メルカリでクレジットカードが使えない原因と対処法！クレジット以外の決済方法も解説

メルカリの代金を支払う際に、クレジットカードを使用する方は少なくないでしょう。手数料が不要なうえ、分割での支払いも可能で、dポイントを貯めることもできるので大変便利でお得です。

しかし、そんなクレジットカードが突然使えなくなることがあります。それには、さまざまな原因があり、メルカリやクレジットカード会社に責任がある場合と、クレジットカードを使っている本人に原因があるケースがあります。

そこで今回の記事では、メルカリでクレジットカードを利用するにあたっての基礎知識と、クレジットカードが使えない原因と対象法、さらにクレジットカード以外の決済方法について解説します。

メルカリにおけるクレジットカードの基礎知識

まず、メルカリで決済時にクレジットカードを使うにあたっての基礎知識を以下の4点に分けて解説します。

• 支払い手数料0円、dポイントと連携可能
• 使えるクレジットカードの種類と審査
• 1日の限度額
• 分割払いが可能

支払い手数料0円、dポイントと連携可能

メルカリでクレジットカードを利用すると、支払い手数料が無料になります。

クレジットカード以外の支払い方を選んだ場合、例えばキャリア決済やコンビニ払い、ATM払いなどは、代金を支払う度に100円を負担する必要があります。1回ずつはわずかに思えても、度重なるとかなりの金額になるので、その差は大きいといえるでしょう。

また、メルカリでクレジットカードを使う際、docomoのdアカウントと連携することによってdポイントを獲得することも可能になります。

その際のポイント還元率は0.5%です。つまりクレジットカードでポイントが付与されるうえに、dポイントも貰えるので二重で得することになるのです。連携方法は以下の通りです。

「マイページ」をタップし、「売上金・ポイント」の「ポイント」をタップします。

「dアカウント連携する」をタップします。

ドコモ側からのアクセスを許可し、dアカウントのログインページからログインすれば、メルカリとdポイントの連携は完了です。

参考：dポイントがたまる・つかえる街のお店 – dポイントクラブ

使えるクレジットカードの種類と審査

メルカリではすべてのクレジットカードが使えるわけではありません。以下のいずれかでなければ決済できないので気をつけてください。

• JCB
• VISA
• AMEX
• MasterCard
• セゾンカード
• DinersClub
• Discover

なお、メルカリが独自で発行している「メルカード」というクレジットカードもあります。2022年12月の受付開始以来、約半年の間に会員数が100万人を突破するという異例の人気ぶりです。

その理由として、審査がとても早い点が挙げられます。本人確認を済ませている方であれば、早ければ2分で申し込みが完了します。

クレジットカードの申し込みでは、一般的に収入が審査基準のひとつになりますが、メルカードでは収入がいくらかは問われません。20歳以上なら誰でも申し込み可能で、年会費が無料、ポイント還元率も最大8％とあって申込者が非常に増えている状況なのです。

手持ちのクレジットカードを使用するのも良いですが、これからメルカリを多用するつもりなら、メルカードを作成することを推奨します。

1日の限度額

クレジットカードは、一般的に1回の支払い限度額が「999万9,999円」までとなっています。実際は、カードの種類や年収などの諸条件により限度額はこれより随分と低く設定されていることが多いです。

メルカリの規定では、アプリでかんたん本人確認が済んでいる場合で、1日あたり1回100万円まで、1ヶ月で300万円までの買い物しかできないことになっています。かんたん本人確認ができていなければ、1日あたり1回、さらに1ヶ月で10万円までしか買い物ができません。

そのため、クレジットカード自体は「999万9,999円」まで決済できますが、実際にメルカリで決済が可能な上限額は「300万円まで」ということになります。

ちなみに、コンビニ支払いの場合は、1回「30万円まで」、ATM払いは「10万円まで」、キャリア決済は「5万円まで」が限度です。

ただ、上記のようにクレジット決済以外だと極端に購入可能上限額が抑えられてしまうので、クレジット決済の方が断然便利と言えるでしょう。

分割払いが可能

メルカリでは、1回のクレジット払いの金額が3,000円以上になると、分割で支払うことが可能になります。

最大で24回払いまで可能で、その下は2、3、5、6、12、18、20回の中から各クレジットカード会社が設定している回数を選択することができます。

クレジットカードが使えない7つの要因

この項目では、クレジットカードが使用不能となる主な要因について7つご紹介します。

使えるはずのカードが使えなくなると驚くかもしれませんが、その原因の可能性について認識しておくと対処の仕方も見えてくるはずです。メルカリでクレジットカード決済を利用する場合は、ぜひ頭に入れておいてください。

利用できないクレジットカードを使っている

先述の通り、メルカリでは利用できるクレジットカードの種類が以下の通りに決まっています。これら以外の使用を考えている場合は、決済が不可能となるため注意してください。

• JCB
• VISA
• AMEX
• MasterCard
• セゾンカード
• DinersClub
• Discover

カード情報の誤入力

カード情報に誤りがある場合も、クレジットカードが使えなくなります。特に16桁のカード番号（AMEXは15桁）は、長いため誤って入力してしまうケースがよくあります。

また、セキュリティコードについても誤入力することが少なくないため要注意です。セキュリティコードは、ネットショッピングの際にセキュリティを強化する対策として用いられる大事なコードです。もし何度か誤入力をした場合は、不正が疑われてカード自体が使えなくなるので十分に気をつけてください。

なお「メルカード」は、ナンバーレスになっており、カード上にクレジット番号やセキュリティコード、有効期限がいっさい記載されていません。店頭などでの覗き見が防止できるため、詐欺被害に遭いにくくなる点が安心できるポイントです。

有効期限切れ

クレジットカードの有効期限が切れていると決済ができなくなるので注意してください。 クレジットカードを見ると、有効期限は、「月/年」の順で記載されています。

「年」は、西暦の下2桁です（例：2025年なら「25」）。 「月」は、印字されている月の月末まで使えることを意味します。もし有効期限が切れているようであれば、すみやかに更新したうえで、再度決済手続きを試みてください。

上限額を超えている

クレジットカードは、一度に決済できる金額の上限額が決まっています。

クレジットカードの種類や年収などによって、上限額はまちまちですが、この額を超えている場合はクレジットカードが使えなくなります。

決済金額が多くなりそうなときは、カードを分散して使用したり、メルカリでの買い物自体を次月以降に先延ばしするなどの工夫が必要でしょう。

規約違反をしている

メルカリではさまざまな禁止行為が設けられています。これらに違反すると利用制限がかけられる可能性があります。

軽いものなら1日程度で解除されますが、最悪の場合はアカウント停止となり、二度とメルカリを利用できなくなる恐れがあります。そうなると、当然クレジット決済もできなくなります。

購入者側の禁止行為としては、以下のような点が挙げられます。

• 誹謗中傷・スパム行為・脅迫・ストーカーなどの迷惑行為
• 商品の手渡しを要求する
• 海外への配送を要求する
• 自分の意志では商品を受け取ることができない場所を配送先に指定する

自分ではバレないと思っていても、AIシステムによって検知されたり、利用者の通報によって明るみに出るケースがあるので要注意です。

参考：禁止されている行為 – メルカリガイド

クレジットカードが利用停止になっている

クレジットカード会社が、クレジットカードを利用停止にしている場合も決済することができなくなります。理由としては、以下の要因が考えられます。

• 不正使用検知システムが作動した
• 支払いを滞納している
• 利用上限額に達している
• その他の規約違反をおかしている

クレジットカードが平素とは異なる使われ方をした場合に、不正使用を疑って不正使用検知システムが作動することがよくあります。過去に行ったことがない店や海外で多額の買い物をした、短時間のうちに何度もカードが使用されているといったケースが考えられます。

支払いの滞納については、自身は自覚がなくとも、給与が振り込まれる口座と引き落とし口座を分けている場合などに、期せずして行ってしまうことがあります。

メルカリ側の問題

メルカリのシステム上の問題から決済ができなくなっている可能性もあります。この場合は、システムの復旧を待つしかありません。

クレジットカードが使えないときの対処法

この項目では、クレジットカードが使えないときの対処方法について解説いたします。クレジットカード以外の決済方法についてもご紹介いたしますので、併せてチェックしてください。

メルカリの問題解決を待つ

メルカリのシステム障害が原因の場合は、事務局に問い合わせるか、マイページのニュース一覧や公式X（旧Twitter）で状況をチェックしましょう。

参考：メルカリ公式Xアカウント

クレジットカード会社からのメッセージを確認

クレジットカードが使えない場合で特に心当たりがなく、メルカリのシステム障害もなさそうな場合は、クレジットカード会社から何らかのメッセージが届いていないか確認しましょう。メールか公式サイトをチェックすると決済できない理由が判明するかもしれません。

重大な規約違反などがなければ、すぐに使えるようになりますし、滞納の場合ならその金額を振り込むと通常通りにカードが使えるようになります。

誤入力の見直し

カード番号やセキュリティコード、有効期限などの入力ミスがあるとカードが使えなくなります。今一度、冷静にカード情報を確認しながら入力し直すようにしてみてください。

再度購入手続きをおこなう

クレジットカード会社の不正使用検知システムが作動したり、メルカリ側のシステム障害が発生したりしたことがカードが使えない原因の場合、正常に買い物ができるまである程度時間がかかることがあります。

問題が解決したとしても、その直後は通信状況が悪かったり、決済がうまく進まなかったりする恐れがあるので、数時間は様子を見たり、翌日に改めて決済を試みるなどといった形で慌てず冷静に対処するようにしてください。

クレジットカード以外の10種類の決済方法

メルカリでは、クレジットカード以外にも以下の10種類の決済方法があります。

• コンビニ払い
• ATM払い
• キャリア決済
• メルペイ残高
• ポイント使用（メルカリのポイントやdポイント）
• メルカリクーポン
• メルペイあと払い
• メルペイチャージ払い
• Apple Pay
• FamiPay

「メルペイ残高」には、メルカリで売り上げがあった場合に売上金が計上されるようになっています。そのままメルカリやメルカリ加盟店でのショッピングに使えたり、メルカリポイントに換えればiPhone上でSuicaにチャージしたり、ここに現金をチャージして使うことも可能です。

「メルペイあと払い」は、支払いをすべて翌月に延期できるシステムです。万が一使用不可になっても、上記のいずれかの方法で十分に対応可能なため、そのときにもっとも都合の良い方法を選択してください。

まとめ

メルカリで買い物をした場合は、クレジットカードで決済するのがおすすめです。支払い手数料がかからず、ポイントがついたり、分割支払いができたり、メルカードなら審査が非常にスピーディーで使いやすかったりするからです。

ただしカードは、突然使用できなくなる可能性がある点には注意が必要でしょう。 カードを保有する自分の問題か、あるいはメルカリやクレジットカード会社に責任なのかをすみやかに突き止め、それに即した対応をしなければなりません。

ルール違反をしない、引き落とし口座に多めのお金を振り込んでおくなどの対策を平素からきちんと行い、メルカリで欲しいときに欲しい商品が確実に買えるようにしておくとよいでしょう。