「eBay出品の手数料の仕組みがよくわからない」
「eBayの販売手数料にはどのようなものがあるのか知りたい」
「eBayの手数料の計算方法が知りたい」
eBayの手数料システムは複雑であるため、上記のようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
eBayは、例えばカメラなどを出品する際にPayoneer為替手数料などさまざまな手数料がかかるため、知らないうちに余計なオプション手数料が発生し損をしている可能性もあります。
そこで本記事では、eBayの販売サポートができるように、以下の内容について解説します。
・eBay出品の手数料の種類
・eBayで発生している毎月の手数料を確認する方法
・eBayの手数料を簡単に計算する方法
eBayの手数料を抑えるコツもご紹介するので、少しでも経費を削減して利益の拡大に努めましょう。
【知らないと損】eBay手数料(販売・出品)を知らないと負け組になる?その理由3つ
・ebay
【出品手数料】毎月250まで無料
【落札手数料】13.25%~15%+$0.3
・ヤフオク
【出品手数料】無料
【落札手数料】8.8%(税込)または10%(税込)
・メルカリ
【出品手数料】無料
【落札手数料】10%
こうして比較してみると、やはりeBayが割高なのが分かりますね。
ちなみにeBayの出品手数料は、売れ残っても支払うことになります。
また、eBayでは、出品ページのアップグレードを推奨しているのですが、これは有料オプションとなり、費用をかなり圧迫することもあるのです。
本来、必要性を感じないようなオプションも多いですから、やはりそう考えると、しっかり手数料のことを考慮してビジネスをしないといけないということになります。
【理由1】eBayの出品手数料はとても複雑で分かりにくい!
メルカリのようなフリマアプリだと、出品手数料は無料で、販売手数料は10%と非常にシンプルな料金形態で分かりやすいですね。
皆さんが出品する時に考えることは次のとおりです。
(販売価格)-(10%)-(送料)=(利益)
1,000円-100円-175円=725円
ハッキリと利益が分かって、素人でも安心して参入することが出来ます。
しかし、これに対してeBayは、手数料が高めの設定である上に、手数料システムがややこしいのです。
よく理解できていない状態で出品してしまうと、想像以上に利益にならなかったなどということも起こり得るのです。
仕入れる時、出品する時、この段階で、手数料のシミュレーションをしておくべきなのですね。
【理由2】eBayは出品手数料を理解していないと、収支のアンバランスに気づかない!
eBayの基本手数料(オプション手数料を除く)は、約15%程度でしたね。
10,000円の商品を販売しても、単純計算で1,500円ほどの手数料が発生するのです。
それなのに、オプションに販促効果があるからと言って、必要以上に頼っていると、さらに手数料が積み重なって、とんでもない金額になることもあります。
【出品ページアップグレード機能の利用料の一例】
(150ドル未満の商品+オークション出品期間が1.3.5.7.10日の場合)
- リスティングデザイナー(Listing Designer)⇒テーマを追加し、ページをより質の高いものにする…0.1ドル
- ギャラリープラス(Gallery Plus)⇒検索結果で商品画像のハイライトが可能になり、目に留まりやすくします…0.35ドル
- サブタイトル(Subtitle)⇒メインタイトルの下に説明文を追加し、より内容の濃い商品情報にする…1ドル
- 太字(Bold title)⇒タイトルを太字で表示して目立たせる…2ドル
例えば、太字のオプションをつけたとすると、2ドル必要になってきます。
これを、すべての商品につけたとしたら…?50商品の出品として計算します。
2ドル×50=100ドル、1ドル=110円としても、11,000円かかることになりますね。
しかも期間は限られています。
たかが2ドルといって、あまり意識せずに使用していると、とんでもない金額になるのです。
オプションは、かなり販促効果が期待できるのですが、目玉商品、売上が伸びそうな商品にのみ、期間限定でつけるようにするなどの工夫が必要です。
手数料の仕組みを勉強することは、一時的な収支だけでなく、年間の収支や利益などを理解するためにも必要なのです。
【理由3】eBayの出品手数料は出品数・ジャンル・出品形態で変わるからややこしい!
【オークション形式の出品手数料】(ストアプランベーシックの場合)
- 毎月250出品まで無料
- 251個以上の出品で、0.25ドルかかる
- 開始価格が$100以上の出品または特定のカテゴリーにおいては、出品手数料の適用対象外
【固定価格形式の出品手数料】(ストアプランベーシックの場合)
- 毎月1,000出品まで無料(特定カテゴリーでは10,000)
- 1,001個以上の出品で、0.25ドルかかる(特定カテゴリーでは10,000個以上から0.25ドル)
- 開始価格が$150以上の出品または特定のカテゴリーにおいては、出品手数料の適用対象外
慣れれば、分かってくるのですが、やはり初心者セラーのうちは、非常にややこしい料金形態ですね。
自分が挑戦したいジャンルが決まっていたり、出品数が多くなかったりすれば、すぐ覚えられるので、あまり怖がる必要は無さそうです。
eBayの販売サポート!出品・海外・落札手数料3つの基本料金形態を理解しよう
まずeBayの基本的な部分で販売サポートができるようご紹介していきます。販売方法について2つあることを理解してください。
- オークション形式⇒購入条件を競わせ、最も良い購入条件を提示した入札希望者に売却する方法
- 固定価格形式⇒価格を固定し、即決で売却する方法
出品形態の違いでも、手数料が違うことがありますので、どちらの形式にするのかを決めておくべきですね。
1.eBayの出品手数料とは
eBay出品手数料とは、eBayに出品するたびに必要となる手数料のことで、落札されなくても費用や料金は発生します。
例えば、1商品100セットの数量で出品しても、100セット分手数料がかかるわけではありません。
1出品ごと、カテゴリーごとに必要になります。そして、出品形態でも異なります。
注意しておきたいことは次の2つ。
- GTC(出品取り下げをしない限り、出品を終了しない設定)の場合、30日ごとに出品手数料が必要となる
- 1商品に複数のカテゴリーが選択できますので、「ラトル(乳児用のおもちゃで、振ると音がしたり、噛んだり、握り心地を楽しめるもの)」だと、「ベビー」と「おもちゃ&ホビー」を選べます。
2つカテゴリーを選ぶと、カテゴリーごとに出品手数料が必要になるので、2つ分の手数料が必要になります。
このあたりは、知らないと利益算出に影響が出てしまいますので、覚えておきましょう。
2.eBay落札手数料とは
商品が無事に成約となると、必要となる手数料です。
eBayでは、販売価格(商品価格+送料)の13.25%~15%で算出するのですが、ストア契約(eBayの中に自分のショップを持つ契約)を行うと12.35%~14.95%となりお得です。
3.eBay海外手数料
eBayグローバルエリア(越境EC)に該当する住所を登録している場合、その国以外へ販売を行う時に海外手数料が課されます。また日本へ送金する場合にはPayoneer為替手数料も必要になります。
毎月20日に売上総額を参照し、日本のセラーの場合1.35%が自動的に差し引かれます。
この手数料には割引の制度があり、セラーレベルが標準以上で、月の総売上が3,000ドル以上を達成すると額に応じて翌月分の海外手数料が安くなります。
eBayの販売サポート!|出品手数料などの料金が返金されるケースとは
次に、返金されるケースについて販売サポートができるようにご紹介します。eBayでは、次の3つの条件に当てはまる場合、出品手数料などの料金が返金される可能性があります。
・出品期間が終了して再出品した場合
・オークション形式で出品した商品が売れた場合
・出品削除となった場合
以下でそれぞれのケースを解説するので、ぜひ参考にしてください。
eBayで出品期間が終了して再出品した場合の出品手数料
出品した商品が売れずに出品期間を満了し、再度同じ商品を出品して売れた場合、以下のケースにおいて出品手数料が返金されます。
・再出品した商品が売れた
・出品時と再出品時の出品形式が同じ形式である(固定価格形式かオークション形式のみ。Classified ads形式の場合は適用外)
・eBay上のRelist(再出品)機能を利用して再出品した(コピー&ペーストしてSell your itemから新規出品した場合は適用外)
・最初のリスティングが終了してから90日以内に再出品した
・該当のListing(商品ページ)に対して初めて手動での再出品をした
・最初の出品時のスタート価格以上で再出品していない
・再出品時にReserve price(最低落札価格)の設定をしていない
条件を満たさなければ、出品手数料の返金はされないので注意しましょう。
eBayでオークション形式で出品した商品が売れた場合の出品手数料
毎月割り当てられている無料出品枠を超え、オークション形式での出品を行って商品が売れた場合、出品手数料が返金されます。
また、以下のように注意点も存在するので注意してください。
・オークション形式で出品した場合のみ返金される(Fixed price(固定価格), Classified Ads, Motors vehicles, Real Estate, and Business & Industrialカテゴリーの一部での出品は返金対象にならない)
・出品手数料のみ返金されるため、オプションで適用したリスティングアップグレード手数料は返金されない
・落札された場合の落札手数料は請求される
・プロモーション期間中に同じ商品を2度出品した場合は、低い方の出品手数料が返金される
・無料出品枠内のオークション形式で出品した商品が売れた場合は、出品手数料は返金されない
・同一のオークション形式出品を複数行っている場合、かつそれらが1つ以上eBayに表示されていない場合は出品手数料が返金される可能性がある
eBayで出品削除となった場合の出品手数料
eBayによって出品を削除された場合は、削除理由によっては販売手数料(出品手数料や落札手数料)が返金される可能性があります。
理由の中でも、第三者によって不正にアクセスされたことを理由に出品を削除された場合は、自動的に出品手数料及び落札手数料が返金されるので安心してください。
しかし、ポリシー違反を理由に出品を削除された場合、違反の内容によっては返金されない可能性があるので注意が必要です。
また、出品削除になった際の手数料の返金は月に一度となっているため、次回のインボイス(請求書)が表示されるまで待つ必要があります。
eBayの販売サポート!|基本手数料以外で覚えておきたい2つの料金形態
基本手数料以外にも、販売に関する手数料や、売上金に関する手数料、Payoneer為替手数料などがあります。
その中でも、覚えておいた方が良い手数料2つをピックアップしました。
1.eBayで気をつけたい手数料|リスティングのアップグレード機能利用料
出品した商品の販促効果を狙って、有料オプションをつけた時にかかる手数料のことです。
こちらもカテゴリーごとに必要で、カテゴリーを2つ選択していると、2つ分費用がかかりますので注意してください。
機能ごとの手数料の詳細を見ていきましょう。
出品形態や、出品期間でも異なるのですね。
2.eBayストア出店手数料
eBayストアとは、名前の通り、eBay内において、自分のショップを作ることができるサービスです。
実店舗を構えるとなると、家賃、光熱費、駐車場代、内装費用など、多額の費用を用意しなくてはなりません。
個人事業主にとって、これはビジネスをあきらめざるを得ないほど、壁が高いと感じるでしょう。
しかし、eBay内に、自分のショップを作るのは格安です。
しかも、24時間365日販売することができるので、人件費なども要らず、労力もかなり抑えられます。
実店舗を構えることを思うと、現実的に感じますね。
eBayの手数料算出の必要性は、商品リサーチの時点から始まっている
eBayで発生する各種販売手数料は、出品形態やカテゴリー、ストア登録状況などでも変わります。
しかし、手数料の事前の算出を怠ると、「思ったより手数料の費用がかかりすぎて、利益が出ない」なんてことになってしまいます。せっかくビジネスを展開するなら、商品リサーチの時点で、Payoneer為替手数料など手数料のシミュレーションをしておくようにしてくださいね。
毎月のeBay手数料を確認する方法
eBayの販売手数料は、Available fundsを通してその都度支払うようになっています。eBayへ支払った手数料は、請求書(Tax invoice)で確認可能です。毎月支払った手数料が見たい場合は、請求書(Tax invoice)でチェックしましょう。
eBay手数料の確認は請求書(Tax invoice)から
eBayで発生した各種販売手数料は、請求書(Tax invoice)から確認することができます。ここではSeller Hubの管理画面から、確認する方法を解説します。
Seller Hubとは、簡単に言うと導入必須の管理画面のこと。まだ設定してない方は、簡単に設定できるので導入してみてください。登録方法は、下記のリンクへアクセスして、「Start using Seller Hub」をクリックするだけ。
ストア登録をしていなくても利用可能ですが、1件以上出品していないと設定できないので注意が必要です。
Seller HubからのeBay手数料を確認する手順は次の通りになります。
- Seller Hubの上段にあるPaymentsから
- 左端のReportsへ行き
- 中央のInvoicesをクリック
することでダウンロードできます。
eBay手数料の確認方法は次の2種類です。PDF形式の場合はSummary download、CSV形式の場合はDetail downloadから見れますので、ご自身の状況に応じて使い分けてください。
eBay手数料を項目ごとに確認する
eBay販売手数料を確認する際、手数料は項目ごとに分かれています。請求書に記載されている項目は英語なので分かりにくいかもしれませんが、ひとつずつ解説するので安心してくださいね。
請求書の項目は10種類に分かれています。その項目の中でも、利用する際にかかる手数料と、消費税ごとに分けた手数料との2つに分けられています。
まずは①~⑥を利用する際にeBayでかかる手数料の項目について解説します。
① Final Value fees(ファイナル・バリュー・フィー)→落札手数料。バイヤーが商品購入を確定した後にかかります。
② Promoted listing fees(プロモーテッド・リスティング・フィー)→広告手数料。広告機能を利用した時にかかる手数料のこと。
③ International fees(インターナショナル・フィー) → 海外決済手数料。
④ Subscription and onetime fees(サブスクリプション・アンド・ワンタイム・フィー)→利用料などが含まれます。eBayストアの支払手数料と、もしワンタイムペイメントでの支払いを求められた場合もここへ記載されます。
⑤ Credits→払い戻される金額。返金などがあった場合に表示されます。
⑥ Subtotal→①~⑤までの差し引きをした合計金額です。
その他にも、Advanced listing upgrade feesやInsertion fees が記載されることもあります。
Advanced listing upgrade feesはオプション手数料のこと。Bold Listing Fee(太字タイトル)や、Picture Pack(写真パック)などアップグレードをしたときにかかります。
Insertion feesは、出品手数料のこと。eBayに商品を出品したときにかかります。
では次は⑦~⑩の、消費税ごとに分けた手数料について解説します。
⑦ Total non-taxable amount→消費税非課税になる、手数料の合計金額。
⑧ Total taxable amount at 10%→消費税課税対象になる、手数料の合計金額。
⑨ VAT at 10%→消費税の、合計金額。
⑩ Total current invoice in USD→消費税を含めた、手数料の合計金額。
eBay手数料には消費税が課税されることになっています。日本セラーの場合は、現行の消費税通り10%です。
eBayでカメラなどを売るならストア登録の活用で利益幅を大きくしよう!手数料もお得
ストア登録には、プランごとに月額出店料・手数料がかかってきます。
出店料がかかるものの、次のようなメリットもあります。
- 無料出品手数料枠が増える
- 落札手数料が安くなる
- ストアのデザインをカスタマイズできる
- マーケティングツールの提供を受けられる
- ストア利用者特典がある
様々なメリットがあるので、出店料のもとは十分とれそうですが、その中でも落札手数料においては、カテゴリーごとに12.35~14.95%台になるので、非常にお得です。
ストアなし・スタータープランの場合、13.25~15%かかるのですから、これは大きな差です。
この差額分を安くして、ライバルセラーと差別化することもできますね。
購入者は、よほどのことがない限り、できるだけ安い出品者から購入しようとします。
この時点でライバルセラーとの勝負において優位に立てるのです。
【2021年春期セラーアップデート】】eBay無料出品枠が拡大!手数料もお得!
2021年春期セラーアップデートで無料出品できる枠が見直され、より多くの無料出品が可能になりました。
このアップデートにより、初期出品費用がより削減できるようになりました。
特にストアレベルのベーシック・プレミアム・アンカーで3倍~10倍と大幅な拡大が行われた為、ストア契約のメリットもより大きなものとなっています。
eBay出品手数料・落札手数料など先にかかる料金をリサーチしておこう
ここまで説明してもなお、eBayの手数料は、本当にややこしいですね。
とりあえず、ストア登録がなければ約15%ほどで考えておいた方が良いのは分かりました。
しかし、実際は、これ以上に費用がかかっていることが多いです。
事前に計算できると便利な、eBayの便利機能で、手数料を計算してみましょう。
eBay出品・落札手数料の計算方法 例えば、90ドルの商品で考えよう
商品価格が90ドルで、為替レートが1ドル=110円で考えてみましょう。商品価格は9,900円ですね。
- 出品手数料⇒販売状況で違うので、今回は割愛します
- 落札手数料⇒90ドルの13.3%(落札手数料平均)+0.3ドルで12.27ドル、1,349円となります。
- 海外手数料⇒90ドルの1.35%で1.2ドル、132円となります。
実際に引き出す金額が、9,900-(1,349+132)=8,419円となります。
・Payoneer為替手数料⇒引き出す金額の2%ですので、
8,419円×0.02=168.38で、Payoneer為替手数料が168円必要です。
8,419-168円=8,251円となります。
9,900円の商品は、単純計算ではありますが、このくらいの利益になります。
ストアなしだと、約15%くらいの手数料で考える場合が多いのですが、実際は、この計算のとおり、17%ほど手数料が必要になっている場合も多いです。
15%と17%の差ですが、どう感じますか?
少ない出品数、あるいは少額だと、あまり気にならないかも知れないですね。
しかし、高額取引の多いeBayでは、手数料費用2%は大差です。
10,000ドル(1,100,000円)の2%だと、22,000円です!手数料だけで、この差は大きいですね。
より正確な算出が求められるのです。
eBay出品の手数料算出の必要性は、商品リサーチの時点から始まっている
eBayの手数料は、出品形態やカテゴリー、ストア登録状況などでも変わります。
算出するのも大変でしたね。
しかし、手数料の事前の算出を怠ると、「思ったより手数料の費用がかかりすぎて、利益が出ない」なんてことになってしまいます。せっかくビジネスを展開するなら、商品リサーチの時点で、手数料のシュミレーションをしておくようにしてくださいね。
eBay手数料をカンタンに計算する方法
eBayの手数料は種類が多いためとてもややこしいです。しかし、手数料は利益に直結する費用のため、計算はかかせません。そこで今回は、eBay手数料を簡単に算出してくれる力強いツールをご紹介します。
その名も『EBAY FEE CALCULATOR』。手数料が思ったよりもかかってしまって、利益が出ない!なんてことにならないために、『EBAY FEE CALCULATOR』を使って賢く稼いでいきましょう。
ebay手数料シュミレーター:eBay手数料の計算はこれで完全解決!
eBay手数料の計算を解決してくれるのが、『EBAY FEE CALCULATOR』。このツールはブラウザ上で簡単にeBay手数料の計算が出来る優れもの。しかも無料で利用可能なので使わない手はありません。
eBay手数料計算ツールの使い方
eBay手数料計算ツール『EBAY FEE CALCULATOR』の使い方を実際の画面を見ながら解説していきます。
まず、『EBAY FEE CALCULATOR』を開くとこのような画面が出てきます。上から順番に、当てはまるものを入力していきましょう。
①商品の販売価格
②バイヤーに請求する送料
③実際にかかった送料
④仕入れ値
オプションの利用がある場合は、続いて⑤~⑪にチェックをつけていきます。
⑤eBayストア契約が有るか無いか
⑥セラーレベル:トップレーテッド(最高評価のセラーランクのこと)
⑦セラーレベル:ビロウスタンダード(最も低いランクのこと)
⑧国際決済(日本セラーならチェック必須)
⑨プロモーテッドリスティングの使用
⑩バイヤーにかかる消費税が有るか無いか
⑪その他手数料が有るか無いか
⑫商品のカテゴリー
補足ですが、セラーレベルによって優遇と罰則があります。セラーレベルが高いと、検索順位や手数料が優遇されます。しかし、セラーレベルが低いと手数料が割高になるなどのペナルティがあるので、積極的にTop Rated (トップ レイテッド)を目指しましょう。
オプションを選択すると、オプションの手数料の項目が表示されます。
各項目に情報を入力し、オプションとカメラなど商品カテゴリーを選ぶことで、手数料が自動で計算されます。
必要に応じて入力していってください。
eBay手数料計算ツールの使用例を紹介
実際に、先ほどの使い方をふまえて、eBay手数料無料計算ツールの『EBAY FEE CALCULATOR』に入力してみます。
①Sold Price(販売価格):$50
②Shipping Charge(送料):$20
③Shipping Cost(実際にかかった送料):$15
④Item Cost(仕入れ値):$8
⑤Category(商品カテゴリー):Jewelry(宝石)
オプション:国際決済(International Fee)のみ
(※日本セラーのため、国際決済オプションは必須)
この結果、eBay手数料の総額は $11.96、最終の純利益が$35.04と分かりました。
では、他の場合はどうなるかも見てみましょう。先ほどの手数料はそのままで、次はオプションに、eBayストア契約、ビロウスタンダード、国際決済(日本セラーならチェック必須)、カテゴリーはJewelryを選択します。
今度は、eBay手数料総額は$14.76、純利益が$32.24へ変わりました。オプションが確かに反映されていることが確認できました。
eBayの手数料を少しでも抑える2つのコツで上手に節約しよう
割高だと諦めてしまう前に、少しでも手数料の費用を抑えるように努力してみてください。手数料を抑える2つのコツをご紹介していきますので、ぜひ参考にして、ビジネスに生かしていきましょう。
eBay手数料を抑えるコツ1.不必要なリスティングのアップグレード機能を外す!その手順を解説します
まず、eBayのトップページを開きます。
- 「My eBay」から「Selling」、「Listings」、「Active」と順にクリックする。そこで出品中の商品リストが表示される
- リスティングのアップグレード機能が適用されていた商品の左にチェックを入れる
- 左上あたりにある「Edit」タブをクリック
- 「Edit fields」をクリック
- 「Gallery Plus」、「Boldlisting upgrades」、「International site visibility」を設定を外したい場合は「listing upgrades」をクリック
- 「Subtitle」を設定を外したい場合は「Title and subtitle」をクリック
- 外したいアップグレード機能の横に「Remove from all」と表示されていることを確認する
- 下にある「Save and close」をクリックして確定する
- 「Submit changes」をクリックして保存する
外し方は簡単ですね。
必要のないアップグレード機能は、すべて外すようにしてください。
請求書で毎月、必要以上に費用がかかっていないか確認するようにおすすめします。
eBay手数料を抑えるコツ2.ストア登録は年払いの方が断然お得!
スタータープランで比較しましょう。
年払い一括払いの1ヶ月分⇒4.95ドル
月払い⇒7.95ドル
月払いよりも、年払いの方がお得になるのは、いわば常識でもありますが、初心者セラーほど、先が見えません。
ビジネスが軌道に乗るまでは、月払いで様子を見ながら、タイミングを見計らって年払い料金を検討してみて下さい。
【eBay手数料まとめ】 Payoneerなどの仕組みを理解して、利益アップに繋げよう
以上でご紹介したように、eBayの販売手数料は複雑な料金形態ですね。何だか慣れるまで大変そうですが、自分のスタイルが確立されるにつれて、必要なもの・不必要なものが分かってきます。
シンプルな手数料を実施している国内オークションと同じような感覚で、不要になったカメラなどリサーチもせずに出品するのはリスクがあります。
しかしeBayは世界的オークションサイトですから、ビジネスには大変重宝するプラットフォームだと言えます。
手数料が理解できないからと、選択肢から外してしまうのはもったいないですね。
手数料のことを理解し、Payoneerを利用して必要最低限まで削減する工夫さえすれば、問題はないのです。
ここでのノウハウを活用しながら、eBayでの出品ビジネスを楽しんでくださいね。