アメリカのAmazonでは、日本のAmazonでは売っていない物が販売されています。今では、日本に住んでいる人でも簡単にアメリカからの輸入が可能です。
アメリカのAmazonは「Amazon.com」と呼ばれていて、すべてではありませんがアカウントを作れば購入できます。ウェブページ内は英語で表記されていますが、ページ内の構成は日本のAmazonとほぼ同じなので英語が苦手でも使用できます。今回は、アメリカのAmazonから購入する方法をご紹介します。
アメリカのAmazonで買い物売るときに必要なもの
国内にいながら、アメリカのAmazonから購入するために必要なものをご紹介します。特別なものは、とくに必要ありません。
まずアカウント登録用の「メールアドレス」と、商品を購入した時の「配送先の住所」とAmazonで購入したときの支払い用の「クレジットカード」だけです。次に、具体的にどのようにして、アメリカのAmazonから個人輸入をするのかをご紹介します。
アメリカのAmazonでのアカウント作成について
アメリカのAmazon(Amazon.com)でアカウントを作成します。
Amazon.comのページにアクセスして、右上にある「Accounts and Lists」をクリックして次の画面に進みます。
今回は、新規でアカウントを作成するので「Start here」をクリックします。表示された画面の該当する箇所に必要事項を記入していきます。
名前などの必要事項を記入したら「Create your Amazon Account」をクリックして確定します。日本のAmazonのアカウントを持っている場合は設定を変更するだけで、アメリカのAmazonから購入できます。
アメリカのAmazonでの住所登録について
住所を前もって登録しておくと、商品を検索したときに、その商品が登録住所に配送できるかどうかが表示されます。その為には、登録画面で必要事項を入力する必要があります。まず、「Your Addresses」をクリックします。
「Add Address」をクリックすると、住所追加の画面が表示されます。表示された画面に住所を入力します。
日本での住所表記方法と海外の住所表示方法に違いがあるので、事前にどのように住所を記入すれば良いのかをしらべておきましょう。
住所を入力したあとは、「Add Addresses」をクリックして登録が完了です。
英語表記の住所入力について
英語での住所表記は、日本の表記順とは逆になります。たとえば、日本の住所が「大阪府大阪市中央区難波2丁目26番地 リバーテラス202号室」だとすると、英語での表記は、「river terrace202 2-26 Nanba chuooku oosakacity Japan」となります。
町や市の部分を、townやcity、Machiやshiでも問題ありません。ローマ字だけが羅列するとどこで区切れば良いのかわかりにくくなるので、適所にハイフンなどを入れると、わかりやすくなります。どのように記入すれば良いのかわからない場合は、日本語の住所を英語表記に変換できるサイトもあります。
電話番号の記入方法について
電話番号を入力するときには、まず国番号を入力します。日本の場合は「+81」を追加して入力をして、携帯番号の最初の「0」を省略します。
たとえば、「080-0123-4567」の場合は「+8180-0123-4567」になります。あまりないかもしれませんが、固定電話の場合も同じように最初の「0」を書略して国番号を追加します。
たとえば「06-0123-4567」の場合は、「+816-0123-4567」となります。海外へ電話を開ける場合にも「0」の省略と国番号の追加は必要です。
クレジットカード情報の登録について
「Your Account」内にある「Payment Options」をクリックして、「Add a credit or debit card」を選んで、カード情報を入力していきます。
「Card number」には、クレジットカード番号をそのまま入力します。
「Name on card」の箇所には、カードに記載されている名前をそのまま入力します。
大文字、小文字も、カードに記載されているものを、そのままを入力します。
「Expiation date」には、カードの有効期限を入力します。こちらもカードに記載されているものを、そのまま「月」「西暦」の順で入力します。
最後に、「Add your card」をクリックして登録は終了です。
カード情報に誤りがあると購入した後にエラーが起こるので、入力内容はしっかりと確認しておきましょう。
Amazon.comでの購入する時の流れは?
アカウント、住所、クレジットカードの登録が済めば、アメリカのAmazonで購入することが可能です。日本のAmazonと同様に、商品を探してカートに入れて、購入手続きを進めるだけです。Amazonのページ構成は基本的に日本のAmazonと同じなので、英語を翻訳していけばいつもの感覚で使用できます。
まずは商品をカートに入れる
まずは目的の商品をリサーチして、良さそうなセラーを見つけます。欲しい商品を見つけてから、商品ページ内にある「Qty」という項目の所の横にあるプルダウンを、欲しい個数にした後に「Add to Cart」をクリックします。これで目的の商品を欲しい個数分、カートに入れることができます。
商品の支払い手続きについて
アメリカのAmazonでは、日本のものと同じように「レジに進む」ボタンがあります。「Proceed to checkout」と表記されていて、それをクリックすると、登録している住所と支払い方法ですぐに手続きが完了します。
ほかに見ておきたい商品がある場合や、支払い方法配送先を変更したい場合は、次の手順へ進みます。
配送先住所の入力について
上から順に、氏名などの必要事項を入力していきますが、英語での入力になるので、いくつかの注意事項をご紹介します。はじめに、「Country/Region」にてJapanを選択をします。
すると日本仕様の入力項目が表示されます。
「Full name」と書かれているところは氏名を入力し、名前の後に苗字を入力します。
住所を順に入力しますが、5項目に分かれているので、それぞれに何を入力すれば良いのかをご紹介します。「Street adress」内のStreet adress or P.O. Boxには番地を入力します。英語の場合は、番地なども細かいものから先に入力してきます。
Apartment,suiteにはアパート、マンション名と部屋番号を入力します。一軒家などでアパート、マンション名と部屋番号がない場合は空欄で次の項目へ進みます。
「City」には市町村名を入力します。それぞれ名前の最後には、「市」には「Shi」、「町」の場合は「Cho」、「村」の場合は「Mura」を追加で入力します。
「State/Province/Region」には都道府県名を入力します。「Oosaka-hu」などのように間にハイフンを入れて分かりやすくしておくと読みやすくなります。
「ZIP Code」は郵便番号の事で、いつも通りの入力の方法で問題ありません。
最後に「Phone number」には電話番号を入力します。連絡がつく携帯電話を、国外番号を追加したもので入力します。マンションのオートロックなどで、建物に入る時に暗証番号が必要な場合は、「Security access code」に入力します。
速達などの設定について
アメリカのAmazonで購入したものは、配送のオプションをいくつか選ぶことができます。「Standard Shipping」と書かれているのは、通常配送で2週間ほどかかります。
「Expedited Shipping」は、速達でおよそ1週間ほどでの配送が可能です。一番早いのは「Priority Shipping」で優先配送と呼ばれるもので、3日ほどで配送されます。
一番早い配送では$20.40とそれだけで2000円以上配送料がかかるので、よほど急いでいない限りは通常配送じゃないとコストがかかります。
購入方法の選択について
配送方法を選んだ後は購入方法を選びます。海外から買う際は基本的にクレジットカードでの決済になるので、銀行振込や代金引換などはできません。
あらかじめカードを登録していない場合や登録したカード以外を使用したい場合は、名義と番号と有効期限を入力して「Add your card」をクリックします。
カードを追加したら「My card is Japanese yen」、そして「Continue」をクリックして支払い方法の選択は完了です。
注文内容の最終確認
次の画面では、注文内容の最終的な確認を行いますが、とくに配送住所は間違いないかをしっかり確認しておきましょう。住所に誤りがあると、違うところに配送されたり、配送元へ送り返されて配送料が余分にかかる場合があります。注文内容に問題なければ「Place your order in Japanese yen」をクリックして、注文が完了します。
アメリカのAmazonで購入する時の注意点は?
アメリカのAmazonは、個人輸入をするにはとても便利で、気軽にできるのでとてもオススメです。けれども、輸入をする時には注意する点があるので、Amazonでの個人輸入をする前にぜひ参考にしてください。わかりやすくポイントを3つにわけて、ご紹介します。
Amazonの送料と重量について
アメリカのAmazonでは国を越えるため、重量が重くなると配送料が高額になります。購入画面では送料が加味された金額を表示していますが、商品を購入する場合でも送料に間違いがないかをあらかじめ調べておいた方がトラブルを避けられます。金額よりも多く、請求が来る場合もあります。
アメリカのAmazonで購入する時の関税について
アメリカのAmazonで購入する場合でも、「関税」がかかる場合があり、その条件は商品の金額がポイントです。購入する商品の金額が送料を含まずに10,000円以上の場合と、送料を含めて16,666円以上の場合は関税がかかります。
まとめて商品を買うときはこの金額を超えないように調整して、配送をわけていれば関税はかかりません。ひとつの商品が金額を超えた場合は関税を支払うことになるので、あらかじめ商品の金額を確認しておきましょう。
アメリカのAmazonのワンクリック決済について
日本のAmazonでは「今すぐ購入」というボタンがあって、ワンクリックですぐに商品を購入できます。アメリカのAmazonにおいても、ワンクリックで購入するボタンはあります。
ただ日本のAmazonとは違って、ワンクリック決済の場所で表示されている金額には送料が含まれていないので、後で想像以上の金額になる可能性があります。アメリカのAmazonを利用する場合はよほど慣れていない限り、ワンクリック購入の機能を使わない方が良いでしょう。この3つのポイントに注意して、ありがちなミスを防ぎましょう。
Amazonのスマホアプリで手軽にアメリカのAmazonが利用できる?
スマホのAmazon公式アプリでは、簡単な設定をするだけで、アメリカのAmazonの商品を日本円で購入する事が可能になりました。
Amazonの公式アプリについて
Amazonの公式アプリでは設定を変更するだけで、アメリカのAmazonで販売されている海外へ発送可能な商品を購入できます。
また、設定を変更するだけで支払い通貨を日本円に変換して表示してくれるので、一目でおおよその金額を把握できます。
言語は英語のままなので翻訳が必要で、アカウントもアメリカのAmazonのものを新規作成する必要があります。
Amazon公式アプリのダウンロード方法
Amazonの公式アプリで新しく輸入するには、新しいアカウントが必ず必要になります。
アプリの設定を変更すると、「インターナショナルショッピング」を楽しめます。
Amazonの公式アプリは無料でダウンロードが可能で、iOSとアンドロイドにそれぞれリリースされています。
どちらのアプリでも海外のAmazonにアクセスして買い物をできるので、お手持ちのスマホやタブレットで試してみてください。
また、「Amazonショッピングアプリ」では、Kindleの電子書籍はダウンロードできますがデジタルコンテンツの購入ならびにダウンロードができない仕様になっています。
iOSはApple Storeから、アンドロイドはgoogle playからダウンロードが可能です。
アプリの設定方法について
Amazonの公式アプリでアメリカのAmazonを利用すための、アプリ設定方法はとても簡単に変更が可能です。トップページの上にあるメニュー一覧から、「設定」開いて「国と言語」を選びます。
国の欄は初期設定だと日本になっているので、「United States-Amazon.com」に変更して言語はわかりやすい「英語」にしておきましょう。
ほかの言語の方がわかりやすいという場合はその言語に変えても大丈夫ですが、日本語は設定できないのでほかの言葉がわからなければ英語が無難です。
購入する方法と送料について
Amazonのアカウントは国ごとに必要なので、日本のAmazonのアカウントを持っていてもアメリカのAmazon用のアカウントを新規作成する必要があります。アカウントを新しく作成した後はそのまま、インターナショナルショッピングを楽しむ事ができます。
希望の商品が見つかった後はカートに入れ、送料と税込の価格は日本円で表示されるので、円換算しなくても一目瞭然です。
配送に関しては、優先配送、速達、通常配送が選べる「Amazon Global配送」というものがあります。
それぞれの配送方法によって配送料金が大きく変わり、一番早い配送方法だと高額になる可能性があるので、希望がなければ通常配送を選びましょう。
日本発送に対応している商品の見分け方
アメリカのAmazonでは、アメリカから日本に発送できるかどうかは、商品を検索した際の一覧ページからもわかります。検索一覧に「Ships to Japan」と書いているかどうかで簡単に判断できます。
まとめ
Amazon.comというアメリカのAmazonでは、日本のAmazonで購入できないレアなものや、通常よりもお買い得な商品を購入できます。
個人での輸入はハードルが高いイメージがありますが、Amazon.comではとても簡単に個人輸入が可能です。
今回ご紹介した内容を見て,効率よく、安全にアメリカのAmazonを利用しましょう。すべてが英語になりますが、調べながらでも十分にわかる内容なので、慣れない方でも利用可能です。決済に関しても配送に関しても明瞭なので、輸入をしてみたいと考えていた方はぜひチャレンジしてみてください。