Vlogの撮影で活躍する機材の選び方とは?おすすめの機材メーカー6選!

Vlogとは、日常風景や旅行の様子動画で発信したものです。最近では、誰でもYouTubeアカウントを持ち、スマホ1つで動画をアップロードできるようになったため、Vlogを始める人が増えています。

スマホでVlog撮影をする人も多くいますが、その需要の高まりを受けて、Vlog撮影に最適化されたカメラが数多く発売されています。本記事では、Vlog用のカメラを購入したい方に向けて、選ぶ方法とおすすめの製品について解説いたします。

目次

そもそもVlogとは?

カメラを選ぶ前に、まずはVlogの特徴をチェックしましょう。本項では、Vlogとその特徴について解説いたします。

Vlogの特徴について

Vlogとは、文字や画像のブログを動画にしたようなもので、「Video」の「V」と「Blog」の「log」を組み合わせた言葉です。

また、Vlogを制作し、YouTubeやInstagramなどで発信している人のことを「Vlogger」と呼びます。

これまでVlogは欧米や韓国などの海外を中心に人気を集めていましたが、最近は国内での人気が高まっています。

VloggerとYouTuberの違いとは?

同じように動画を発信している人で、VloggerとYouTuberと呼び分けられる場合があります。どちらも同じプラットフォームを使用しているケースが多く、明確な定義はありませんが、大きな違いとしてはコンテンツの内容です。

YouTuberは主に視聴者を楽しませたり役立ったりするような動画を投稿しています。一方で、Vloggerは日常の風景や1日の様子など、ライフスタイルを中心に発信している人が多いのが特徴です。

Vlogを作る方法とは?

Vlogを作るのはとても簡単です。まず始めに、iPhoneやカメラなどで動画を撮影します。次に、動画編集ソフトやスマホアプリを使って動画のトリミングやBGMの追加、字幕の追加などを行います。最後に、YouTubeなどの動画プラットフォームにアップロードすれば完了です。

Vlogの制作方法をご紹介!撮影機材は?カメラの選び方は?

ここでは、Vlogの制作方法を紹介していきます。

Vlog制作の流れ

Vlog制作は、YouTube動画の制作と流れ自体は大きく変わりません。

まず、スマホや一眼レフなどで素材になるクリップ(映像)を撮影します。その後、編集ソフトやアプリを使って、音楽や効果音を挿入したり、映像をトリミングしてエフェクトを加えたり、字幕を挿入したりして、動画を制作します。

なお、「Adobe After Effects」などのソフトを使ってフィルターを適用することで、映画のような視覚効果や演出を加えることもできます。

カメラとスマホならどちらがおすすめ?

Vlogを撮影する機材としてスマホや一眼レフ、アクションカメラなどが挙げられますが、好みや撮影の内容に応じて使い分けるのがおすすめです。

画質やフレームレートなど、映像のクオリティにこだわりたいのであれば、スマホよりもカメラでの撮影が良いと言えます。イメージセンサーがスマホより大きいため、画質が良く、光学式のズームレンズがついていれば拡大して撮影しても画質が劣化しません。

ただし、本格的な動画撮影が可能な分、初期費用が多くかかる点、重さや大きさの面で持ち歩きが大変な点などがデメリットとして挙げられます。

一方、スマホでの撮影の場合、撮影から動画投稿まで1台で完結することが可能です。また、スマホスタンドや自撮り棒などのアクセサリーを使えば、より手軽な撮影ができます。

ですが、最近のスマホでは複眼レンズのタイプのものも増えているとは言え、一眼レフなどの本格的なカメラに比べると画質が劣るというデメリットがあります。また、バッテリーの容量が少なく消耗が激しいという点も、デメリットとして挙げられます。カメラのようにバッテリーを交換してすぐに撮影に復帰とはいかず、長時間の撮影には不向きです。

Vlog撮影に向いているカメラの種類とは?

Vlogの撮影に使用できるカメラは、大きく2種類に分けられます。それぞれのカメラの特徴や、撮影シーンごとのおすすめのカメラについて解説いたします。

一眼レフカメラ

一眼レフカメラとは、「レフ」と呼ばれる鏡に、被写体を反射させて撮影するタイプのカメラです。Vlogなどの動画撮影の場合はファインダーを覗かず、液晶のモニターを見ながら撮影をすることになります。

一眼レフカメラの優れているところは、なんと言っても画質です。高精細でノイズが少なく、また必要に応じてレンズの交換が可能なため、一台あれば幅広く活用できます。

デメリットとしては、前項でも述べた通り、重さや大きさ価格の面で負担が大きくなってしまう点です。特に長距離の移動を伴う撮影の場合は大変と言えます。

ミラーレス一眼カメラ

ミラーレス一眼カメラは、レンズを交換できるタイプのカメラです。通常の一眼レフカメラとの違いは、ファインダーに光を反射させるミラーが搭載されていない点で、ファインダーでも液晶モニターでも撮影が可能になっています。

デジタル一眼レフカメラに比べて軽く、持ち運びに適しているので、日常的なVlog撮影や旅行中のVlog撮影にも向いています。

ただし、一眼レフカメラに比べて選べるレンズの種類が少ない傾向にあります。また、バッテリーの駆動時間が短いため、こまめに充電をしなければならないといった手間がかかります。長時間の撮影に臨む際は、予備のバッテリーを持っていくようにしましょう。

コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)

コンパクトデジタルカメラとは、レンズ交換ができないデジタルカメラです。カメラ本体とレンズが一体になっているもので、購入前にどの程度の画角が撮影できるか確認しましょう。

名前の通り、小型のカメラで、携帯性が高いというメリットがあります。スマホと変わらないくらいのサイズもあり、特に手軽さを求める方にはおすすめです。

デメリットは、一眼レフカメラに比べてバッテリー駆動時間が短い点、レンズの交換ができない点です。撮影の幅を広げるためには、できるだけ高倍率なレンズがついたものを選びましょう。

アクションカメラ

アクションカメラは、身体の一部やヘルメットなどに取り付けて使う、ハンズフリーのカメラです。YouTuberなどが多く使っている代表的なアクションカメラの1つに、GoProが挙げられます。

小型で防水仕様耐衝撃仕様になっており、アウトドアをはじめ、レジャー、スポーツなどの場面で活躍します。ただし、撮影に特化している分、それ以外の機能が備わっておらず、後から編集や加工が必要になってくるといった点がデメリットです。

Vlogカメラ

Vlogカメラとは、Vlog撮影に特化した機能や性能が搭載されたカメラです。主にミラーレス一眼カメラコンパクトデジタルカメラが、Vlog用に調整されています。

メリットは、自撮りをする際に便利な機能が搭載されている点です。デメリットはミラーレス一眼カメラやコンパクトデジタルカメラと変わらず、主にバッテリーの駆動時間や画質の面で、一眼レフカメラに劣る点が挙げられます。

Vlog撮影のカメラ選び!人気製品のメーカー・ブランドは?

カメラを製造・販売しているメーカーはいくつかありますが、どのメーカー・ブランドから探すのがおすすめなのでしょうか。本項では、定番で人気のあるメーカー・ブランドを6社挙げています。

Canon

レンズ交換式カメラのシェアで世界1位を誇る、日本のメーカーが「Canon」です。一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラ、その交換用レンズの製造と販売を行っています。

2021年の時点で世界シェア51%を獲得しており、オートフォーカスの速度や発色の良さ、交換用レンズの種類の豊富さなどが魅力です。

SONY

ミラーレス一眼カメラの製造・販売において、世界でトップクラスのシェアを誇っています。フルサイズのミラーレス一眼カメラを開発したのはSONYが世界初で、コンパクト・軽量なモデルでも、高画質の写真や動画の撮影が可能です。

ただし、写真歴が長いハイアマチュアやプロ向けのモデルが中心で、価格帯も高い傾向にあります。

FUJIFILM

元々は名前の由来の通りフィルムの製造・販売を行っていた企業ですが、現在では医療分野などでも事業展開もしています。カメラでは、「FUJIFILM X」というハイエンドのシリーズのデジタルカメラが人気です。

Panasonic

カメラだけでなく総合家電を取り扱っている日本有数のメーカーです。カメラの分野では、主にミラーレス一眼カメラの開発と製造を行っています。

以前は、メーカーの枠を超えて交換用レンズとカメラを自由に組み合わせることのできる「マイクロフォーサーズ」が主流でした。しかし現在では、Laica・SIGMA・Panasonicによって発足した「Lマウント」と呼ばれる規格の、フルサイズ機を中心に製造しています。

動画の性能にも力を入れているうちの一社で、映画規格のC4K動画を撮影できる機種も販売中です。

GoPro

主にアクションカメラの製造・販売を行っているメーカーです。GoProのカメラは特にテレビ番組の制作現場、イベント動画などで多く使用されています。一般層で言うと、YouTuberにも人気があります。

DJI

ハンドヘルドカメラやアクションカメラ、ドローンなどを製造しています。ハンドヘルドカメラとは、どのように傾けても水平を維持する機能を持ったカメラで、Vlog用カメラとして有名です。

iPhoneでVlog撮影をする方法とは?

本格的な機材がなくても、iPhoneがあればVlogの撮影から編集まで可能です。本項では、撮影をする際のiPhoneのカメラ設定や、あると便利なアクセサリ、撮影のコツを紹介いたします。

iPhoneのカメラの設定方法

iPhoneカメラの設定は、HD画質の「1080p×60fps」がおすすめです。「設定」から「カメラ」を開き、「ビデオ撮影」をタップして「1080p×60fps」を選びましょう。

HD画質なら、滑らかな動画を少ない容量で撮影することが可能です。もちろん、4Kの方が綺麗な画質で撮影できますが、その分、ストレージ容量や充電を大きく消耗してしまいます。

おすすめの周辺機器やアクセサリとは?

iPhoneでVlogを撮影する際にあると便利なのが、スタビライザーモバイルバッテリーです。

スタビライザーは「ジンバル」とも呼ばれている道具です。手振れ補正機能の搭載された自撮り棒のようなもので、iPhoneを手に持って撮影する際に便利です。三脚がついているタイプの商品なら、固定して撮影することも可能です。価格は8,000円程度から販売されています。

モバイルバッテリーは、動画撮影をする際に、充電切れを防ぐために持っておくと便利です。価格帯は幅広く、安いものだと2,000~3,000円程度から購入が可能です。

Vlog撮影のコツとは?

Vlog撮影では、基本的に自分が撮りたいものを自由に撮ります。ですが、ずっと同じシーンだったり画面にメリハリがないと視聴者が退屈してしまうため、カット割りを作ることが必要です。

例えば、散歩のシーンを撮影する場合、自撮り、風景、植物のアップ、移動シーンなどのカット割りを考えることができます。これらを組み合わせて、臨場感のある映像を作りましょう。

また、iPhone13からは「シネマティックモード」というカメラ機能が追加されています。ポートレートのように、背景をぼかして遠近感のある映像を撮影することができるので、アップの写真を撮る際に活用してみてください。

動画撮影で注意すること

ここからは、Vlog撮影をする際に気を付けた方がいいことや配慮することについてチェックしましょう。

撮影禁止場所や危険な場所への撮影は絶対にNG

無理な撮影は避けましょう。視聴回数を増やしたいと、YouTuberが危険な場所や撮影禁止の場所に立ち入ってしまうケースがあります。しかし、これらは安全上・規則上絶対にNGです。どのような理由があっても、禁止されている場所での撮影は特別な許可がない限り控えましょう。

また、注意書きがなくても私有地公共施設内など、カメラを回してはいけない場面が多々あります。特に、海外では金銭を要求されるケースも起こっています。撮影場所は慎重に選んでください。なお、事前に許可を取れば撮影可能な場合もあるので、調べてみましょう。

音楽の著作権や肖像権など

撮影した映像にBGMをつける場合、著作権への配慮を忘れないようにしましょう。無用なトラブルを防ぐためにも、インターネットから素材を探す場合はフリーのものを選び、利用規約を守って利用するようにしてください。編集アプリ等にもともと入っている素材を使用するのもひとつの手です。なお、クレジット表記をすれば利用可能な場合もあります。

また、撮影の際に街頭で流れている音楽やテレビの音などが入り、知らないうちに著作権を侵害してしまう場合もあります。入ってしまった場合は、注釈を入れて音声をミュートにするなどの対処をしましょう。

音楽だけではなく、人物が写る場合は肖像権、画像を引用する場合も著作権に注意が必要です。著作権や肖像権に違反すると、アップロードした動画を消さなければいけなくなったり、最悪の場合、訴えられてしまったりすることもあり得ます。

ポイントを押さえて楽しいVlog撮影を

Vlog撮影のアイデアは、日常風景や趣味など、身の回りのさまざまなところにあります。通常のブログと違い、音楽や動きをつけることが可能で、手軽に挑戦できることも魅力です。

スマホ1つで撮影から編集まで可能ですが、作品のクオリティを上げたい方には、機材にこだわってみることをおすすめします。機材選びの際は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

また、撮影の際は注意しなければならないこともあります。ルールやマナーを守って、安全にVlogの撮影を楽しみましょう。

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この記事を監修した人

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