オロシー)

参考:TopSeller

参考:通販素材.com

せどりを使って仕入れる

せどりも商品を仕入れる方法です。せどりの本来の意味は、古本屋さんで中古の本を仕入れて、高く売る方法のことをいいますが、今は本以外のすべてのジャンルで安く仕入れて高く売るやり方をせどりと呼びます。

仕入れ先がメーカーか小売店かという差です。ニーズのある商品を見つければ、高く売ることができますが、全体的な利益で見ると低いといえるでしょう。目利きがいい人には向いている仕入れ方法です。

中古品を扱う場合には、古物商許可証が必要です。簡単に取得できるので、せどりを考えているなら持っていると便利です。ネットショップを登録している地域の警察署の生活安全(第一)課が窓口です。

せどりを行うならリサイクルショップやオークション、フリマサイトなどを利用しましょう。

参考:2nd STREET

参考:BOOK OFF

参考:メルカリ

参考:ラクマ

参考:ヤフオク!

参考:モバオク

実際に行われているフリマや家電量販店のタイムセールなども狙い目です。

こちらは、せどりを行う時の便利なツールです。

参考:Amacode

販売者用のリサーチツールです。

参考:モノゾン

月の販売個数や平均値などが分かります。

参考:Keepa

商品の価格をリサーチできます。

参考:オークファン

オークションの落札相場が分かります。

ネットショップを成功させるためには

アパレルネットショップを成功させるノウハウをお伝えします。

ターゲットを絞る

実店舗で売り上げのある店の中には、さまざまな種類の服を扱い、幅広い層の顧客をターゲットにしている店もありますし、ネットショップでも同様の店舗が見受けられます。しかし、幅広い商品を扱うということは、多数の在庫を抱えなければいけないことになるので、アパレルネットショップを始める人には向いていません。

まず、ターゲット層をはっきり決めることが大切です。20代会社員女性、妊婦さん向け、子供服専門など、特定のニーズに特化した商品を扱いましょう。ターゲットを絞ることによって、特定の商品を探すユーザーが来てくれるようになり、リピーターへと繋がっていくのです。

オリジナル商品も扱う

仕入れ商品だけではなくオリジナルの商品を扱うこともオススメです。他で売っていない、このショップでしか買えないオリジナル商品にファンがつけば、リピーターを増やすことができます。自分で作ることができる人は、デザインから作りたい服を作ってもいいでしょう。

しかし「イメージや作りたいものはあるけれど、なかなか自分では作れない」という人は、デザインをもとに洋服を作ってくれる業者を利用するのがオススメです。自分のデザインした服を作ってもらってオリジナルとして販売することができます。

オリジナルとは、自分の感性や琴線に触れるものです。しかし他からのコピーでは著作権侵害になってしまうので、自分の中に響いたものからインスピレーションを得てイメージし、自分の商品を作ることが大切です。そうして作られた商品はオリジナルなだけではなく、自社ブランドとしても成長していくでしょう。

商品がわかるデザインや写真を載せる

ネットショップでは、実店舗のように実際に商品を手に取ってみることができません。そのため、いかに画面上で商品の詳細をアピールし、買いたいと思わせられるかが重要です。ネットショップに訪れた人が、欲しいと思ってくれるような写真を掲載する必要があります。また、ゆっくり商品を見て、ショッピングを楽しんでもらえるようなサイトのデザインにしましょう。

ニーズにあった商品を扱う

ユーザーがどんなものを求めているのかをきちんと把握し、ニーズがある商品を販売することがもっとも重要です。「顧客が欲しい商品は何か」を、じっくりリサーチし、扱う商品を選定しなければいけません。

クオリティが高く、デザインがお洒落で、価格が安いものはもちろん売れます。しかし有名ブランドの商品は、価格は高いけれどもクオリティとデザインが良く、さらにステータスがあります。これらのバランスを取りながら商品を販売していくことが、売れるためのポイントといえるでしょう。

中国や韓国から仕入れた商品を安く売るやり方もいいですし、ヨーロッパの日本に上陸していないブランド品を扱うなどもいいですね。ユーザーのニーズを把握して最適な商品を扱うようにすることが大切です。

宣伝や広告を使う

ネットショップの商品を仕入れたら、次は宣伝広告をしましょう。商品を探している、欲しいと思っている人に直接アプローチするといいでしょう。広告を出したり、ブログで宣伝する、また別のAmazonや楽天などの大手ショッピングサイトに出店することも、お店や商品を知ってもらうためには効果的です

ブログはSEO対策を意識して書きましょう。またリスティング広告を利用する、Amazon、楽天などへ出店するといったやり方で、顧客やリピーターだけではなく、新規の顧客にもネットショップや商品を知ってもらえるようにします。

コスト削減と中長期的な経営戦略

ネットショップは、開業すればすぐに商品が売れるわけではありません。顧客やリピーターを増やして利益をあげるまでには、時間がかかります。

少しずつネットショップを育てていかなければいけません。そのためには、コストはなるべく抑え、リスクを減らして運営する必要があります

ネットショップを立ち上げて、最初からそれだけの収入で生活を始めようとするのは難しいです。本業をキープしながら副業でネットショップを運営することで、リスクを回避することができます。

参考:STORES

参考:BASE

これらを利用してまずは、低コストでネットショップを始めて、商品を少しずつ販売してみる、顧客の反応や売り上げを見ながら軌道に乗ってきたら、楽天市場にネットショップを移したり、商品を少しずつ増やしていくなどするといいでしょう。ネットショップは、すぐには成功しません。試行錯誤して商品の種類や仕入れ方法を変えたり、宣伝や販売の仕方を変えるなど、中長期的にじっくりと取り組む覚悟が大切です

まとめ

ネットショップを開業することは、それほど難しくありません。そのため多くのネットショップが最近は増えてきました。

しかし、多数のネットショップの中で成功するためには、それなりの努力と工夫が必要です。他のショップとの差別化、オリジナリティ、ユーザーとの距離感の近いやりとりなども意識してみてください。

今回紹介した、ポイントや注意点を踏まえて、ネットショップを運営して多くのリピーターを獲得しましょう。それがネットショップの成功の秘訣となります。

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この記事を監修した人

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