この記事のテーマは、「在宅ワークで、月に5万円を稼ぐ方法」です。サラリーマンやOLの人が副業として在宅で仕事をする場合はもちろん、主婦の方や学生の方が空いている時間でちょっとした収入を得る場合も想定しています。
月に5万円というのは、年に直すと60万円です。普段の収入にこのくらいの金額がプラスされれば、生活にゆとりもできますし、貯蓄したり、旅行や趣味に使ったりと、色々な面で生活を豊かにできます。
副業としてアルバイトをしたり、主婦の人がパートに出たりといったことには、時間的な制約があったりして難しい場合もありますが、基本的に好きな時間に働ける在宅ワークなら、この心配がありません。この記事を読んで、月にプラス5万円を稼げるようになってください。
副業に関するアンケート結果を見てみよう
最初は、副業に関するアンケートの結果を見てみます。副業一般に関するアンケートなので、この記事のテーマである在宅ワークとは完全には一致しませんが、参考にしてください。
なお、このアンケートは「日経ウーマンオンライン」の読者を対象に行われたもので、回答者は基本的に女性です。また、副業に関するアンケートなので、他に本業を持っていることが前提です。
以下では、アンケートの回答を記事のテーマに沿った形でご紹介しているため、一部に省略なども行っています。
副業をしている人、したことがある人は、約6割
まず、副業をしている人は5割弱、したことがある人も含めると、6割強という結果になっています。

あなたは現在、副業をしていますか?
このアンケートでは、ネットオークションやフリマサイトに出品して収入を得た場合なども広く副業に含めているので、多少高い数字になっています。ただ、この点を差し引いても、全体的に副業をすることに意欲的な人が多いことが分かります。
人気の副業は、アンケートモニター
どのような副業をしているかという質問には、「アンケートモニター」が最多の回答となっています。アンケートモニターというのは、アンケートに答えることで報酬がもらえるもので、モニターを募集するサイトがあります。アンケートには、一部に座談会形式等の本格的なものもありますが、ネットで回答するものが大半なので、ちょっとした空き時間で手軽に行える副業といえます。

読者が経験した副業上位5つはこちら
次に多いのはアルバイト、その次がネットオークション・フリマサイトとなっています。時間拘束されるアルバイトは、手軽さにはやや欠けますが、確実に一定の収入が入るのがメリットでしょう。
ネットオークションやフリマサイトは、自分の不用品を売るだけでは、収入にも限界がありますが、商品を仕入れて売る、いわゆる転売によって恒常的に利益を上げることもできます。
様々な副業の具体例
このアンケートでは、具体的な副業の内容についても質問しています。ここでは、この記事のテーマである在宅ワークを行っている人の例をご紹介します。まずは、ブログを作成して、アフィリエイト収入を得ているという人がいました。
詳しい内容は後でご説明しますが、アフィリエイトというのは、ブログなどで行われる広告のことで、その広告を経由して商品が購入された場合などに、ブログの運営者に広告収入が入る仕組みになっています。アクセス数が多いブログを作成することができれば、かなりの収入も望める在宅ワークです。
そして、特技を生かした仕事として、ぬいぐるみや人形の服やアクセサリーを作成・販売しているという人もいました。このようなハンドメイドの品物を、ネットを通じて販売すれば、在宅ワークになります。
同様に特技を生かしたものとして、筆耕や通訳を行っている人もいました。これらも在宅で可能な仕事といえるでしょう。なお、筆耕というのは、報酬をもらって筆文字を書くことをいいます。
副業をする理由は、収入の不足を補うため
このアンケートでは、副業をする理由についても質問しています。回答として一番多かったのは、収入が足りないためというもので、4割強にもなります。
ただ、「有意義な時間を過ごしたい」、「好きな仕事を実現するため」といった前向きな理由で副業をしている人の割合も、それぞれ約34%、21%となっていますから、収入以外の目的で副業を行っている人も多いようです。どのような副業を行うかにもよりますが、副業を通じてスキルアップをしたり人脈を築いたりすることも可能なので、できるかぎり将来にプラスになる副業を選びたいものです。
収入面は、やや厳しい結果に
気になる収入面を見てみると、もっとも比率が高いのは、1万円未満の32.5%です。次に多いのは1万円以上3万円未満で、半数以上は3万円未満しか稼げていません。

副業で月に平均10万円以上稼いだ読者は15%以上
一方、この記事で目標としている5万円以上を稼いでいる人は、27.6%です。4人に1人以上の割合で5万円以上を稼いでいることになりますから、5万円以上を目指すことも無理なことではないことも分かります。
副業で稼いだお金は何に使う?
副業をする目的が収入の不足を補うためですから、ある程度予想されたことではありますが、副業で稼いだお金の使い道は、貯蓄や投資、生活費の足しといった堅実なものが中心になっています。複数回答可なので合計は100%にはならないのですが、両者の合計で6割を超えます。

収入の使い道は、1位「貯蓄・投資」、2位「生活費の足しにする」
もっとも、趣味・娯楽も25%に近い数字なので、自分や家族の楽しみのために副業で稼いだお金を使っている人も、相当程度はいるようです。
また、勉強・スキルアップにお金を使った人も15.9%とかなり高い比率になっています。他のアンケート項目でも副業を前向きに捉える傾向が強かったのですが、実際に稼いだお金を将来への投資に使っている人も多いようです。
5万円稼げる在宅ワークの2つの類型
在宅ワークにも色々なものがありますが、比較的簡単に始めることができて、月5万円の収入が見込めるものとして、2つの類型があります。クラウドソーシングと、ネットを介して行うビジネス(ネットビジネス)です。
在宅でも仕事を請け負えるクラウドソーシングとは?
クラウドソーシングというのは、インターネットを通じて不特定多数人に仕事を依頼する仕組みのことをいいます。このクラウドソーシングで依頼される仕事を受注することで、報酬を得ることができます。詳しくは後でご紹介しますが、クラウドソーシングの仲介をしているサイトがあるので、それらに登録して仕事を請け負うのが一般的です。
ネットビジネスには、どんなものがある?
ネットビジネスと一言でまとめていますが、多様なものがあります。ハンドメイドの商品をネットで販売すれば、それも立派なネットビジネスですし、ネットオークションやフリマアプリを使った販売で収入を得るのもネットビジネスの一種です。これらについても、詳細は後でご紹介します。
クラウドソーシングで請け負える仕事
ここからは、クラウドソーシングで受注できる仕事について、更に具体的に見て行きます。インターネットを介して仕事を請け負うので、パソコンを所有していることが前提になりますが、軽めの仕事であれば、スマホで請け負えるものもあります。比較的手軽に始められるものが多いので、「何か在宅でできる仕事がないか探している」といった人にもオススメです。
国内最大のクラウドソーシング仲介サイト「クラウドワークス」
先ほども軽く書きましたが、クラウドソーシングを仲介しているサイトがあります。その中でも国内最大のもので、多くの在宅ワーカーが利用しているのが「クラウドワークス」です。
クラウドワークスを利用する際には、クラウドワーカーとして利用登録をする必要があります。登録をする際には費用は発生せず、実際に仕事をして報酬を受け取る際にシステム利用料が差し引かれるシステムになっています。
無料で登録できるので、興味がある人は、まず会員登録をしてみて、どのような仕事が募集されているのか確認してみてください。
参考:クラウドワークス
単純作業が苦にならない人向け「データ入力」
ここからは、具体的な仕事内容について解説していくのですが、以下でご紹介する仕事については、クラウドワークスで多数の案件が募集されています。仕事を探したり応募したりする際には、クラウドワークスを利用すると便利です。
最初にご紹介するのは、「データ入力」です。データ入力には、特別なスキルが要求されることが少なく、短時間でも仕事ができるので、ちょっとした空き時間、隙間時間に作業したい人にオススメです。
報酬の形態としては、作業した分量に応じて報酬が支払われる成果報酬制が多くなっていますが、時給制で募集されている場合もあります。時給制の場合、一日の作業時間や作業を行う時間帯が指定されていることがあるので、募集内容をよく確認してから応募しましょう。
データ入力の場合、タイピングが早い人ほど報酬を得やすくなります。また、基本的に単純作業が続くので、そういった作業が苦にならない人にオススメです。
各種の文章を執筆する「ライティング」
「ライティング」という文章を書く仕事もあります。クラウドソーシングで募集されているライティングの場合、高度な知識が要求されるものは少なく、何らかの知識が必要な場合でもネット上で検索することで得られるレベルのものが大半です。そのため、在宅ワーク初心者でも始めやすいものが多くなっています。
ただし、一般的な傾向として、特別な知識が必要なく誰にでも書ける原稿は、単価が安く設定されていて、執筆にあたって特別な資格や経験、知識が要求される原稿は、単価が高く設定されています。特別な資格や経験、知識が要求されない場合でも、過去の実績で評価がなされます。
初心者は単価が高い案件に応募しても採用されない場合もあるので、最初のうちは単価が安い案件を受注して、実績を積んでから単価の高い案件にチャレンジすることも考える必要があります。
色々な案件が募集されているので、自分のスキルや経験に合ったものを受注するようにしましょう。
語学力に自信がある人向け「翻訳」
翻訳の仕事も在宅で可能です。一定の語学力が要求されるので、データ入力やライティングのように、誰にでもできる仕事ではありません。そのため、案件によっては、高単価も望める仕事です。案件が多いのは英語ですが、他の外国語のニーズもあります。
翻訳の仕事はクラウドワークスでも募集されていますが、翻訳者として登録できるサイトなどもありますから、それらを利用するのもいいでしょう。単なる翻訳というのではなく、英語で寄せられた質問に対して英語で回答するといった、自分で文章内容を考えて執筆する仕事もあります。
ネットビジネスには、どんな仕事があるのか
ここからは、もう一つの在宅ワークであるネットビジネスをご紹介します。ネットビジネスは、ここで挙げるものが全てではありませんが、在宅ワーク初心者でも始めやすいものをピックアップしていますので、参考にしてください。
ブログ運営で広告収入「アフィリエイト」
アフィリエイトについては、既に簡単には触れましたが、もう少し詳しくご説明します。アフィリエイトというのは、自分が作成したブログなどに広告を貼り、広告収入を得るものです。
ブログを閲覧した人が広告をクリックすることで報酬が得られるものと、ブログに貼られた広告を経由して商品が実際に購入されたりサービスが利用されたりした場合に報酬が得られるものがあります。前者の方が報酬を得やすくなりますが、後者の方が単価は高くなります。
アクセス数が多いブログやホームページを運営している人なら、高収入を得られる可能性もある在宅ワークです。ただ、ブログ作成を一から始める場合、アクセス数が増えるまでには時間がかかりますし、アクセス数が増えるまでは広告収入も伸びません。ある程度の時間がかかるのは、アフィリエイトのデメリットです。
ハンドメイドの商品を販売する
アンケートの回答をご紹介した際に、「ぬいぐるみや人形の服やアクセサリーを作って売る」という例をご紹介しましたが、自分で手作りした商品をネットを通じて販売するという方法もあります。ハンドメイドの商品を出品できるサイトとしては、メルカリなどのフリマサイトもありますが、専用のサイトとしてCreema(クリーマ)やminne(ミンネ)などがあります。
これらのサイトを利用すれば、誰にでも簡単に出品が可能です。両サイトとも、出品時には費用はかからず、成約時に手数料が発生するシステムになっています。ハンドメイド品を売る場合は、材料費などもかかりますから、最初から思うような利益を上げることは難しいかもしれませんが、趣味の延長といった形で気軽に始めてみるといいでしょう。
参考:Creema(クリーマ)
参考:minne(ミンネ)
フリマサイトで不要品を売る
手軽に収入を得る方法としては、「フリマサイトで不要品を売る」というものもあります。フリマサイトの中でも最も有名なものは「メルカリ」です。ご存知の方が多いでしょう。
参考:メルカリ
スマホがあれば、簡単に出品することができますので、家に自分には必要のないものが眠っている人は、メルカリを利用してみてください。
同様のフリマサイトに「ラクマ」もあります。楽天グループが運営するフリマサイトです。
参考:ラクマ
専門性の高いフリマサイトもあります。例えば「オタマート」は、アニメやマンガのキャラクターグッズのオークションに特化したサイトです。マニアが集まるサイトなだけに、より高く商品が売れる可能性があります。
参考:オタマート
「今は使わないけど、売ってしまうのはちょっと……」という場合は、自分が持っているモノをレンタルに出すことができるアプリがあります。
「Alice.style」というスマホアプリで、「当分使う予定がないものがトランクルームに預けっぱなしになっている」といった場合にオススメです。
参考:Alice.style
継続的に利益を上げるなら、転売ビジネスも
不要品をフリマサイトで販売するのは手軽に行えますが、手元にあるものを売り切ってしまうと売るものがなくなります。
継続的に利益を出していきたいなら、商品を仕入れて販売する転売ビジネスを始める方法もあります。売れる商品を見極めて仕入れるにはコツが要りますが、ネットで行う転売は、少ない資金でも始められるビジネスです。
投資に資金を回す方法も
これは、在宅ワークとは言い難いかもしれませんが、資金がある程度あるなら、投資に回してお金を増やすという方法もあります。投資にも色々とあるので、最初は小額でリスクの小さいものを選んで始めるといいでしょう。
注意点として、投資にはリスクもあります。失敗すると元本を割ってしまうこともあるので、どうしても必要なお金まで投資に回してはいけません。当面は使う予定がないお金がある場合に、投資することを考えてみてください。
まとめ
月に5万円稼げる在宅ワークについて書いてきました。この記事でご紹介したものは、比較的短時間でもできる仕事が多いので、空き時間を利用してチャレンジしてみてください。軌道に乗れば、5万円から更に稼ぎを増やしていくことも十分に可能です。