「パソコンやスマホに撮影したままの大量の写真が眠っている」、そのような人も多いのではないでしょうか?そこでおすすめなのが、写真販売サイトで写真を販売することです。
今は数多くの写真販売サイトを通じてプロだけではなく、素人の写真も売れる時代です。今回は写真販売サイトを報酬やシステムなどの点から16社を比較して紹介します。
Contents
写真を販売する前に知っておきたいこと
最近はスマホやデジカメの性能が向上し、素人でも十分クオリティの高い写真を簡単に撮ることができるようになりました。まずは、写真販売しようと思っている初心者の方向けに、最低限知っておきたい知識を紹介します。
売れる写真とは?
まず、売れる写真とはどのようなものか知っておきましょう。例えば、写真販売サイトのひとつ、PIXTAが運営するクリエイター向け情報サイト、PIXTA Channelでは、売れやすい素材のポイントを下記のように挙げています。
売れやすい素材のポイント
- クオリティ(画質&撮影・制作技術)が高い
- 明るくシンプル
- テーマがはっきりしており、余計な要素が入っていない
この他、必須ではありませんが作品の内容、使ってほしい用途によっては
- 稀少な被写体・テーマ
- 文字を載せやすいデザイン
参考:売れやすい素材、リジェクトになりやすい素材 | PIXTA Channel
今はカメラ自体の性能が上がっているため、昔よりも技術を求められません。それよりテーマを絞った、シンプルな写真の方が売れる傾向にあります。またレアなテーマは競合が少ないので、売れる可能性が高くなります。
写真販売サイトへの登録は無料
写真を販売するためには、写真販売サイトでクリエイター登録をする必要があります。しかし、クリエイター登録も、写真の出品も無料ですので、誰でも気軽に始められます。
ただし、写真がアップされるには審査を通る必要があります。審査でリジェクトされないポイントは、以下の通りです。
リジェクトにならないためのポイント
- ストック素材としてのクオリティ、仕様を満たしているか確認する
- その素材がどういう使われ方をするか想像してみる
- そのキーワードでPIXTAの素材を検索してみて、すでに似た画像が多く登録されていないか見てみる
- すでに多く登録されている被写体の場合、クオリティやテーマ、タグで差別化できる点がないか考えてみる
また写真の明るさにも注意して下さい。暗い写真はリジェクトされる確率が高いです。とはいえ、最初はどのような写真が審査に通るのかはわからないものです。自信がある写真は、どんどん審査に出してみると良いでしょう。
初心者向け写真販売サイト16社を比較!
数多くある写真販売サイトの中でも、初心者向けの16社のサイトの特徴を比較していきます。
1、スナップマート
スナップマートは、スマホアプリから出品できる写真販売サイトです。後で出てくるPIXTAの子会社でもあります。デジカメも出品できますが、スマホが中心でiPhoneやAndroidのどちらにも対応しています。
インスタ映えする写真が売れる傾向にあります。例えば、若い女性の写真、キレイな風景の写真、オシャレなテーブル写真などが人気です。Webメディアやキュレーションサイトの記事に使われています。
またフォトコンテストを行っており、テーマに沿った写真を出品して、上位に入賞すると報酬がもらえます。企業や自治体とタイアップしたアンバサダー企画も行われています。
参考:スナップマート公式サイト
2、写真AC
写真ACでは370万点以上の写真がある、大手写真販売サイトです。小さいサイズは会員登録をすれば無料でダウンロードできるので、初心者でも収入が得やすいことがメリットです。ダウンロードされた写真の数に応じてポイントが貯まり、それを換金できる仕組みです。
デメリットは、写真1点当たりの報酬が低いことです。また、出品した写真の著作権が写真ACに移ってしまうこともマイナスです。他の写真販売サイトで出品できなくなってしまうからです。
ビジネスや人の写真、季節やイベント向けの写真が売れており、フォトコンテストも定期的に開かれています。イラストACというイラスト専門のサイトもありますので、イラストが得意な方はそちらに挑戦してみても良いでしょう。
参考:写真AC 公式サイト
3、PIXTA
PIXTAは写真販売サイトの中では老舗で有名な分、利用者も多いサイトです。写真だけではなく、動画、音楽、イラストなども販売できます。クリエイターとして素材を販売するためには、入門テストに合格する必要があります。
世界中の人が利用しているため、中には月に100万以上稼いでいる人もいます。写真の審査は他に比べると厳しいですが、その分サイトの写真のクオリティーも高くなっています。
ただ、アップロード数に制限があるのはデメリットです。審査に通る確率が高いなどの条件を満たすことで、アップロードできる数が増えます。
またクリエイターの支援が充実しており、養成講座も行われています。初心者はスキルアップのために上手く活用しましょう。
参考:PIXTA公式サイト
参考:クリエイター向け情報サイト PIXTA Channel
4、selpy
selpyは他のサイトとは異なり、企業のリクエストに合わせた写真をアップするシステムの写真販売サイトです。例えば、「ケーキの写真」「ランニングをしている写真」などリクエストの内容に沿った写真をアップし、購入されると報酬がもらえます。スマホが中心なので、初心者にもチャレンジしやすいでしょう。
テーマに合わせた写真をアップすることで、報酬につながりやすいのが魅力です。撮影した写真をSNSにアップすると、報酬額が上乗せされます。フォロワーの数が多いと購入されやすいので、SNSアカウントのフォロワー数が多い人にオススメです。
参考:selpy公式サイト
5、Artgene
Artgene(アートジーン)は、写真、イラスト、絵画などの画像をアップするだけで、誰でも手軽に額装作品を購入・販売ができるSNS型のアート販売プラットフォームです。
自宅やオフィスにアート作品を飾りたい。そんな方向けに、額装作品を画像のアップ、加工、フレーム選択の3つのステップで誰でも簡単に作成することができます。画像のアップから額装アート完成まで1分ほどで完成してしまいます。
無料で登録から利用することができ、販売報酬は他の画像販売サイトより高めの70%が出品者に支払われます。報酬額が高いこともあり、出品される作品のクオリティーは高めになっています。そのため、創作活動を行うクリエイターの方には、おすすめの写真販売サイトです。
参考:Artgene公式サイト
6、Adobe Stock
Adobe Stock(アドビストック)は、国内だけでなく、世界規模の画像・写真販売サイトになります。また、PhotoshopやIllustratorが提供している写真販売サイトのため、PhotoshopやIllustratorと簡単に連携することが特徴です。
Adobe Stockは無料で利用することができ、販売報酬は33%です。世界規模の利用者がいるため、日本の文化が象徴されているような写真は需要があるかも知れません。そのため初心者の方でも、取り組みやすい写真販売サイトでもあります。
7、Photolibrary
Photolibrary(フォトライブラリー)は、国内大手の写真販売サイトです。無料で登録から販売まですることができ、販売報酬は30%〜65%です。登録した初月に限っては、報酬額60%を受け取ることができます。しかし、初月以降の報酬額は、売上回数により変動します。
Photolibraryの特徴は、自身で販売価格を決めることができることです。出品する作品に自信のある方には、おすすめの写真販売サイトです。
8、shopify
Shopify(ショピファイ)は、世界170万以上の店舗・ショップが利用しているネットショップを運営するためのサービスを提供しています。写真販売サイトではありませんが、ネットショップを運営したいと考える個人経営者から大手卸売企業まで利用しています。
利用料金は、ベーシック、スタンダード、プレミアから選ぶことができ、約3,300〜34,000円の月額費用で利用ができます。14日間の無料お試し期間もあるため、ネットショップ運営に興味がある方は試しに利用してみるのも良いでしょう。
ネットショップを立ち上げ、写真や画像の販売も、shopifyの無料で使えるショップ作成サービスを使用することで販売も可能になります。自身で写真や画像をネットで販売していきたいと考える方にはおすすめです。
参考:Shopify公式サイト
9、Shutterstock
Shutterstock(シャッターストック)は、海外で有名なストックフォトサービスです。画像の提供数は、3億7000万点以上(2022年1月現在)の約150の国で利用されている写真販売サイトになります。これまでの寄稿者への報酬総額は過去15年で10億ドルを超えている実績ある販売サイトです。
Shutterstockへのクリエイター登録は5分程度で無料登録ができます。登録後は販売したい写真をアップロードして、審査が通った写真のみサイト上で販売されるしくみです。
報酬額は、登録者のレベルによって変わり、多く販売することによりレベルも上がるシステムになります。始めは報酬額15%からスタートし、最高レベルでは40%まで報酬額が上がります。
参考:Shutterstock公式https://www.shutterstock.com/ja/サイト
10、iStock Photo
iStock Photo(アイストックフォト)は、GettyImages傘下の世界規模のフォトストックサービスです。総作品数は2000万以上、毎週2億円以上の報酬額が発生している写真販売サイトになります。
登録者は「コントリビューター」と呼ばれプロから主婦、学生など様々な方が利用しています。その利用者数は、全世界で23万人以上が参加しています。報酬額は、非専属と専属の2種類に分かれ報酬金額もそれにより違ってきます。非専門では15%、専門では、25〜45%が支払われます。
11、Etsy
Etsy(エッツィ)は、写真や画像の他にもフェイスマスクや壁飾り、ハンドメイド商品などクリエイターの作品を販売できるグローバルオンラインマーケットです。日本国内だけでなく、海外への販売や発送も可能です。
無料で登録することができ、販売価格も自分で設定することができます。Etsyでの販売には、各種手数料がかかります。23円の出品手数料・売れた場合には、5%の販売手数料・PayPalの入金手数料です。
手数料を払えば、残りは報酬金額になるのが特徴です。
参考:Etsy公式サイト
12、Getty lmages
Getty Images(ゲッティイメージズ)は、アメリカのワシントン州シアトルに本社を置く、世界で150万人以上が利用する写真画像代理店です。世界20か国以上の国に事務所を持ち、3億点以上の画像、写真、映像、音楽素材をネット販売で提供しています。先程ご紹介したiStockPhotoがグループサイトになります。
13、Depositphotos
Depositphotos(デポジットフォト)は、240か国以上で利用されている写真販売サイトです。無料で登録することができ、報酬額率も30〜38%と高めなのが特徴です。約2000万人が利用している世界規模のサイトで、毎日約57,000点の作品がダウンロードされています。
画像や動画に関する市場の情報も提供してくれるため、どのような写真が需要があるのか。情報提供をしてくれることも特徴です。素人からプロまで幅広い人たちから利用されています。
14、Twenty20
Twenty20(トゥエンティトゥエンティ)は、スマホアプリからでもアップロードできる画像素材サイトです。Instagramと連携することにより、インスタでアップした画像をそのままTwenty20にもってきて販売することが特徴です。
またフォトチャレンジというコンテストが定期的に開催され、上位入賞すれば購入率アップや賞金を狙うこともできます。無料で登録することができ、販売手数料は約220円になります。Instagramで写真を載せる方にとっては、おすすめです。
15、PhotoReco
PhotoReco(フォトレコ)は、撮影した写真をインターネット上で掲載、販売ができる写真販売サイトです。導入事業者数は、23,000社が導入し利用しています。PhotoRecoのアプリから簡単に写真の購入から閲覧ができるため、保護者の方に子供のたちの学校生活の写真を提供するため、園や学校などでも導入されています。
オリジナル販売サイトを簡単に作成・編集ができるため、自社ブランドのデザインで写真を販売することもできます。また、1枚無料で写真データを配布することができるため、写真販売サイトにアクセスを伸ばしたい場合に利用可能です。
月額・初期費用が無料で利用でき、販売手数料15%のみです。固定費や契約期間の縛りもありません。事業者からプロのカメラマン、写真を販売したいと考えている方まで利用されています。
16、PhotoStore
PhotoStore (フォトストア)は、インターネットでの写真販売に特化したシステムを提供してくれる写真販売サイトです。学校写真やスポーツの大会、イベント写真などの販売によく利用されています。
個人で写真販売を考える方にとっても、写真撮影から販売ページ作成まで簡単に操作することができます。また売上管理や購入から発送までの手続きも軽減される機能が充実しているのが特徴です。
初期費用・月額費用・プランにより販売手数料が発生しますが、PhotoStoreを利用することで、これまでの写真販売数が2倍になったという実績ある販売システムを利用したい方はおすすめです。
写真販売の仕組みや手順を解説
ここからは写真販売サイトの仕組みや、販売するまでの手順について解説していきます。
写真販売の仕組みとは?
企業のサイトやサービスには数多くの写真が掲載されています。しかし、企業の社員が自分で撮影した写真は少なく、写真販売サイトからテーマに合った写真を購入していることがほとんどです。
写真販売サイトではプロのカメラマンだけではなく、素人が撮影した写真を販売しています。審査はありますが、誰でも自分が撮影し写真を販売し、収入を得るチャンスがあるということです。
写真販売の報酬は?
写真販売サイトでは自分が出品した写真が購入された場合、販売価格の一部を報酬として受け取れます。例えば、写真販売の大手PIXTAでは「Sが550円、Mが1980円、Lが3630円、XLが5500円、Vが3850円」で販売しています。
参考:PIXTA
始めたばかりのコミッション率は22%のため、Mサイズが1枚売れた場合「1980円x22%=435円」が報酬となります。販売実績が増えると、クリエイターランクが上がり、一般クリエイターの場合42%の報酬を受け取ることができます。
仮にコミッション率が40%で、1ヶ月でSサイズの写真10種類がそれぞれ10枚売れた場合の報酬は、「550円x10種x10枚x40%=22000円」となります。売れる写真が何百枚とある人は放っておくだけで、月に数十万稼げる計算になります。
写真販売を始める手順
では実際に写真販売を始める時の手順を見て行きましょう。
- 写真販売サイトを探す
- 名前やメールアドレス等の必要項目を入力し、クリエイター登録を行う(サイトによっては本人確認書類の提出が必要)
- 出品できる写真の条件を確認する
- 自分で撮影した写真を出品する
- 出品した写真が審査される
- 審査に通ったら、写真販売サイトに掲載される
- 自分の写真が購入されると、メールで通知される
- 換金可能額を超えると、指定した口座に報酬が振り込まれる
審査では著作権や肖像権、クオリティ等のチェックを行います。人物写真は審査が厳しく、モデルの肖像権使用許諾書の提出が必須のサイトもあります。
またサイトによって、写真の形式やサイズなど、ルールが異なります。ルールを理解してから出品することで、審査に通る確率も上がるでしょう。
写真販売はスマホでもできる
最近はスマホの撮影機能の向上が著しいため、スマホでもクオリティの高い写真が撮れます。また、企業側のニーズにも変化があり、一眼レフで撮影したプロの画像より、素人が撮影した日常の写真のニーズが増えてきています。
先に紹介したスナップマートとSelpyは、スマホ写真を前提とした写真販売アプリです。SNSに投稿する感覚で写真を販売することができるので、お手軽に始められます。
写真販売のメリット
写真販売は、誰でも気軽に始められる敷居の低さがメリットです。技術がある方が有利ですが、今はスマホやデジカメの性能が向上したため、プロの腕前がなくてもいいのです。
始めたばかりの時は報酬も少なく、稼げるまでには時間がかかることも事実です。しかし、1度登録した写真はほったらかしたままで、その後も売れ続けます。登録枚数が増えるにつれて、徐々に報酬も増えていくことでしょう。
写真が趣味の人にとっては、楽しみながら続けられます。自慢の写真を多くの人に見てもらい、購入してもらえればやりがいを持つこともできます。
写真販売のデメリット
写真販売は高い収入を求めて始めた場合、続けるのが難しいのが難点です。なぜなら、写真販売サイトにはライバルが多いからです。例えばPIXTAでは2021年11月時点で、クリエイター数は37万人以上、登録素材数は6825万点以上となっています。プロが撮影したクオリティの高い写真の中では、素人が撮影した写真は勝負になりません。
また、収入を増やすためには購入者のニーズを調査し、需要のある写真をアップするなどの努力も必要です。自分の好きな写真だけを取っていれば良いというものではありません。
そのため、写真販売の初期目標は月数百円ぐらいに設定するのが良いでしょう。月数万円を稼ぐには単純に量が必要なので、時間がかかります。初心者は100枚登録して、月2~3枚売れればよい方でしょう。
写真以外の素材を販売する
実は写真販売サイトで販売できる素材は、写真だけに限りません。他にも販売できる素材はあるのです。
写真の他にイラスト・デザイン・動画・音楽も販売できる
写真販売サイトでは、写真の他にイラストやデザイン、動画・音楽なども販売することができます。これらの得意分野がある人は、そちらを販売してみても良いでしょう。販売できる素材はサイトによって異なり、下記の表の通りです。
写真 | イラスト | ベクター素材 | 音楽 | 動画 | その他 | |
---|---|---|---|---|---|---|
PIXTA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Shutterstock | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | アイコン、3D、エディトリアルデザイン、テンプレート |
iStockphoto | ○ | ○ | ○ | 〇 | ○ | |
Adobe Stock | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 3D、テンプレート、フォント、プラグイン、エディトリアルデザイン |
Paylessimages | ○ | ○ | ||||
写真AC | ○ | ○ | ○ | 〇 | 地図、フォント、テンプレート、年賀状 |
写真販売についての疑問あれこれ
ここまで記事を読んできて、写真販売についての疑問が色々出てきていることでしょう。ここからは多くの人が疑問に思うことについて、説明していきます。
写真販売は日本だけ?
写真販売は日本だけが対象かというと、もちろんそうではありません。日本だけではなく、世界中のユーザーが対象になります。例えばPIXTAは日本発の写真販売サイトですが、海外にも写真を販売しています。
また海外にも写真販売サイトは存在しています。中でもアドビストックは海外の写真販売サイトですが、日本語対応しているため、英語は苦手な人でも出品できます。他にも、shutterstock、istock、photolibraryなどが日本語に対応しており、海外では有名な写真販売サイトです。
初心者でも写真販売できる?
写真販売サイトへの登録・出品に資格は必要ありません。審査を通過すれば、プロアマを問わず誰でも写真を販売できます。「趣味で撮った写真が有名な会社のHPや、雑誌に使われた」、ということも起こり得ます。
写真販売は稼げる?
写真販売で稼いでいる人は、どのくらい稼いでいるのでしょうか?例えば、PIXTAの2020年の売上ランキング総合1位の「xiangtao」さんの場合、月に300万円を超える売上となることもあります。実際にこれだけ稼いでいる人がいるという事実を知ると、やる気が出てくるのではないでしょうか?
写真販売サイトは複数登録した方がよい?
写真販売サイトは数多くありますが、複数のサイトに登録するのがオススメです。写真の販売価格や報酬率は各サイトにより異なります。サイトによって売れる写真の傾向が異なるため、あるサイトで全く売れない写真が別のサイトでは売れる、ということもあるからです。
写真販売の著作権はどうなる?
通常、自分で撮影した写真の著作権は自分にありますので、複数のサイトに同じ写真をアップしても問題ありません。しかし、写真販売サイトによっては独占契約を結ぶことで、報酬がアップするなどの優遇措置を受けることができます。
独占契約とは、写真を特定の写真販売サイトにだけ提供することです。つまり、独占契約を結んだ場合、他の写真販売サイトに同じ写真をアップすることができなくなるのです。また「写真AC」では、アップした写真の著作権が運営会社に移ってしまうので、注意して下さい。
写真販売サイトの購入と報酬のシステムの違い
写真販売サイトは、それぞれ独自の料金・報酬のシステムを持っています。写真販売で報酬を得るためにも、それらの違いについても知っておきましょう。
写真の購入方法を理解しよう
写真販売サイトで写真を購入する方法は、大きく2つのパターンに分かれます。
1つ目は写真を単品で購入する方法です。当然、本当に欲しい写真しか購入はされませんので、購入者のニーズに沿った写真を提供する必要があります。
2つ目の方法は定額制です。毎月、決まった料金を払うことで、枚数の制限なく写真をダウンロード。気になる写真はとりあえずダウンロードしておこう、という気持ちになりますので、ダウンロード数は増える傾向にあります。
写真販売の報酬システムを理解しよう
購入方法により、報酬のシステムも変わってきます。
例えば、単品購入のPIXTAでのクリエイターの報酬は、販売価格の22%~42%(ランクにより変動)です。報酬は高いですが、ユーザーも購入には慎重なので質の高さが求められます。
一方、定額制で無料でもダウンロードできる写真ACの報酬は、1枚ダウンロードされて、0.25〜0.45クレジット(27.5〜49.5円:1クレジット=110円換算。ランクにより変動)と低くなっています。しかし、ダウンロードはされやすい仕組みなので、数を稼ぎやすいシステムです。
写真販売するために知っておきたいこと
写真販売に必要な用語を覚える
写真販売サイトを利用していくと、業界用語や法律関係の用語がよく見られます。たとえば、「商用・商材向け利用可能」という用語が書かれていた場合、この意味がわかるでしょうか。「商用・商材向け利用可能」は、利益目的や宣伝。広告などの販売プロモーションで写真を利用しても大丈夫という意味になります。
用語を理解することは、写真販売サイトの規約やルールを理解するために必要になります。その他にも以下の用語についても覚えておくと良いでしょう。
- エディトリアル利用
- 独占・非独占使用
- クリエイティブコモンズ
- ロイヤルフリー
- パブリシティ権
著作権や肖像権について理解しておく
著作権や肖像権を考えず、撮影または販売した場合は、著作権や肖像権の法律で罰される場合があるため注意が必要です。たとえば、人物が写り込んでいる写真の販売には、肖像権使用承諾書が必要になります。
しかし、どこまでが著作権や肖像権で引っかかるのか、判断がわからないこともあるでしょう。その場合は、撮影や販売するまえに、所有者や管理などに撮影して大丈夫なのか。確認することが大切です。
写真販売サイトの規約を理解して利用する
写真販売サイトによっては、投稿した写真や画像などがサイトに表示されるまでに審査があるサイトや審査によって登録ができないサイトもあります。また、著作権や肖像権の他にも写真の形式の指定やサイズ指定、ピクセル数などサイトによって規約が違います。
登録した写真サイトの規約を理解しておかなければ、いくら写真を投稿してもサイトに表示されることもなく、販売することができません。利用したい写真販売サイトがあれば、規約も確認することが大切です。
まとめ
写真販売サイトは基本、1回アップすれば放置で大丈夫です。1枚当たりの単価は高くないですが、枚数を増やしていけば、ダウンロード数も増え、報酬も積み重なっていきます。
コツとしては、写真をアップする時に、カテゴリ選定やキーワード選定には気を遣うことです。世界でも販売されているサイトには日本語と英語、両方登録すると良いでしょう。
ところで、ビジネスで成功するためには独学よりも体系化された教材やサービスを活用して学ぶ方が結果が早く出ます。
ここではアクシグ編集部が予め登録した上で責任者に直接取材をし、有用性を確認した教材やサービスのみを厳選してご紹介します。無料ですのでお気軽にご登録またはご相談ください。
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