先に結論から申し上げますと、eBayは手数料が割高です。
eBayに出品したいと思ったところで、国内オークションサイトのような感覚で出品していると、利益が出ずに痛い目にあうこともあり得るのです。
さらに、eBayは割高な上に、手数料システムがかなり複雑であることも、セラーを悩ませている要因でもあります。
必要な基本手数料ならともかく、必須でもないオプション手数料がついていませんか?
1商品に対して1度だけなら、大した出費ではありませんが、継続的に多数の出品商品にオプション手数料がついていたら、膨大な費用となってしまいます。
eBayで出品するなら、手数料のシステムなどを理解していないと、利益が思うように出ないということになりかねません。
eBayの手数料の基礎知識をしっかり理解して、本当に必要な手数料のみでビジネスを展開していきましょう。
Contents
【知らないと損】eBay出品の手数料を知らないと負け組になる?その理由3つ
・ebay
【出品手数料】毎月250出品以上から必要
【落札手数料】12.35%~15%+0.3$
・ヤフオク
【出品手数料】無料
【落札手数料】8.8%または10%
・メルカリ
【出品手数料】無料
【落札手数料】10%
こうして比較してみると、やはりeBayが割高なのが分かりますね。
ちなみにeBayの出品手数料は、売れ残っても支払うことになります。
また、eBayでは、出品ページのアップグレードを推奨しているのですが、これは有料オプションとなり、費用をかなり圧迫することもあるのです。
本来、必要性を感じないようなオプションも多いですから、やはりそう考えると、しっかり手数料のことを考慮してビジネスをしないといけないということになります。
【理由1】eBayの手数料はとても複雑で分かりにくい!
メルカリのようなフリマアプリだと、出品手数料は無料で、販売手数料は10%と非常にシンプルで分かりやすいですね。
皆さん出品する時に考えることは次のとおりです。
(販売価格)-(10%)-(送料)=(利益)
1,000円-100円-175円=725円
ハッキリと利益が分かって、素人でも安心して参入することが出来ます。
しかし、これに対してeBayは、手数料が高めの設定である上に、手数料システムがややこしいのです。
よく理解できていない状態で出品してしまうと、想像以上に利益にならなかったなどということも起こり得るのです。
仕入れる時、出品する時、この段階で、手数料のシミュレーションをしておくべきなのですね。
【理由2】手数料を理解していないと、収支のアンバランスに気づかない!
eBayの基本手数料(オプション手数料を除く)は、約15%程度でしたね。
10,000円の商品を販売しても、単純計算で1,500円ほどの手数料が発生するのです。
それなのに、オプションに販促効果があるからと言って、必要以上に頼っていると、さらに手数料が積み重なって、とんでもない金額になることもあります。
【出品ページアップグレード機能の利用料の一例】
(150ドル未満の商品+オークション出品期間が1.3.5.7.10日の場合)
- リスティングデザイナー(Listing Designer)⇒テーマを追加し、ページをより質の高いものにする…0.1ドル
- ギャラリープラス(Gallery Plus)⇒検索結果で商品画像のハイライトが可能になり、目に留まりやすくします…0.35ドル
- サブタイトル(Subtitle)⇒メインタイトルの下に説明文を追加し、より内容の濃い商品情報にする…1ドル
- 太字(Bold title)⇒タイトルを太字で表示して目立たせる…2ドル
例えば、太字のオプションをつけたとすると、2ドル必要になってきます。
これを、すべての商品につけたとしたら…?50商品の出品として計算します。
2ドル×50=100ドル、1ドル=110円としても、11,000円かかることになりますね。
しかも期間は限られています。
たかが2ドルといって、あまり意識せずに使用していると、とんでもない金額になるのです。
オプションは、かなり販促効果が期待できるのですが、目玉商品、売上が伸びそうな商品にのみ、期間限定でつけるようにするなどの工夫が必要です。
手数料の仕組みを勉強することは、一時的な収支だけでなく、年間の収支や利益などを理解するためにも必要なのです。
【理由3】出品数・ジャンル・出品形態で手数料が変わるからややこしい!
【オークション形式の出品手数料】(ストアプランベーシックの場合)
- 毎月250出品まで無料
- 250個以上の出品で、0.25ドルかかる
- 開始価格が$100以上の出品または特定のカテゴリーにおいては、出品手数料の適用対象外
【固定価格形式の出品手数料】(ストアプランベーシックの場合)
- 毎月1,000出品まで無料(特定カテゴリーでは10,000)
- 1,000個以上の出品で、0.25ドルかかる(特定カテゴリーでは10,000個以上から0.25ドル)
- 開始価格が$100以上の出品または特定のカテゴリーにおいては、出品手数料の適用対象外
慣れれば、分かってくるのですが、やはり初心者セラーのうちは、非常にややこしいですね。
自分が挑戦したいジャンルが決まっていたり、出品数が多くなかったりすれば、すぐ覚えられるので、あまり怖がる必要は無さそうでもあります。
【eBay手数料】基本手数料3つを理解しよう
まず、販売方法について2つあることを理解してください。
- オークション形式⇒購入条件を競わせ、最も良い購入条件を提示した入札希望者に売却する方法
- 固定価格形式⇒価格を固定し、即決で売却する方法
出品形態の違いでも、手数料が違うことがありますので、どちらの形式にするのかを決めておくべきですね。
1.出品手数料とは
eBay出品手数料とは、eBayに出品するたびに必要となる手数料のことで、落札されなくても費用は発生します。
例えば、1商品100セットの数量で出品しても、100セット分手数料がかかるわけではありません。
1出品ごと、カテゴリーごとに必要になります。そして、出品形態でも異なります。
注意しておきたいことは次の2つ。
- GTC(出品取り下げをしない限り、出品を終了しない設定)の場合、30日ごとに出品手数料が必要となる
- 1商品に複数のカテゴリーが選択できますので、「ラトル(乳児用のおもちゃで、振ると音がしたり、噛んだり、握り心地を楽しめるもの)」だと、「ベビー」と「おもちゃ&ホビー」を選べます。
2つカテゴリーを選ぶと、カテゴリーごとに出品手数料が必要になるので、2つ分の手数料が必要になります。
このあたりは、知らないと利益算出に影響が出てしまいますので、覚えておきましょう。
2.落札手数料とは
商品が無事に成約となると、必要となる手数料です。
eBayでは、販売価格(商品価格+送料)の12.35%~15%で算出するのですが、ストア契約(eBayの中に自分のショップを持つ契約)を行うと11.50%~14.55%となりお得です。
3.海外手数料
eBayグローバルエリア(越境EC)に該当する住所を登録している場合、その国以外へ販売を行う時に海外手数料が課されます。
毎月20日に売上総額を参照し、日本のセラーの場合1.35%が自動的に差し引かれます。
この手数料には割引の制度があり、セラーレベルが標準以上で、月の総売上が3,000ドル以上を達成すると額に応じて翌月分の海外手数料が安くなります。
基本手数料以外で、覚えておきたい2つの手数料とは
基本手数料以外にも、販売に関する手数料や、売上金に関する手数料などがあります。
その中でも、覚えておいた方が良い手数料2つをピックアップしました。
1.リスティングのアップグレード機能利用料
出品した商品の販促効果を狙って、有料オプションをつけた時にかかる手数料のことです。
こちらもカテゴリーごとに必要で、カテゴリーを2つ選択していると、2つ分費用がかかりますので注意してください。
機能ごとの手数料の詳細を見ていきましょう。
出品形態や、出品期間でも異なるのですね。
2.eBayストア出店手数料
eBayストアとは、名前の通り、eBay内において、自分のショップを作ることができるサービスです。
実店舗を構えるとなると、家賃、光熱費、駐車場代、内装費用など、多額の費用を用意しなくてはなりません。
個人事業主にとって、これはビジネスをあきらめざるを得ないほど、壁が高いと感じるでしょう。
しかし、eBay内に、自分のショップを作るのは格安です。
しかも、24時間365日販売することができるので、人件費なども要らず、労力もかなり抑えられます。
実店舗を構えることを思うと、現実的に感じますね。
eBayの手数料算出の必要性は、商品リサーチの時点から始まっている
eBayの手数料は、出品形態やカテゴリー、ストア登録状況などでも変わります。
しかし、手数料の事前の算出を怠ると、「思ったより手数料の費用がかかりすぎて、利益が出ない」なんてことになってしまいます。せっかくビジネスを展開するなら、商品リサーチの時点で、手数料のシミュレーションをしておくようにしてくださいね。
ストア登録の活用で利益幅を大きくしよう
ストア登録には、プランごとに月額出店料・手数料がかかってきます。
出店料がいるものの、次のようなメリットもあります。
- 無料出品手数料枠が増える
- 落札手数料が安くなる
- ストアのデザインをカスタマイズできる
- マーケティングツールの提供を受けられる
- ストア利用者特典がある
様々なメリットがあるので、出店料のもとは十分とれそうですが、その中でも落札手数料においては、カテゴリーごとに11.50~14.55%台になるので、非常にお得です。
ストアなし・スタータープランの場合、12.35~15%かかるのですから、これは大きな差です。
この差額分を安くして、ライバルセラーと差別化することもできますね。
購入者は、よほどのことがない限り、できるだけ安い出品者から購入しようとします。
この時点でライバルセラーとの勝負において優位に立てるのです。
【2021年春期セラーアップデート】無料出品枠が拡大
2021年春期セラーアップデートで無料出品できる枠が見直され、より多くの無料出品が可能になりました。
このアップデートにより、初期出品費用がより削減できるようになりました。
特にストアレベルのベーシック・プレミアム・アンカーで3倍~10倍と大幅な拡大が行われた為、ストア契約のメリットもより大きなものとなっています。
eBay出品手数料・落札手数料を先にリサーチしておこう
ここまで説明してもなお、eBayの手数料は、本当にややこしいですね。
とりあえず、ストア登録がなければ約15%ほどで考えておいた方が良いのは分かりました。
しかし、実際は、これ以上に費用がかかっていることが多いです。
事前に計算できると便利な、eBayの便利機能で、手数料を計算してみましょう。
例えば、90ドルの商品で考えよう
商品価格が90ドルで、為替レートが1ドル=110円で考えてみましょう。商品価格は9,900円ですね。
- 出品手数料⇒販売状況で違うので、今回は割愛します
- 落札手数料⇒90ドルの13.5%(落札手数料平均)+0.3ドルで12.45ドル、1,369円となります。
- 海外手数料⇒90ドルの1.35%で1.2ドル、132円となります。
実際に引き出す金額が、9,900-(1,369+132)=8,399円となります。
・Payoneer為替手数料⇒引き出す金額の2%ですので、
8,399円×0.02=167.98で、167円必要です。
8,399-167円=8,232円となります。
9,900円の商品は、単純計算ではありますが、このくらいの利益になります。
ストアなしだと、約15%くらいの手数料で考える場合が多いのですが、実際は、この計算のとおり、17%ほど手数料が必要になっている場合も多いです。
15%と17%の差ですが、どう感じますか?
少ない出品数、あるいは少額だと、あまり気にならないかも知れないですね。
しかし、高額取引の多いeBayでは、手数料費用2%は大差です。
10,000ドル(1,100,000円)の2%だと、22,000円です!手数料だけで、この差は大きいですね。
より正確な算出が求められるのです。
eBayの手数料算出の必要性は、商品リサーチの時点から始まっている
eBayの手数料は、出品形態やカテゴリー、ストア登録状況などでも変わります。
算出するのも大変でしたね。
しかし、手数料の事前の算出を怠ると、「思ったより手数料の費用がかかりすぎて、利益が出ない」なんてことになってしまいます。せっかくビジネスを展開するなら、商品リサーチの時点で、手数料のシュミレーションをしておくようにしてくださいね。
eBayの手数料を少しでも抑える2つのコツで上手に節約しよう
割高だと諦めてしまう前に、少しでも手数料の費用を抑えるように努力してみてください。手数料を抑える3つのコツをご紹介していきますので、ぜひ参考にして、ビジネスに生かしていきましょう。
1.不必要なリスティングのアップグレード機能を外す!その手順を解説します
まず、eBayのトップページを開きます。
- 「My eBay」から「Selling」、「Listings」、「Active」と順にクリックする。そこで出品中の商品リストが表示される
- リスティングのアップグレード機能が適用されていた商品の左にチェックを入れる
- 左上あたりにある「Edit」タブをクリック
- 「Edit fields」をクリック
- 「Gallery Plus」、「Boldlisting upgrades」、「International site visibility」を設定を外したい場合は「listing upgrades」をクリック
- 「Subtitle」を設定を外したい場合は「Title and subtitle」をクリック
- 外したいアップグレード機能の横に「Remove from all」と表示されていることを確認する
- 下にある「Save and close」をクリックして確定する
- 「Submit changes」をクリックして保存する
外し方は簡単ですね。
必要のないアップグレード機能は、すべて外すようにしてください。
請求書で毎月、必要以上に費用がかかっていないか確認するようにおすすめします。
2.ストア登録は年払いの方が断然お得!
スタータープランで比較しましょう。
年払い一括払いの1ヶ月分⇒4.95ドル
月払い⇒7.95ドル
月払いよりも、年払いの方がお得になるのは、いわば常識でもありますが、初心者セラーほど、先が見えません。
ビジネスが軌道に乗るまでは、月払いで様子を見ながら、タイミングを見計らって年払いを検討してみて下さい。
eBayの手数料は、工夫次第で削減できる!
eBayの手数料は複雑ですね。何だか慣れるまで大変そうですが、自分のスタイルが確立されるにつれて、必要なもの・不必要なものが分かってきます。
シンプルな手数料を実施している国内オークションと同じような感覚で、リサーチもせずに出品するのはリスクがあります。
しかしeBayは世界的オークションサイトですから、ビジネスには大変重宝するプラットフォームだと言えます。
手数料が理解できないからと、選択肢から外してしまうのはもったいないですね。
手数料のことを理解し、必要最低限まで削減する工夫さえすれば、問題はないのです。
ここでのノウハウを活用しながら、eBayでの出品ビジネスを楽しんでくださいね。
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