あなたは現在、どのような業界(産業)で働いていますか?また、今後どの業界で働きたいと思っていますか?
業界選びは将来の可能性を考える上で重要なことです。これから伸びる業界で働くことができれば、新しい技術や知識を得る可能性が広がります。しかし、衰退しつつある業界で働くとなると、業界全体の市場規模が縮小するため、仕事だけでなく給料も減ってしまう可能性があります。
そこで、今回は、これから伸びる業界について考えてみようと思います。
これから社会人として就職する人や別の業界への転職を考えている人は是非参考にしてみてください。
転職する際にあらかじめ気をつけたい業界や業種
変化が激しい時代になり、業界の発展や衰退が短期間で起こるようになりました。
そんな時代の中でどのような業界が衰退傾向にあるのでしょうか?
ここでは推測ではあるものの、近々衰退するんじゃないかと考えられている業界についてご紹介していきます。
出版業界
1つ目は、出版業界です。
衰退が予想されている原因としては、若者を中心として活字離れが進んでいることが挙げられます。インターネットが普及した現代では、情報収集の方法が書籍からネットに移りつつあります。これまでは情報収集を書籍で行なっていましたが、ネットで情報を検索した方が早く、しかも多くの情報が得られるため、あまり書籍が購入されなくなりました。
雑誌はWEB上でも観覧が可能になり、発行部数が減少傾向にあります。また、電子書籍が以前より普及してきており、紙媒体で本を読む人が減少しています。
これからの出版業界は、電子化の推進だけでなく、電子版での読み放題サービスを行うなどして収益を上げることが必要となるでしょう。
テレビ業界
2つ目は、テレビ業界です。
先ほど述べたように、現代ではインターネットの利用が急激に拡大しています。そのため、広告のあり方も変化しつつあります。テレビ業界はCMの広告収入や受信料などによって収益を確保していましたが、インターネットの普及により、CMではなくWEB上の広告に移行しつつあります。そのため、CMでの収益が減少しており、テレビ業界全体が衰退しつつあります。
実際の生活を振り返ってみればわかると思いますが、テレビでCMを見る回数よりもYouTubeやWEBサイトで広告を見る回数の方が多くなっているのではないでしょうか。
テレビCMを見る人が少なくなるということは、広告による宣伝効果が薄くなるということです。そうすると、CMを出していた企業は、より閲覧される可能性の高いWEB広告へ切り替えていき、結果としてCMの広告収益が減少することになります。
コールセンター
3つ目は、コールセンターです。
コールセンターがなぜ衰退するのか? それは、コールセンターの業務はAIで代替することができるからです。AIは音声認識が可能であり、現に電話対応でAIを導入している企業も増加しつつあります。
まだAIを活用していないコールセンターもありますが、今後AIが導入されるのは時間の問題です。トラブル対応など、AIでは難しい業務はまだまだありますが、できる業務だけでもAIに任せる企業は今後増えてくるでしょう。
飲食店
4つ目は、飲食店です。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの影響で、飲食店で食事をする人が減少しています。その結果、2020年以降は飲食店の閉店が相次いでおり、飲食業は低迷傾向にあります。
その一方で、フードデリバリーや食材宅配は人気になっている傾向があり、食への需要は変化しているともいえます。食に関するビジネスを実施する場合には、ビジネスモデルを十分に検討する必要があります。
金融業
5つ目は、金融業です。
元来安定した職種と言われてきた金融業界ですが、今後は不安定になる可能性を秘めています。
マイナス金利や企業の倒産件数増加など、様々な要因によって収益が不安定になっています。そのため、特に地方の銀行では財源が安定せず、赤字になってしまうリスクを持っています。
一方で、仮想通貨や電子決済サービスに関しては拡大傾向にあるので、ビジネスとしては注目しておくと良いでしょう。
アパレル
6つ目は、アパレルです。
衣料品業界は、近年のオンラインショップの利用者増加や、新型コロナウイルスの感染拡大による需要低下などにより、不安定な状態になっています。現に、人員削減や一部店舗の閉店などに至った企業も現れています。
一方、ユニクロなどの安定した需要がある企業等に関しては、比較的安定していると言えるでしょう。
航空関連業界
7つ目は、航空関連業界です。
航空業界は、維持費や燃料費などの固定費が高いため、ある程度の利用者がいないと存続が危ぶまれる業界です。
新型コロナウイルスの感染拡大で、旅行やビジネスで移動する人が減少しているため、かなり経営が厳しい状態にあるという事を理解しておきましょう。
弁護士や司法書士
8つ目は、弁護士や司法書士です。
高収入であることから、稼げる業界の1つとされている弁護士や司法書士は、ITの普及によって存在が危ぶまれる業界の一種です。ITの知識量で十分に対応できる職種だからです。
税理士や会計士などの業界も、ITの導入で衰退していく可能性がある業界ですので、危険性が高いでしょう。
製造業
最後は、製造業です。
製造業は、既にAIやロボットの導入によって人の雇用が減少しています。今後人手が新たに必要になる可能性は低く、人員がゼロになる可能性もあるため、今後の働き先としてはかなり危険性が高い業界と言えます。
伸びる業界で働くメリットと注意点
なぜ、伸びる業界で働いたほうが良いのでしょうか?
言うまでもないかもしれませんが、伸びる業界で働くからこそ得られるメリットがあるからです。
ここでは伸びる業界で働くメリットについてご紹介していきます。
給料が上がる可能性がある
伸びる業界で働けば、給料が上がる可能性があります。
なぜなら、業界の規模自体が拡大することに伴って、その業界にいる企業も大きくなると考えられるからです。
企業によっては、売上が毎年2倍ずつ拡大することもあります。
売上が上がるということは仕事が増えているということなので、その業界で働く人は仕事が忙しくなることでしょう。しかし、その分給料が上がり、出世する可能性も出てくるのです。
年齢に関係なくチャンスがある
これから伸びる業界には年功序列システムがないことが多いです。そのため、年齢に関係なく誰にでもチャンスがあります。なぜなら、成長が見込める業界では人材が不足する傾向にあるからです。
そのため、これまでの経験や年齢に関係なく、様々な仕事を任されることになるでしょう。そうすると、必然的にチャンスが増えることになります。
キャリアアップが可能
これから伸びる業界には新しい技術が流入してくるだけでなく、異業種の企業や人材が参入してきます。
そのため、新しい技術や知識、人脈が得られる可能性が高まります。逆に、停滞している業界では新技術や人の出入りが少なくなりがちです。
伸びる業界に身を置いたほうがキャリアアップが望めるのは言うまでもありません。
転職もしやすい
先ほど述べたように、伸びる業界にいると、新しい技術や知識、人脈が得られるため、人材としての価値が高まります。
そうなると、当然、転職がしやすくなります。
さらに、成長産業で学んだことを転職先で発揮すればさらなるキャリアアップに繋がり、その結果として次の転職もしやすくなるという好循環も期待できます。
失職リスクが低い
これから伸びる業界で働くと、業界自体が衰退するリスクが極めて低いため、職を失うリスクが低くなります。
万が一職を失うことになったとしても、転職先が見つかりやすいため、失職リスクを避けることが可能です
最新技術やシステムを経験できる
これから伸びる業界は、新たな技術を駆使したビジネスを実施していることが多い傾向にあります。そのため、一般企業などでは得られないようなスキル・経験を積むことができます。
技術を知れることで、新たにビジネスをはじめる際に使えるというメリットに加えて、既存のビジネスに参入する際にも重宝される人材になれる可能性もあります。
やりがいを感じやすい
「うまくいく」ということは、仕事へのやりがいを感じられる大きな要因になります。そのため、今後需要が出る業界などで働くことで、やりがいや仕事への満足感を得やすいという特徴があります。
誰かのために働きたい、必要とされる仕事をしたいという方こそ、伸びる業界で働くメリットと言えるでしょう。
これから伸びる業界で働く際の注意点
これから伸びる業界で働くことで、メリットが多いことであることは事実です。一方で、以下の事には十分に注意しておく必要があります。
- 災害や世界的な不況などのイレギュラーが起こりうる
- 働く環境が良いとは限らない
災害や世界的な不況などのイレギュラーが起こりうる
たとえ伸びる期待の高い業界であっても、自分たちではどうしようもない問題に直面する可能性は少なくありません。
新型コロナウイルスの感染拡大など、防ぎようのないイレギュラーな事態に陥ると、伸びると思われていた業界が伸び悩んで衰退するという可能性を持っています。
働く環境が良いとは限らない
「伸びる業界は働きやすい」という先入観は持たない方が賢明です。
給料が安かったり、人員の入れ替わりが多かったり、ストレスを感じやすい環境である可能性は十分にあります。労働環境に関しては、業界のリサーチと合わせて必ずチェックしておきましょう。
これから伸びる業界、成長する業界とは?
現在伸びている業界やこれから成長が予想されている業界とはどのような業界なのでしょうか?
ここではそのような業界についてご紹介していきます。転職をお考えの方は、是非このような業界を探してみてください。
医療・介護業界
日本は現在、超高齢化社会です。超高齢化社会とは、65歳以上の人口が21%以上を占めている社会のことです。総務省の統計では、2020年では28.7%が65歳以上となっています。
日本は世界でもっとも高齢者が多い国です。高齢者が多いということは、それだけ医療費や介護費がかかるということです。
医療や介護を受ける人口が増加傾向にあるので、医療・介護業界は成長が見込める業界と言ってよいでしょう。
特に、介護業界では人手不足が深刻な状態になっており、今後はこの問題を解決するために介護業界全体の給料が増加することが予想されます。
シェアリングエコノミー関連の企業
シェアリングエコノミーとは、個人が所有する物をインターネットを介して貸し借りしたり、交換したりすることを指します。今後はシェアリングエコノミーがますます拡大すると予想されています。
シェアリングエコノミーの代表的な企業として、Airbnb、Uber、WeWorkが挙げられます。Airbnbは個人が所有する空部屋を観光客などに貸し出すシステムを、Uberは移動中の車の空き席をタクシーのような形で必要な時に利用できるシステムを、WeWorkはコワーキングスペースの貸し出しなどを行うシステムをそれぞれ構築しました。
電気自動車関連の業界
電気自動車の先駆者となったのがテスラです。テスラはアメリカの自動車会社で、電気自動車の関連商品を開発・製造・販売しています。
電気自動車関連の業界が伸びると予想されている理由は「バッテリー」にあります。今後、「バッテリー」の価格が大幅に下がり、それに伴って電気自動車が増加すると考えられているのです。また、2050年には現在のバッテリーの6倍の容量があるリチウム空気電池という技術が発明されるとの予想もあります。
このようなことから、電気自動車関連業界は今後の成長が見込めること間違いなしです。
ゲノム編集関連の業界
ゲノム編集とは生命の設計図であるゲノムを書き換えることで、既存の生物とはまったく異なる特徴をもった生物を作り出すことができる技術です。この技術を活用することで、通常よりも日持ちする野菜を作ったり、肉付きが良い魚を作ることも可能になります。
現在では新たな技術の特許を巡って、莫大な金額が動いているようです。
また、ゲノム編集が発展すれば先天性の病気を直すことができるとも言われており、ゲノム編集への期待がさらに高まっています。
IT業界
IT業界は、今後進歩していく可能性を大いに秘めているという面から、今後伸びやすい業界に当たります。
また、他の伸びやすい業界との関連性も深いので、他業界の動向について探るにはIT業界に携わることが有効です。
中でも、「サイバーセキュリティ」と「デジタルマーケティング」の2業界は、特に成長が著しいと言われています。
「サイバーセキュリティ」は、サイバー攻撃に対するセキュリティなどに関わる職種です。インターネットが普及しているからこそ、セキュリティの需要が高まっています。また、サイバー攻撃が多様化しているため、セキュリティも無くならないということも、今後の展望が期待できる要素です。
「デジタルマーケティング」とは、様々な顧客データを基に顧客を分析して、売り上げに繋げる業種です。スマホを利用して買い物する人が多いため、顧客一人ひとりの傾向をつかむマーケティングは、伸びが期待できます。
電子部品業界・半導体業界
スマホやAV機器に良く利用されている半導体や電子部品は、日本の技術が生かされている業界の1つです。
実際に、日本製の機器を利用している海外企業は多く、製造装置の売り上げも高くなっています。5Gの普及やリモートの増加により、今後の成長も大いに期待できるでしょう。
エンタメ
家で過ごす時間に、Netflixなどの動画配信サービスやオンラインゲームをしている人が増加しています。
動画配信サービスは、独自のオリジナルコンテンツの導入や、サブスクの流行などによって、近年利用者が増加していることは言うまでもありません。株価の上昇も著しく、今後の可能性も秘めている分野と言えます。
オンラインゲームの人気は、ゲーム内でのコミュニケーションやeスポーツの流行等により、今後も拡大していく可能性が非常に高いです。また、コロナ禍の外出自粛によって更に人気が高まっており、新たにゲームにはまる人が増加しています。
オンラインストア
コロナウイルスの感染拡大によって、買い物をオンラインストアで完結させている人が増えています。生活に必要なものの買い物をインターネットで済ませられることで、実店舗の売り上げをオンラインストアで補っている例もあります。
また、オンラインストアを作ることで、人件費が余りかからないということから、利益を出しやすいという事も後押ししているようです。
今後もオンラインで買い物をする方は増加する可能性が高いため、伸びが期待できる分野と言えます。
物流
オンラインストアの利用者が増えることと、物流の仕事が増えることは、切っても切れない深い関係があります。
宅配業というものは、各家庭に訪問して商品を確実に届ける必要があり、機械で代用することが難しい業界の1つです。一方で、配送に使う車の性能や技術、ドローンの活用など、より効率の良い配送を工夫する余地があることも、伸びる可能性を持っていると言える理由です。
農林
近年はドローン技術やロボット開発、AIの活用などによって、より効率的に良質な製品を作ることが可能になってきています。また、オンラインストアを使った直接販売販路の拡大も進んでいますので、販売に関するリスクが低くなっています。
また、高級なブランド野菜・フルーツが近年は人気を博しており、付加価値を付けて高い利益を出すことが可能であることも重要です。
一方で、天候や災害によって利益を失う可能性があることは理解しておく必要があります。ただ、品種改良などによって改善することもありますので、対策などを考えることである程度は対応可能ですので、利益自体は十分に見込めます。
宇宙開発
宇宙開発は、民間でも開発が進んでいる今後の展望のある業界です。
アメリカで代表的な宇宙開発企業であるスペースX社は、評価額が100億を上回る今後の期待が高い企業になっています。宇宙開発は今後更に発展していくことで、需要の高い業界になることが期待できます。
また、宇宙開発が進むことで、産業にもつながる可能性があります。話題になった一般人の月旅行など、いずれ観光業の1つとして活用していくことを目指していますので、開発が進むほどに利益が期待できる業界です。
インターネット広告
近年新聞離れが進んでいること、スマホでニュースの閲覧や情報収集を行う若者が増えていることから、インターネット広告は今後も活用される見込みがあります。
現にスマホ広告を使って利益を得ているストアは多く、更に広告費が安価で済むというメリットもあります。
また、YouTubeで収入を得ている人はインターネット広告を動画前に流すことなどで利益を得ています。このような収入の得方がすぐに代わることは考えにくいため、今後インターネット広告が衰退する可能性は低いでしょう。
ドローン
ドローンは、商品の輸送や農業の効率化、人が入りにくい場所の調査など、様々な産業と結びつけて活用できます。
災害時には被災地の現状把握や救助の支援に使われた実績もあり、危険な場所でのあつようが適しているため、今後さらなる市場拡大が期待できます。
また、オリンピックの開会式で活用されるなど、演出に利用されることも増加しています。プログラムしておけば人の力を必要としないため、正しくプログラムする技術を持っておけば、演出業界でも活躍させることが可能です。
さらに、個人でもドローンを使って活動することができることも重要です。使い道次第では新しい市場を生み出すことも可能です。
フリーランス
フリーランスであれば、自分の好きな時間に、ビジネスなどに取り組むことが可能です。働き方改革によって労働環境が改善されつつあり、厚生労働省が最低報酬を定めるなど、支援体制が整いつつあることも見逃せません。
フリーランスの仕事には、ITエンジニア(プログラマー、エンジニアなど)やカメラマン、イラストレーターなど、様々な種類があります。
業績を出せれば年収1,000万円以上稼げるケースもあり、軌道に乗せることができれば大きな利益が見込めます。ただし、必ずしも高い年収が入るとは限らず、年収300万円に届かない低収入になってしまうリスクがあることは注意しておきましょう。
これから生まれる新しい仕事とは?
業界の発展と同時に新しい仕事も生まれています。
ここでは、10年後にできると予想されている新しい仕事についてご紹介していきます。
ロボットアドバイザー
先ほどもご紹介したように、日本は超高齢化社会となっており、少子高齢化が進んでいます。少子高齢が進むと労働人口が減っていくため、今後はその労働力を補うためにロボットを導入する流れが進むと予想されています。
具体的には、コンビニエンスストアやスーパーのレジ、企業の受付、さらには銀行の窓口など、様々な業界でロボットが導入されることでしょう。そうなると、ロボットアドバイザーが必要になるだろうと考えられています。ロボットアドバイザーとは、ロボットを導入する際のロボットの使い方や導入方法などをコンサルタントのようにアドバイスする仕事のことです。
人工肉クリエーター
人工肉とは、大豆や小麦といったタンパク質を主原料とする食品のことを指しています。
現在多くの人が家畜の肉を食していますが、家畜を食べるということは人間が動物を搾取しているというだけでなく、環境への問題もあります。
その問題とは、畜産業が全世界の約15%もの温室効果ガスを排出している問題のことです。また、畜産業を行うには土地が必要とあって、広大な森林が伐採されていることも問題です。
このような問題を解決する方法として注目が集まっているのが「人工肉」です。
現在では、牛や豚の細胞を人工的に培養した「培養肉」も実用化に向けて動き出しており、今後はそのような人工肉を作る「人工肉クリエーター」の需要が高まる可能性があります。
これからの時代を生き残るためには
変化が激しい現代を生き残るにはどうすればよいのでしょうか?
ここからは、これからの時代を生き残るための方法について考えてみようと思います。
10年先でも伸びている業界で働く
これまでご紹介したように、成長している業界で働けば新しい技術や知識を身につけられるので、キャリアアップがしやすくなります。
優秀な人材として認められれば、同じ業界の他の企業から引き抜かれる可能性もあるでしょう。そうなれば、収入アップも見込めます。
また、伸びる業界では年齢に関係なくチャンスがあるので、やりがいを見つけることもできるでしょう。
学び続ける
平均寿命が伸びたことで、今後は稼働期間がさらに伸びることが予想されます。新卒で働き始めてから50年以上働くことになる可能性もあります。
長期間働くには、1つのスキルを持っているだけでは働き続けることは難しくなります。時代の変化によってそのスキルの需要がなくなる可能性があるからです。
これからのビジネスマンに求められるのは、時代の変化に対応できるスキルを学び続ける姿勢だと言えるでしょう。
IT系の資格を取る
IT系の資格を持っている人は、会社側からすれば貴重な人材になれます。ITパスポートや基本情報技術者などの資格であれば、知識がまだ少ないという場合でも挑戦しやすいでしょう。
また、エンジニアとして活躍したい場合は、プログラミングに関する専門的な知識・技術があることが求められます。あらかじめ勉強しておくと、有能な人材と思われやすくなり、就職が有利になります。
経理系や経営系の資格を取る
あらゆる業界で必要とされる経営に関する資格や、会計・経理などに関する資格があるだけで、有利に生きていくことが可能です。
主な資格としては、会計士や税理士などの会計関連の資格や、診断士、薄記検定などが挙げられます。このような資格を持っていると、企業が経理を新規に雇ったり外注したりする手間が省けるため、採用されやすくなります。
英語の勉強をしておく
今後の伸びが期待できる業界は、今後海外に拠点を移したり、海外の企業と提携したりする可能性が高い傾向にあります。そのため、英語が話せることで有利に働くことができ、仕事に困る可能性は減少します。
医療・介護系の資格を取る
日本は高齢化の影響で、医療・介護の人材不足が激化していくと言われています。
一方で、このような専門職は専門知識が無いと就職しにくく、十分な知識や経験がある方が有利な職業です。資格を取っておくことで、十分な知識を持っているという証明になりますので、必要とされる人材になることができます。
特に医療系であれば医療事務、介護系であれば介護職員初任者研修がおすすめです。
医療事務はPC作業やカルテの処理に関する内容が多くあり、情報処理スキルがある方に適しています。介護職員初任者研修であれば。介護の現場で必要な基礎知識に関する資格で、企業にも利用者さんにも信頼して貰えやすくなります。
伸びる業界を見極め、時代の変化に対応しよう
今回は、これから伸びる業界と、これからの時代を生き残る方法についてご紹介してきました。
伸びる業界に身を置けば自然とスキルアップできますし、キャリアアップも簡単です。
また、変化の激しい時代においては、時代の流れを読みながら、自分自身のスキルアップが欠かせません。
ぜひ、こちらの記事で学んだことを活かして将来に備えてみてください。