eBayに出品するときは、セラーが商品の紹介ページを作成します。
商品ページの作成にはテンプレートの使用が可能です。個性を出すためにテンプレートを使わないセラーもいますが、慣れないうちはテンプレートを参考にするのがベストです。
そこで今回は、eBay出品時のテンプレートについてご紹介したいと思います。
Contents
ebayで商品説明文(Description)に書く内容
以下の項目は商品説明文(Description)に最低限必要なので、忘れないように記載しましょう。
◆商品の詳細(product)
◆送料(shipping)
◆お支払い方法(payment)
◆商品に関する注意書き(please note)
スマホでネットショッピングをする方が増えたので、見やすさ・読みやすさ重視の簡潔な文章にしましょう。
ebayで商品詳細(product)に書く内容
簡潔な文章にするといっても、商品の詳細はなるべく細かく書いておくべきです。
新品の商品はともかく、中古品などは商品のコンディションがバイヤーの購入意欲を左右します。
自分が中古品を購入する場合を考えてみていただけば分かるように、バイヤーは中古品の状態を必ずチェックします。クレーム防止にもなるので説明文は手を抜かずに入力しましょう。
ちなみに、家電製品を出品する時は変圧器の有無や対応する電圧数なども書いておくと親切です。商品の仕様は、仕入先の記載事項をそのままGoogle翻訳してペーストするだけでも構いません。
ただし、無在庫の新品を大量出品する場合は「product」にこだわる必要はありません。それよりも、とにかく出品数を増やした方が売り上げを伸ばせます。
ebayで送料(shipping)に書く内容
送料は購入者がとても気にするポイントです。
「利用する郵便・配送サービス」
「送料の価格」
「お届けするまでの期間」
配送サービスやお届け先で送料はかなり変化します。バイヤーが不安にならないように、これら3つの項目は書くようにしましょう。
ebayでお支払い方法(payment)に書く内容
支払い方法はpaypal限定を推奨します。
paypalはすぐに入金が反映される上に、詐欺にも遭いにくいシステムになっています。
「We accept PayPal only.(お支払いはpaypalのみ受け付けます)」と記載しておきましょう。
ebayで注意書き(please note)に書く内容
購入時の注意点を書いておかないとクレームに繋がることがあるので注意が必要です。
主な注意点としては「関税」と「アンダーバリュー」の2点となります。
商品を購入たバイヤーから「関税がかかるなんて聞いてないぞ!」といったクレームが来ることはめずらしくありません。注意書きに関税について記載しておけば後から文句を言われてもスルーしてOKです。
しかし、ネガティブフィードバックを恐れて関税分の料金をバイヤーに渡してしまうセラーが存在します。注意書きを掲載しているセラー側に落ち度はないので、絶対にお金を渡さないようにしましょう。もし、関税に関するネガティブフィードバックが来ても、eBayに相談すれば取り消してもらえます。
また、「原則としてアンダーバリューは受け付けていない」と明記することも大切です。アンダーバリューとは、「荷物送付の手続き時に、商品価格を安く記載すること」です。特にブラジルは関税がとても高いため、高確率でアンダーバリューを求められます。
以下の注意点を記載することで関税に関するトラブルを防ぎやすくなります。
◆輸入関税および税金は商品価格・配送料に含まれていません
◆追加費用については、入札・購入前にご自身の国の税関に確認してください
◆関税および税金は配送会社が回収するものではありません
◆「追加された送料」ではありません
◆商品価値を下げて申告する行為・「商品」を「贈り物」として申告する行為は国際政府により禁じられています
「バイヤーにかかる関税が免除されるなら……」といった親切心で、商品を贈り物として発送していたセラーが税関に注意された事例もあります。
アンダーバリューはルール違反であることを認識しておきましょう。
テンプレートをebayで使用するメリット&注意点
eBayでの商品説明は、description(ディスクリプション)というスペースを使用します。
ディスクリプション無記入で出品するセラーもいれば、商品の特徴・サイズ・仕様・色・状態など事細かく記載するセラーもいます。
さらに、商品のおすすめポイントやセールスポイント、使い心地などを記載する商売上手なセラーもいます。説明文の記載方法は箇条書きでもいいですが、HTMLで作成したテンプレートを使うとより見やすいものになります。
送料や発送エリアが表になっているページや、デザインが特徴的なページはテンプレートを使用していることがほとんどでしょう。
ebayでの商品説明にテンプレートを使用するメリット
先述のとおり、商品説明文でテンプレートを使用するとさまざまなメリットがあります。
◆表や箇条書きが見やすくなる
◆セラーとしての個性を出せる
◆商品の出品作業がスムーズになる
ページの見やすさはeBayにおいて重要な要素です。商品情報・配送方法・注意書きといった複数の項目を記載すると、どうしても文字数が多くなってしまいます。
しかし、表にして区切ることで見やすくなり、バイヤーに興味を持ってもらいやすくなるのです。
最大のメリットはテンプレートを用意した方が出品時間を短縮できるという点にあります。同じ商品を複数出品する際はもちろん、注意書きのテンプレートはあらゆる商品に流用できます。
ebayでもスマホ向けのシンプルな画面にする
近年、eBayではモバイル対策が推奨されています。
スマートフォンやタブレットでeBayを利用しているバイヤー向けに、出品方法を切り替えるべきだと訴えているのです。モバイル対策をした出品ページの方が、検索に引っかかりやすくなっている可能性もあります。
先ほどHTMLテンプレートが便利だとご紹介したばかりですが、実はモバイル向けのDescription(商品説明)はテキストモードで入力した方が見やすくなります。
むしろ、HTML・Flash・JavaScriptなどは、モバイルの画面で上手く表示されないケースが多いです。
HTMLを多用したページは、モバイルに限らずPCの画面でもごちゃごちゃして見えませんか?
センスの問題もありますが、シンプルなテキストのみで商品説明ページを作成しているセラーは、「時代に合っている」と言えるかもしれません。
ebayでのテンプレート選びの大切なポイント
「時代に合った」テンプレートを使用するのであれば、シンプルなデザインを選ぶことをおすすめします。
派手な色や凝った装飾のテンプレートよりも使い回しが容易になるからです。女性向け商品は華やかなカラーのデザインにするなど、ジャンルごとに使い分けられたら完璧です。
しかし、色や装飾よりも大切なのは「モバイル対応のテンプレート」であるか否かです。
現在では、eBayに出品した商品は自動的にモバイルフレンド対応になっています。より見やすいモバイル版サイトを利用するためにシンプル名フォーマットを維持したりする等、気を付けてください。
eBayでは有料テンプレートも配布中
eBayでは有料テンプレートが販売されています。気に入ったテンプレートがあれば購入して、バイヤーに好まれる商品ページを作るとよいでしょう。
ただし、有料テンプレートだからといってデザインに凝りすぎていたり、情報量が多すぎたりするとバイヤーは寄り付きません。
商品詳細には、本当に必要な情報だけを記載することが大切です。「知りたい情報をバイヤーが見つけられない」なんてことがないように工夫しましょう。
有料テンプレートサイト「テンプる!」
有料テンプレートの中でもハイクオリティだと評判の「テンプる!」をご紹介します。
テンプレート配布サイト「テンプる!」は月額380円・580円・1280円のコースがあり、誰でもお手軽に利用できます。
高額な商品の紹介や、縦スクロール表示で売上を明記したい場合は、他とは一味違ったテンプレートを使うと有効的です。
参考:「テンプる!」
eBay上で買える有料テンプレート
eBayが販売しているテンプレートについて詳しく解説したいと思います。
eBayの有料テンプレートはeBay上で購入可能です。
「〇〇 sold」と売り上げ数が明記されていますね。売れているテンプレートは使い勝手がいいということでしょう。
ebayで使える無料テンプレートも多数あり
eBayが提供しているテンプレートはすべて有料です。
まずは無料テンプレートから試してみると、自分が求めているデザインが明確になり、有料テンプレートを購入してから後悔するといったことがなくなります。
ご安心ください、無料でも良いテンプレートはたくさん存在します。
ebayで使える無料テンプレートを探す方法と注意点
無料テンプレートの探し方をご紹介します。
まず、Googleで「free eBay templates」と検索すれば多数のテンプレートがヒットします。
ここで気を付けるべき点がひとつあります。それは「Free」と「Free Trial」は意味が異なるということです。
「Free Trial」はお試し利用です。クレジットカード情報を登録する必要があったり、利用可能期間を過ぎたら請求が来たりする詐欺まがいのサイトもあるので気を付けましょう。
「凝ったデザインよりもシンプルなテンプレートが絶対にいい」ということはありません。
あなたが作る商品ページは、企業の営業やブランディングと同様の効果を持っています。お客様にとって分かりやすい説明ができているか、見やすいページになっているか、よく考えて出品をしましょう。
テンプレート選びの最大のコツは、「ターゲット層の視点になってみる」ということを忘れないでください。
おすすめテンプレートサイトその1 SUPERAUCTIONTEMPLATE.COM
「SUPERAUCTIONTEMPLATE.COM」は、使い勝手のいい8種類のテンプレートを配布しています。
HTMLをコピー&ペーストしてテンプレートを作ってみましょう。
おすすめテンプレートサイトその2 9-4.jp(キュー・ヨン・ドット・jp)
「9-4.jp(キュー・ヨン・ドット・jp)」は使いやすい&分かりやすいサイトなので、eBay初心者におすすめです。
簡単操作と豊富なデザインパーツで、誰でも「売れる商品」を出品できます。
eBayの出品テンプレートを使いこなそう
eBay輸出で使用するテンプレートを賢く使うコツをご紹介していきます。
テンプレートの色をeBayで売りたい商品ごとに使い分ける
eBayで売りたい商品のイメージとテンプレートの色には統一感を出しましょう。
かわいいキャラクターの出品ページが暗い色合いだと、ちっとも魅力を感じません。
反対に、クールなイメージの商品をキュートなピンク色で装飾するのも不自然です。
デザインセンスに自信がなくても、商品のイメージに対する違和感は誰でも感じられるはずです。 HTMLのテンプレートはカラーコードを変更するだけで、いつでも好きな色に変えられます。
eBayでテンプレートの色変更のやり方
初期状態は空欄になっています。
「9-4.jp」などのサイトから、好みのテンプレートをコピー&ペーストします。
入力すると……
指定したテンプレートに切り替わります。
eBayに送料のテンプレートをHTMLで組み込もう
上記画像のような記載を、「9-4.jp」のテンプレートで見やすくしてみましょう。
「パーツ・部品」を選択したら、送料表のHTMLコードをコピーします。
~
を丸ごとコピーしたら、自分の商品ページ内に張り付けるだけでOKです。
このように送料が表になっていると、とても見やすいですね。
eBay出品ページでのテンプレートの使い方まとめ
eBayの出品ページにテンプレートを使うメリットや具体的な手順をお伝えしてきました。
シンプルさを追求して殺風景になってしまっては意味がありません。シンプルで見やすく、商品のイメージに沿ったデザインを心がければ、ワンランク上のeBayセラーになれることでしょう。
ただし、テンプレートに凝りすぎても商売に悪影響が出る可能性があります。バイヤーは「商品ページ」ではなく、あくまでも商品を見にきているのですから、企業のような本格的な商品ページを作る必要はありません。
基本となるテンプレートを用意したら、どんどん出品していきましょう。
eBay輸出を繰り返すうちに、あなただけの「見せ方」と「売り方」がきっと見つかるでしょう。
一括出品、在庫管理、リサーチなどの作業を極限まで効率化
30日間無料で使用できるeBay輸出ツール「Nijuyon」

eBay輸出の出品、在庫管理、リサーチ、どれも売上が伸びてくるとそれぞれが膨大な作業量になり、すべてを手動で行っていては必ずどこかで稼ぎが頭打ちになります。
稼げるようになっても作業に追われて自由な時間がゼロでは本末転倒ですし、利益を拡大するためには効率化は避けて通れません。 eBay輸出の作業を効率化するツール「Nijuyon」を使えば
- eBay上での手動出品と比べて約6倍のスピードで出品可能
- 見やすい商品ページのテンプレートが自動適用
- eBayの過去落札履歴から売れている商品を簡単リサーチ
- Amazon.co.jp、楽天、Yahoo!ショッピング、ヤフオクの在庫有無を簡単管理
- ツール内からのメッセージ送信が可能なため外注化も安心
- 世界最大のネットショップ構築サイト「Shopify」への出品も可能
- リミットアップに必要な出品枠いっぱいの出品も容易