世界最大のオークションサイトであるeBayでは、中古品だけでなく新品の商品も購入することができます。この記事では、日本からアメリカのeBay「eBay US」で買い物をする方法や、eBayというサイトの特徴などについて詳しく紹介していきます。
eBay USでアカウントを作成する方法
世界的に有名なオークションサイトである「eBay」を知っていますか?世界各国から数億種類の商品が出品されているアメリカの大型ショッピングサイトであり、新品から中古品までどんなものでも購入することができます。
eBayを利用するにはアカウントを作成する必要がありますので、次からはその方法を詳しく解説します。
トップページにアクセスする
まずは、eBay.comのトップページへアクセスし、ページ左上の「register」という項目をクリックします。
必要な情報を入力する
移動したページに必要な情報を入力します。パスワードは文字と数字を組み合わせた、最低6文字のものを設定してください。この時に、ページ上部の「Personal account」が選択されていることを確認してください。
入力し終えたら「Create account」をクリックしてください。
また、Google、Facebook、Appleのいずれかのアカウントを持っている場合、そのアカウントを利用することができます。
メールを確認する
最後に、登録したメールアドレス宛に確認のメッセージが届きます。届かない方はうまく登録できていませんので、再度手順を確認してみてください。
この方法でアカウントを一つ作ってしまえば、世界各国のeBayを利用することができます。国によって出品されている商品やその値段も様々ですので、より安い商品を手に入れたい場合には他の国のeBayを利用するといいでしょう。
Amazonとの違い
アメリカ発の大型ショッピングサイトとしてeBayと肩を並べるのは、日本でも有名なAmazonですよね。では、その2つのサービスには一体どのような違いがあるのでしょうか? ここからは、その特徴について詳しく説明します。
Amazonと肩を並べる大手ショッピングサイト
日本ではAmazonに比べて知名度が劣るeBayですが、どちらも世界中の沢山のユーザーが利用している大手のショッピングサイトなのです。
次からは、それぞれのサービスの違いについて紹介いたします。
Amazonの特徴
Amazonは、1995年創業の世界で最も有名なショッピングサイトであり、今や23の国や地域で利用されています。日本でも有名で利用者が多いサービスですが、その一方で、アジアへの進出はあまり進んでいません。日本へは2000年に進出しており、現在では多くのユーザが利用する、生活に欠かせないサービスの一つです。
eBayの特徴
eBayは、Amazonと同じく1995年創業のオークションサイトで、190か国もの国で利用されている、世界でも最大規模のECモールです。日本での知名度はそこまで高くはありませんが、アメリカや欧州ではAmazonとも肩を並べるほどの利用者数を誇っています。
日本では「Qoo10」というサイトを運営しており、eBayという名前よりも、こちらのサービスで知られているケースが多いでしょう。
Qoo10は2010年から運営されているwebサイトで、ファッションアイテムや韓国コスメを購入するユーザーを中心に利用されています。それ以外にも家具・家電や食品なども取り扱っており、日本国内から発送される商品も多いです。
また、他のECサイトとは違う独自の制度がいくつかあり、その中でも「共同購入」という特徴的な制度があります。これは、一定の購入者が集まることで特別割引が適応される制度となっており、他にはない独特なサービスです。
その他にも独自のクーポン制度などがあり、韓国コスメやファッションを求めるユーザーを中心に利用されています。
2つのサイトの違いについて
2つのサイトの情報を見比べてみると、サービスの売り上げや対象国などのデータに以下のような違いを確認することができます。
eBay | Amazon | |
---|---|---|
設立 | 1995年 | 1995年 |
展開国 | 190か国 | 18か国 |
出品数 | 15億点 | 3.5億点 |
売上高 | 102.7億ドル | 3,861億ドル |
Amazonはネット販売以外のサービスも展開しており、その売り上げも合わせるとeBayよりも多くの利益を上げています。その一方で、サービスの対象国はAmazonに比べてeBayの方が数が多く、商品の取扱数にも大きな差があるのです。
各国のeBay
世界中から利用することができるeBayですが、各国に20ものサイトがあるのを知っていますか?今回は、その中からよく利用されているものをピックアップして紹介します。
アメリカのeBay
まずは、数あるeBayの中でも最もアクセスを集めているアメリカ版のeBay「eBay.com」を紹介しましょう。
eBay.comはアメリカからのアクセスだけでなく、約40%のユーザーがそれ以外の国から利用しています。その中でも、同じ英語圏の国やヨーロッパからの利用が多いようです。
イギリスのeBay
続いて、イギリス版のeBay「eBay.co.uk」は、ほとんどが国内からのアクセスになっています。それ以外にはアメリカやヨーロッパなど、近隣の国や同じ英語圏から利用されているケースが多いようです。
カナダのeBay
カナダ版のeBay「eBay.ca」も、約80%が国内からのアクセスとなっています。その他のユーザーの中では、隣接するアメリカからの利用が最も多く、続いてヨーロッパからのアクセスが多い傾向にあるようです。
オーストラリアのeBay
次に、オーストラリア板のeBay「eBay.com.au」ですが、利用者の約90%がオーストラリアからのアクセスとなっており、ほとんどが自国のユーザーであることが分かります。
中国のeBay
最後に、中国版のeBay「eBay.cn」ですが、約80%が国内からのアクセスとなっており、それに次いでアメリカからのアクセスが多いのが特徴です。また、日本からのアクセスも多く、全体の約3%ほどを占めています。
中国以外からのアクセスのほとんどは、格安の中国製品を求めるユーザーによるものでしょう。このことからも、中国の低価格商品は、アメリカをはじめとした欧米諸国にも需要があるという事が確認できます。
外国版eBayに出品するメリット
eBayの大きな特徴として、ひとつのアカウントで世界中のユーザーと取引することができるというメリットがあります。そのため、多くの利用者があらゆる国のeBayに商品を出品しているのです。
では、なぜ多くのユーザーが数あるサービスの中から、eBayを好んで利用するのでしょうか?次からはeBayに商品を出品するメリットの詳細について説明します。
落札数が多い
まずは、世界各国からどれだけの商品が落札されているのか、そのデータを見ていきましょう。
1か月に落札された商品数のグラフを見てみると、アメリカからの落札数がとても多いことを確認することができます。これらの数字はあくまでも落札数ですので、実際にはこれよりも多くの商品が出品されている事になるのです。
落札価格の平均が国によって違う
次に、各国の平均落札価格を見てみましょう。
面白い事に、落札価格の平均はアメリカよりもイギリスの方が高いという結果になっています。この事から分かるように、同じ商品でも国によって落札価格が違うという特徴を利用して、利益を上げることができるのです。
例えば、中国で買った商品をアメリカで売る場合、アメリカのユーザーからの需要が高い商品なら、買い付けた金額よりも高く売れるでしょう。このようにして自国あるいは他国の商品を転売することで、いくらかの利益を出しているユーザーもいるのです。
落札率が高い
次は、それぞれの国の落札率のデータを見てみます。
一番高い国はドイツとなっており、続いてイギリス、アメリカという順番になっています。どの国でも落札率にそこまでの違いはありませんが、同じ商品でも国による需要の違いによって落札率が変わってきます。
つまり、ある国で落札数が伸び悩んでいる商品があったとしても、別の国のeBayに出品すると売り上げが伸びることがあるという訳です。こういった性質を理解することで、商品を買うためにeBayを利用する場合にもお得に買い物をすることができるでしょう。
例えば、一方の国では需要が高騰して高値で取引されている商品も、他方の国では格安で手に入れられる可能性があります。より安い価格で商品を手に入れたい場合には、1つの国だけでなく、沢山の国のeBayで商品を検索すると良いでしょう。
国によって売れる商品が違う
では、実際にどの国でどんな商品が売れているのでしょうか? 各国で最も売れている商品を見てみましょう。
このように、国によって需要のある商品は大きく変わります。一方の国では需要の少ない商品であっても、他方の国ではとても人気があるという事は珍しくありません。
eBayのようなオークションサイトで利益を上げるには、こうした国や地域による需要の違いをリサーチすることが重要なのです。
新品と中古で売り上げに差がない
次に、新品と中古品の売り上げの違いについて見ていきましょう。eBayのようなオークションサイトには未使用の製品からから中古まで、様々な商品が出品されています。それぞれの売り上げには、一体どれほどの差があるのでしょうか?
データでは、意外にも中古品の売り上げの方が高いという結果になっています。しかし、これは新品の出荷数が中古品に比べて多い事から、売却率が下がっているというだけで、実際にはどちらにも大きな違いはありません。
日本からeBay USで買い物する方法
日本からeBay USで買い物をするには、代理購入サービスを利用するのが便利です。次からは、日本で利用することができる、おすすめのサービスをいくつか紹介します。
「転送コム」を利用する
まず一つ目は、2008年にサービスが開始された「転送コム」です。日本から海外への商品転送サービスとして有名ですが、海外から日本への転送事業も行っています。
アジアからのアクセスでも、このサービスを使えば簡単に商品を購入することができるのです。
参考:転送コムトップページ
「セカイモン」を利用する
続いては、2007年にサービスが開始された「セカイモン」です。このサービスは、日本で唯一のeBay公認のショッピングサイトで、日本語で商品検索ができ、更には日本円で商品を購入できる大変便利なサイトになっています。
また、カスタマーサポートも日本語での対応が可能で、英語が分からないユーザーでも安心して利用することができるサービスです。
参考:セカイモントップページ
「Buyee」を利用する
次は、「Buyee」というサービスを紹介します。こちらはeBay USのアジア向けサイトで、日本語以外にも中国語やタイ語などの言語に対応しているのが特徴です。
注文を受けた商品を代理で落札し、更には商品の検品まで行ってくれるため安心して利用することができます。こちらのサービスも日本語でのサポートが可能なので、英語力に自信がない方でも利用しやすいのもポイントです。
参考:Buyeeトップページ
グローバルECサービスが便利
以上のようなグローバルECサービスを利用すれば、簡単にアメリカの商品を購入することができるのです。日本へ商品の発送を行っていない商品があったとしても、これらのサービスを賢く利用することで海外製品を手にれることができます。
また、日本から海外への発送もサポートしてくれるため、日本にいながらにして海外へ商品を出品するのも簡単です。国の垣根を超えた商品のやり取りも、今となってはとても簡単に実現できるのです。
便利なサービスを利用しながらeBayでの買い物を楽しみましょう
アメリカを中心に多くのユーザーに利用されているeBayですが、以上のような便利なサービスを使えば日本からでも商品を購入することができます。日本ではなかなか手に入らない掘り出し物も、世界中のあらゆるユーザーから購入できるチャンスがあるかもしれません。
この記事を参考に、eBayでの買い物を存分に楽しんで下さい。