Indiegogoでの購入方法は?クラウドファンディングの利用方法と注意点を紹介!

昨今では、既に製品化されている商品だけではなく、クラウドファンディングを活用して新しく開発された商品を購入する人も増えてきました。開発に協力した返礼に、格安で商品を購入できるといったメリットがあるため、利用者もたくさんいます。

今回はクラウドファンディングの仕組みと、利用例として海外のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」について紹介します。注意点やリスクについても併せて紹介するので、出資や商品開発に興味がある人はぜひ参考にしてください。

目次

クラウドファンディングとは?

まずはクラウドファンディングについて詳しく紹介します。日本ではまだまだ認知度が低いですが、海外では商品開発や購入の手段として、広く認知されている方法です。

仕組みが分かれば、後述するメリットやデメリットもより理解しやすくなります。商品が自分の手元に届くまでの経緯を、しっかり頭に入れておきましょう。

クラウドファンディングは資金を個人から募るシステム

クラウドファンディングとは簡単にいうと、商品開発のための資金を不特定多数の個人から募る方法です。インターネットを利用して開発する商品を紹介し、興味を持ったりプロジェクトの趣旨に賛同したりした個人が、それぞれ資金提供を行います。

企業が商品開発を行う際の資金は、自社の蓄えか銀行からの融資が一般的ですが、中にはこのように一般の人からお金を集める手法もあるのです。出資した人には商品をいち早く手に入れられたり、安価で購入できたりといった特典があります。

日本と海外での違い

日本と海外における最大の違いとして挙げられるのは、規模の差です。日本でも少しずつクラウドファンディングは浸透してきましたが、海外に比べればまだまだ発展途上といえます。

例えば海外でのクラウドファンディングサイトの登録者数は、実に日本の100倍以上です。その分多くの資金を集められるので、大きなプロジェクトでもクラウドファンディングを活用して資金を募る企業がたくさんあります。

サービス利用の条件

プロジェクトを立ち上げて出資を募るためにクラウドファンディングのサービスを利用したいなら、クラウドファンディングサイトに登録しましょう。プロジェクトに対してサイトごとに審査があり、それを通過して初めて利用することができます。

前述した通り海外の方が市場規模が大きいので、より沢山資金を得られる可能性が高いです。海外の人を相手にするため、プロジェクトを伝えるための英語力が必要になりますが、自信がある人は利用してみましょう。

Indiegogoってどんなサイト?

出資を募るにしても出資をするにしても、海外のクラウドファンディングサイトとして特におすすめなのが「Indiegogo」です。世界中から様々なプロジェクトが集まるサイトであり、多くの実績と評価の裏付けがあります。

海外市場でクラウドファンディングを行うなら、こちらのサイトを使ってみましょう。メリットとデメリットを紹介するので、クラウドファンディングを行う際の参考にしてください。

参考:Indiegogo

Indiegogoを利用するメリット

Indiegogoを利用する大きなメリットとして、最低出資額の安さが挙げられます。出資額は少なければ少ないほどハードルが低くなるので、多くの人から資金を集めやすくなります。

プロジェクト申請のハードルも他サイトに比べて低めなので、誰でもクラウドファンディングを行える点も重要なメリットです。初心者にはうってつけなサイトといえます。

一方出資する立場としては、資金調達を終えたプロジェクトに対しても出資ができる点がメリットです。一見意味がなさそうに感じますが、出資できれば報酬として、購入するより安価で商品やサービスを受け取れます。

Indiegogoを利用するデメリット

Indiegogoでは、一度出資したお金はキャンセルできません。他のサイトでは条件次第でキャンセルできる場合も多いので、この点は明確なデメリットです。

また、プロジェクト申請のハードルが低い=プロジェクトが成功する確率が低いという点も見逃せません。せっかく出資してもプロジェクトが頓挫しては、お金を失うだけで何も得られません。

総じて出資側としては少しリスクがあると言えます。出資の際、必ず払ったお金に釣り合う対価があるとは限らない点は覚えておきましょう。

Indiegogoの登録方法

Indiegogoがクラウドファンディング初心者でも出資しやすく、また出資してもらいやすいサイトであることは間違いありません。クラウドファンディングに挑戦する人のために、この項目ではIndiegogoへユーザー登録をする方法を紹介していきたいと思います。

海外サイトなので英語に苦戦するケースもありますが、なるべく分かりやすく順を追って説明します。ぜひ参考にしてください。

ユーザー登録の方法

登録はIndiegogoの公式ページから行います。まず、画面右側の「SIGN UP NOW」をクリックしてください。

すると、ユーザー情報の登録画面が表示されるので、氏名、メールアドレス、パスワードを入力してください。Facebookのアカウントを持っていれば、それを利用して簡単に登録することもできます。

画面下部のチェックボックスの意味は、以下の通りです。

  • Sign me up for the Indiegogo newsletter→ニュースレターの定期購読を依頼します。
  • I agree to the Terms of Use and have read and understand the Privacy Policy→利用ポリシーに同意します。
  • 私はロボットではありません→人間が入力していることを証明します。

全て入力したら「CREATE ACCOUNT」をクリックしてください。指定したアドレス宛にメールが届いたら、登録は正常に完了しています。

参考:Indiegogo

ユーザープロフィールの設定

ユーザー登録が完了したら、続いては各種設定を行っていきます。まずはユーザープロフィールの設定です。トップページ右上の自分の名前をクリックし、「My Contributions」を選択してください。

次に、移動先のページにある「Edit Profiles & Setting」をクリックしてください。

このページではプロフィールやアカウント、キャンペーン参加の有無といった各種設定ができます。いきなり全て設定する必要はないので、まずはProfileの欄だけでも入力してください。

基本情報の設定

Profileでは、主に以下の内容を入力します。

  • 氏名
  • 国籍
  • 市町村
  • 郵便番号

入力は全て英語で行ってください。また、市町村の入力は県名と併せて入力します。例えば東京都新宿に住んでいたら、「Shinjuku Tokyo」といった具合です。全ての入力が完了したら、ページ下部の「SAVE」をクリックしましょう。

ニュースレターの定期購読を停止したい場合は「Emails」タブの最下部にある「Stop receiving all marketing communications」のチェックを入れましょう。反対にニュースレターの定期購読を受信したくなったときは、チェックを外してください。

Indiegogoでの出資・購入方法

Indiegogoは登録して出資を募るだけでなく、他者の有益なプロジェクトに対して出資することもできます。出資によって普通では手に入らない商品が入手できたり、高価な商品を安価で購入できるといった点がメリットです。

続いては出資する側に立って、プロジェクトに出資する方法について紹介します。お得なプロジェクトも多いので、ぜひサイトを訪れたら一度目を通してみましょう。

狙ったキャンペーンにアクセス

Indiegogoにおけるプロジェクトは、「キャンペーン」として表示されています。トップページから紹介されている商品ページに飛ぶか、検索を行ってキャンペーンを確認してください。

キャンペーンページで表示されているのは以下の通りです。

  • 商品画像→画面左部
  • 現時点での出資額合計→画面右部
  • 出資ボタン→画面右下部の「BACK IT」
  • プロジェクトの工程→画面左下部
  • プロジェクトの詳しい説明→画面下部

完了後も出資できるキャンペーンの場合、「INDEMAND」の表示があります。既にプロジェクト自体は完了しているため、出資すれば確実に報酬を得られるので、積極的に利用してみましょう。

必要情報を入力

「BACK IT」をクリックすると、出資プランが表示されます。その中から出資したいプランの「GET THIS PERK」をクリックして出資を行います。

まずは氏名とメールアドレスを入力してください。ユーザー登録が完了していれば、この項目は必要ありません。

画面下部の「Shipping Address」には、特典を受け取る住所を入力します。英語での住所は項目を全て逆に入力するので注意してください。

例:112-0004 東京都文京区後楽1丁目3−61
1-3-61, Koraku, Bunkyo Ku, Tokyo To, 112-0004, Japan

続いては、支払い方法の入力です。出資はカード払いになるので、「Credit Card」の項目にクレジットカード情報を入力してください。

全ての入力が完了したら、画面右側の「SUBMIT PAYMENT」をクリックして出資は完了です。

商品のバリエーションについて

プロジェクトで受け取れる報酬によっては、サイズや色を選択できる場合があります。これらは出資ページでは指定できません。

出資が完了すると、しばらくして各種オプションの注文ページが記載されたメールが届きます。このメールからサイズや色、種類といった各種設定を行います。

メールがきた後の対応

メールのリンクからページに飛び、「Get Started!」をクリックします。

画面の指示に従って、サイズや色などを指定していきます。項目は商品ごとに異なるので、もれなく指定してください。

「Next: Add-ons」では、オプションによる注文が追加で行えます。必要に応じて追加してください。不要であれば特に入力する必要はありません。

全ての入力が完了したら、画面下部の「Confirm」をクリックして完了です。確認のメールが届いたら、正常に入力が終了しています。

クラウドファンディングの注意点

出資者がお得に商品やサービスを得られるクラウドファンディングは、一見メリットしかない仕組みに見えます。しかし利用する上で覚えておかなければいけない注意点も多く、やみくもに出資すると、お得どころか大損してしまう可能性もあるのです。

この項目では、クラウドファンディングに出資する際の注意点について紹介します。出資する前に、必ず本項で紹介する内容を頭に入れておきましょう。

必ず商品が手に入るわけではない

大前提として、出資する商品はまだ開発途中であり、その開発資金を集める手法としてクラウドファンディングが利用されています。そのため、資金状況によっては開発が遅れてしまったり、最悪の場合開発自体が中止になったりするケースも少なくありません。

無事に完成したとしても、当初の仕様から変更が加えられていることもあり、出資した時に説明されていた商品が必ず手に入る保証はありません。プロジェクトによっては完成まで数年かかるものもあるので、出資前に開発工程や進捗をよく確認しましょう。

プロジェクトが頓挫しても返金されない

クラウドファンディングを利用する上で最も注意すべき点が、出資したお金はプロジェクトが成功しなくても戻ってこないことです。例えば出資していたプロジェクトが頓挫した場合、出資したお金と得られるはずだった報酬の両方を一度に失ってしまいます。

中にはプロジェクトが成立しなかった場合にお金が返ってくるケースもありますが、少数です。出資すれば必ず報酬が得られるわけではなく、プロジェクトが成就しなければ出資損になってしまうことは忘れないでください。

出資についての考え方

クラウドファンディングでは、「出資損になるリスクを負ってでも、この商品を開発してほしい」「出資したお金が戻ってこなくても許容できる」といった条件を満たす商品にだけ出資しましょう。安易にお得な特典を受けられるからといってお金を出すと、万が一プロジェクトが中止になった時に後悔しか残りません。

出資とは、あくまで未完成の商品やサービスに対しての投資です。成果が保証されない代わりに、上手くいけば自分の望んだ特典を得られるという点をよく理解した上で、出資するプロジェクトを選定していきましょう。

まとめ

クラウドファンディングは確実性に欠ける部分こそありますが、個人が手軽に出資を募って商品開発に着手できる手段として注目されています。日本でも徐々に浸透しており、クラウドファンディングを用いた資金調達は珍しくありません。

クラウドファンディングサイトに登録することで、簡単にプロジェクトを立ち上げたり、他者のプロジェクトに出資して特典を受け取ったりすることができます。今回紹介した「Indiegogo」なら、最低出資額も少なく、気軽に利用できるのでおすすめです。

ただし当初の商品とは仕様が変わってしまったり、プロジェクト自体がなくなってしまったりするリスクがある点は覚えておきましょう。メリットとデメリットをしっかり把握して、より良い商品への出資や自身のプロジェクト立ち上げを行っていきましょう。

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この記事を監修した人

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