eBay取引での返金方法を紹介!セラー・バイヤー両方の立場から徹底解説
eBayを利用していると、円満に取引が終了する場合もあれば、そうでない場合もあります。特に、お金に関するトラブルが発生すると本当に困ってしまいますよね。相手とのやり取りも英語でこなさないといけないし…。
ということで、今回は購入者としてeBayでの取引で支払った代金を返金してもらう方法と、出品者として返金する方法について紹介したいと思います。こちらの記事を読んで、万が一の金銭トラブルに備えておきましょう。
出品者に返金してもらう方法
eBayで出品者に返金してもらう方法は、それほど難しくはありません。
返金を希望する旨を出品者に連絡し、国際送料を含む取引代金総額を返金してもらったら、受け取った商品を返送する。これだけです。
まずは出品者に連絡
購入した商品が故障していたり、違うものが送られてきた場合は、出品者に連絡を取って返金してもらいましょう。連絡方法は、eBayから行えます。しかし、eBayで連絡が取れない場合は、決済に使ったPayPalを通してコンタクトを取っても良いでしょう。
返金してもらう方法
出品者と連絡が取れ、無事返金してもらえるようになったら、PayPalで手続きを行いましょう。流れとしては、PayPalからクレジットカード会社に返金処理がリクエストされ、翌月に返金されることになります。
きちんと返金されているかどうかは必ず確認するようにしましょう。
商品を返送
商品代金の返金が確認できたら、商品を返送しましょう。出品者によっては「国際送料を負担するくらいなら商品をあげる」と言ってくれる場合もあります。ですが、たいていの場合は商品の返送が必要となるので、きちんと梱包して発送しましょう。
国際送料を請求
商品が返送できたら、国際送料を出品者に連絡しましょう。この時の連絡もeBayを通すとスムーズです。そして、PayPalで返金してもらうと良いでしょう。
返金時の注意点
返品・返金はインターネット取引につきものですが、心苦しい時もあります。そこで、返品・返金してもらう際の心構えを紹介しておきます。
出品者にとって返金はショックなこと
出品者としてオークションを利用したことのある方ならお分かりかと思いますが、取引後に「返金してください」と言われると、かなりショックです。
利益はなくなってしまうし、返送料や手数料もかかってしまうしで、踏んだり蹴ったりです。
感謝の気持ちを伝えよう
出品者にとってキャンセルはショックな出来事だということを理解した上で、購入者は誠実な対応を心がけてください。
出品者側のミスでキャンセルになった場合であっても、高飛車な態度に出るべきではありません。
例えば、出品者からメッセージがきたら、迅速に返信する。また、返品・返金に応じてくれて「ありがとう」という感謝の気持ちもきちんと伝えるようにしましょう。
eBayから返品・返金申請する方法
では、eBayで返品・返金申請を行う方法を紹介します。
1.eBayのトップページを開きます。
2.「My ebay」の中から「Purchase History」をクリックしましょう。
3.画面の真ん中あたりにある「orders」をクリックして、支払い済み商品を表示させます。
4.返品・返金したい商品を選択してください。
5.「More action」メニューから「Return this item」を選びます。
6.「select a reason」の中から、返品理由を選びましょう。
7.最後に「Request a return」をクリックして完了です。
これで出品者に連絡がいくので、後は返金されるのを待つだけです。
説明書やYouTubeで確認
手元に届いた商品が、故障や不具合できちんと動かない場合、まずは自分で何とかできないか試してみましょう。海外のおもちゃの場合、たいていはYouTubeに組み立て方や操作方法に関する動画がアップされています。
まずは説明書やYouTubeの解説を見ながら、自分で解決できないかトライしてみましょう。
どうしても自力で解決できない場合の最後の手段として返金リクエストを使いましょう。
修理してくれる場合
商品が故障していた場合に出品者に連絡すると、「修理しますよ」と言ってくれることがあります。ありがたいことですが、商品の送付と返送に時間がかかってしまうので、返金の方がいいなと思うこともあるでしょう。
しかし、今後の出品者との関係を考えると、無理に返金をお願いするよりも修理してもらった方が良い場合もあります。良好な関係を保つことができれば、次回以降の取引で割引してもらえる可能性もあります。
返金不可と言われてしまった場合
残念ながら、出品者へ返金して欲しいと申し出ても、断られることもあります。それでも、商品が故障しているなどの理由で正常に動作しない場合は、何度も交渉して返金してもらいましょう。
PayPalから返品・返金申請する方法
PayPalを経由して返品・返金の申請をすることもあるでしょう。そこで、その方法を紹介しておきます。
1.PayPalのトップページを開き、「ヘルプ」をクリックします。
2.「問題解決センター」をクリックします。
3.「問題を報告」を選択します。
4.過去の取引一覧が表示されるので、返品申請したい取引をチェックして、「続行」をクリック。
5.返品する理由を選択しましょう。
あとは、出品者からの返金を待ちましょう。
商品が届かない時
商品の不着を理由に返金を希望する場合は、返品理由として「商品が届かない」を選んでください。
「注文に複数の商品がありましたか?」は購入した商品が1つの場合は「いいえ」、複数個購入した場合は「はい」を選択してください。今回は1個だけ購入した場合を解説します。
「何を購入しましたか?」の問いには自分が購入したものにチェックをいれてください。
次にeBayの注文確認書などをアップロードします。eBayで購入した商品の詳細画面をスクショしたものをアップロードするといいでしょう。
「この問題についての詳細を追加してください。」のところには、商品が届かない旨と追跡番号を記載しましょう。
入力したら「送信」をクリックします。
これで商品が届かないときの返金申請が完了です。
商品に不備がある時
また、商品は届いたけれど、故障や不備がある場合は、返品理由として「説明と著しく異なる」を選択してください。
「何を購入したか?」はご自身が購入した商品の方を選択し「いつ商品がお客さまに配達されましたか?」は届いた日付を入力します。
「商品に問題があった場合」は不備があった理由を選択します。
「全額返金と一部返金のどちらを請求しますか。」は返金してほしい金額を選択します。自分で金額を自由に入力することも可能です。
あとは不備の詳細内容を記入し、写真などもアップロードすることができます。
すべて入力が済んだら「送信」をクリックします。
これで不備があった時の返金申請が完了です。
eBayでの返金処理方法
ここからは、出品者として返品・返金申請をされてしまった場合にとるべき返品・返金方法を紹介します。
返金の際の注意点
購入者に返金する場合、間違って違う購入者に返金してしまうというミスがよく起こります。一度、間違った購入者に返金してしまうと、お金は戻ってきません。そのため、誰に返金するかを十分に確認してから返金処理を行いましょう。
キャンセルして返金
注文を受けてから1ヶ月以内であれば、注文をキャンセルできます。すでに購入者との間でキャンセルに関するメッセージがやり取りされているはずなので、出品者の方からキャンセル手続きを行いましょう。
Seller Hubの「Orders」より、キャンセルしたい商品の「Purchase shipping label」の横にあるプルダウンから「Cancel order」をクリックします。
「What’s your reason for cancelling?」の選択肢から「Buyer asked to cancel 」を選択します。
これでキャンセルは完了です。
ケースをオープンされる前に解決する
注文から1ヶ月以上経過してしまうと、ケースをオープンされる場合があります。「ケースをオープンする」とは、eBayの担当者に間に入ってもらい、トラブルを解決することです。
できれば、ケースをオープンされる前に問題を解決してください。
気持ちの良い取引を
海外相手の取引では、輸送時の荷物の紛失など、何かとトラブルはつきものです。
返品・返金対応が必要になっても、相手と気持ちの良い取引が行えるように感謝の気持ちは伝えるように心がけましょう。