韓国商品の仕入れ方法について

韓国商品の仕入れについて基本的なことから確認しておきましょう。

目次

韓国での仕入れとは?

韓国で販売されている商品をネットで仕入れて販売したいと考えている方は多いのではないでしょうか。
その一方で、海外の商品だしどうやって仕入れたらいいのか分からないという方もいらっしゃるかと思います。

この記事では、韓国で販売されている商品の簡単な仕入れ方など基本的な情報をお伝えしたいと思います。

韓国に直接仕入れに行く方法

韓国国内で仕入れをおこなう有名な場所として南大門市場東大門市場があり、それぞれに特徴があります。

南大門:食材店や雑貨店が多く、ターゲットの年齢層は40代です。

東大門:アパレル関係が多く、ターゲットの年齢層は10~20代です。

特に、平日の夜間は仕入れをする人が多いため活気があります。

初心者は仲介業者のサポートを受けよう

仲介業者のサポートを受ける。

初めて韓国で仕入れを行うとなると不安なことが多いと思います。

はじめのうちは、アテンドやエージェントなどと呼ばれるのガイドを利用したほうがいいでしょう。

日本人向けの買い付け業者の紹介から通訳、日本への商品の配送までサポートしてくれます。

交渉次第で安くなったりしますが、基本的に手数料は仕入れた商品の購入金額の10%~15%程度が相場です。

市場へ買い付けにいくときの心得【東大門市場】

次に東大門市場を例にとって、韓国の問屋商人の特徴についてお伝えします。

韓国の問屋商人は、基本的に日本人のように親切に対応してくれません。

また、原則小売りはしないし、服の試着もNGです。

日本人はお店の人はお客さんに親切にするのが当たり前だと思いがちですが、東大門市場は違います。
1日あたり数万人の人が訪れる場所なので、一人一人丁寧に接している時間がないのです。

また、二度と買いに来ないかもしれないお客さんに対しては親切にしません。

この市場では、初心者っぽい雰囲気を出してしまうと相場より高値で販売される可能性があるので、いかに玄人っぽい雰囲気を出せるかがポイントです。

慣れているように見せるために、下記の事項を意識して下さい。

1.目つき

現地のバイヤーはショッピングに来ているわけではなく、真剣に転売できるアイテムを探しているので、ワクワクしたような目つきをしていると初心者と見なされ高値で売りつけられたりするので、無表情にかつ真剣に商品を吟味しているかのような雰囲気を出しましょう。

2.服装

目つきの場合と同じで、ショッピング感覚が見て取れる服装は避けましょう。
東大門市場の来場者は1日に数万人に上るので、動きやすくシンプルな服装にしましょう。
例えば、スニーカーやジャージなどが適しています。

3.バッグ

バッグは「スタイリストバッグ」という、物がたくさん入るタイプのバッグにしましょう。
真剣に買い付けに来ているバイヤーは大きなスタイリストバッグを持っていることが多く、人によっては荷物持ちの業者まで同行しています。

4.精神面

韓国(東大門市場)で買い付けをするときは、図々しいくらいの精神の強さが必要です。
また、多くの問屋商人たちは最初に「どこから来た?」と聞いてくると思いますが、間違っても「日本」とは答えないでください。
「ネットショップ」もしくは「~のリアル店舗」などと答えるようにしましょう。
「日本」と答えたら、間違いなく初心者だと思われてしまいます。ここでも焦らず冷静に答えることが重要です。

また、卸売に共通することですが、1品だけの購入だと単価が高くなりがちなので、複数買い付けるつもりで商品の値段を聞き出しましょう。
(ただ、単価が高くなるといっても、数千ウォン(数百円)上乗せされる程度ですし、大体上乗せ幅は均一です。)

安く買うためのベストな方法は「各店舗をまわって商品の詳細を一通り把握してから買うこと」です。
初心者と経験者で差が出てくるところではありますが、この方法が一番効果的です。

以上の点を意識して買い付けをしてみましょう。

日本国内から韓国の商品を仕入れる方法とは?

もちろん、日本に居ながら韓国の商品を仕入れる方法もあるので、いくつかお教えします。

①インターネット上の仕入れ業者を使う

インターネット上の仲介業者を使用して、商品を仕入れる方法が一番安全です。
以下に紹介するサービスが有名です。

【NETSEA】
取扱商品数が国内でも上位クラスです。
韓国商品は食品から雑貨まで幅広くそろっています。

NETSEAの公式サイト

【BUYON】
アパレル製品仕入れの人気サイト。
50万点を超える品揃えに加え、毎日1,300点以上の新商品が登場するので日本から東大門現地に居るかの如く仕入れを行うことが出来ます。

BUYONの公式サイト

会員費用等、有料ではあるものの仕入れ額に応じたプランが用意されているので無駄が無く、手厚いサポートが受けられるので初心者でも安心です。

②日本国内で開かれている展示会や商談会を確認しよう

日本国内各所で韓国のメーカー、卸売業者などが展示会や商談会を開いているので参加することをお勧めします。
食料品やファッション関連商品など幅広い分野で開催されています。
事前に予約したうえで、足を運んでみましょう。

展示会情報については下記のサイトを参照してください。

【JETRO】
イベント情報

【大韓貿易投資振興公社】
公式サイト

③韓国のショッピングサイトから仕入れよう

韓国の通販サイトで安い商品を仕入れ日本国内で転売したい方は、下記のサイトを利用してみてください。

【Gmarket】
韓国最大手のショッピングサイト
です。もし日本国内への配送ができない場合は代行業者に依頼しましょう。
公式サイト(英文)

【Qoo10】
上記のGmarketとebayのジョイントベンチャーです。
日本法人の公式サイトなので日本語に対応しています。
公式サイト

【COUPANG】
モバイル利用率が高く、アクセスの85%がモバイル端末からです。
近年、急成長しているショッピングサイトです。
公式サイト(韓国語)

直接、現地に行って買い付けるメリットとは?

国内でショッピングサイトを使って韓国の商品を仕入れるのもいいですが、やはり現地で直接仕入れるのが一番です。

なんといっても、現物を見ることができますし、交渉次第では安価で買えるときもあります。

ただ、当然ですが、値段交渉や商品の説明は韓国語でされるので、韓国語を理解できない方は仲介業者の利用が必須です。

ジャンルも多種多様なので、下調べをしてから現地の買い付けに挑戦しましょう。

問屋は夜中に開くので、計画はしっかり立てておきましょう

上述したとおり、韓国では東大門市場が活気のある仕入れ場所です。

東大門市場では卸問屋が夜(22時頃)に開店します。
昼は小売り屋が開店しており、夜に卸問屋が開店するという仕組みです。

なので、仕入れ以外に韓国国内を散策するスケジュールを立てていると、昼間に散策をして、夜に仕入れという1日になるのでけっこうハードです。

本番は夜に行われるので、昼間に体力を消耗しすぎないように計画を立てておきましょう。

初心者はガイドや通訳に頼ろう

韓国で直接仕入れる場合は、ガイドや通訳を依頼しましょう。
特に、東大門市場といってもどこに何が売っているのが全くわからないという初心者の方やはじめから安い値段で仕入れたいという方には必須です。
卸問屋に顔が効くガイドなら、仕入れも有利に進めることができます。

実際の買い付けの手順は変わりませんが、初心者と慣れている人ではスピードが違います。
ガイドや通訳に依頼すれば仕入れにかける時間を短くすることができるので、買い付けの他に韓国旅行を楽しみたい方にとっては、彼らの助力が欠かせません。

仲介業者の探し方

現地で仕入れる場合の「仲介業者」の探し方についてです。

仲介業者を使う場合は、現地の「購入代行会社」との契約が必要です。

ここでも日常会話を話せる程度では歯が立たず、ビジネスレベルの会話ができないとコミュニケーションがとれないので、初心者は仲介業者に頼りましょう。

また、韓国と日本の移動にかかる交通費・現地での宿泊費用・商品の送料等を考えて仕入れをする必要があるので、総合的にみて現地での仕入れは上級者向けということになります。

初心者だけど、どうしても1人で現地で仕入れたいという方は、一度で下見に行ってみるのがおすすめです。

どんな商品が売りやすいのか

ここからは、日本での転売に向いている商品の見極め方や少しでも有利に買い付けるためのテクニックをご紹介します。

①1つのキーワードから派生させる

日本で流行っている韓国アイドルグループに関連した商品は、比較的売れ筋の商品です。

今、日本で流行っている韓国のアイドルグループと言えば、防弾少年団(BTS)TWICE、BLACKPINKなどですが、これらに関連した商品は販売しやすいです。

彼ら彼女らのファッションや生活スタイルはいつも注目の的ですし、日本でも彼らを真似したいという人はたくさんいます。

流行りの韓国アイドルグループをターゲットにして商品選びをすれば、失敗することが少なくなります。

②Duty FreeとTax Freeの違いを知ろう

Duty Freeとは、消費税・関税など複数の税金免除を受けられる免税店のことです。

Tax Freeとは「消費税の免除」を指していて、街中にある免税店で買える商品です。

Duty Freeのお店はブランドものが多く、買える商品が限られてしまいますが、Tax Freeは幅広く商品を取り揃えているので、こちらの方が仕入れに適しています。

ただ、Duty Freeにもメリットはあり、空港の検査が厳しい液体の商品も機内に持ち込むことができますし、何より商品を空港で受け取るので荷物になりません。

③無料のサンプルを狙おう

韓国の街中では、パックなどが無料で配布されている場合があります。

無料で仕入れた商品を国内で販売できれば、売上金がそのまま利益になるのでお得です。

ただ、無料サンプルで大金を稼ぐことはできないので、オマケ程度に考えたほうが無難です。

南大門市場、東大門市場の具体的な特徴について知ろう!

次は南大門市場、東大門市場の具体的な特徴についてお伝えします。

場所が違うのはもちろん、販売されている商品も違うので、それぞれの特徴をチェックしておきましょう。

南大門市場とは?

南大門市場は観光客にとっても人気のスポットです。

キムチや韓国のりなどの食料品からメガネや伝統工芸品など何でも揃っています。

ソウル最古の市場でもあり、かなり活気があります。

たくさんの人でごった返していますが、怖気づくことなく自信をもって買い付けを行いましょう。

明洞とソウル駅の間あたりに位置し、最寄り駅はフェヒョン(会賢)駅です。

昼間は小売り、夜は卸売りというスタイルは東大門市場と変わりません。

東大門市場とは?

東大門市場は露店や屋台だけでなくファッションビルも多く建っています。

東大門市場は南大門市場と違って、専門のエリアがかたまっているので「仕入れようと思っていた商品」を見つけるのに非常に便利です。

東大門市場は初心者の買い付けに適しています。
(より詳細な情報については後述します。)

安くて品質が良い商品がたくさん!

昔であれば、韓国商品に対して「安かろう悪かろう」という印象を持つ人が多かったかもしれませんが、現在は安くて質の高い商品が出回っています。

加えて、値段も交渉次第で安くなるので、本記事の最初の方で紹介した注意点を守っておけば、南大門市場でも東大門市場でも質の良い商品をお得に仕入れることができるでしょう。

東大門市場は初心者におすすめのマーケット?

初心者におすすめの韓国 ファッション問屋街である東大門市場についてご紹介します。

東大門市場は1人で買い付けに行くバイヤーも多く、初めての方にもおすすめだともっぱらの評判です。

東大門市場ってどんなところ?

24時間眠らない市場である東大門市場では30以上のファッション関連の大型ビルが立ち並び、夜中は各地から仕入れに来るバイヤーで溢れかえります。

韓国に行くときはLCCを利用し、航空券とホテルは別々に予約しましょう。

このほうが安上がりなうえ、自分にとって都合の良い時間を選べますし、ホテルも自分で選ぶことができます。

東大門市場までのアクセスについて

東大門市場まではタクシーで行くことができますが、雨の日はタクシーがつかまらない可能性があるので、電車を使うことをおすすめします。

明洞駅から東大門駅まで1,350ウォン、5分程度で到着します。

韓国の地下鉄は複雑ではなく、料金も安価です。

東大門市場の問屋は夜の20時から朝の5時まで開いています。

22時あたりから混みだすので20時頃にお目当てのエリアを探索することをおすすめします。

東大門市場は朝まで活気づいており、日本人観光客もたくさんいるのであまり心配はありません。

露店や屋台でひしめき合っているイメージがあるかと思いますが、綺麗な大型ビルがたくさん並んでいます。

他のバイヤーが購入した商品を積み上げている場合もあるので、勝手に漁ったりしないようにしましょう。

ddp FASHION MALLは東大門市場の中で一番有名な問屋ビルで、初心者におすすめです。

ここでは、最初に提示された金額で買わずに値段交渉をするようにしましょう。

カードは使えないので現金を用意しておくことを忘れないでください。

深夜はタクシーで帰りましょう

深夜は電車が動いていないので、タクシーで帰りましょう。

他の人たちにとっても状況は同じなので、至る所にタクシーが停まっています。

韓国のタクシーは日本に比べて安く、基本料金は3,800ウォン(約360円/2021年10月現在)程度です。

海外のタクシーにありがちですが、おおめに料金を取ろうとすることもあるので、発車したときにメーターが動いているか確認しましょう。

韓国の仕入れについてのまとめ

この記事では、南大門市場、東大門市場へ直接出向き買い付ける方法や国内でショッピングサイトを使って買い付ける方法などをご紹介してきました。

初心者のうちは大変なこともあるでしょうが、自分にあったスタイルで無理なく仕入れていきましょう。

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この記事を監修した人

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