Yahoo!ショッピング(ヤフーショッピング)の販売手数料大解剖!出店料が安い?他のECサイトと比べたメリットとは?
「Yahoo!ショッピングの手数料は安い?」
「Yahoo!ショッピングで出店してみたいけど、方法が分からない!」
「Yahoo!ショッピングで出店するメリットはあるの?」
このようなお悩みをおもちではないでしょうか?
Yahoo!ショッピングには、初期費用や月額システム利用料が無料になるなど、出店をする人にとって嬉しいサービスが用意されています。Yahoo!ショッピングは集客力が高く、これらのサービスをうまく活用することで、他のECサイトよりも安い費用でショップをオープンできる可能性があります。
この記事では、以下の内容について解説していきます。
- Yahoo!ショッピングの販売手数料
- Yahoo!ショッピングの出店方法
- Yahoo!ショッピングで出店するメリットとデメリット
Yahoo!ショッピングの出店方法やメリット・デメリットについて理解し、費用を抑えて出店を行いましょう。
ヤフーショッピングの出店料について

Yahoo!ショッピングには様々な種類のサービスがあります。最初にそれぞれのサービスにどれくらいの手数料が設定されているのか、全体的に解説していきます。
ヤフーショッピングの無料になる手数料
Yahoo!ショッピングは、2013年10月より「インターネットで買えない物はない世界を作るために」という理念の元に、出店料を最小限に抑える金額設定になっています。
具体的に無料になっている手数料は以下の通りです。
- 初期費用
- 月額システム利用料
- メール配信料
- 売上ロイヤルティ
- 決済サービス基本手数料
- 電話でのサポート料など
ヤフーショッピングの有料の手数料やコスト
次に運営のために最低限必要となる有料の手数料について説明していきます。
決済サービス個別手数料
Yahoo!ショッピングに設定されているストア決済サービスを利用するための手数料になります。初期費用や基本手数料は無料となっていますが、決済毎にかかる個別手数料は有料になります。
決済方法別の手数料は以下の通りです。
- PayPayカード㈱発行クレジットカード決済:決済金額の3.0%
- その他のクレジットカード決済:決済金額の3.24%
- ヤフーショッピング商品券:決済金額の3.0%(税別)
- ゆっくり払い:決済金額の3.24%(税別)
- 携帯キャリア決済:決済金額の4.48%(税別)
- コンビニ決済:150~300円/件(税別)
- 銀行振込決済(ペイジー):150円/件(税別)
- PayPay残高・クレジット払い:決済金額の3.0%(税別)
その他にも銀行振込や現金書留、商品代引きなどの決済方法を設定できますが、これらの決済に必要な口座開設や入金確認などはすべて出店者が行う必要があります。
ストアポイント・キャンペーンポイント原資負担金
商品売り上げの際にお客様がYahoo! JAPAN IDでログインしていた場合、購入したお客様にPayPayポイントが付与されます。
出店者はこれらのストアポイントの原資負担として最低でも1%(任意で最高15%)を負担しなければなりません。またこれに加えて、キャンペーンの際に使用されるポイントの原資充当分として1.5%を負担しなければなりません。
アフィリエイトパートナー報酬原資・アフィリエイト手数料
アフィリエイトとはYahoo!ショッピング以外のウェブサイトから集客するための成功報酬型の広告になります。
このアフィリエイト広告経由で商品が購入された場合には、アフィリエイトパートナー報酬原資として税抜販売価格に対して最低1%(任意で最高50%)を負担する必要があります。それに加えて、アフィリエイトパートナーに報酬として支払う金額の30%もアフィリエイト手数料として支払うことになります。
アフィリエイト広告を経由せずに販売された場合にはこれらの手数料は発生しません。
入金サイクル手数料
Yahoo!ショッピングの決済サービスで決済された商品代金は通常月に1回(月末)出店者に振り込まれることになっていますが、有料オプションにて月2・3・6・8回の振り込みにすることもできます。
その場合の手数料は以下の通りです。
- 月2回振込:0.1%
- 月3回振込:0.2%
- 月6回振込:0.4%
- 月8回振込:0.6%
ヤフーショッピングにかかる販売手数料の総額
ここまでに考えてきた手数料を計算してみましょう。
仮にYahoo!ショッピングに出店し、月商300万円だったとします。その場合の運営手数料の目安金額は以下の通りです。ストアポイントは利用率100%、アフィリエイトは利用率10%で計算しています。
(例)売上3,000,000円の場合
- 決済サービス個別手数料(3%~):88,364円
- ストアポイント(1%~):30,000円
- キャンペーンポイント原資負担金(1.5%):45,000円
- アフィリエイトパートナー報酬原資(1%~):2,727円
- アフィリエイト手数料(上記の30%):818円
- 入金サイクル手数料(月2回で0.1%):2,727円
- 手数料合計:169.636円 (税込み179,100円)
このように売り上げの6%~7%程度の手数料が必要になることがわかります。
その他の有料オプションについて
Yahoo!ショッピングでストアを運営するための手数料について考えましたが、そのコストのほかにも効果的な売り上げを狙うための有料オプションがありますのでご紹介していきます。
トリプル
トリプルとはYahoo!ショッピングが提供している外部レンタルサーバーを使用するためのオプションになります。Yahoo!ショッピングでストアデザインをする場合、初期状態では色々と制限があります。しかし、この有料オプションを使うことによって、よりデザイン性や機能性の高いストアデザインをすることができるようになります。
特徴としてはCSSファイルやJSファイルを格納し、読み込むことができるようになったり、HTMLソースを自由に記述できるようになります。もちろんこのオプションがなくても十分にストアデザインをすることは可能ですが、ストアデザインにこだわって、ライバルに差を付けたい場合には必要な機能になります。
プランによって3,000円(300MB)、5,000円(10GB)または10,000円(トリプル for B-Space 10GBプラン)の月額料金がかかります。
広告オプション
集客向上のためにメイン商品の検索順位を上位表示してくれたり、専用の枠に商品を表示してくれたりする「PRオプション」や「アイテムマッチ」などの広告オプションを設定することもできます。これらはクリックされたら料金が発生する広告になります。
「PRオプション」は非常に集客効果の高いオプションになりますが、ストア運営で一定条件を満たさないうちは使用することができません。まずは「アイテムマッチ」などの利用から始めてみましょう。
ストアポイント原資負担を増やす
これはオプションではありませんが、同じような働きをするのでここでご紹介します。
前の項目で説明したようにYahoo!ショッピングではストアで購入した際にお客様に付与されるポイントを1%~15%まで選択することができます。
もちろんこのポイント原資は店舗側が負担することになるので高く設定すればするほどコストは高くなりますが、お客様にとっては貰えるポイントが多くなりますので自分のストアで購入してもらえる可能性が高くなります。
ですから、売り上げを増やすための広告の一種と考えてポイント付与率を高めに設定するのも一つのオプションになります。
Yahoo!ショッピングへの出店方法について

Yahoo!ショッピングの出店方法について変更がありましたので、2020年12月現在の出店プランについてご説明します。
Yahoo!ショッピング出店プランは一つだけ
以前はYahoo!ショッピングで新規出店する際には2種類のプランを選択できました。
「ライト出店」プランと「プロフェッショナル出店」プランになります。しかし、2018年11月以降「ライト出店」プランは受付を中止しており、2019年6月にサービス終了となりました。
そのために現在は「プロフェッショナル出店」プランと呼ばれていた出店方法のみになります。
申し込み時に必要な情報
個人事業主としてYahoo!ショッピングに出店するためには以下の情報が必要になりますので、準備してから申し込み手続きを始めましょう。
- 代表者以外のYahoo! JAPAN ID
- 代表者名義のクレジットカード情報
- 確定申告書に記載した屋号、またはストア運営する屋号
- 確定申告書に記載した代表者の個人情報
- 代表者名義(もしくは代表者を含む)銀行口座情報
- 開業届写し
- 住民税の納税証明書写し(前年度学生であった等により提出できない場合は住民税の課税・非課税証明書)
- 出店予定商材情報(取り扱い不可商材あり)
- 取り扱い商材に必要な免許及び情報(中古品・酒類・医薬品・コンタクトレンズ・レンタル商材・サービス商材・ブランド品等)
なお法人として申し込む場合には必要情報が変わってきますので、公式サイトの「お申込み前の確認事項 出店のご案内(法人・個人事業主)」のページで詳細をご確認ください。
申し込みから開店までの期間目安
Yahoo!ショッピングに申し込んでから開店するまでにどれくらいの期間を見込む必要があるでしょうか?目安となる準備の流れと所要期間は以下のとおりです。
- 申し込み情報入力:15~20分
- 契約審査・結果通知:2~10営業日
- 開店準備:3週間
- 開店審査:2~5営業日
取り扱い商材によっても審査の時間が変わってくる可能性もありますので、あくまでも目安として考えてください。
Yahoo!ショッピング(ヤフーショッピング)は出店料が無料?出店するメリットとは?

この項目では、Yahoo!ショッピングへ出店することのメリットを楽天市場など他のECサイトと比較しながらご紹介していきたいと思います。
ヤフーショッピングは圧倒的に出店料・ランニングコストが安い
Yahoo!ショッピングと他のECサイトを比べると圧倒的なメリットは出店料とランニングコストの安さです。以下にAmazonと楽天市場で出店した場合の初期費用とランニングコストの違いをまとめてみます。
ヤフーショッピング出店料はどれくらい安い?
- Yahoo!ショッピング:0円
- Amazon:0円
- 楽天市場:294,000円(がんばれ!プラン)
ランニングコスト
月商100万円と仮定した場合の目安となる最低ランニングコストは販売する商材や利用するサービス、その他条件によっても変わってきますのであくまでも目安と考えてください。
- Yahoo!ショッピング:約60,000円~
- Amazon(FBA使用なし):約85,000円~
- 楽天市場(がんばれ!プラン):約128,600円~
- 楽天市場(スタンダードプラン):約104,100円~
Yahoo! JAPANによる集客力の高さ
Yahoo! JAPANはトップページのPV(ページビュー)が1日に10億以上ともいわれる日本最大級のポータルサイトです。その膨大な訪問者がYahoo!ショッピングを利用する確率も高く、ECサイトとしての集客力は非常に高いといえます。
また費用をかけて「PRオプション」を設定する必要がありますが、Yahoo! JAPANでのWEB検索結果にYahoo!ショッピングの自分のストア商品を表示させることもできるというのも大きなポイントです。
このようにしてYAHOO! JAPANサービスの利用者を自分のストアへの訪問客にできるというのは売り上げを増やす上で非常に大きなメリットといえます。
外部リンクを貼ることができる
楽天市場やAmazonでは外部サイト(自社サイトやSNS、他のECサイト)へのリンクを貼ることは禁止されていますが、Yahoo!ショッピングでは可能です。
ということは自社サイトを持っていたり、他のECサイトをメインに運営していたりする場合にもYahoo!ショッピングストアを広告代わりに使って集客力をアップすることができるということです。
特にYahoo!ショッピングでは売上高に対してコストがかかるので、他のサイトへの誘導を目的としている場合にはコストを低減できます。ですからこの外部リンクを貼れるという点も大きなメリットと言うことができます。
Yahoo!ショッピングのデメリットとは?

Yahoo!ショッピングへの出店はメリットばかりというわけではなく、デメリットも存在しています。この項目では、Yahoo!ショッピングへの出店する際の3つのデメリットと、それらのデメリットを払拭する方法を説明していきます。
広告費によってランニングコストが上がる
先ほどYahoo!ショッピングのメリットとして集客力の高さを上げましたが、その分そこに出店しているストア同士の競争も激しくなっていきます。
競争力を高めるためには「PRオプション」に広告費をかけて商品を検索されやすくしたり、ストアポイントやアフィリエイトポイント付与を増やしたりするなどのコストをかけることが必要になってきます。
この広告費を考えずに基本のランニングコストが安いからという理由だけでYahoo!ショッピングへの出店を選ぶと、結局他のサイトの方が安かった……という結果になることも考えられます。
ストアを維持するために時間や労力をかけ続ける必要がある
これは競争が激しいこととも関係がありますが、Yahoo!ショッピングの自分のストアを他のストアよりも魅力的にして売り上げを伸ばすためには、かなりの時間と労力が必要になります。
常に商品データを最新にし、お客様の目を引くサイトデザインを考え、適時キャンペーンを行うなどお客様の満足度を上げていくための努力を続けていかなければならないのです。
ランニングコストが安いから広告目的で出店しようと思っていたとしても、これらの労力を惜しむなら結局広告にならず出店している意味自体がなくなってしまいます。Yahoo!ショッピングにかける労力まで検討した上で出店するかどうかを決めましょう。
ヤフーショッピングは他のECサイトと比較すると流通総額が低い
現状でECサイトを比較すると、Yahoo!ショッピングの流通額合計は楽天市場やAmazonに後れをとっている状況です。つまり商品のモール全体の売上高で後れをとっているとも考えられます。
この現状を考えると他のECサイトで出店した方が売り上げが高くなる可能性があるというのはデメリットになります。
3つのデメリットを払拭するにはどうすればよいのか?
広告費によってランニングコストが上がる
このデメリットは広告費についての考え方の問題になります。というのもYahoo!ショッピングの広告費は考え方によってはそれほど高くはないからです。
これはYahoo!ショッピングに限った話ではありませんが、WEBショッピングの中でも最も獲得効率が良いのは「リスティング広告」になります。「リスティング広告」とは検索結果に連動して表示される広告のことです。
ユーザーが検索している時、つまりそのキーワードに対して最も関心が高い時にキーワードに関連した商品を検索結果に表示してくれるタイプの広告になりますので、非常に高い効果を発揮してくれます。
一方で効果が高い分広告料も高くなります。これは目安ですが一般的な自社ECサイトの広告であれば、結果表示された商品広告が1クリックされる度に10円~数百円程度の広告費が発生します。しかも商品が売れる・売れないに関わらず広告がクリックされる度に料金が発生してしまうのです。
ですからこれはECサイトで一番多く販売されている販売価格が2,000~3,000円程度の商品には割りが合わなくて使えないような広告です。
しかしYahoo!ショッピングでは、「PRオプション」というリスティング広告サービスをお得に使うことができます。というのも広告がクリックされた場合全てではなく、広告経由で売れた場合にのみコストが発生するからです。しかも広告費用は商品価格の1%~30%まで任意で設定することができます。
パーセンテージを上げるほど検索結果の順位も上がる仕組みになっていますが、費用対効果を考えて自分のショップに最適な広告費を設定できるのは大きなメリットになります。
ですから結論としては、このような広告費を払ってでもストアの売り上げを伸ばしたいのであればYahoo!ショッピングの広告サービスはお得と考えられますし、そこまでして商品へのアクセスを増やさなくてもよいと考えるのであれば、広告のオプションに課金しなければよいということになります。
ストアを維持するために時間や労力をかけ続ける必要がある
このデメリットに関しても、やはり他に使用しているECサイトとの優先順位のバランスを考える必要があります。
Yahoo!ショッピングをメインにしている、もしくはそれに近い重要性を置いているのであれば時間や労力をかけて魅力的なストアにするのはストアの運営上非常に重要になりますし、それほど重要でないと思っているのであれば他のメインのECサイトや実店舗にまずは重点を置くべきだということになります。要は優先順位の問題です。
ヤフーショッピングは他のECサイトより流通総額が低い
先ほどYahoo!ショッピングは楽天市場やAmazonと比較すると流通額合計が低いと説明しましたがこれは現状の話です。
今後はYahoo!ショッピングが伸びると予想されています。というのも商品数や店舗数で見ると、すでに楽天市場やAmazonを押さえてYahoo!ショッピングがトップに立っているうえ、2020年6月からヤマトホールディングスとの業務提携によりAmazonのようなフルフィルメントサービス(受注から配送までの一連の業務を代行するサービス)をスタートしています。
2019年には「PayPayモール」というYahoo!ショッピングのプレミアムモールもオープンし、2段構えとなったECモール事業はこれからさらに拡大していくに違いありません。
ですので、今後の成長を見込んで今Yahoo!ショッピングに出店しておくことはデメリットではなく、将来の可能性を見込んだ一つの投資であると考えることもできます。
ヤフーショッピングに出店すべきかどうかの基準材料について

この項目では、Yahoo!ショッピングに出店すべきかどうかをこれから判断する方のために基準材料となる情報について説明していきたいと思います。
出店の敷居は低いが、成功のためのハードルは高い
やはりYahoo!ショッピングの一番のメリットは出店や店舗維持のためのランニングコストの低さになります。売り上げが低ければ、かかる費用も低いので無理なく運営を続けることができます。
しかし先述したようにYahoo!ショッピング内のストア数は非常に多く、競争も激しい中で勝ち上がっていかなければ売上を伸ばすことはできません。一定の結果を残すためにはそれなりのコストや時間や労力をかけることが必要になります。やっていけるかどうか事前に考えておくことは重要です。
ストアの立ち上げには専門知識が必要
魅力的なストアデザインをするためにはHTMLなどの専門知識が必要になります。もし片手間で商品を転売して稼ぎたいということであれば、フリマアプリやヤフオク!などをオススメします。
無料で出店できるからと言って専門の知識もなしに気軽に運営したいと思っているだけではしっかりしたストアサイトを作り上げ、売上を上げられるレベルまで持っていくのは難しいと言わざるを得ません。
Yahoo!ショッピングモールへの集客力と各ストアへの集客力は別物
Yahoo! JAPANのトップページは毎日10億回アクセスされており、Yahoo!ショッピングモール全体にも相当数のアクセスがあることは間違いありません。
しかし、それと自分のストアに多くの人がアクセスしてくれることは全く違います。
というのはYahoo!ショッピングモール全体のストア数は872,889店舗(2019年3月末時点)あり、その中に自分のストアと同じ商品を扱った店舗が多数あれば、よほど広告費をかけない限り自分のストアページまでたどり着いてもらえないという可能性もあるからです。
そうならないためにも事前に扱う商材や、どれほどのシェアが見込めるのかなどをしっかりとリサーチしておきましょう。
やってみなければ結果は分からない
ストアの立ち上げに際して不安を煽るようなことを色々書いてきましたが、実際のところやってみなければ結果はわかりません。
Yahoo!ショッピングストアでの売上がなければ費用も発生しませんので、とにかくまずはチャレンジしてみるというのも一つの手です。例え失敗したとしても、そこから学べることはたくさんあるはずです。次のチャレンジにつなげていきましょう。
Yahoo!ショッピングで使える受注管理・自動出荷システムツールについて

Yahoo!ショッピングではストア運営をする上で非常に役に立つツールを使うことができます。ツールには様々なものがありますが、その中でも「Crossma(クロスマ)」と「SHIPPInno(シッピーノ)」が有名ですのでこの項目でご紹介していきます。
Crossma
Crossma(旧名アマヤフ!)は、すでにAmazonでストア運営をしている方がYahoo!ショッピングでの併売を行う際に必要なあらゆる作業(受注~発送まで)を自動化することができる便利なシステムになっています。さらにYahoo!ショッピングストア構築代行と商品ページの自動作成機能がついていますので、初心者の方には非常にありがたいパッケージとなっています。
初期設定費用はモール連携数に応じて0~30,000円で、その1か月後より月額14,800円(1,000SKUまで)のコストがかかります。
使用する際の注意点ですが、これはあくまでも管理を補助するツールです。導入しただけで何もしなくて良いとか、勝手に売り上げが上がっていくというものではありません。まずストアを始めるためのサポートとして考えましょう。
SHIPPInno
SHIPPInnoがCrossmaと違う点は、初心者向けの機能がないところです。しかしその他の機能はさらに便利になっていると考えて良いでしょう。やはりこのツールを使用することで、Amazonに預けてある自分の店舗の商品をYahoo!ショッピングでも販売することができるようになり、受注から発送、購入者へのメール連絡などを全て自動化することができます。
料金体系は以下の通りです。
- ストアと物流倉庫の連携:9,800円(1ストア・1倉庫の場合)
- 出荷数による従量課金:8,100円(300件の出荷の場合)
- 全ストアのSKU数による課金:5,000円(1000SKUまで)
このように目安として最低でも合計22,900円のコストがかかります。さらに便利に使おうとするとオプション費用が加算されていきます。しかしCrossmaよりもさらに多くの業務を便利に自動化することができ、従業員を雇うよりも安く済むのでECサイトで本格的に稼いでいる人たちの間で非常に人気があります。
ですので最初はCrossmaでECサイト運営を始め、ある程度業務の流れが分かってきたらSHIPPInnoで本格的に体制を整えるというようにツールを使い分けることもできるでしょう。
まとめ|ヤフーショッピングへの出店には出店料以外にもチェックしたいポイントがある

今回はYahoo!ショッピングの販売手数料について分析してきました。この記事を活用して自分がYahoo!ショッピングにストアを出した場合のメリットやデメリットをよく考えてみてください。そうすればあなたとって最適な方法でサービスを活用できるはずです。