労力対効果を得るために必要なこと

何でも一人でこなす必要のあるフリーランスは可能な限り労力を抑え売上を伸ばし、事業の安定を目指す必要があります。そのためにも労力対効果を考えましょう。ここでは労力対効果についてまとめています。

目次

労力対効果を高めよう

売上を得るためには、効率の良さを考えていかなくてはなりません。労力対効果を高めるためには何が必要なのでしょうか。それぞれのポイントについて解説します。

単価の高いものを売ろう

単価の高いものを売れば、労力を抑えて売上を安定させることができます。いくら数を売っても単価が低いと利益は少なくなります。成約率が高くても、利益が少ないと感じる場合は単価を見直すべきです。

ある程度の売上がある場合は、単価を上げることで更に利益アップが望めます。しかし、値段相応の商品価値をお客様に提供できなければ信用を下げてしまいます。慎重に検討して下さい。

成果に結びつく仕事を中心に

フリーランスは基本的に全てのことを一人で行います。様々な仕事に労力を分散すると効率が悪いです。絞ったポイントに多くの労力を使えば売上を更に伸ばすことができるのです。

特にフリーランスとして事業を始めたばかりであれば特にこの作業は重要です。やるべきことに絞って仕事に集中しましょう。ただし、一点集中にしてしまうと見込みが外れた場合は利益が望めないので注意が必要です。

アフターサービスは不要な労力のもと

アフターサービスが必要な商品を販売してしまうと、労力を取られてしまいます。売上につながる仕事に手がまわらず、売上が下がる可能性があります。

更にアフターサービスの手間はお客様の質が悪いと余計に増えます。クレーマー対応は、大手企業でも悩みを抱える仕事の一つです。個人事業だとアフターサービスの数が増えるほど対応が難しくなるので、最初にビジネスモデルを慎重に検討しましょう。

アプローチは購買意欲の高いお客様にする

購買意欲の高いお客様にアプローチすれば、効率の良い売上アップが望めます。商品やサービスを早急に必要としているお客様であれば、購入確率も増加します。物によっては売るタイミングも重要になってきます。

取り扱っている商品がお客様にとって必要であれば購入されやすくなります。なぜなら、お客様はいち早く問題を解決したいと考えているからです。問題を解決したいという心理は購入につながりやすい傾向にあります。

費用対効果を考えよう

効率の良いビジネスには、費用対効果についても考える必要があります。

コストに対する見返りが費用対効果

費用対効果と言って、コストに対してどのくらいの見返りがあるか考えなければなりません。費用対効果は「B/C」と表記されることもあります。少ないコストで大きな見返りを得られるように努力しましょう。

お金以外の費用を含む

費用は金銭的なものだけではありません。収益や成果を上げるために、費やした労力や時間を含めたコストのことも指します。

コストが多くかかってしまえば手に入る収益も低くなります。そのため、成果を早く手にできる方法を見付けると費用対効果が高くなります。

費用と効果で考える

損益計算書では黒字の場合は借方に利益が示され、赤字の場合には貸方に損失が示されます。効果は成果から費用を引いた残りで判断されます。

もし大きな効果が得られてもコストが上回っていたら、費用対効果があるとは言えません。この場合、コスト削減が可能であれば費用対効果を高めることができます。

大きな効果を得られる方法を見付けられたらチャンスとも言えます。自己満足で終わらないように注意しましょう。

「対費用効果」は一般的ではない

費用対効果のことを「対費用効果」と表現しているものもあります。英語では「benefit by cost」=「効果/費用」となるため誤用ではありません。

本来は「対費用効果」の方が自然ですが、経済用語として費用対効果と表現する方が一般的です。言葉の意味を考えながら、伝わりやすい表現方法を使う必要があります。費用対効果と表現するようにしましょう。

アフィリエイトの費用対効果を考えよう

アフィリエイトで利益を上げることは難しく、実際に経験された方も多いのではないでしょうか。アフィリエイトでは他人と被らないマーケティング戦略を練り、自分のページに辿り着くよう予想したキーワードでアクセスを集中させることが大切です。ここさえクリアできれば、労力に見合う成果が得られます。

工夫のないアフィリエイトは儲からない

何も工夫しない限り、アフィリエイトで見合う成果を得ることは難しいです。アフィリエイトでは1日1,000円程度の稼ぎがあれば十分であり、大多数は1日の報酬が100円もしくは0円なのです。

稼ぐためには、まずはアフィリエイトを掲載しているページ自体に興味を持ってもらわなければいけません。そのための、誘導やページレイアウトは必ず行う必要があります。

稼げない=アフィリエイトというイメージ

検索してみると、97%以上は月に3万円も稼げていないというデータが見つかります。アフィリエイトをしている人全体から統計をとれば、稼げていない人の割合は更に増えるでしょう。

アフィリエイトは単体で稼ぐものではありません。ブランディングやマーケティングを複合的に組み合わせて利益を上げる必要があります。

多数の人はここを工夫できていません。そのためアフィリエイト=稼げないという認識が広まっているのです。

成功すれば数百万円稼ぐことができる

工夫さえできれば、短時間の作業で数百万円稼ぐことも夢ではありません。アフィリエイトは使い方によっては労力の少ない高利益なビジネスになるのです。

アフィリエイトで稼ぐことができる人は一部ですが、その仕組みさえ作ることができれば安定的に収益を得ることができます。どのような戦略で自分のページに誘導させるか、もしくはどのように自分の商品を売り込んでいくのかを重点的に心がけるようにしましょう。一度お客様を呼び込む流れを作ることができれば、その枠組みを工夫するだけで大きな利益を生み出すことができます。

時間対効果を考えよう

時間には限りがあります。有効に使いたいところですが、意識しなければ簡単に過ぎ去ってしまいます。

今回は時間対効果について考えてみましょう。限られた時間を有効に使うためには、何をすれば良いのでしょうか。

時間対効果って何?

時間対効果とは、かけた時間に対しての成果を意味します。本来は電動機器の作業効率を示す時に使われていた言葉で、ビジネスの世界でも使われるようになりました。

成果が良くても長時間かかっていたら成功とは言えません。限られた時間の中で効率よく成果を生み出す必要があります。

1日は24時間で、成功者は24時間分以上の成果を生み出し、長い年月をかけて積み上げています。時間の使い方や過ごし方を変え、有限な時間を濃いものにしていきましょう。

1日のレコーディング

まずは意味のある時間を生み出してみましょう。そのためにも1日のレコーディングが必要です。

普段の1日で行なったことや時間を書き出してみて下さい。時間の使い方を可視化すれば、効率の悪い時間を見付けることができます。

次に、1日の理想の流れを書き出してみましょう。その通りに実行すれば有意義な時間を過ごすことができます。

休む時間を無くす必要はありません。ここでの目的は時間に明確な意味を与えてあげることです。1日の流れを変えることで時間の使い方が大幅に変わっていきます。

シングルタスクとマルチタスクの使い分け

同時に、多くの工程を進めるマルチタスクである必要はありません。全てをマルチタスクにしてしまっては、脳の効率を低下させてしまうのです。シングルタスクとマルチタスクを使い分けるようにしましょう。

シングルタスクを使えば1つのものに集中することができます。それぞれに締め切りを設定すれば、有効な時間として使うことができます。

ここで注意してほしいのが締め切り時間の設定で、締め切りに余裕があると油断し、のんびり仕事を進めがちになります。タスクを分割して、それぞれに締め切りを設定するようにしましょう。

マルチタスクは複雑な思考を必要としない時に有効です。身体的行動と思考が必要な行動を同時に実行してみましょう。

自宅でエクササイズしながらメールの返信をすることも効果的です。時間を有意義に使うことで充実した人生を送ることができます。

労力と効果を比べて判断しよう

やりたいことが多い場合には、何を優先すれば良いのでしょうか。時間には限りがあり、中途半端で終わらないためにも工夫が必要です。ここでは労力と効果を比べて決める方法をご紹介します。

まずは自分の時間割を考えてみよう

新しいことを始める時は、とりあえずやってみましょう。行動力があることは悪いことではありません。ただし目的も無くだらだら続けてしまうなら一度考える時間が必要です。

時間には限りがあります。やるべきことを済ませる時間を引いた後に、残った時間が自由時間です。まずは自分の時間割を作ってみましょう。

自由時間がどのくらいあるのか把握するところから始める必要があります。そしてやりたいことの中でも「できること」を絞り出してみて下さい。

1日30分しか使えなかったとしても、1ヶ月・1年と考えると大きな役割を果たしてくれます。自分の時間を把握することが大切です。

やりたいことの棚卸し

やりたいことが多い時は、棚卸しが必要です。やりたいことを書き出して机の上に並べて、そこから必要なことを選べば良いです。

合理的な答えを出せば後悔することもなく、やりたいことを捨てることができます。自由時間を割り出したら、この時間をどのように使うか考えましょう。遊びや勉強をバランス良く配分することも大切です。

継続できて将来の役に立つものは優先度が高いです。やりたいことを棚卸しすれば簡単に区分することができるのです。

時間対効果で判断しよう

棚卸しに悩んでしまったら、時間対効果を考えましょう。少ない時間で効果を得られるものを優先的に並べてみて下さい。

時間が多く必要なものは、成果を得るまでにも時間がかかります。時間対効果が低ければ時間を有効に使うことができません。少ない時間で良いものは同日に進めることもできるので、効率の良い時間の使い方ができると言えます。

コストパフォーマンスって何?

コストに対してのパフォーマンスのレベルをコストパフォーマンスと言います。商品のクオリティといった意味合いで使うことがあります。ここでは、コストパフォーマンスについて解説します。

コストパフォーマンスは和製英語!

コスパと略して使われることの多いコストパフォーマンスですが、実は和製英語です。

英語で伝えたいときはcost performanceでは伝わりづらく、日常会話では用いられません。

英語では

「This product has good value for the price.」(この価値でこの値段は安い)

「This product is reasonable.」(お手頃な金額)

このように表現するようにしましょう。

満足度をコストパフォーマンスと言う

コストパフォーマンスは、満足度に対して使われます。金額以上の価値があればコストパフォーマンスの良い商品です。逆に、金額以下の価値しか無ければコストパフォーマンスの悪い商品と言えます。

コストパフォーマンスは費用対効果に近い

費用対効果は払った金額で得られる価値の度合いを表します。意味合いとしてはコストパフォーマンスに近いです。

コストパフォーマンスの良い商品は費用対効果が高いと言い換えることができます。使う金額に対して成果が大きいのかどうか、ビジネスの場でもよく使われています。

まとめ

色々な方法を用いて、労力対効果を得られることが分かりました。頭では理解していても実践することは難しいものです。

分析することで今やるべきことや必要なものが見えてくるので、常に良い方向で判断できるように意識したいです。1分でも無駄にすることのないよう、有意義な時間を使えるようにしましょう。

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この記事を監修した人

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