せどりの売り方を基本から解説!手順や儲けるコツ、おすすめのリサーチツールもご紹介!

副業を持つことに関心が高まる昨今、せどりをサイドビジネスとして考える方が増えています。新型コロナウィルスのまん延により巣ごもり需要が増加し、ネット通販へのニーズが高まっていることも、せどり人気にさらなる拍車をかけているといえるでしょう。

せどりは一部の特別な人たちがするものと難しく考えている方も多いかもしれませんが、実際はそうでもありません。ポイントと手順さえ押さえれば、誰でも簡単に始めることができます。

そこで今回は、これからせどりをやってみたい方のために、始めるまでの手順や儲けるコツ、注意点などについて解説していきます。ぜひ参考にしてください。

目次

せどりを始める際の手順

せどり」とは転売のことです。どこかから仕入れた商品を誰かに売り、その差額を稼ぐビジネスです。可能な限り安く仕入れて、1円でも高く売ることができれば、それだけ利益率が高まり経営が安定します。

この項目では、せどりを始めたい場合に、どのような手順で進めればよいのか、わかりやすく解説していきたいと思います。

何を売るかを決める

せどりは、まず何を売るかを決めるところから始まります。百均やホームセンターに売られているような日用品から、家電、ファッションアクセサリー、本やDVDなどのメディア商品、アウトドアスポーツ用品など、せどりで出品できるカテゴリーは実に多岐にわたります。

ビジネスとして顧客に販売するからには、そのカテゴリーやアイテムが好きだったり、趣味でよく使ったり、これなら売ってみたいという思い入れがあったりするものから絞るのが良いでしょう。あまり興味の持てない商品は、扱っていても楽しくなく、よほど利益率が高くてうま味のあるものを除いては長続きしない可能性が高いからです。

出品する商品が大まかにイメージできたら、仕入れることが可能か、仕入れに必要なコストは予算の範囲内か、在庫スペースは確保できるかといったことを具体的にシミュレーションします。実際に注文が入れば、商品を梱包して出荷しなければなりません。どの様なサイズのダンボール箱で送るのか、というところまでできるだけ詳細に詰めていきます。

販売方法を決める

何を売りたいかが決まったら、次はその販売方法を決めます。販売ルートと言ってもよいでしょう。選択肢は「ECサイトでの販売=電脳せどり」と「実店舗での販売=店舗せどり」の2つです。

近年せどりとして注目されているのは、圧倒的に前者の電脳せどりです。店舗せどりは、実務経験があり、余程ノウハウを熟知していなければ、場所代や人件費、設備費や光熱費にかなりの初期費用がかかるため、リスクが高いでしょう。

一方、電脳せどりは、自宅にパソコンやプリンターなどがあれば、初期費用は最小限でスタートできます。とくに副業でせどりを行うなら、ECサイト一択と言ってよいでしょう。

商品を仕入れる

販売方法が決まったら、いよいよ商品を仕入れます。仕入れの方法は、「実店舗」と「ECサイト」の大きく2つに分けられます。

実店舗は、家電量販店、ディスカウントストア、中古品買取専門店、ドラッグストアなどになります。ECサイトは、Amazon、メルカリ、ヤフオク!、eBayなどがあります。

仕入れ作業は、単に商品を決めて買い付けるという単純なものではありません。例えば、安価な日用品と家電では、売れる点数が違いますし、在庫スペースや梱包して出荷する際の手間も異なります。また、仕入れ値は安いことが大前提です。これらの要素をよく考慮して、どこで、何を、いつ、いくらで、どれくらいの数仕入れるのかを決定します。

価格を決めて出品する

先ほどの「仕入れ」と密接にかかわってくるのが、「値決め」です。商品をいくらで出品すれば、利益がどれくらいになるかを試算して値決めを行いますが、この際に参考とすべき有効な情報が、ライバルの販売価格や在庫数です。

例えばAmazonなら、リサーチツールを使って商品ごとの最高値と最低値、平均価格や過去の価格推移などを調べることができます。Google Chrome拡張機能の「XDEALER.PRO」を使えば、商品ごとにAmazon全体にある在庫数や出品者ごとの価格、在庫数、価格推移まで瞬時に確認できます。

こういった情報が入手できれば、その商品の適切な売り値が算出しやすくなります。もちろん、出品価格は仕入れ値よりも高くなければ利益が出ないので、仕入れる前にリサーチツールで利益計算する必要があります。

価格が決まれば、いよいよ出品です。出品については、利用するECサイトによってルールや手数料が異なります。商品画像にも著作権があるので、自前で用意しなければならないケースが少なくありません。ユーザーの関心を引くためには、商品情報や商品説明が正確でわかりやすいことが必須です。

参考:XDEALER.PRO

出荷とアフターフォローを行う

注文が入れば、商品を梱包して出荷します。商品のサイズを考慮し、どの運送業者のどのサービスのコスパが優れているかどうかを、せどりを始めるまでに把握しておきます。ダンボールやメール便の専用封筒などの手配も事前に行っておくのが理想です。

せどりには、苦情や返品は付きものです。避けられたら良いのですが、非常に難しいと考えてください。それよりも、返品や返金に応じたり、新品と交換したりする際の条件などを明確にルール化して、いかなる事態にも冷静に対処できる態勢作りに注力することです。

注文を受けた際の確認メールや発送が終了した際のお礼メールなど、アフターフォローも丁寧に行ってください。

以上のことを抜かりなく行うことは、とくにせどり初心者にはハードルが高いかもしれません。その場合は、AmazonのFBAがおすすめです。

AmazonのFBA(フルフィルメント by Amazon)というサービスは、受注から梱包、発送、カスタマー対応までの一連の作業をAmazonが代行してくれるというものです。手数料が必要ですが、事前に商品をAmazonの倉庫に納品しておけば、そこから先の作業はAmazonに一任できるので、非常に安心できて便利です。

参考:フルフィルメント by Amazon

おすすめの出品先サイト

この項目では、電脳せどりを行う際におすすめのプラットフォームをご紹介します。

Amazon

せどりのプラットフォームの中で圧倒的な知名度を誇るのが、Amazonです。世界トップの売上をマークし、ユーザー数が多く、商品数も極めて豊富です。Amazonなら、出品から販売までの回転率が高まり、その分収益も獲得しやすいといえます。

Amazonの販売方式には、「大口出品」と「小口出品」があります。月額4,900円(税抜き)を支払えば何点売れてもそれ以上の手数料がかからないのが、大口出品です。小口出品は1点売れるごとに100円(税抜き)の成約料を支払います。自身の扱う商品やせどりの規模、売上に合ったやり方を選択することができます。

「Amazon出品大学」など公式からの初心者向けの説明が丁寧なうえ、Amazonせどりの経験者による指南コンテンツも豊富なので、どのように始めれば良いかイメージしやすいかと思います。

参考:Amazon

参考:Amazon出品大学

メルカリ

フリマアプリとして世界的に人気のある「メルカリ」は、初心者でも使いやすいせどりプラットフォームです。登録料は無料で、売上の10%を手数料としてメルカリに支払います。スマホがあれば簡単に出品できるうえ、送り方もメルカリ便として確立したシステムがあるため、初心者でもとても利用しやすいのが特徴です。

オンラインで誰でも無料で参加できる「メルカリ教室」では、メルカリ専任の講師が使い方や儲けるコツをわかりやすく説明してくれるので、特にせどりビギナーにはおすすめです。

参考:メルカリ

参考:メルカリ教室

eBay

eBayはアメリカ発のECプラットフォームで、アメリカではAmazonに次ぐ人気と規模を誇ります。海外のユーザー向けに日本の商品を販売したい人におすすめです。英語での説明ややり取りが多いですが、英語に精通した方なら難なく始められますし、Google翻訳を駆使すれば決して難しくはありません。

eBay Japanのサイトで基本から成功事例にいたるまで懇切丁寧に解説されているので、しっかりと目を通せば、よく理解できるでしょう。日本でしか手に入らない人気商品を出品できれば、競合が少ない分、売上も期待できます。

参考:eBay

参考:eBay Japan

BUYMA

BUYMAは、14,000以上のファッションアイテムやブランド品を販売している人気サイトです。BUYMAでは、サイト内にせどり目的でショップを設けて、注文が入れば海外の通販サイトやバイヤーから商品を買い付けて販売します。他のプラットフォームでは行えない無在庫販売が許されるので、注文を受けてから仕入れることができ、大きなリスクを負わずに済みます。無料で出店でき、商品が売れたときのみBUYMAに手数料を支払うだけで良いので、初期費用がかからない点も魅力です。

参考:BUYMA

ヤフオク!

日本では馴染みの薄かったオークション文化を広めた立役者といえばヤフオク!です。出品した商品の価格が思った以上に高騰したときの高揚感は、一度味わうと癖になる出品者も多いです。手数料は、Yahoo!プレムアム会員なら落札価格の8.8%、一般の場合は10%(ともに税込み)となります。詳しくは、ヤフオク!公式ページの「使い方ガイド」を参考にしてください。

参考:ヤフオク!

参考:ヤフオク! – 使い方ガイド

おすすめの仕入れ先サイト

次は、せどりで仕入れを行うためのおすすめサイトをご紹介します。

楽天市場

楽天市場では、出品する以外に「楽天ポイントせどり」が有名です。これは楽天市場で商品を売るのではなく、他のECサイトで売るために楽天で仕入れることを意味します。しかも、楽天ポイントせどりでは、せどり向けに「SPU」というポイント還元率が大幅にアップするプログラムが用意されています。楽天カードや楽天銀行を利用するなど、楽天グループのサービス利用で、本来よりも多くのポイントが付与される仕組みです。

これにより、例えば20,000円前後の商品でも、多ければ9,000ポイント近くが付与されることがあります。一見他のサイトよりも高く見える商品でも、これだけポイントが還元されると、次にまた割安で別の商品を仕入れることができます。さらにそこで得たポイントを使って次の仕入れができる、というようにお得感のある連鎖が、「楽天ポイントせどり」の特徴です。もちろん楽天ポイントは、個人の買い物や旅行などにも使えるので、大変便利です。

参考:楽天市場

参考:SPU(スーパーポイントアッププログラム)

Amazon

Amazonでは新品だけでなく、中古品も含めて、かなりの数のアイテムが安価に入手できるため、せどりの仕入れ先としても魅力があります。プレミアム会員登録して、送料無料や「お急ぎ便」などの特典を活用すれば、コスパの良いスピーディーな仕入れが可能となります。

参考:Amazon

Qoo10

Qoo10は、コスメやアパレル系アイテムが圧倒的人気の韓国発のECサイトです。10代の若い女性を中心に強く支持され、一部入手困難な韓国の化粧品やファッションを、とても安価に、しかも大量に購入できます。

Qoo10で仕入れてせどりをする場合は、単価が安いため、薄利多売になりますが、人気アイテムを仕入れることができて上手く軌道に乗れば、コンスタントな利益獲得が期待できます。

参考:Qoo10

せどりで儲けるコツ

この項目では、初心者が知っておくべきせどりで儲けるためのポイントについて解説していきます。

客観的な最新情報を入手する

特に電脳せどりの場合、トレンドや人気商品が目まぐるしく変化します。些細なきっかけから大きく潮目が変わることがあるので、人気アイテムや注目度の高い商品を欠かさずリサーチしておくことが大切です。

また、自分の勘だけに頼らず、リサーチツールを活用して、価格推移やライバルの在庫量なども常にチェックし、小まめに価格調整をすることが必要です。

割り切りと切り替えを迅速に行う

初心者の場合、どうしても自分が選んだ商品を売り続けようと固執してしまう傾向が強いです。しかし、それは時として大きな仇となりかねません。先ほどもお伝えしたように、ネット通販の世界は変化が激しいため、流行の変化を巧みにキャッチし、上手く流れに乗ることが重要です。

そのためには、「せっかく仕入れたから」「これだけ安く売っているのに」などと自分の都合で執着するのではなく、もっと売れそうな商品が見つかれば、潔く割り切って乗り換えるくらいの気持ちの切り替えが大事です。

せどりは仕入れが命

せどりは、売れる商品を1円でも安く仕入れることが必須となります。たとえ1円でも積み重なれば、相当の金額になります。よって、仕入れ先と良好な関係を築いたり、常に複数の仕入れ先を確保したりして、好条件で商品が入手できる対策を練ることも忘れてはなりません。

おすすめのリサーチツールをご紹介

せどりをするうえで大切な「仕入れ」と「値決め」を適切に行うには、リサーチツールが必須です。そこで、続いてはおすすめのリサーチツールをご紹介していきたいと思います。

NEW TYPE DELTA TRACER

NEW TYPE DELTA TRACER」は、10億以上のAmazonの商品データが蓄積されており、常時Amazonサイトにアクセスし、価格推移の様子や最高値・最安値、出品者数、商品ランキングなどのデータをトラッキングしています。楽天やYahoo!ショッピング、メルカリ、ヤフオク!など、他のサイトの商品価格もワンクリックでチェックできるので、値決めや仕入れの際に大変役立ちます。

楽天やYahoo!ショッピングの画面からも「NEW TYPE DELTA TRACER」のデータが確認できるので、いちいちAmazonの画面に変更する手間がなくなります。

参考:NEW TYPE DELTA TRACER

Keepa

Keepa」はGoogle Chromeの拡張機能で、非常に優秀なAmazonせどりのリサーチツールです。価格推移や商品ランキングの推移がひと目で分かるだけでなく、ライバルの在庫情報も簡単に確認できます。

また、仕入れに便利なのが、値下げ時のアラート機能です。仕入れたいと考えている商品が希望の金額まで値下げされた場合に、通知してくれるというものです。リサーチと仕入れを効率よくできるので、とてもおすすめです。

参考:Keepa

FBA料金シミュレーター

FBA料金シミュレーター」は、Amazonで出品した際の純利益が試算できるツールです。これ以上安く売ると利益が出ない、という「損益分岐点」をシミュレートすることもできるため、値決めの際にも大変便利です。

参考:FBA料金シミュレーター

せどりを行う際の注意点

この項目では、せどりを行ううえでの注意点を伝授いたします。

Google Chromeを入手しておく

せどりに使えるリサーチツールは、Google Chromeの拡張機能で使えるものが多数あります。もしまだ入手していない場合は、インストールしておくようにしてください。

参考:Google Chrome

「古物商許可証」が必要な場合がある

せどりで中古品を扱う場合は、最寄りの警察署で「古物商許可証」をもらう必要があります。中古品には盗品が含まれていることが多く、中古品市場は犯罪の温床となりやすいため、それを防ぐ目的で許可制がしかれています。必要書類をそろえれば誰でも簡単に取得できますが、申請の際に19,000円がかかります。

参考:古物商許可申請 – 警視庁

季節やイベントを意識する

同じ商品でも、シーズンや行事の時期によって売れ方はまったく異なってきます。水着を冬に売っても夏ほどは売れにくいことを想像すれば、よく分かるでしょう。

また、クリスマスシーズンや年末年始、進学、進級、就職などの年度替わりの時期も、他の時期に比べると様々な商品が良く売れます。それ以外の時期でも、特にAmazonや楽天などの大手プラットフォームでは、頻繁にセールを行っているので、それらを的確にとらえて価格調整するのもおすすめです。

メルカリからの仕入れは要注意

特に中古品を仕入れて販売する場合、その商品の仕入れ先の名義を明らかにすることが法律で義務付けられています。しかし、メルカリなどのフリマサイトの場合、すべての出品商品の名義人を明確にすることは不可能と言ってよいでしょう。実際は、メルカリをせどりに使う例はありますが、それは原則として間違いなく名義人を証明できる場合に限ります。この点のごまかしは、厳密には許されないため注意してください。

まとめ

せどりは、適切な手順で準備を進めれば、他の多くのビジネスに比べると短い準備期間で始めることができます。とりわけ電脳せどりなら、オフィス代や人件費が不要なため、最小限の初期費用で済むうえ、いつでもやめられます。

よって、いきなりせどりを本業にするのではなく、副業で様子を見て、軌道に乗ってから本業へのシフトを検討するのがおすすめです。リサーチツールを上手く活用し、お伝えした注意点を頭に置いて、ぜひせどりで新たな収入源の確保を目指してください。

ところで、ビジネスで成功するためには独学よりも体系化された教材やサービスを活用して学ぶ方が結果が早く出ます。

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ところがクレームや返金などが発生すると機械翻訳では上手く交渉できません。金額が大きくなりビジネスレベルになるとなおさらリスクが高くなります。

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