せどりで仕入れる商品を探してリサーチを進めていくと、目につくのがルアーなどの「釣り具」です。
ところが釣り具は、まだ情報が少ないジャンルです。
実は、釣り具はまだライバルがそこまで多くはなく、一年を通して売れる隠れた人気ジャンルです。
この記事ではせどりで釣り具を扱うメリット、気を付けなければいけない点、釣り具のリサーチから仕入れ方法まで徹底解説します。
利益を出し続けている人は、ライバルが少なく利益も出る「おいしい商品」を知っています。釣具のせどりもその中の一つです。
せどりでは、釣り具もおいしい商品になる可能性を秘めている期待値が高いジャンルなので、ぜひ最後までお付き合いください。
釣具のせどりと仕入れの期待値
釣具はライバルが少なく、利益も出るおいしい商品になる可能性を秘めていると言われても、
「本当に利益が出るの?」
「品質に問題はないの?」
「釣り具ジャンルはどれくらい盛り上がっているの?」
など、気になる点が多いですよね。
せどりで釣り具を仕入れる前に多くの方が不安に思うポイントについて、順を追って説明していきます。
釣具をせどりして仕入れることのメリット・デメリットとは?
中国からの輸入で釣り具を扱うメリットとして、まず第一に商品がコンパクトなことがあげられます。
どの商品も小さく重さは最大でも3キロ程度のため扱いや管理が楽で、国際配送料を安価に抑えることができます。
釣具はコンパクトなのに商品の価格は高いため、せどりで利益を出しやすいジャンルです。
また季節による需要の変化が少なく、一年を通して安定して売れるジャンルでもあります。
デメリットは、釣具は専門性が高いジャンルなので知識がつくまではリサーチに時間がかかる点です。
釣り具の説明には専門用語が多いため、釣りに興味がないと覚えるまでは難しく感じることがあります。
ただ、これはどのジャンルのせどりでも同じです。
専門用語はネットで検索すると丁寧に解説されており、調べるとすぐにわかります。
最初は難しくて面倒だと感じるかもしれませんが、釣具の知識を持っているとお客様からの質問にもスムーズに回答することができますし、クレームに対応しなければいけない場合でも役に立ちます。
知識量は結果的にライバルとの差別化につながるので、釣り具を扱う際にはぜひ積極的に勉強してください。
気になる中国製釣り具の品質ですが、他のジャンルと同じく、良い商品もあれば悪い商品もあります。
しかし、特にルアーなどの小物類は品質が良い商品が多く、仕入れ値も安いため扱いやすい商品です。
いきなり高価な釣り具を仕入れることに不安があるのなら、小物類の輸入から始めることをおすすめします。
釣り具の中でも高価で人気が高い商品がリールです。
リールは国内販売だけではなく海外の方からも人気が高い商品で、しっかりとリサーチを行って適切な値段で販売することで、安定して売れ続けます。
リールを購入するお客様は、ルアーや釣り糸なども合わせて購入する傾向があるため、幅広い商品を出品して利益を伸ばす戦略も立てやすいでしょう。
注意点として、リールの仕入れを行う際には付属品の有無の確認が必須です。
付属品があるかないかで値段が大きく変わることもあるので、リサーチを行う際には注意が必要です。
仕入れを行う際にも慣れるまでは自分の目で内容物を確かめた方が安心できます。
また、リールには右利き用(Right handle)と左利き用(Left handle)があるので、出品の際にどちら用の商品なのかを必ず明記することを忘れないでください。
せどりして仕入れた釣具の需要とは?
釣り具のように専門性が高いジャンルは、そのジャンルに興味がないと需要の実態に見当がつきませんよね。
釣り具にどれだけの人気があるのかは、Amazonで取り扱いがある商品の詳細な販売データを確認することができるファルコンでリサーチすればわかります。
試しにこちらのルアーのデータをファルコンで見てみましょう。
ランキングに注目すると、グラフが細かくギザギザに推移していることがわかります。
ファルコンが示すランキングデータは、縦がランキング順位で横が日付けです。
Amazonランキングのグラフが下に折れている回数が多くギザギザしているほど人気があってよく売れている商品であると判断できます。
続いてリールもファルコンで調べてみます。
こちらもランキングが小刻みに上下しており、よく売れていることがわかります。
上記のグラフは直近3ヶ月のデータですが、ファルコンではもっと長い期間のデータも見ることができます。
先ほど調べたリールのデータの範囲を広げて、全期間分表示したものがこちらです。
見ていただければわかるように、全期間を通して安定して売れていることがわかります。
「釣りは季節が良い時期に行くもの」という印象があるので釣り具にも季節による需要の変動があると思われがちですが、実は通年で安定して売れる商品です。
気になる商品の売れ行きをチェックするところから始めてみましょう。
参考:ファルコン(Falcon)で釣り具の需要をチェックする
国内のルアーの卸値とせどりによる中国輸入の仕入れ価格とは?
国内にある釣具店の場合、ルアーの卸値は店舗の大きさや取引実績によって変わります。
ルアーの掛け率は6割前後、リールは7割前後で卸されるケースが一般的です。
中国からの輸入の場合、釣り具の中でもルアーは仕入れ価格は安価なのに数倍の値段で売れることもあり、利益を出しやすい商品です。
どれくらいの価格で仕入れることができるのか、いくつかの商品を例にあげて中国の通販サイトで見てみましょう。
今回は大手通販サイトである淘宝(タオバオ)でルアーの値段を調べます。
淘宝の価格は中国人民元で表示されています。
1中国人民元=\1と表記されているので、日本円に換算するためには表示価格×人民元のレートで計算します。
今回は、1中国人民元のレートを16円として計算します。
たとえばこちらのルアーなら、日本円で約254円です。
こちらのルアーは日本円で約206円です。
せどりで中国から釣具を仕入れる際の注意点
ここまでルアーをはじめとする釣り具が中国転売ビジネスに向いていることをお伝えしてきましたが、釣り具は取り扱いに注意が必要な商品でもあります。
取り扱いを間違えると最悪の場合Amazonアカウントが停止されてしまう恐れもあるので、これから説明する注意点を必ず確認してから仕入れを行ってください。
せどりで仕入れた釣具で一番注意が必要な「梱包」
中国から釣具の商品を仕入れたら、FBAの倉庫や各販売サイトの倉庫に発送する前に商品を梱包する必要があります。
資金に余裕があったり自分では梱包作業を行いたくない場合は、代行業者に梱包作業を依頼します。
代行業者に梱包を依頼する場合でも、商品ラベルの貼り付けなど自分で行わなければいけな作業は残りますが、こちらもオプション料金を支払うことでFBAに依頼することができます。
自分で梱包する場合は、梱包材料の用意が必要です。
100円ショップを活用したりまとめ買いで費用を抑えるなど、経費はなるべく減らせるように工夫しましょう。
各商品の梱包が終わったら倉庫に発送するための段ボールに詰めます。
あらかじめ商品のサイズを測るメジャーや、商品や段ボールの重さを量る量りがあると便利です。
ラベルシールは文具店やホームセンターで販売されているので、忘れずに用意してください。
アカウント停止の恐れあり!受け取り拒否に注意
中国転売ビジネスで釣り具を扱うときに一番注意しなければいけないのが、FBAによる商品の受け取り拒否です。
クーラーボックスやウェアなどは問題ありませんが、ルアーなどの針がついた商品を納品する際には十分注意が必要です。
これらの商品の梱包が不十分だと、商品を買うお客様や納品を担当するFBAスタッフが怪我をする恐れがあります。
梱包不十分により危険だと判断された荷物は受け取り拒否として差し戻され、Amazonの指示に従って反省文と改善文の提出が求められます。
反省文と改善文は形式上の簡素な書面では受理されず、反省内容・改善内容を具体的に明記しなければいけません。
改善箇所については画像の添付も求められ、確実な改善を示す必要があります。
反省文や改善文が受理されなかったり繰り返し危険な梱包状態の商品を納品し続けた場合、どんなに売り上げや実績がある出品者でもアカウントをはく奪されます。
そうなると代行業者経由でしか商品を出品することができなくなり、ビジネスの継続は困難です。
針や鋭利な部分がある商品をしっかり梱包するのは基本です。
危険物とならないよう、十分に気を付けて作業を行うようにしてください。
中古の釣具のせどり仕入れで注意する点とは?
中古の釣り具を仕入れる場合、国内のオークション相場を調べることができるオークファンなどを利用して商品相場をリサーチしてから仕入れを行ってください。
通常の商品と違い水辺で使用する釣り具は、パッと見ただけではわからない傷みが残ることもあります。
特に海で使う道具は傷みやすいので、慣れるまでは状態を正しく確認できないネットでの仕入れは控えて、店舗に足を運んで自分の目で商品の状態を確かめると無駄な仕入れを防ぐことができます。
釣具店に足を運ぶと箱や付属品の内容や状態を正確に把握できますし、知識が少ない商品については質問できるというメリットもあります。
せどりで中国から釣具を仕入れる具体的な方法
ここからは中国から釣り具を仕入れるための具体的な方法について説明します。
中国からの仕入れとは?
中国から商品を仕入れるためには、まず、仕入れを自分で行うのか代行業者に依頼するのかを決めなければいけません。
自分で仕入れを行う場合、インターネットを使って中国の通販サイトから仕入れを行います。
作業に慣れるまでは時間がかかりますが、代行業者へ支払う代金を節約でき、経費を抑えることができます。
また中には悪質な代行業者による金銭トラブルに巻き込まれるケースもありますが、自分で仕入れを行う場合はそういった心配もありません。
代行業者を挟まずに自分で直接中国の出品者と交渉することで、話が早くまとまることが多いというメリットもあります。
代行業者に仕入れを依頼する場合は、料金を払って希望の商品を伝えるだけで商品を仕入れることが可能です。
大幅な時間の節約になるので、仕入れにかかる時間を他の作業にあてて、さらなる収益の拡大を目指すことができます。
特に商品点数を多く仕入れたい場合は、代行業者に依頼した方が便利です。
荷物を大口扱いにして国際送料を抑えた仕入れをすることができます。
ただし、先ほども書いたとおり悪質な代行業者もいるので、選定の際にはよく検討して信頼できる業者を選んでください。
おすすめの代行業者は、イーウーパスポートです。
イーウーパスポートの代行手数料は定額制なので、仕入れの商品点数の多い場合にはお得に利用できます。
商品の交渉や買い付け以外にも、日本品質での検品や返品対応も行ってくれるので安心できる代行業者です。
またAmazonでの出品の際に便利な、FBA倉庫への直送やFBAラベルの貼り付け作業のサービスも提供しています。
釣具を仕入れられる!せどりにおすすめな中国通販サイト4選!
自分で仕入れを行うときに利用できる中国の大手通販サイトを4つ紹介します。
1.阿里巴巴1688.com(アリババ)
「通販サイトのアリババ」と聞くと、こちらのサイトを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
上記のアリババは世界的な通販サイトですが、この記事でおすすめしたいのは中国版のアリババです。
中国版のアリババには個人の出品者もいますが、主に問屋などの業者が出品しています。
ロット単位での注文が可能で、交渉次第では少ないロット数で仕入れることもできます。
サイト内はすべて中国語のため、代行業者に依頼した方が注文内容の間違いなどのミスを防げます。
2.AliExpress(アリエクスプレス)
アリエクスプレスは、中国の商品を世界に向けて販売している小売りサイトです。
完全ではありませんが日本語にも対応しているため、代行業者を通さなくても商品を仕入れることができます。
送料無料の商品も多く、決済にはクレジットカードを使えます。
ただし、大口で仕入れができるサイトに比べると商品価格は割高です。
商品点数を多く仕入れたいときには不向きです。
3.淘宝(タオバオ)
タオバオは中国国内でも非常に人気のある通販サイトです。
世界中に会員を抱えていて年商は52兆円にのぼり、アクセス数は世界でも20位以内にランクインするほどの人気を誇っています。
個人出品者も多くいますが、海外発送には対応できない出品者もいるので注意が必要です。
4.天猫
天猫は、もともと淘宝(タオバオ)の一部でした。
現在は淘宝(タオバオ)から切り離して独立した通販サイトとして運営されています。
出品しているのは主に小売店です。
商品到着後7日以内なら返品交換が可能など、特徴的なサービスが提供されています。
仕入れに使える釣具専門の問屋街とは?
中国の広東省広州市には、釣り具専門の問屋が集まる「金花地漁具市場」があります。
金花地漁具市場には70以上もの問屋がいて、釣り竿、リール、ルアー、ウェアなどあらゆる釣り用品が揃っています。
販売されている釣具商品のほとんどが中国製のため、商品の値段は非常に安価です。
大量注文することで価格の交渉が可能になるため、場合によっては通販より安く商品を仕入れることができます。
金花地漁具市場へのアクセスは、地下鉄一号線「抗口」駅を降りてすぐです。
営業時間は9時から18時まで。
春節の時期は市場も休みなので注意してください。
釣具のせどりで仕入れの輸入にかかる関税
釣具のせどりに限らず、海外から日本国内に商品を輸入するときには、輸入する品目ごとに決められた関税を支払わなければいけません。
輸入した商品には関税とは別に消費税もかかるため、税金まできちんと計算して仕入れを行わないと赤字になってしまうこともあります。
ここでは釣り具にかかる関税について説明します。
釣具仕入れにかかる関税は一体いくら?
関税には、一般税率と簡易税率の2種類が存在します。
仕入れた商品金額の合計が20万円以下なら簡易税率が適用され、20万円を超える金額の商品を購入した場合には一般税率での課税が行われます。
ただし、商品金額の合計が1万円以下なら課税されることはありません。
中国から釣り具を輸入する場合でも、商品代金の合計金額が20万円以下の場合は少額輸入貨物扱いとなり簡易税率が適用されます。
簡易税率は一律3.0%です。
そのため関税の金額は、(商品代金合計+保険料+送料)×3.0%で求めることができます。
商品代金合計が20万円を超える場合、一般税率が適用されます。
また、もし輸入した商品の使い道がビジネスではなく個人使用を目的とする場合、商品代金そのものに課税されるのではなく、商品代金に0.6をかけた金額に対して課税されます。
釣具仕入れの関税金額を決める関税分類は?
一般税率は商品によって異なり、釣り具は「第20部 雑品 第95類 がん具、遊戯用具及び運動用具並びにこれらの部分品及び附属品」です。
釣り具の中でも釣りざお、釣針、釣り用リール、その他のものというように、さらに細かい分類がされています。
商品の分類について詳しくは、財務省の関税率表解説・分類例規のページから確認することができます。
釣り具に適用される一般税率は、3.2%です。
そのため関税の金額は、(商品代金合計+保険料+送料)×3.2%で算出します。
また税金の申告の仕方も商品の輸送方法によって異なり、郵便・宅配業者が申告と納税を代行する賦課課税(ふかかぜい)方式と輸入した本人自らが申告と納税を行う申告納税方式に分けられます。
国際郵便・国際宅配便を使って商品を輸入する場合、賦課課税方式が適用されるため、業者から荷物を受け取るときに税金と消費税を支払います。
関税とは別に消費税がかかることを忘れないようにしてください。
さらに中国から商品を輸入する場合には、1箱あたり約80円の中国輸出通関手数料と1箱あたり200円の税関手数料、合わせて約280円が発生します。
これは輸入に使う段ボールの大きさに関係なく1箱に対してかかる金額なので、なるべく1箱にまとめるなど工夫することをおすすめします。
ゴルフクラブ仕入れに関税がかからない理由
さきほど紹介した財務省の関税率表解説・分類例規を確認すると、釣り具と同じ第95類の9506.29にはゴルフクラブが含まれます。
釣り具もゴルフクラブも娯楽要素があり使用の目的は近いといえますが、ゴルフクラブには関税がかからず消費税だけがかかります。
その背景には、日本国内の産業を守る目的があります。
国産品よりも大幅に価格が安い輸入品が市場に出回ると、消費者は国産品よりも輸入品を選んで購入する可能性が高くなります。
すると国産品は売れなくなり、生産している企業の経営状態にも影響が出ます。
関税にはそういった事態を防いで、国産品と輸入品の価格に極端な差が出ないようにする役割があります。
ゴルフクラブは主に、国内でも比較的経営状態が安定していてブランド力も確率されている大手企業が製造しています。
そのため輸入品の関税を免除して多少安価な輸入品が出回っても、そこまで大きな影響は出にくいと考えられます。
反対に釣り具は中小企業が製造していることから、安価な輸入品が出回ると企業は大きな影響を受けます。
このような理由から、釣り具とゴルフクラブには関税の違いがあります。
中国から釣具を仕入れる方法
これからせどりで釣具を扱う方の多くが不安に感じるのが仕入れです。
国内での転売とは違って、実際の仕入れについてはなかなかイメージが持てない方も多いのではないでしょうか。
ここでは仕入れ方法の違いによるメリット・デメリットや実際に仕入れを行う場所など、釣具のせどりに必要な仕入れのより具体的な内容について説明します。
中国釣具せどりで仕入れる方法とは?
中国輸入の仕入れ方法は、直接中国に出向いて市場で商品を仕入れる方法とインターネット上の通販サイトを使って商品を仕入れる方法の2つに分かれます。
直接市場に出向く一番のメリットは、通販サイトには掲載されていない商品を見つけ出せる可能性があることです。
中国輸入の仕入れをインターネットで行う場合、使い勝手の良いサイトは限られます。
そのため、参入者の多くが同じサイトから同じ商品を仕入れることになり、価格競争が起こりがちです。
通販サイトでの仕入れに比べると、直接買い付けは金銭的・時間的は負担がかかりますが、自分だけのブルーオーシャンとなる商品を発掘したい方にはおすすめしたい方法です。
また実物の商品を自分の目で確認してから仕入れることができるので、「手元に届いたら粗悪品だった」、「思っていた商品と違った」というリスクも減らすことができます。
インターネット上の通販サイトを使った仕入れのメリットは、現地に行かなくても膨大な商品点数の中から仕入れを行うことができる点です。
中国輸入を行っている方の大部分はインターネットを使って商品を仕入れています。
ただし、先ほども書いたようにたくさんの人が同じサイトから同じ商品を買ってしまう可能性が高く、ジャンルによっては激しい価格競争が繰り広げられます。
利益を出すためには、他の方と商品が被っていてもなるべく価格を下げずに販売できるような工夫、他の方と被らない商品を探す努力が必要です。
ひとつの作戦として、知名度が高い大手通販サイトではなく、小規模な通販サイトから競争が激しくない商品を見つけて仕入れをする方法があります。
そういった商品を探し出すのは時間がかかりますが、現地に行くことに比べると負担は少ないので、ぜひやってみてください。
通販サイトはインターネットを使うと簡単に見つけることができます。
せどり仕入れに使える中国通販サイト8選
インターネットを使ったせどり仕入れを行う際に便利な通販サイトを紹介します。
1位 淘宝(タオバオ)
中国で一番人気の、消費者間取引ができる通販サイトです。
商品点数がとても多く、その規模は日本の楽天市場の10倍以上にものぼり、タオバオで見つからない商品はないとまで言われています。
価格は非常に安価で、小口で商品を購入できる点が特徴です。
ただし、タオバオは出店料がかからないことから悪質な出品者がいることも事実です。
実際には商品の在庫がない、海外発送に対応できないなどのトラブルが起こりやすいサイトでもあるので、商品を仕入れる際には価格だけで決めず、慎重に検討を重ねてください。
参考:淘宝(タオバオ)
2位 阿里巴巴1688.com(アリババ)
アリババはアリババでも、中国転売ビジネスに向いているのは中国版のアリババであるこちらのサイトです。
ロットごとの注文が基本で、小売り業者と同じ価格で購入できるので、タオバオよりも安く商品を購入することが可能です。
商品点数はタオバオの方が上ですが、安く仕入れを行いたい方に向いているサイトです。
注文や問い合わせに対する反応が遅いショップが多いのがデメリットです。
3位 Speed Trad
Speed Tradeは日本語に対応しています。
トラブルによる返品等の手続きも日本語でできることから、中国輸入初心者の方に人気が高いサイトです。
使い勝手が良く、日本の利用者が多いことから仕入れる商品がライバルと被る可能性はありますが、利益を確保できる商品をリサーチしてから仕入れを行うのは皆同じなので、タオバオやアリババで仕入れてもライバルとの競争は起こります。
独自の決済システムにより、商品を受け取ってから代金の支払いができるのも特徴です。
参考:Speed Trade
4位 天猫(ティエンマオ)
天猫の運営元はタオバオと同じアリババ集団ですが、消費者間取引を目的とするタオバオに対して天猫は企業間取引を目的としています。
出店しているのは企業で、日本の企業も数多く出店しています。
そのため個人出店者の取り引きが必要なタオバオよりも、必然的に信頼性は高くなります。
価格よりも信頼性を重視した仕入れを行いたい方におすすめです。
参考:天猫
5位 Amazon.cn
こちらは中国版のアマゾンです。
同じAmazonでも、日本のAmazonよりも非常に安い価格で商品を購入することができます。
価格だけをみるとタオバオやアリババの方が安いのですが、Amazonが直接販売している商品であれば偽物や不良品である可能性は低く信頼性が高いです。
日本のAmazonと同じ方法で注文できることから操作がわかりやすく、直感的にサイトを利用することができます。
参考:Amazon.cn
6位 京東商城(JD.com
京東商城は、中国国内では天猫の次にシェアが大きい企業間取引を目的とした通販サイトです。
扱っている商品は多岐に渡りますが特に家電ジャンルに強く、売り上げの約半分を占めています。
家電の品質の良さと発送の早さなどの対応に評価が高く、消費者からの支持を集めています。
2018年には女性向けECグループとタッグを組み、さらなる事業拡大と成長が見込めるサイトです。
参考:京東商城
7位 当当網(ダンダンワン)
数多くある中国通販サイトの中で、実は一番歴史が長いのが当当網です。
総合通販サイトなので商品の種類は幅広く、23時までに注文すれば翌日配送されるなど独自のサービスを展開しています。
参考:ダンダンワン
8位 yiwugo(イーウーゴウ)
イーウーゴウはここまでで紹介した通販サイトとは少し違い、義烏(イーウー)という中国にある問屋街にある店舗で販売されている商品を仕入れることができるサイトです。
イーウーは東京ドーム約98個分にもなる中国最大級の問屋街です。
店舗数も多く商品点数も豊富なため、商品によってはアリババよりも安く仕入れを行うことが可能です。
参考:イーウーゴウ
中国せどりの現地仕入れとは?
中国に出向いて卸売市場や問屋街で商品を仕入れることを現地仕入れと呼びます。
先ほど紹介した義烏(イーウー)の他に、広州などが有名です。
中国輸入では、インターネットを使って商品を仕入れたときに「思っていた商品と違う」、「写真の印象よりも商品の状態が悪い」ということが起こり不良在庫を抱えてしまうリスクがあります。
現地仕入れなら、直接商品を目で見て確かめた上で仕入れるかどうかを判断することができるので、そういうリスクを減らすことができます。
最大のメリットは、通販サイトでは取り扱いがない、市場でしか売っていない商品を仕入れることができる点です。
中国輸入への参入者のほとんどがインターネットを使った仕入れを行っており、現地仕入れに出向く出品者は少数派です。
そのため利用する通販サイト、代行業者、商品が重複することが多く、価格競争が起こります。
先ほど紹介した義烏(イーウー)のようにネットで仕入れができるマーケットもありますが、やはり現地でしか仕入れができない商品は存在します。
そういう商品を仕入れることができれば、ライバルが少ない状態でビジネスを展開することができ、安定した利益を出すことができます。
現地仕入れは少ない商品点数からの仕入れができるので、お試しで仕入れて反応が良ければリピート購入するという選択肢もあります。
何度も現地に行く必要はなく、一度商品を自分の目で確認して仕入れたあとは代行業者に依頼することもできます。
おすすめの代行業者は、イーウーパスポートです。
イーウーパスポートは代行業務はもちろん、現地仕入れの同行アテンドサービスも提供しています。
現地での通訳や交渉から日本への発送までを一貫してサポートしてくれる代行業者です。
現地仕入れのデメリットは、費用と時間かかかる点です。
飛行機代、宿泊代、市場の案内を頼むアテンド代がかかります。
特に初心者の場合、一人で現地仕入れを行うことは困難です。
相手にされなかったり相場以上の値段を提示されるなど、かえって損をしてしまう可能性があるので、アテンドや代行業者は必ず必要になります。
また、現地仕入れに出向いても必ずブルーオーシャンとなる商品を見つけられるとは限らず、価格も通販サイトの方が安い場合もあります。
釣具せどり仕入れのためのリサーチ方法
中国輸入ではメジャーなインターネットを使ったせどり仕入れを行う場合、国内で行う物販ビジネスとは少し違ったリサーチ方法が必要になります。
まず最初にリサーチをするカテゴリーや商品を決めます。
次に商品に関連するキーワードを調べてリストアップしたら、中国の通販サイトでリサーチできるように中国語に変換します。
変換にはGoogle翻訳やエキサイト翻訳を使うと便利です。
たとえば「ルアー」をリサーチしたい場合は翻訳で変換し、表示された語句を通販サイトの検索窓に入力します。
リサーチしたい商品が決まっている場合は、日本語で商品検索ができるチャイナマートを使うと便利です。
チャイナマートの検索窓に調べたい商品名を入力して、表示された商品の商品名を確認します。
この商品名を仕入れに使いたい中国の通販サイトの検索窓に入力して、より詳しい商品の詳細を確認していきます。
利益を計算して十分な見込みがあれば、仕入れに移ります。
参考:チャイナマート
キーワードから仕入れるせどり商品を見つけるためのポイント1
現在国内でどのような中国輸入品が販売されているのかは、Amazonで「ノーブランド」「中国製」「互換」と検索すれば見つけることができます。
これらも先ほどと同じように中国語に変換して通販サイトでリサーチをすれば、仕入れの値段などの詳しい情報を確認できます。
中国から輸入される商品の特性(「類似品」、「模造品」)を考えれば、中国製品を見つけることは難しくありません。
キーワードから仕入れるせどり商品を見つけるためのポイント2
実は、中国輸入を行っている出品者が実際に稼いでいる商品を見つけ出す方法があります。
この記事でも何度か触れた通り、中国輸入を行う方の大多数はインターネットを使って仕入れを行います。
そのためどうしてもライバルとの競争は激しくなりがちで、多くの出品者は自分だけが売れる商品を確保したいと考えています。
そういう考えを持つ出品者は、商品販売ページに「商標権出願中」と表示しているケースがあります。
すでに商標権が取得されている商品を他の出品者が出品することはできないので、後発のライバルを抑制する効果が期待できます。
ところが「商標権出願中」の場合まだ商標権を取得できていないので、後発であっても同じ商品を出品することが可能です。
このような表示でライバルをけん制しようとしている商品は、実際に売れている可能性が高いので、入念にリサーチしてください。
初心者でも簡単にできるせどり商品の画像検索とは?
検索といえば検索窓に調べたい語句を入力して検索するキーワード検索を思い浮かべる方が多いと思いますが、その他にリサーチに使える方法として画像検索があります。
中国輸入でリサーチを行う場合、キーワード検索は調べたい商品に関連するキーワードを日本語から中国語に変換して検索する必要があり手間がかかります。
それに対して画像検索は調べたい商品の画像をGoogleの画像検索で調べて、出てきた中国通販サイトで詳細を確認すれば良いので非常に簡単です。
リサーチの精度が高いのはキーワード検索ですが、どうしても時間がかかりすぎる場合やリサーチに慣れるまでの間は、画像検索もうまく組み合わせて行っていくことでリサーチ時間の短縮が期待できます。
画像検索について詳しく知りたい場合は、無料で在宅中国輸入ビジネス講座を受講するとよいでしょう。
無料で在宅中国輸入ビジネス講座は、全7通のメールで中国輸入がマスターできる講座です。
第3講座では「中国の仕入れサイトで探す[マル秘]テクニック」の内容で、画像検索について詳しく解説してくれます。
その他にも代行業者の使い方や商品の出品方法など、中国輸入に必要な情報が学べるお得なメール講座です。
釣具のせどり方法まとめ
この記事では釣具のせどり、つまり中国輸入における釣り具の可能性と仕入れ先の選定からリサーチの方法までを解説しました。
中国輸入は、せどりや国内で行う物販ビジネスに比べて言語・文化の壁があることからまだ参入者が限られています。
その中でも取り扱いに注意が必要な釣り具はねらい目の商品なので、ぜひこの記事を参考に仕入れを検討してください。