【ebayの外注化】出品作業をマニュアル化し、外注スタッフに任せる方法

今回はebayでの出品作業を手間に感じてきた方に、出品作業の外注化についてご紹介します。
外注スタッフに任せるべき仕事や、外注スタッフの探し方、接し方などについて具体的に解説します。
外注化することで、より効率的にebayでの出品を行いましょう。

目次

ebayで売上アップに必要な出品作業の外注化

現状の売上を上げるために、より多くの商品をeBayで販売したいと考える方は多いかと思います。
しかし、売れれば売れるほどに梱包や発送の手配などの作業が必然的に増えてしまいます。自分一人でできる作業には限界があるのです。

そこで、eBayの出品作業の外注化を行うことによって、その手間を減らし、上限なく出品数を増やすことができます。

ebayで非効率な作業

何かに取り組む上で重要なのは、「どこに力を入れるか」ということです。
ebayを通して販売を行う際、仕入れのリサーチを入念に行うのか、商品ページの作成に趣向を凝らすのか、売れやすいような写真を撮影することに力を注ぐのか、全ての工程にこだわっていては、多くの商品を捌くことは不可能です。

ebayで誰にでも出来る作業

梱包作業や発送作業にこだわって、より満足できるように努めることは素晴らしいことです。
しかし、その作業は本当に自分でしなければならない作業でしょうか?他人でもできるような梱包作業などは外注に任せて、自分の知識が必要な仕入れのリサーチなどを行ったほうが効率よく販売することができます。

ebayの作業を外注化して作る自分の時間 必要なのは作業マニュアル

ebayで外注をするということは、「他人を信用して、仕事を任せる」ということです。

仕組み化(外注化)を行う一番のメリットは、「自分の時間ができる」ということです。

自分でなくてもできる作業(梱包や発送作業など)は、マニュアルさえあれば誰でもこなすことが可能です。
しかし、どんな商品を仕入れるべきか、どんなジャンルを追いかけるべきか。
いくらで仕入れれば、どのくらいの利益が出るか。
これらは、自分でなければできない仕事です。

一人で行うebay転売に限界を感じてきたら、他の人でもできる作業を書き出して外注化を検討してみましょう。
任せられる仕事はどんどん任せることが、売上へとつながるのです。

しかし、ebay外注化と聞くと難しく感じる方が多いかと思います。
そもそも、どんなタイミングで外注化を考えればよいのか。

次項では、そんな悩みを解決するために、eBayの作業を外注化し始めるタイミングについて紹介していきます。

ebayをスタートして外注化を行うタイミング

外注化するメリットはわかったけれど、どんなタイミングで外注化すればいいのか分からない。
そんな方のために、ここでは外注化するタイミングについて紹介していきます。

外注化を行うタイミングは、基本的にebayを初めて3ヶ月以上経過してからになります。
何故かというと、ebayでは新規出品者に対して出品できる商品の上限を設けているためです。外注化を行う際は、大量に出品することが前提となるため、3ヶ月経ってから行いましょう。
外注化を行うのは3ヶ月が経過した後ですが、出品を始めた頃から「仕組み化」を意識したマニュアルを制作しておくことをおすすめします。外注先のミスを防ぐためにも、わかりやすい仕組みが求められるからです。

外注を始めたばかりの頃は、外注にかかる費用が惜しく感じるかも知れませんが、上手く回せるようになると時間をかけずに利益を生み出せるようになります。
「時間を買っている」という感覚を持つことで、外注化がいかに効率的であるかを実感できるはずです。

できる限り早く始めるebayの外注化

ebayを初めて3ヶ月が経ったけれど、具体的にいつ始めればいいのか。始めるタイミングについてより具体的に紹介します。

具体的なタイミングについては、

  • 現状の売上
  • 外注ノウハウの有無
  • 目標利益
  • 予算

など、様々な要因によって大きく異なりますが、基本的には可能な限り早く外注化するべきです。

前項でも述べたとおり、一人では費せる時間にも作業量にも制限があります。
個人で稼ぐのは限界があるため、チームで稼ぐことを目標にしましょう。外注先に任せる仕事が増えれば増えるほど、自分にしかできない作業を行うことができます。

ebayではじめる外注化の時期

予算に応じて、外注化するタイミングを決めることもできます。

梱包作業などの簡単なタスクであれば、月1万円ほどの予算でも外注化することが可能です。
自分は何を外注化したいのか。その予算をリサーチすることで、具体的なタイミングを計ることができます。

ebayで外注化をする時のマネジメント管理

ここでは、サラリーマンの方や多忙な生活を送る方が、いかに外注化をするのか紹介していきます。

近年、書店でも「サラリーマンの副業」や「1日10分で副業」などのタイトルをよく目にするようになりました。
書店に並ぶ雑誌の見出しは、今のトレンドを表しているため、いかに「副業」への関心が高まっているのかがわかりますね。

サラリーマンの方や多忙な生活をしている方でも、短時間で副業を行うにはどうすればよいか。それもやはり「外注化」を行うことで可能となります。

急な出張が入ってしまい、発送作業ができない。時間を取れなくて、出品用の写真が取れない。
これらの悩みも外注化をすることで、自分の本業を疎かにすることなく解決できます。

ただ、はじめから全てを外注化することは避けたほうが良いでしょう。
外注先ももちろん人間ですから、ミスや仕事の仕方がわからないなど、想定外の問題が出てきます。
そのため、外注化をする場合は、自分がマネジメントできる範囲で行うことが大切です。
在庫チェックや梱包作業など、単価も安く簡単な作業から任せていき、慣れてきたら出品や撮影なども順次任せていきましょう。

ebayの単純作業の外注スタッフの探し方

ここでは、外注先をどこで探せばよいのか、紹介していきます。

単純作業の外注を募集したい場合、一般的なのはクラウドソーシングサービスです。

クラウドソーシングサービスとは、インターネット上で「仕事をして欲しい人」と「仕事をしたい人」のマッチングを行ってくれるサービスのことです。

なかでも特に有名なサービスが

クラウドワークス

Lancers(ランサーズ)

以上、2つのサイトです。
これら2つのサイトは、登録者も非常に多く実績も豊富で、安心して外注先を探すことができます。

上記以外にも、

Bizseek(ビズシーク)

@SOHO(ソーホー)

など、その他多くのサービスがあります。

英語の話せる日本人の方を雇いたい場合におすすめなのが、「掲示板」を用いた求人です。
方法は簡単で、「アメリカ 求人」などで検索するだけです。
海外では掲示板に求人情報などが載っているため、有効な方法です。
また、外国人を雇いたい場合は「Upwork」というサイトを利用するのがおすすめです。

Upwork

日本人を雇う場合より、多少リスクがありますが、日本人では見つけられなかったビジネスチャンスや、新しい視点などを知ることができるので、自分のマネジメントできる範囲で外注をお願いしてみましょう。

ebayの作業を外注スタッフ以外に頼む時の注意点

ここでは、クラウドソーシングサービスではなく、自分の知り合いや親しい人を雇う場合のポイントについて紹介します。

自分の親しい人を雇うメリットは、

  • 意思疎通が取りやすい
  • 相手がどんな性格か知っている
  • 連絡を気軽に取れる

などが挙げられます。

自分の知り合いや親しい人ですから、気軽に連絡が取れますし、実際に会って仕事を指導することもできます。

しかし、実際にはデメリットも存在しています。

  • 給与面で交渉し辛い
  • 行き違いが生まれる
  • ミスを指摘しにくい

などは、よく挙げられるデメリットです。

クラウドソーシングサービスを利用した場合、非常に安い単価で作業を行ってもらえます。
一件に付き30円以下の募集でも、多くの方が応募してきてくれます。
しかし、知り合いや親しい人に仕事をお願いする場合、あまりに安い単価だと申し訳ないと感じてしまい、単価を上げてしまいがちです。
転売というのは、いかに安く仕入れ、いかに高く売るか、というのが基本にあります。
差額を大きくするためには、その間に発生する費用(人件費や梱包資材費用)を減らす必要があります。知り合いや親しい人への情で、費用がかさんでしまっては元も子もありません。

また、ビジネス上の繋がりではないがために、作業量や稼働日などの指定も難しく、ミスがあっても注意しにくいと感じてしまいます。
親しい人だから、意思疎通は容易にできると踏んでいたけど、逆に気を使ってしまい自分でミスを修正している。
在庫チェックをお願いしたけど、単価を上げすぎて利益が減ってしまった。
といった失敗談もよく耳にします。

外注化を行う目的は「自分の時間を増やす」ことだったはずが、逆に時間をとられてしまうこともしばしば。

外注化を行ったにもかかわらず、気苦労だけが増えてしまった。という失敗をしないためにも、知り合いや親しい人に頼む場合はより慎重に検討してください

きちんと契約条項を書き出し、提示した上でやりたいとの返事があった場合は雇い、そうでなければお互いのためにもクラウドソーシングサービスを利用するようにしましょう。

求めるべき外注スタッフの見極め方

初めて外注先を選ぶ際、面接まで行う必要は基本的にはありません。
面接を行うこと自体を否定しているのではなく、面接をするメリットが小さい、ということです。

それはなぜか。
初めて外注先を探す場合は、簡単で単純な作業から任せることになります。
そのため、募集する人材はある程度の常識さえあれば事足りる場合が多いのです。

クラウドソーシングサービスを利用して募集を掲載すると、仕事を探している方からメッセージが届きます。

その際に、あまりにも日本語が拙い方や、適当に書かれている方を除き、その後試用期間を設けて試しにタスクをお願いしてみるという採用方法をとったほうが、より効果的に求める人材を集めることができます。

実際にいくつかのタスクをこなしてもらうことで、「納期を守れるか」、「仕事の丁寧さはどうか」、「連絡は密に取れるか」などがはっきりと分かります。
仕事を適当にこなすような方、連絡がなかなか取れない方、仕事内容を上手く理解できていない方、納期を守れない方などは、採用を見送りましょう。
また、ただ採用されたいがために、メッセージで過剰にアピールする方や真面目そうに見えて実は手抜きが多い方を見抜くにも、最適な手段です。

そのため、初めて外注先を探す場合は面接を行うよりも、試用期間を設けて実際に仕事をしてもらったほうが効果的に探せます。
試用期間に任せる仕事については、次のような点に留意しましょう。
・比較的簡単な仕事
はじめから難しい内容をこなせる方はいません。
外注先の方は、出品作業について初心者であると考え、マニュアルもできるだけわかりやすくしましょう。

・1件でなく数件お願いする
タスク形式の仕事1件だけだと、あまりにも簡単にこなせてしまいます。
複数のタスクとなると、真面目な方でないと丁寧な仕事をしてくれません。ここで、採用すべき人材を見抜くことができます。

・コミュニケーションをとる
簡単な仕事を任せる理由でも説明しましたが、外注先の方が何か困っていたり、仕事の進捗が思わしくなかったりするときは、こちらから積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。
「質問はありませんか?」など送ってあげると、安心して仕事を行えます。
また、この際に連絡があまりにも遅かった場合や、最低限のマナーがないと感じられたら、採用すべき人材でないと判断できます。

求めるべき人材は、口達者な方ではなく、実務に責任を持って取り組める方なのです。

もちろん、長期的な契約ができる方のほうが好ましいですが、条件を厳しくしすぎて、採用を見送ってばかりいては、それも時間を浪費していることになります。

ebayで絶対に避けたい外注スタッフの人物像

具体的にどんな人を採用すればよいのか?どんな人を採用してはいけないのか?ここでは、採用を避けるべき人を応募してきたメッセージで判断する方法をご紹介します。

募集要項を読んでいない
外注先を探す際、クラウドソーシングサービスに募集要項を掲載します。その内容を読んでいないと思われる人は、採用を見送りましょう。
たとえば

  • 週に7時間は仕事をお願いしたいのに、メッセージには稼働可能時間が5時間になっている。
  • 転売の経験があるかどうか、質問をしたのに回答が書かれていない。

など、明らかに募集要項を見落としている場合は、採用を見送りましょう。

メッセージが雑
最低限のビジネスマナーを持っていないと思われる人は、採用を見送りましょう。
たとえば

  • 「初めてですが、やりたいです!!!」とだけ書いてある
  • 「募集要項には当てはまらないけど、できるだけがんばります!!」といった内容

たしかに、やる気が感じられる方は好感がもてるかもしれません。しかし、金銭の絡むビジネス上のお付き合いですから、最低限のビジネスマナーを持ち合わせた方を採用しましょう。

クラウドソーシングサービスを利用するデメリットでもあるのですが、あまりにも多くの方が利用しているため、さまざまな方が応募してきます。
いい人材を見抜くことは、簡単な試用期間では難しいですが、最低限避けるべき人材を見抜くために、上記の方法を参考にしてみてください。

ebayで働きやすい環境が外注スタッフとの関係をつくる

ここでは、外注化するにあたって、どんな準備をする必要があるのか紹介していきます。

仕入れたい商品のリスト(excel等)
一番重要なリストです。
外注先の方に、どんな商品を仕入れて欲しいか、ひと目で分かるようにリスト化しましょう。
また、商品においての仕入れ条件(コンディションや製造年の指定など)も詳しく記載することで、外注先の方が迷うことなく仕入れを行うことができます。

利益計算用シート(excel等)
予算や入札費用、見込み利益などを外注先の方がまとめて管理するために必要です。
excel等で一度テンプレートを作ってしまえば、使い回せるので便利です。

各オークションのアカウント
入札を行うアカウントを用意する必要があります。
仕入れと出品を別々のアカウントで行う場合が多いかと思いますが、その場合はアカウントが2つ必要です。

外注先の方が、より簡単に仕入れや出品を行うことができる環境づくりが大切です。わかりにくい指示やリストだと、お互いに不満が溜まってしまいますので、最初の準備は念入りに行いましょう。

eBay外注化で必要なこと:外注スタッフのための業務マニュアルの作成

外注先の方に渡す業務マニュアルは、作業を効率的かつミスなく行ってもらうために、非常に重要です。

業務マニュアルといえば、PDFや書類の束をイメージしますが、よりわかりやすく伝えるためには文字だけでは不十分です。
実務作業を録画した動画や、作業画面をキャプチャーした動画などを活用しましょう。

動画を使った説明を行う場合は、YouTubeなどにURL限定でアップロードし、そのURLを送って説明を行います。

また、連絡を取るツールもクラウドソーシングサービスのチャット機能だけでなく、skypeやChatWorkなど、より使いやすい連絡ツールを使用したほうがよいでしょう。

文字だけではなく、音声やカメラを用いると、より細かい指示を簡単に行うことが可能です。

外注化をおこなうには多くの手間がかかりますが、ここで手を抜いて適当に作業を行うと、後になって多くの修正が必要になってしまいます。
PDFやexcelを用いて作業を文字に落とし込む過程は、外注化を行わないことをおすすめします。

特に重要な作業などは、動画や音声を用いてマニュアルを制作しましょう。

ここで実際に動画を撮影することで、外注先に任せる仕事量と所要時間を再確認することもできます。

初めは大変かもしれませんが、一度外注用のシステムを構築できれば、その後も使いまわしを行うことができます。
マニュアルは随時修正を行いながら、ポイントを抑え、なおかつ文量は少ない方が好ましいです。
外注先にマニュアルを共有する際にも、一人一人に対応しなくても済むようにオンラインで管理できるクラウド上に置いておきましょう。

eBay外注化で必要なこと:外注先の方とクオリティを上げていくマニュアルの作成

マニュアルを作ると言っても、初めてのことだからわからない。という方が多いかと思います。
動画のとり方も、PDFの作り方も、初めは不慣れで上手く作れないかもしれません。
はじめから完璧なマニュアルを作れるなら、それに越したことはありませんが、はじめから完璧である必要はないのです。

まずマニュアルを読んでもらい、上手く伝わらなかった部分や説明不足だと言われた部分は、その都度修正を行いましょう。
外注先の方も人間ですから、人によってわからない部分も人それぞれ異なります。そうして、修正を重ねていくごとにどんな人でも分かるようなマニュアルに仕上がっていくのです。
マニュアルのクオリティが上がれば、作業効率や作業精度も上がり、販売もうまく回るようになります。
大事なのは、はじめから完璧を目指しすぎないで、他人(外注先の方)の意見を聞き、修正をどれだけ繰り返せるかということです。

ebayの作業効率化を図る外注化マニュアルの制作方法

ここでは、マニュアルをよりわかりやすくするために、動画を用いる場合のポイントを紹介していきます。

動画でマニュアルを作成する際に気をつけて欲しいポイントがあります。
・動画の長さ
1つの手順だけであっても、動画の長さは5分を超えないようにしましょう。
5分以上の動画になると、手順を見直そうと思っても目当てのシーンが見つけにくくなってしまいます。
動画の本数は増えても、一本の動画の長さは5分前後で統一しましょう。

・各動画のナンバリング
上記で述べたように基本的には、動画の本数は増えても問題はありません。
しかし、動画が増えた際にはきちんとナンバリングを行いましょう。
「○○の仕方 1」などのように、項目と番号がはっきりと分かるように、タイトルを設定することが大切です。

・動画の共有方法
動画をいかにして外注先の方に見てもらうのか、ということも考えなければなりません。
おすすめの方法は、YouTubeに「URL限定」で動画を投稿する方法です。
URL限定の投稿というのは、動画のあるページのURLを知っている人だけが、動画を見ることができるというものです。
そのため、クラウド上にサイズの大きい動画を保存しておくのではなく、URLのみを保存しておくことで、必要な場合にいつでも各自で動画を確認することができます。
また、YouTubeはスマートフォンなどでも視聴できるため、外注先の方も場所を選ばずに手順を確認することが可能なのです。

 ebay出品時に外注化のリスク軽減ができる出品ツール

外注先の方にebayでの出品をお願いする際、注意しなければならないことがあります。
それは「アカウント管理」です。

ebayに出品するためには、ebayのアカウントにログインするためのIDとパスワードが必要です。
知人や親しい人であれば、問題はないかもしれませんが、クラウドソーシングサービスを利用した外注となると、非常にリスクが高いです。
アカウントのパスワードを変更されてしまうと、いとも簡単にアカウントを乗っ取られてしまいます。

そんなリスクを減らすために、「出品ツール」を使用しましょう。
出品ツールとは、月額の費用を払うことで使用できるようになる外部サービスです。このサービスを利用すると、IDやパスワードを他人に知られることなく、出品作業をしてもらうことが可能となります。
また、出品ツールはいくつか種類があり、中には日本語でサポートを行っているサービスもあるので、気になる方はぜひ調べてみてください。

月額の費用は必要になってしまいますが、大事なアカウントを乗っ取られないためにも、ぜひ検討してみてください。

ebayで不安要素の高い外注化

外注化を行う上での不安は、売上の低下や、外注先との人間関係など、挙げればきりがありません。
しかし、アカウントの乗っ取りであれば、出品ツールを使用する。マニュアルが作れるか不安であれば、作り方を徹底的に学ぶ。
売上が低下した場合は、リサーチをより念入りに行うなど、その他多くの不安は対策を行うことで解消できる場合がほとんどです。
対策を行い上手くいった場合、その経験自体が外注化する際のノウハウとして蓄積されます。

「自分の時間が増える」というメリットは外注化を行うことでしか享受できません。
習うより慣れろではありませんが、一歩踏み出すことが大切なのです。

eBayでの外注化マニュアルの盗用リスク

eBayの出品作業の外注化を行った際、自分の制作したマニュアルを盗用される可能性があります。
しかし、ebayでの外注マニュアルなどは「盗用されても構わない」と考えましょう。

そもそも、マニュアルというのは随時更新・修正して運用しなければならないものです。ebayを初めて使い、初めてマニュアルを作り、初めて外注さんに仕事を任せる。
そういった経験こそが、マニュアルの修正の時に活きてきます。ですので、たとえ盗用されたとしても、盗用した人にはあなたのebayでの外注マニュアルは使いこなせないのです。

マニュアルよりも、自分の蓄積してきたノウハウを大切にしましょう

そのノウハウを磨くためにも、より優秀な外注さんを雇い、より簡単に仕組み化をしていく必要があります。
その際、信頼できる優秀な外注さんがいれば、マニュアル制作を手伝ってもらうことも可能になります。

いずれはebayのアカウントのIDやパスワードの管理も任せるようになるでしょう。その際には、機密事項保持契約を結んでもらえばよいのです。
この際に必要なテンプレートは、「機密保持事項契約 テンプレート」などで検索すると、多くの種類を見つけることができます。
このテンプレートをそのまま外注さんに送って、署名をもらってもいいですし、その他追加したい項目があれば、自分で修正を加えてから送ることも可能です。
違反するような方はほとんどいませんが、念の為の保険として、業務開始前に予め提出してもらいましょう。
提出の方法も郵送からPDFでの提出まで、ご自分に合った方法を選んでみてください。

ebayで外注化リスクの受け入れ方

eBayの出品作業を外注化するにあたり、大切なことは「リスクを恐れないこと」です。

初めの頃は、アカウントを任せたり、商品を預けたり、利益の出そうな商品のリストを見せたりすることを躊躇してしまうと思います。

ですが、その躊躇している時間がもったいないと思いませんか?
外注化を進める目的は、自分の時間を作ることです。

外注先の方のミスで損失が出たとしても、そのミスを防ぐためにマニュアルを修正すれば良いのです。
自分のキャパシティを超えて運営を行っていくには、他人の手を必ず借りなければいけません。

例えば、新卒の大学生を何百人も雇う大企業も、初めは全ての新入社員に研修期間を与えます。
1円の利益にもならない研修期間にも、企業はきちんと給与を出していますよね。
それは、研修を終えた後、かかった費用以上に利益が見込めると思っているからです。
つまり、自分に返ってくる利益が見込めるのなら、リスクを恐れずに取り組んでいくことが大切です。

配慮したい外注スタッフへの対応

外注をお願いしていたスタッフが、頻繁に辞めてしまう場合について。その原因と、対策について紹介します。

スタッフが辞めてしまう大きな理由は

  • 報酬が少ない
  • コミュニケーション不足

これらどちらか、もしくはそのどちらもが原因の場合が多いです。

外注をお願いする場合、多くの方は「成果報酬」で給与の支払いを行っていると思います。
しかし、その単価があまりにも安すぎる場合、もしくは作業に多くの時間を要する場合に、スタッフは不満を感じてしまいます。

単価が安いから他の仕事を探す、というのは説明する必要がないと思いますが、盲点になっているのが時間あたりの報酬が少ない(作業に多くの時間を要する)場合です。
これはどういうことかというと、1つの商品を出品すれば、一件あたり100円。この文面だけ見ると、非常に高い単価のように感じます。
しかし、その出品作業に梱包や購入者への対応なども含まれていて、一件の仕事をこなすのに30分以上もかかってしまう。そうなると、時給換算では200円程度にしかなりません。
自分に見合わないと感じた場合、外注スタッフは社員などとは異なり、すぐに見切りをつけて辞めてしまいます。

求める作業量の見込みが甘かったために、こういった状況になってしまいます。
対策としては、

  • どのくらい時間が必要か、自分で作業してみて見当をつける
  • 相場から見て単価が安すぎないかリサーチを怠らない

などが挙げられます。

次に「コミュニケーション不足」が原因で辞めてしまう場合です。
ここで指すコミュニケーションとは、日常会話や雑談のことではありません。

  • 作業内容の指示が雑で分かりにくい
  • 言葉に棘があり、質問しづらい
  • 返信が遅いため、作業が進められない

といったことを指します。

外注スタッフは初心者の方も多いですから、私達発注者が常識だと思っていることでも、わからないことが多々あります。
その際に、専門用語ばかりで回答をしたり、面倒臭がって雑な返答をしてしまうと、スタッフは作業を進めることができず、困ってしまいます。

対策としては、「密に連絡をとる」この1点につきます。
仕事の進捗状況が思わしくない場合には、こちらから質問などがないか聞き、スタッフさんが仕事内容で悩むことがないように配慮しましょう。

ebayで外注する時に抑えておきたい注意点

ここでは外注をする上で、抑えておきたい注意点について紹介します。

特定の人に固執しない
長く仕事をお願いしていた人だからと、考えなしにその人ばかりに仕事をお願いしていると、その他の優秀な人材に気づくことができません。
仕事を手伝ってくれている「感謝」は必要ですが、それは給与だけで十分なのです。情が湧いてしまうのは、ビジネスパートナーとしては好ましくない状態です。
仕事のクオリティが下がったり、納期に遅れるようになった場合はそれ相応の対応をしましょう。そうでなければ、他のスタッフさんも贔屓だと不満に感じてしまいかねません。

作業フローを明確にする
作業フロー、つまり仕事の流れを明確にするということです。
外注スタッフに任せられるのは、どこからどこの工程なのか。自分で受け持つべき仕事はどこか。
また、自分でしている作業を外注スタッフに任せることはできないか。常に考え続けることが大切です。

マニュアルの見出しでも紹介しましたが、マニュアルを常に修正し続けるのと同じように、自分自身の作業フローの見直しを行うことが上手く回していくコツです。

ebayの外注スタッフの集め方

いかにして外注スタッフを集めるのか。
外注のスタッフさんを集める方法は

  • クラウドソーシングサービスを利用する
  • 知り合いや身内に頼む

この2つは紹介しました。

ここでは、クラウドソーシングサービスを利用する場合のポイントを紹介します。

・仕事内容のわかりやすさ
募集をかける際に、どんな仕事を任されるのか、具体的にどんな作業をするのか。
まずは、これらをはっきりと分かるように記載しましょう。
いかに単価が高くても、作業内容が不透明だと人は集まってくれません。

・作業難易度
仕事内容と被りますが、その作業自体の難易度設定も非常に重要です。
梱包作業程度であれば、比較的作業難易度は低いですが、アカウントを用いた出品作業全般となると、経験者でなければ難しく感じるでしょう。
経験者を探している場合は良いですが、「未経験者歓迎」と謳っておいて、難易度の高い作業ではうまく回すことができず、採用後損失を被ってしまいます。
難易度の高い仕事を外注化する場合は、単価を上げ、「経験者募集」と記述しておきましょう。

・作業単価(報酬)
募集をかける中で、一番大切な項目です。
人が集まってくれるかどうか。良い人材が集まるかどうかは、殆ど単価で決まると言っても過言ではありません。
しかし、単価を高く設定したものの売れ行きが良くなく、予算がなくなってしまった、というのでは元も子もありません。
逆に単価を低く設定しすぎてしまうと、人が集まらず、仕事のクオリティも低いものになってしまいます。

単価=固定報酬であることが多い外注の仕事ですが、単価だけでなく、時給単位での給与も考えなくてはなりません。
たとえば、1件100円の仕事と1件200円の仕事があったとします。
一見してみると、後者の方に人が集まりそうですが、実は1件100円の仕事は所要時間10分、1件200円の仕事は所要時間30分だった場合。

どうでしょうか?
時給換算となると前者は600円、後者は400円になってしまいます。
つまり、単価と時給換算での報酬のバランスをとることが必要になります。

そのため、自分の予算と相談しつつ、単価の相場を常にリサーチし続けるすることが大切です。
時期によっては仕事を求める人が多く、安い単価でもいい人材を雇うことができます。

コミュニケーションで決まる外注スタッフとの関係

外注スタッフが集まったら試用期間を設けることが大切、というのは紹介しました。
その試用期間においても、やはり「コミュニケーション」は重要です。

多くの方が、ebayの外注は未経験だと思われます。そのため、十分に考えたマニュアルを用意しても、実際に業務を行う時にはわからないことが多く出てきます。
しかし「試用期間だから」と、多くの方は質問をすることを戸惑ってしまいます。
そこで「わからないことはありませんか?」「質問はありませんか?」と、コミュニケーションを取ることで、安心して作業に取り組んでもらえます。
試用期間にここで働きたいと思ってもらえたら、採用後も真面目に仕事に取り組んでもらえるでしょう。

ebayの仕事の外注化のまとめ

今回は仕事の外注化について紹介してきました。
自分で行う必要がないタスクは、積極的に外注化を行いましょう。外注化を行うことで、自分にしかできない仕事に集中して取り組むことができます。

クラウドソーシングサービスを初めて利用する際は不安も多いかと思いますが、リスクを恐れずに取り組むことが、ebayでの収入を向上させることに繋がるでしょう。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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この記事を監修した人

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