Indiegogoで製品が届かない理由は?損をしないための秘訣もご紹介!

手っとり早い資金調達の方法として注目されるクラウドファンディング。なかでもアメリカ発のIndiegogoは、世界でもトップクラスのプラットフォームです。今まで集まった支援総額は約2,200億円。支援者の数も1,200万人と、圧倒的な数を誇ります。

夢のあるプロジェクトを支援しつつ、イノベーターたちと胸躍るエキサイティングな体験ができるのが魅力のIndiegogoですが、100%成功するものではありません。なかには出資したものの楽しみにしていた製品が一向に届かず、残念な思いをすることもあります。

そこで今回は、Indiegogoで製品が届かないパターンやその理由、また、Indiegogoで損をしないための秘訣などについて解説します。

目次

Indiegogoで製品が届かない理由

「これは面白そう!」「夢がある!」と思って、Indiegogoで見つけたプロジェクトに出資したものの、結局楽しみにしていた製品が手元に届かない、というケースがあります。「もともと寄付するつもりだったから」とさっぱり割り切れる人もいれば、「せっかくあれだけ出資したのに」とリターンがないことを後悔する人もいるでしょう。

そこでまず最初に、Indiegogoで製品が届かない理由について説明しましょう。

プロジェクトが失敗した

当然といえば当然ですが、Indiegogoで出資したにもかかわらず期待した製品が届かない一番の理由は、キャンペーン(=プロジェクト)が失敗したからです。

出資を募る人たちは、自分が考えたガジェットや家電などが売れるに違いないと思って事業を始めるものです。しかし、実際に造ってみたら、動作不良の連続や予想外の機能不全、想定外のコストに対する出費などの理由でキャンペーンがとん挫することは珍しくありません。キャンペーンで集まった資金を使って手を尽くした結果失敗となったら、その時点で見返りを求めるのは難しいということです。

ちなみに、中にはそもそも開発する気などさらさらなく、集めたお金を持って姿をくらますという詐欺まがいのケースもあります。このような事態が生じるのは、他のクラウドファンディングと比べてIndiegogoの審査が甘いことが原因だと言われています。

成功しても量産できない

Indiegogoで出資を募った結果、製品を開発するところまではうまくいったにもかかわらず、その後資金が尽きてしまうケースもあります。そうなると、量産して出資者に約束通り製品を送り届けることができないので、当然出資者のもとに商品は届きません。

後述しますが、Indiegogoには完成した製品やサービスに対して出資するシステムもあり、このシステムを利用した場合であれば製品が届けられるケースもあります。しかし、あえなく量産の見通しが立たず、キャンペーンに終止符が打たれることは珍しくありません。

Indiegogoでは返金されるの?

Indiegogoでは、出資したお金は返ってこないのでしょうか?「お金を出したら出しっぱなし」の一方通行では出資する気も失せるでしょう。そこでIndiegogoの返金システムについて確認しましょう。

Fixed Fundingの場合

Indiegogoには、「Fixed Funding」と「Flexible Funding」の2つの出資方法があります。まずは前者のFixed Fundingについて解説しましょう。

Fixed Fundingは、出資額の合計が目標額に達した場合にのみ開発を開始するという方法です。例えば目標額が500万円だとして、キャンペーン期間内に490万円しか集まらなかった場合は、製品化に向けた開発そのものを行わないということです。そしてこの場合は、出資金は全額返金されます。

Flexible Fundingの場合

一方のFlexible Fundingでは、目標額に到達するかどうかとは関係なく開発がスタートされます。そしてこちらのケースでは、出資金は一切返金されません

返金されないのでは出資金がもったいないと考える方もあるかもしれません。しかし、「何が何でも開発するんだ」という開発者の不退転の決意が感じられるので、出資する醍醐味を味わえるでしょう。ちなみにIndiegogoの場合、多くはこのFlexible Fundingのため、見返りがなくても返金を望まないという心構えで出資する人が多いといえます。

また、開発者の中には、「STRETCH GOALS」を設定している人もいます。これは、ある一定の金額に到達した場合に、さらに機能やサービスを追加するというものです。その内容が魅力的な場合は、この設定を見てさらに出資額を増やす人もいます。

INDEMANDもある

INDEMANDとは、すでに開発が終了していて、量産体制に入った段階での出資も可能ということです。ただし、この場合は、キャンペーン期間中より出資額が高く設定されていることもあることから、キャンペーン中に出資する場合ほどのメリットは無いかもしれません。

クラウドファンディングで失敗する共通パターン

Indiegogoに限らず、クラウドファンディングに失敗するパターンには共通性があります。この項目では、そのパターンについて解説していきます。

無謀な挑戦

クラウドファンディングでは、ある程度の勝算があり、あとはお金さえあれば上手くいくという段階で出資を募る人や会社が少なくありません。中には実績のある大手企業があえてクラウドファンディングで資金を集め、成功するケースもよくあります。

しかしその反面、お金があれば何とかなるという安易な考えのみで裏付けのないまま無謀な挑戦をするケースもあります。この場合は、プレゼンやアピールの段階ではよく映るのですが、実際にスタートしてみると時間ばかりが経過し、進捗情報が更新されない、メールを送っても返答がないということが続き、最終的にはキャンペーン失敗という結末を迎えることが多々あります。

設定金額が高すぎる

いわゆる「All or Nothing型」といって、設定金額に達しないかぎり開発をスタートさせない人たちもいます。この場合、あまりに設定金額が高すぎると、そこまで出資金が集まらないまま計画は頓挫してしまいます。もちろん、少なく見積もって設定金額を低くしすぎると、開発がスタートしてからが大変になります。見極めは難しいところではありますが、出資する側としては、開発内容と目標金額のバランスを見てその妥当性を判断する必要があります。

Indeagogoで成功した場合・失敗した場合

Indiegogoで出資した場合、その後の流れがどのようになるのか、成功した場合と失敗した場合に分けて説明していきます。

成功したらメールが届く

成功した場合は、その旨がメールで通知されます。そうなれば、あとは出資時に約束したリターンを待つのみです。Indiegogoでは、その製品が今どこにあるかがわかる追跡サービスも用意されているので、だいたいいつ頃届くかがわかります。

失敗したら音沙汰なし?

キャンペーンに失敗した場合は、問い合わせをしてもなしのつぶてになってしまい、メールも何も送られてこないというケースがあります。

確かに、クラウドファンディングは最初から100%の成功を約束したサービスではありません。むしろ、ダメもとで応援するエンジェル投資家がネットを介してチャレンジ精神に満ちた開発者を支援するシステムです。開発者達は、金融機関から融資を受ける立場とは随分異なり、失敗してもお咎めなしのお気楽な立場で開発に取り組んでいるといえるのです。このような事情を考えると、失敗しても悪しからずで、なしのつぶてでも仕方ないのかもしれません。

Indiegogoで損しないための秘訣

出資する以上は損はしたくないというのが、多くの人の本音でしょう。そこで、この項目ではIndiegogoで損をしないためのコツを伝授します。

キャンペーンの経験数を確認する

Indiegogoでは、キャンペーンの常連企業がたくさん存在します。何度もキャンペーンを行っているということは、今までの開発が少なからず成功していることを意味します。その実績があるからこそ、ファンや支援者を抱えているのです。そして、実績は、企業のプロフィールから確認できます。その企業がどのような製品を作り、それらが支援者に届けられているかをチェックすれば、Indiegogoで損をするリスクを減らせるでしょう。

CGのみのプレゼンに注意

Indiegogoでそのキャンペーンに出資するかどうかを決める判断材料は、ほぼサイト内の情報しかありません。よって、キャンペーンについてどれだけ誠意をもってアピールしているかはとても重要な要素と言えるでしょう。

にもかかわらず、CGのみのプレゼンしかアップしていないケースがあります。このような試作品やそれに類似する確たる情報がないキャンペーンには、安易に出資しないほうが良いでしょう。

コーポレートサイトをチェックする

上記の注意点にも通じますが、その企業のコーポレートサイトは必ず確認しましょう。コーポレートサイトには、その企業の歴史や理念、経営者の考え方やクライアントへの姿勢が詳しく記載されています。もちろん、今回のキャンペーンにつながる有益な情報が得られる確率も高いでしょう。

コーポレートサイトが丁寧に作りこまれている場合は信用に足るケースが多いので、出資する価値ありと考えられます。逆に、コーポレートサイトが雑で、通り一遍のことしか書かれていなければ要注意です。

SNSをチェックする

今やマーケティングを行うにあたってSNSほど有効な手段はありません。SNSはその企業のステークホルダーへの姿勢が如実に現れます。また、SNSでの問いかけに対するレスポンスの速度を見てもその企業の誠意がうかがえるでしょう。

「COMMENTS」欄をチェックする

SNSと同じかそれ以上に大切なのが、Indiegogoサイト内の「COMMENTS」欄です。ここに支援者から寄せられたメッセージに誠実に返答しているかを確認しましょう。

クラウドファンディングで出資をしてくれる人に対しては、リターンを送る必要はあるものの、お金を返済する必要もなければ、利子を払う必要もありません。そのため出資者に対する甘えが生まれがちです。そのような状況に甘んじ、応援してくれる支援者を大切にできない開発者は要注意です。この「COMMENTS」欄に目を通せば、その開発者がいかに支援者から愛されているのかもわかるはずです。

低すぎる設定金額と多すぎる出資金にも注意

設定金額が低すぎると、途中で開発資金が枯渇したり、開発が成功しても量産できずリターンが届かないリスクがあります。また、多くの出資金が集まるのは必ずしも悪くありませんが、成功しても出資者へのリターンが膨大になり、製品が手元に届くのが遅くなるかもしれません。

そのため、低すぎる設定金額と多すぎる出資金にも注意を払いましょう。

Indiegogoの成功率とキャンセルの方法について

この項目では、Indiegogoの成功率と出資後のキャンセル方法について解説します。

成功率はどれくらい?

一般に、クラウドファンディングの成功率は、50%にも満たないのが現状です。Indiegogoの場合は、2019年の統計で34%です。クラウドファンディングについて詳しくない方からすると、「そんなに低いのか!」と驚くかもしれません。しかし、これはIndiegogoに限ったことではありません。よって、Indiegogoで出資をするなら、「10回に3〜4回成功したら御の字」という広い心を持つことが大切です。それくらいの気持ちの余裕が持てないようなら、出資そのものを控えた方が良いでしょう。

Indiegogoのキャンセル方法は?

先述したように、Indiegogoでは、基本的に「Fixed Funding」の場合でなければ出資金が戻ってくることはありません。しかも、Indiegogoでは、ほとんどがキャンセルも返金もできない「Flexible Funding」なので、キャンセルは期待しない方が良いでしょう。

クレジット会社とPayPal

Indiegogoでの出資金の支払い方法は、クレジットカードかPayPalです。出資金をとり戻したければ、このクレジット会社かPayPalに問い合わせてみるのも一つの方法です。しかし、そもそもIndiegogoのルールを承諾して出資しているわけですから、それを逸脱するほどのイレギュラーなケースでなければ返金を受けるのは難しいでしょう。

まとめ

今回の記事では、Indiegogoでリターンが届かない場合の理由や損をしないための秘訣について詳しく解説しました。

クラウドファンディングは、世界中で大変注目されている資金調達の方法です。先の東京オリンピックの女子クライミングで銀メダルに輝いた野中生萌選手が、練習環境を整えるためにクラウドファンディングで出資者を募ったのは有名な話です。

今後、Indiegogoからも魅力的な製品やサービスが登場してくると期待できます。ぜひ記事内でご紹介したポイントに注意しつつ、Indiegogoで出資してみてください。

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