並行輸入品の転売は違法?正規代理店を通さず仕入れる方法

輸入ビジネスを実践し、並行輸入品を取り扱おうとする場合には仕入先やリサーチの方法が重要です。

並行輸入品の仕入れを行う初心者は、何を仕入れたらいいのか、どうやって仕入れをする商品を探すのかに悩みますが、基本的には消費者が商品を購入する際に考えていることを理解すれば良いのです。

商品を購入する消費者は、商品を手に入れることで生活が便利になったり友人に自慢できたりと、何らかの利益があるために商品を購入しています。

さらに、商品の値段は需要と供給のバランスによって決定されるため、欲しい人がいるのに日本ではなかなか手に入らない商品を探せば大きな利益が出ます。

この記事では並行輸入品のメリットやデメリット、リサーチ方法、仕入れのコツを解説します。

実践する前に大切なポイントを確認しておきましょう。

目次

並行輸入品を転売するとはどういうこと?

並行輸入品とは、正規の代理店以外から輸入された商品のことをいい、安く購入できることが魅力です。

海外から商品を仕入れて日本国内で販売する輸入ビジネスでは、安く商品を仕入れて利益を乗せて販売することが大切ですが、ライバルのリサーチをしていると普通に仕入れをしたのでは利益が出せない商品を販売していることがあります。

利益が出ない商品を販売しても赤字になるだけなので、そんな状態にならないように輸入ビジネスではできるだけ安く仕入れて高く販売することを基本として考えますが、並行輸入など普通に仕入れをすると利益が出ない商品でも、利益を出せる仕入れ方が存在する場合があります。

ライバルが利益を出せないと諦めた商品でも利益を出せるようになるのであれば非常に稼ぎやすくなるので、資本が大きくない個人の輸入ビジネスでは少しでも安く仕入れられるように工夫をすることが必要です。

そのためにはリサーチや仕入れ先が非常に大切になります。

並行輸入品を転売するメリットとデメリット

並行輸入品の仕入れには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。輸入ビジネスを始める前にメリット・デメリットを把握しておきましょう。

並行輸入品を仕入れる上で一番大きなメリットは、日本国内で仕入れるよりも安く仕入れられる商品が多いことです。

日本では輸入された商品は高額で販売されることが多いので、同じ商品を海外で定価で仕入れたとしても十分安い場合が多く、利益を上げやすくなっています。

日本に、仕入れる予定の商品の代理店がある場合であっても、海外で仕入れることで代理店価格よりも安く販売できるのであれば、知名度のある商品の販売で利益を出すことが可能です。

また、海外の卸業者は個人が輸入するような少ない個数でも卸価格で販売している会社が多いので、卸値での仕入れがしやすいことも魅力です。

日本国内ではブランドのイメージを守るために少ない個数の仕入れをする個人には卸価格での販売はあまりしていないのですが、海外から直接仕入れることで格安での仕入れが可能になります。

さらに並行輸入の転売では日本国内で取扱いが少ない商品を仕入れることが可能です。

日本の代理店がある商品はすでに多くのライバルが存在し、安く仕入れることができないと利益を出すことが難しいですが、日本国内では手に入りにくい商品が海外サイトでは多く取り扱われているため、日本での取扱いがない商品をリサーチの中で見つけることができれば利益を出しやすいです。

しかし並行輸入にはデメリットも存在します。

まず、並行輸入をするには海外からの仕入れが必要であるため、仕入れ先の言語でのやり取りが必要となります。

言語の不安があるのであれば、手数料を支払って輸入代行業者を利用することも可能ですが、大きな業者であればネットショップが用意されていることが多いので、Googleなどの翻訳サービスを利用してショッピングサイトの利用で購入可能です。

もしも問い合わせが必要な場合であっても、メールであれば、簡単なやり取りは難しくありません。

他にも注意が必要な点として、並行輸入に限らず海外からの仕入れの際には送料や関税が発生することに注意しましょう。

大量に仕入れをする場合や大きな商品を仕入れる場合は送料が高額になるため、送料・関税を計算した上で利益を出せるのか仕入れの前に確認しましょう。

そのほかにも、仕入れの前に確認しておくべきことがいくつかあります。

並行輸入品を仕入れる場合、日本と海外では求められる商品の質が異なるために、商品に傷があったり作りが甘い場合があります。

それ以外にも、中国などから格安で仕入れをした場合はブランドやメーカーのコピー品である場合があります。

コピー品を取り扱うと違法行為となるため、そういったことが無いように注意をしなければいけません。

仕入れをする業者をしっかりとリサーチしないと、返品や交換などで高額な費用が発生したり、販売できない商品を仕入れてしまうことになるため、仕入れ先のリサーチを怠らないようにしましょう。

最後に一番大切なポイントとして、並行輸入品では正規代理店の修理や保証が利用できない場合があることにも注意が必要です。

特に、電化製品や精密機器は日本国内での修理ができずに海外のメーカーに送って修理をしなければならない場合があるため、販売の前に必要な送料や手数料を確認しておき、顧客のサポートができるようにしておくべきでしょう。

併せて、販売するサイトによっては並行輸入品であることの記載が必要ですし、保証や修理が利用できると顧客が誤解してクレームなどの問題に繋がらないように対処する必要があることに注意してください。

並行輸入品の転売時には規制に注意する

輸入ビジネスでは様々な国から商品を仕入れますが、外国産の製品はその国の法律に基づいて製造されているため、日本で海外から輸入した製品を販売する際には注意が必要です。

日本の法律に適合していない商品を販売すると問題になるため、商品の販売前に日本の法律に適合した商品か確認しておきましょう。

ここでは輸入した商品を販売する際に注意するべきいくつかの法律を解説します。

仕入れをして販売する商品の種類によっては国の基準をクリアし、適合していることを示すPSCマークを表示するよう「消費生活用製品安全法」により規制されています。

ライターや乳幼児用ベッドなどの消費者の生命や身体に危険を及ぼす可能性のある製品が対象となっており、マークのない商品は販売できず、販売サイトによっては商品の公開が停止されます。

もし販売した場合には、国から回収されることもあり、大変な問題となりますので注意が必要です。

参考:【経済産業省】消費生活用製品安全法

さらに電気用品を販売するときは「電気用品安全法」に注意をしましょう。電気用品を販売する際には対応する試験機関に検査に出し、適合性検査の受検と表示を行う必要があります。

合格した商品にはPSEマークを表示しますが、実際には表示のない商品が販売されていることもあります。

個人でPSEの検査やマークの表示を行うことは難易度が高く、金銭的な負担も大きなものとなります。

基本的にはコンセント部分がPSEの対象であるため、対象となっている部分のみをPSEマーク取得済みの商品と交換して販売することも可能です。

参考:PSEインフォメーションセンター

また、もしも携帯電話や無線LANなどの電波を利用する電子機器を販売する場合は「電波法」への適合が必要です。

検査に合格すれば技適マークを表示して販売可能ですが、場合によっては技適マークがない製品を販売・利用することもできるため、電波を利用する機器の取扱いをする場合にはきちんと調べて問題が起こらないよう確認してからにしましょう。

電子機器や危険性がある製品以外にも多くの基準があり、洋服には作られた国や素材、洗濯法などが記載されているタグがついていますが、このタグは「家庭用品品質表示法」という法律により定められています。

繊維製品や合成樹脂加工品には消費者が理解できる表示をする必要があり、日本語で連絡先などを表示する必要があることに注意してください。

参考:家庭用品品質表示法|消費者庁

他にも「食品衛生法」は口に入る可能性のある様々な製品が対象となっています。

食品はもちろんのこと、食器や容器、乳幼児用のおもちゃなどが対象で、販売時には検査に出さなければなりません。

高額な検査費用がかかるため、利益が出せることを見込める商品のみを仕入れましょう。

食品以外にも化粧品や薬品を販売する際は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(旧「薬事法」)」の対象となりますが、対象となる商品は輸入の規制となり販売することもできません。

法律の規制により日本への輸入ができない商品があるため、仕入先や配送方法の他にも販売に規制がないか、リサーチが必要です。

ここで紹介した法律以外にも、例えば計りであれば「計量法」による規制があったりと販売したい商品によって規制対象となる法律があるため、輸入ビジネスでの仕入れの際には注意しましょう。

並行輸入品の転売は正統な販売方法

正規代理店を通さずに商品の仕入れを行う並行輸入は、代理店やブランドによる価格の高額化を防ぎ、価格競争を行わせる目的で認められている制度です。

以前はブランドイメージが悪化するのではないかと並行輸入が禁止されていたことがありましたが、最高裁判所により商標の同一性、出所の同一性、品質の同一性と呼ばれる3つの要件を満たす並行輸入品は商標権の侵害にはあたらないとされ、正統な販売方法だと認められています。

また、並行輸入による商品の偽造や不正商品の防止・排除を目的とする民間団体も発足され、ブランド品の判定も行われています。

参考:AACDとは | 一般社団法人 日本流通自主管理協会 AACD

転売する並行輸入品を探す方法3選

平行輸入ビジネスでは世界中から商品を探すため、どの商品を仕入れれば利益を出せるのかを判断することが大切です。

しかし、どんな商品が売れて利益が出るのかを判断するには経験が必要なため、これから輸入ビジネスを始める人には難しいものとなります。

そこで利益を出しやすい商品のジャンルと、商品の探し方を解説します。

ジャンルをもとに転売する並行輸入品をリサーチする

並行輸入品で商品を探すには、まず仕入れをするジャンルを決めてリサーチをしますが、その際には商品を販売することとなる時期を考慮に入れると良いでしょう。

現在秋なのであれば、仕入れを行なっている間に冬が近づいてくるため、冬に売れるであろうジャンルを選定します。

並行輸入ができる商品ジャンルは生活用品やアウトドア用品、子ども用のおもちゃなどがありますが、例えばインテリア用品としてクリスマス用のオーナメントなど冬に使いそうな商品をAmazonで検索します。

検索結果で並行輸入品と記載されていたり有名メーカー製でないものは海外から並行輸入されている商品の場合が多く、商品名で海外ショップを検索すれば同じ商品を見つけられる可能性が高いため、見つけられたら価格を確認して利益を出せるか検討すると良いでしょう。

ランキングに入っている商品やベストセラーの商品をリサーチで見つけることができれば、売れることがわかっている商品であるため利益を出しやすくなります。

その後はさらに冬の商品を探したりインテリア用品の売れ筋商品を探したりとリサーチを続けていけば、仕入れるべき商品を見つけやすくなります。

Amazonのノーブランド品を狙って転売する並行輸入品をリサーチ

Amazonにノーブランド品として販売されているものは中国からの輸入品のものが多く、中国市場でリサーチすれば発見できる商品が多くあります。

仕入れ値がAmazonでの販売価格より低く、送料などを入れても利益が出るようであれば、商品を仕入れて利益を上げることが可能ですし、値下げ交渉でより安く仕入れることができればさらに利益が大きくなります。

また、タオバオという中国輸入のサイトを利用すればすぐに商品の検索ができ、短時間でリサーチができるので、仕入れる商品に悩んだ際にはノーブランド品からリサーチしましょう。

ライバルの販売商品から転売で稼げる並行輸入品を探す

Amazonで商品のリサーチをする際に、併せて輸入ビジネスを行なっているライバルが販売している商品を確認すれば、売れる商品を見つけることができます。

例えばノーブランド品の検索など、Amazonのリサーチで見つけた商品の商品詳細ページから販売者ページを開き、製品のタブをチェックすればその販売者が出品している商品を確認できます。

その中からレビューの多い商品や高額な商品を選んで、タオバオで仕入れることができるかリサーチします。

多くの場合はAmazonでの販売価格より格安で仕入れることができます。さらに利益を出せるか確認したければ、Amazonの商品ランキングを確認できるサイトを使用しましょう。

ランキング推移や出品者数から売れている商品か否か確認できるため、ライバルが出品している中から売れている商品を探す際は参考にすると良いでしょう。

参考:ファルコンでAmazonの商品ランキングを確認する

転売するための並行輸入品を仕入れる方法

並行輸入品を仕入れるためには何が必要か、どこから仕入れるのかは輸入ビジネス初心者の共通の悩みです。

ここでは並行輸入品の仕入れ方法について、インターネットを利用した方法やリアルでの仕入れ方法、さらには中国輸入だけでなく欧米からの輸入方法についても解説します。

輸入ビジネスを始める前に、仕入れの方法を確認しておきましょう。

転売で利益を出せそうな並行輸入品を展示会で探そう

輸入ビジネスにおいても商品の仕入れの基本は、見本市や展示会に参加して直接商品を確認してから仕入れる方法です。

しかし、商品や情報が多すぎて何を仕入れるべきかの判断は難しいため、事前に現在何が流行しているのか、自分の周囲が欲しがっている商品がないかなどのリサーチをし、それから仕入れる商品を決めると良いでしょう。

展示会の情報は貿易関連のサイトや、メーカー名+exhibition(展示会)やジャンル名+wholesale(卸)などで検索して確認できます。

おすすめの貿易関連のサイトは以下の2つです。

参考:アリババ株式会社

参考:ジェトロ(日本貿易振興機構) | ジェトロ

展示会は海外だけでなく日本国内でも行われているため、言語に不安がある場合は国内で開催されているものに参加しましょう。

また、展示会やサイトで見つかる商品が全て利益を出せるものではないので、定番商品を基本とし、流行の商品を仕入れる際には売れる商品を探すための投資と考えて仕入れをすると、安定して利益を出すことが可能です。

並行輸入品の転売におすすめのサイト

並行輸入品をインターネット上で仕入れる際におすすめのサイトはいくつかありますが、多くの輸入ビジネス実践者はAmazonを利用しています。

日本国内のAmazonで「並行輸入」や「ノーブランド品」で検索し、アメリカなど海外のAmazonとの価格差がある商品をリサーチして利益を出しますが、リサーチのためのツールが用意されていたりJANコードが共通して利用できるため、初心者でも仕入れが行いやすいことが魅力です。

しかし、ライバルが多いため販売価格が下がりやすく、利益を出しにくいことがデメリットとなっています。

同様にライバルは多いですが、中国から輸入ができるサイトであるタオバオアリババを使用すれば、中国市場から低価格で商品を仕入れる中国輸入ビジネスを実践できます。

低価格の商品が多いために大きな利益を出しやすいことが特徴です。

また、海外での最大級のオークションサイトであるeBayを利用すれば格安での仕入れがしやすくなりますが、中古品の出品が多いため、利益を大きくするにはAmazonだけでなくヤフオクでの出品も必要となります。

以上のように、Amazon、タオバオ、eBayが輸入ビジネス初心者にもおすすめできる並行輸入品の仕入れ先ですが、慣れてきたら他の海外ネットショップを利用して仕入れを行うことも可能です。

ただしどの仕入れサイトを利用してもライバルが増えれば、安く仕入れることが困難となったり、販売価格が下がって利益を出しにくくなることは共通であるため、ライバルが少ない商品やライバルが仕入れにくい商品をリサーチして仕入れることが必要ですし、可能であれば値下げ交渉をするなどできる限り利益を大きくできるようにする工夫が必要です。

さらに、販売サイトはAmazonでは家電や日用品、ヤフオクではコレクターやマニア向けの商品が売れやすいなどそれぞれに傾向がありますが、どちらのサイトでも在庫の保管料や配送の代行を外部に委託可能であるため、仕入れた商品によって販売サイトを変えて効率化を図りましょう。

並行輸入品の転売リサーチは現地のスーパーでも可能

海外に行くチャンスがあるのであれば、現地のスーパーやデパートで直接商品を探し、日本国内であまり見ない商品や売れそうな商品の販売会社をリサーチできます。

ネットで販売会社を検索して直接問い合わせるか、オンラインショップがあれば商品を購入して仕入れることが可能です。

また、アジア圏の場合には店舗ではなく屋台や市場でも仕入れ可能な商品が見つかりやすいため、良い商品があれば店舗のスタッフと直接交渉を行うと良いでしょう。

しかし、どの方法でも仕入れの際には日本への送料や関税が発生することを考慮して、利益を出せるか把握してから仕入れをすることに注意してください。

並行輸入品を転売するための基準とは

商品の仕入れ先がわかっても、仕入れる商品を決めるための基準がないと迷って不安に思いながら仕入れをしなければいけません。

ここでは商品を仕入れる際に注意すべきポイントや商品の選び方について解説します。

あらかじめ仕入れる商品の選び方や仕入れ先の基準を決めておき、スムーズに対応できるようにしておきましょう。

並行輸入品の転売で仕入れ先を選ぶときの基準

商品の販売市場が小さい場合や販売が始まったばかりの商品は、ライバルが少ないために個人の輸入ビジネスで利益を出しやすいですが、販売している会社がひとつしかなく、何か問題があってもその会社から仕入れをしなければならない状況に陥りやすいです。

そのような場合は仕入れ先を変えることができないので、商品の質や対応に問題があったとしてもこちらからは強気な対応はせずに付き合って行く必要があります。

しかし、仕入れ予定の商品を販売している会社が他にもあるなら、あらかじめ販売している会社をチェックしておけば、問題がある場合にはきちんとした対応をしてもらうように交渉することが可能です。

値下げ交渉の際も同様ですが、交渉のやりとりの中で、さりげなく他にも商品を取り扱っている会社があること伝えて圧力を与えることで、販売会社との交渉がうまく行くこともあります。

もしも交渉がうまくいかなくとも、他に販売している会社があることを知っていれば、別の会社からの仕入れも可能であるため、精神的にも余裕ができます。

並行輸入品を仕入れて転売するなら相場の傾向に注意する

並行輸入の際、仕入れる商品のジャンルにより販売価格が大きく変動することがあるため注意が必要です。

例として、クリスマスオーナメントを仕入れる場合、クリスマスシーズンには高い価格で販売することができますが、それ以外のシーズンでは高くは販売できませんし、そもそも全く売れないという状況となります。

シーズン商品ではなく通年通して使用できる商品であっても、ライバルが多ければ供給過多となり販売価格が下がるため、個人の輸入ビジネスでは同じ商品で長く販売することは難しい場合もあり、仕入れる商品の傾向をリサーチすることが重要です。

ライバルが少なく需要が高い商品を見つけることができれば、1000円で仕入れた商品が8000円で売れるなど高値で販売できますが、そういった商品は後からライバルが参入してくるため、大量に仕入れすぎるとほぼ利益を出すことができずに在庫を抱えることになります。

低価格帯の商品であれば損失は少なくてすみますが、安い分リスクが少なくライバルも増えやすいため、そのような状況にならないよう商品相場の傾向を把握しておき、値下がりの兆候を感じれば手を引く準備をしておくなど安定して稼ぐためのリサーチを欠かさないようにしましょう。

追加で仕入れをするのかという判断は慣れていても難しいため、初心者のうちは同じ商品はある程度少なめの量で仕入れを行い、慣れてきてから大量に仕入れを行うようにしましょう。

また、輸入ビジネスに限らず商品の販売には需要と供給のバランスを見極めることが大切です。

最初は自分自身が興味のあるジャンルで仕入れを行い、日本で販売されていない商品や高額となっている商品など需要が高くなっているジャンルを見つけた際は、利益を大きくできるように積極的に仕入れを行っていきましょう。

eBayで利益率の高い並行輸入品を仕入れて転売しよう

並行輸入品の仕入れの際によく使用されるオークションサイトのeBayではアンティーク商品が出品されていることがあります。

アンティークは基本的に1点しか存在しないため、需要と供給のバランスが大きく崩れていることに加え、希少性が高いために高額での販売が可能です。

新品の商品の仕入れでは、あまり高額な値段での販売ができずに薄利多売で利益を出す方法が中心ですが、アンティークでは低いものでも利益率は50%ほどにもなるため、初心者でも仕入れをして販売するだけで利益を大きくすることができます。

さらに、アンティークの性質上、同じ商品を扱うライバルが存在しないために販売価格が下がる心配もありません。

eBayヤフオクを利用しているのであれば、アンティークの取り扱いをすると早く結果を出すことができます。

並行輸入品を仕入れて転売する注意点とは?

並行輸入品の仕入れを行う場合は、偽造品・不正商品を仕入れないように注意が必要です。

また、並行輸入品では正規代理店と同じ商品を取り扱うために最も強力なライバルは正規代理店となり、正規代理店よりも安く仕入れて安い価格で販売しないと並行輸入品での利益を大きくすることはできません。

並行輸入品を仕入れる際に注意すべきポイントを解説します。

中国からブランドの並行輸入品を転売する場合は要注意

正規の値段よりも非常に格安で販売されているブランド品は、ほとんどがコピー品であることに注意が必要です。

近年ではコピー品の規制も強くなっており、輸入をしようとした段階で税関の荷物検査で差し止められることも多々あります。

また、欧米の有名なブランドだけではなく、あまり知名度のないブランドのコピー品も存在しているため、韓国ブランドなどにも注意をしてください。

タオバオアリババで安く販売されているブランド品はほぼ全てコピー品で、非常に安く仕入れられるために利益は出ますが、Amazonの出品アカウントが停止される危険性や税関で問題が起こることを考えると、非常にリスクが高いのでブランド品の仕入れには細心の注意を払い、誤って輸入しないようにしましょう。

並行輸入品の転売はブランドによっては注意が必要なことも

アウトドア用品は回転率が高く、高単価の商品が多いため並行輸入にも向いているジャンルですが、商品によっては法律の規制対象となるため、適切な検査や判断が必要となります。

アウトドア用品では安全性も重要であるため「製品安全法」の対象となる品も多いですし、例えば登山服であれば「家庭用品品質表示法」、調理器具は「食品衛生法」の規制の対象です。

さらに、欧米の大手のブランドやメーカーの商品の並行輸入する際の注意点として、正規代理店が自社ブランドで特許庁に登録をしていたりと、法的な問題が発生する場合があるため注意が必要です。

並行輸入は法的に認められている制度ではありますが、輸入しようとしている商品によっては検査が必要なケースや法的なリスクがあるため、仕入れの前にリサーチは欠かさないようにしましょう。

並行輸入品の転売では偽造品の判別が難しい

eBayなど出品者の評価を確認できる場合には、必ず過去の評価を確認し、偽造品を出品していたという評価がある出品者からの仕入れは避けましょう。

多くの場合、偽造品は商品のラベルに不自然な日本語があったり、不自然な住所だったりしますが、仕入れの段階で仕入れようとしている商品が偽造品や不正な商品でないかの確認をすることは困難です。

そのため、評価が悪い販売者は避けるなどリスク管理を徹底しましょう。

並行輸入品転売の仕入れのコツは?

海外から商品を仕入れる場合、商品の質が悪かったり、不良品があっても返金してもらえなかったりとトラブルに対する対応が悪いことがあります。

特に仕入れた商品の販売が難しいのに返金されないケースでは、輸入ビジネスを始めたばかりで仕入れ資金が少ない頃に起こると致命的です。

ここでは仕入れの際に注意すべきことと併せて、おさえておくべき仕入れのコツを解説します。

並行輸入品を転売するなら信頼できる販売者から仕入れる

並行輸入品を取り扱う上で最も注意が必要な点は、偽造品の輸入・販売を行わないことです。

偽造品を誤って仕入れてしまわないためには、信頼できる販売者からのみ仕入れを行い、評価の悪い業者を利用しないことが大切です。

海外からの仕入れのみでなく、ヤフオクでも偽造品が販売されていることもあるため、日本国内での仕入れでも、ブランド品を扱う際には注意が必要です。

偽造品の販売をすればAmazonの出品アカウントが停止・閉鎖となるため、輸入ビジネスを継続することが難しくなる場合もあります。

安すぎる価格での仕入れは避け、偽造品を取り扱わないようにしっかりとしたリスク管理をしましょう。

並行輸入品を仕入れる際のトラブルには考えて対処する

輸入ビジネスでは海外の取引が必須となり、問題が起こった時の対処は自分自身で行わなければなりません。

日本でのサービスのようにスムーズな問題解決が可能なケースばかりではないため、解決できる方法を自身で考える必要があります。

例えば、商品の仕入れの際、届いた商品の個数が足りないようなトラブルは多々あります。

中国からの仕入れを行なった際の例では、注文した商品が不足した状態で届き、不足分の返金を求めても返金されなかったのに、他の商品の問い合わせの際に返金してもらえれば購入する旨を伝えたらすぐに返金されたというケースもあります。

海外の販売者とのやり取りは英語や中国語などの外国語を使用するためやり取りに苦労することもありますが、何かトラブルが起こった際には問題解決できるように普段から対処方法を考えておきましょう。

並行輸入品の転売でをライバルからリサーチするコツ

利益を出せる商品をリサーチする際、Amazonでライバルの取り扱っている並行輸入品からリサーチする方法は有効ですが、参考にするライバルを選ぶ際に注意すべきポイントがあります。

まず、レビューの評価が低いライバルが取り扱っている商品は、商品の品質に問題がある可能性があるため取り扱わないほうが無難です。

レビューの内容を見てライバルの対応のみに問題がある場合は商品の取り扱いを検討しても良いでしょうが、潜在的に問題があるケースが多いためできるだけ避けましょう。

偽造品など規制に違反している商品を取り扱っているライバルについても、参考にすると自分自身もリスクが高い商品を取り扱うことになるため危険です。

また、ライバルによってはAmazonに相場よりも高額で商品を出品していることがあるため、その価格で販売することを前提として仕入れを行うと赤字となる場合があります。

ライバルの価格設定を鵜呑みにするのではなく、仕入れの前には相場をリサーチすることに注意をしてください。

並行輸入品の転売を攻略して成功しよう!

輸入ビジネスでは法律の規制への対応など覚えるべきことも数多くあるため、初心者が並行輸入品を仕入れる場合は、最初は利用しやすいアメリカのAmazonから仕入れを行い、実際にどれくらいの関税や送料がかかるのか、どの程度の日数で配送されるのか一つずつ確認するようにしましょう。

また、不安があるようであれば輸入の代行業者を利用すれば、手数料はかかりますが簡単に仕入れが行えます。

輸入ビジネスはメリットも多くあり、サイトの使い方やリサーチの方法のコツを掴めばすぐに始めることができます。

並行輸入品の仕入れのコツを掴めば輸入ビジネスは利益を出しやすいため、リスクを回避し、リサーチを徹底して美味しい商品を見つけていきましょう。

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この記事を監修した人

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