Amazonせどりで発送料金を安くする方法!お得なサービスを詳しく紹介!
Amazonせどりで利益を確保するためには、送料をできるだけ安く抑えるのがポイントです。同じ商品なら、多くのユーザーは送料が安価な方を選ぶからです。しかし、商品の大きさや重さによって使えないサービスもあれば、配送業者も複数あるため、どこに頼めばよいかわからない、という方もいるでしょう。
そこで今回は、せどりの際に送料を安くするコツや、お得な配送サービスを詳しくご紹介します。
せどりにおける送料の重要性
Amazonでせどりを行ううえで、送料を安く抑えることの重要性を認識しておくことはとても大切です。また、出品の方法は、自己発送とFBA(フルフィルメント by Amazon)の2通りがあり、それぞれに送る荷物の特徴が異なるため、送料を安価にする際の考え方や方法も違ってきます。
送料を安くする意味とは?
せどりをする際、出品者としては、競合に負けないためにも商品を安くすることに注力します。しかし、ユーザーは、商品単体の価格だけでなく、送料も含めたトータル金額を計算の上で、買うかどうかを決めます。たとえ商品自体が安くても、送料が高ければ購入手続きにはいたらないことが多いのです。どうしても送料が高くなる場合は、買ってもらうために商品価格を抑えるしかなく、利益を圧迫することになります。
そこで送料が安くできれば、ユーザーの目に留まりやすいだけでなく、利益を確保しやすくもなるので、メリットが大きいでしょう。Amazonでは2,000円以上の買い物で送料が無料となるため、もう少しで2,000円に達するという場合に、ルールを心得ているヘビーユーザーは、商品を追加して送料を浮かせる方法を取ることがあります。この際、送料は出品者負担となるため、特に自宅などから自分で送る自己発送の場合は、送料を安く抑えることが重要です。
Amazonの自己発送とは
Amazonの自己発送とは、出品者が自ら商品を梱包して発送する方法を指し、発送のたびに配送業者に依頼する必要があります。ユーザーの住所によって、届ける地域はまちまちのため、商品のサイズや数量も考慮のうえ、どの業者のサービスが最も得かを調べなければなりません。
ユーザーの目は大変厳しく、商品と送料込みで1円でも安い方が選ばれることが多いので、常に各サービスの送料を比較して把握しておくことが肝要です。
FBAとは
FBAは、商品の梱包、配送、カスタマー対応などの業務をAmazonが代行してくれるサービスです。全国にFBA倉庫があり、サービス利用者はこの倉庫に商品を送ります。
よって、FBAの場合の送料は、ユーザーに商品を届けるのではなく、FBA倉庫に送る際にかかるものを指します。Amazonから指定されるFBA倉庫に送ることになりますが、自己発送に比べると送り先はある程度限定されるので、配送サービスも絞りやすいでしょう。
出品する商品によって配送サービスを使い分けよう!
自己発送にしてもFBA納品にしても、どのようなサイズと重さの商品を送るかによって得するサービスも異なるので、うまく使い分けることが大切です。
「コミック・雑誌」「衣料品」「サプリメント」「DVD」「ゲームソフト」などを自己発送する場合
とくに「コミック」「サプリメント」「ゲームソフト」など、薄くて小さく、比較的かさばらない商品を送る場合は、日本郵便の「クリックポスト」かヤマト運輸の「ネコポス」が便利です。
クリックポスト…全国一律198円(税込)で厚さ3cm以内、1kg以内まで可能。
ネコポス…上限が385円(税込)で厚さ2.5cm以内(フリーマーケットやオークションサイトなどを使用する個人は厚さ3.0cm以内まで)、1kg以内まで可能。
なお、送料はヤマト運輸との相談で決めることができます。
参考:日本郵便・クリックポスト
参考:ヤマト運輸・ネコポス
FBA倉庫に送る場合におすすめのサービス
先ほどの自己発送に対して、FBAを利用する際には、宅急便とゆうパックが得な場合が多いです。
宅急便
縦・横・高さの合計が60㎝以上200cm以内・30kgまでの荷物を複数個送るなら、ヤマト運輸の宅急便が得です。同じFBA倉庫に2個以上送る場合、1個につき100円安くなります。もし10個一度に送る場合は、1,000円もコストカットできるので、繰り返しまとまった商品を送る場合はおすすめです。
せどりの送料について特集したサイトで、ヤマト運輸の「ヤマト便」が紹介されているケースが散見されますが、このサービスは2021年10月で終了となっているので、ご注意ください。
参考:ヤマト運輸・宅急便
ゆうパック
日本郵便の「ゆうパック」は、縦・横・高さの合計が170cm以下、25kgまでの荷物が送れます。ゆうパックは、郵便局やコンビニ、その他の取扱店に直接持ち込むと、1個につき120円の割引が受けられるのでお得です。
また、1年以内にゆうパックを使ったことがあり、同一の宛先に送る場合は、「ご依頼主控え」を提示すると、1個につき60円割り引かれます。
同じ種類の荷物を同じ宛先に複数送る際も、1個につき60円の割引があります。ただし、この割引と上記の同一宛先に送る際の割引は併用できません。
郵便局などに直接持ち込んだ際の割引は、同一宛先も複数口の割引も併用可能です。
また、クレジットカードを事前に登録し、ゆうパックスマホ割アプリを利用して、郵便局で発行される宛名ラベルを荷物に貼付することで、ゆうパックの基本料金より180円安くなるサービスもあります。
重さが25kg以上、30kg以下の荷物なら「重量ゆうパック」が使えます。こちらも通常のゆうパックと同様に、同一宛先や複数口の割引があります。
参考:ゆうパック
参考:重量ゆうパック
参考:ゆうパックスマホ割アプリ
FBAの送料を安く抑えるコツ!
FBAはとても便利ですが、長期にわたって繰り返し利用するとなると、かなりの送料がかかります。そこで、少しでも安く抑えるコツを具体的にお伝えしましょう。
切手を最大限利用する
ゆうパックをはじめとする日本郵便のサービスは、送料として切手を活用することができます。国内外関係なく、どこに送る際にも使えます。
金券ショップやヤフオク、メルカリなどで安く売られている切手を大量に仕入れることができれば、それを荷物に貼り付けて使えます。
業者に値下げ交渉してみる
発送する個数が多ければ、値下げ交渉に応じてもらえる場合があります。どの業者も、表向きは一律で料金が決められているように思いますが、掛けあってみると、個数や送り先のエリアによって、条件付きで割り引いてくれることがあるので、まずは集荷にくるドライバーに相談してみましょう。
後納契約で手間が省ける
直接コストカットできるわけではありませんが、日本郵便ならひと月に50個(海外なら20個)以上という条件で、配送料金が翌月に一括して引き落とされる後納サービスがあります。毎回現金で支払ったり、クレジット決済する手間が省けたりするため、事務処理などが楽になります。
せどりを長期間続けるとすると、節約できる時間は相当なものになるでしょう。忙しい方には特におすすめです。
お得な配送サービスをご紹介
先ほど、クリックポストやネコポス、ゆうパックなど、ヤマト運輸と日本郵便のサービスについてご紹介しました。それ以外にも自己発送やFBA納品で使える便利でお得なサービスがあるので、具体的に見ていきましょう。
ゆうメール
コンパクトなサイズの荷物を送るなら、日本郵便の「ゆうメール」もおすすめです。縦34cm以内、横25cm以内、高さ3cm以内で1kgまで送れるので、CDやDVD、雑誌などに適しています。送り先に関係なく、重さによって180円~360円という安さで利用できるので便利です。
ポストへの直接投函か、郵便局からの送付が可能ですが、封筒の一部を開くか、無色透明な部分から中身が確認できるように梱包する、または内容品の見本を郵便局で提示する必要があるので、詳しくは日本郵便のサイトをご確認ください。
参考:ゆうメール
レターパックプラス・レターパックライト
A4サイズ(340mm×248mm)の荷物なら、全国一律定額で送れる日本郵便の「レターパックプラス」か「レターパックライト」が使えます。いずれも郵便局の窓口で1枚から購入できますが、ネットでまとめて買うことも可能です。
レターパックプラス…4kg以内で、専用の封筒に入れば、厚さは無制限です。対面で届けて、受領印か署名を受け取るので安心です。一部520円。
レターパックライト…厚さ3cm以内かつ4kg以内であれば利用可能です。対面ではなく、郵便受けへの配達となります。一部370円。
参考:レターパックプラス購入サイト(20部/10,400円(送料別))
参考:レターパックライト購入サイト(20部/7,400円(送料別))
ゆうパケット
小物を送る際には日本郵便の「ゆうパケット」も良いでしょう。送れる荷物は、縦が34cm以内、厚さが3cmまでで、横も含めた3辺の合計が60㎝以内で1kgまでとなっています。先ほどの「ゆうメール」と似ていますが、異なる点は
厚さが
1cm以内…250円
2cm以内…310円
3cm以内…360円(すべて税込み)
と厚さによって送料が変わる点です。
例えば、「ゆうメール」なら厚さに関係なく251~500gまでの荷物は一律310円ですが、「ゆうパケット」なら、厚さが1cmなら同じ重さの荷物でも250円で送れるので60円得です。
参考:ゆうパケット
イプシロン配送サービス
イプシロン配送サービスは、好きな配送業者との契約を代行してくれるサービスです。配送料は、ゆうパックなら792円から、西濃運輸 カンガルー便なら880円から利用可能です。カンガルー便は、通常のサービスに加えて、21kg以上1.5tまでの荷物も依頼できるので、大型や特大サイズの商品を扱う場合には便利でしょう。利用するには、事前にイプシロン決済サービスの契約が必要です。
エコムー便
エコムー便はFBA納品に特化しており、沖縄と一部の離島を除く全地域で利用可能な格安サービスです。特に縦・横・高さの合計が160㎝、30kgまでの荷物を近隣の都道府県に送る場合は、一律1,280円(税込)です。
同サイズの荷物を他の会社のサービスで送った場合、2,000円を超えることも珍しくありません。毎回送り状を書く必要がなく、スマホで申し込むと集荷にも来てくれるので使い勝手がよいでしょう。
参考:エコムー便
プライスター急便
プライスター急便もFBA納品に特化したサービスです。5,280円(税込)の月額料金が必要ですが、集荷から配送までを佐川急便が行い、配送先によってはとても安く送ることができます。30日間の無料期間があるうえ、一部のFBA倉庫に送る際に割引キャンペーンが行われることもあるので、上手く活用するとコストカットが可能です。
参考:プライスター急便のご案内
FBAパートナーキャリアを有効に活用しよう!
FBAを利用するなら、「FBAパートナーキャリア」の存在を知っておくと得することがあります。
FBAパートナーキャリアとは
FBAパートナーキャリアは、Amazonが正式に提携している配送業者がFBA納品のために提供する配送サービスのことです。具体的な提携先は、日本郵便とヤマト運輸の2社になります。
日本郵便の場合は、基本的に「ゆうパック」と料金が変わりませんが、ヤマト運輸を選択すると、宅急便より最大で67%送料が安くなるケースもあるので、活用する価値があるでしょう。
納品が楽に!
FBAパートナーキャリアを利用すると、荷物用の伝票がセラーセントラルから出力可能です。しかも、送料は売り上げから自動的に差し引かれるので、いちいち配送業者に支払う必要がありません。
セラーセントラルから簡単に申し込み可能!
FBAパートナーキャリアへの申し込みは、セラーセントラルの納品手続き画面から「FBAパートナーキャリア」で日本郵便かヤマト運輸の好きな方を選択し、荷物の数やサイズ、重量を入力するだけです。送料がいくらになるか、その場で見積額が計算できるので便利です。
ヤマトオプション 割引プロモーションがお得
かつては、FBAパートナーキャリアの提携業者は、日本郵便のみでした。しかし、2021年4月よりヤマト運輸が追加され、それを記念して「2022年3月31日」までの期間限定で、「ヤマトオプション 割引プロモーション」が行われています。本来は、2021年10月15日まででしたが、延長されました。
このプロモーションに参加すると、大口出品者に限り、15,000円を上限に納品送料が割り引かれるので、ぜひ活用してください。
まとめ
Amazonせどりで送料を安く抑える方法について詳しくお伝えしました。ユーザーに直接商品を送るのと、FBA納品をするのとでは、送る荷物の大きさや数量に大きな差が出ることがあります。それぞれの目的に合わせて各社のサービスをうまく使い分けると、確実にコストカットが実現できるはずです。それぞれの特徴をよく把握して、早速せどりで活用してください。