商品が売れるフリマアプリとは？有名フリマアプリの特徴をそれぞれ解説！

昨今では、不要になったものをフリマアプリで売る人も増えてきました。しかし、フリマアプリもたくさんの種類があるため、どこで売ったらいいか迷ってしまう方も多いでしょう。

せっかく売るなら、より高く売ったほうがお得です。売るものによって適切な利用先は異なるため、それぞれの特徴を把握することで、効率的に使い分けができます。

今回の記事では、フリマアプリごとの特徴を解説し、どんな利用方法が適しているのかを紹介します。ものを売りたい方はもちろん、購入したい方もぜひ参考にしてください。

そもそもフリマアプリとは？

フリマアプリがどういったものか詳しく知らない方向けに、まずはその概要についてご紹介します。フリマアプリは独自のメリットが多く、利用しないのはもったいないので、ぜひ特徴を把握しておきましょう。

フリマアプリとはフリーマーケットを利用できるアプリのこと

フリマアプリとは、インターネットを通じて場所や時間を問わず、フリーマーケットを利用できるアプリのことを指します。フリマアプリの「フリマ」とは、個人間で自由に売買をおこなうフリーマーケットの略です。

商品が売れた際には若干の手数料こそ発生するものの、サービス自体は無料で利用できる点が特徴です。いつでも誰でも手軽に利用できることから、現在では販売や購入を問わず多くのユーザーが利用しています。

フリマアプリの使い方

基本的な用途は、一般的なフリーマーケットと変わりません。出品側は自由に商品を販売し、購入側は欲しい商品を購入していきます。

もちろん、出品できない商品もありますが、販売可能な商品の種類は多岐にわたります。購入者視点で見ても、欲しい商品は誰かしらが出品しているケースが多いため、ネットショッピングと同じ感覚で利用できます。

また、不用品の売買だけでなく、ビジネス目的で仕入れた商品の販売先として利用しているユーザーもいます。商品に人気が出たり、リピーターがつくと安定した売上が見込めるため、副業としても非常に人気です。

フリマアプリを選ぶ際の基準

フリマアプリの市場は非常に大きく、現在ではその種類も豊富です。出品するにせよ購入するにせよ、すべてを使うわけにはいかないため、利用先を絞ることが重要となります。

この項目では、フリマアプリを選ぶ際の基準についてご紹介します。人によって重要視する点は違うため、これからご紹介する内容を参考にしつつも、自分に合ったアプリを見つけてください。

出品の手軽さ

フリマアプリではたくさんの商品を出品することになるため、出品の手軽さは非常に重要です。出品手続きが複雑だと、それだけで利用するのが面倒になってしまいます。

出品のための設定はもちろん、写真の読み込みや相場価格の確認なども、できるだけ簡単にできるほうが好ましいです。出品が手軽になるほど、少ない労力で多くの出品ができます。

フリマアプリの利用者数

出品にせよ購入にせよ、相手がいなければ成り立ちません。利用者は多ければ多いほど、取引が活発に行われるため、利用者数の多いアプリを選ぶとよいでしょう。

利用者が少ないと、いくら手数料が安かったり出品が簡単でも、商品を売買できないため役に立ちません。利用者数は、比較対象として最も重要と言えます。

商品の売りやすさ

フリマアプリによっては、売れていない商品へのアドバイスがあったり、定期的にキャンペーンなどをおこなっている場合があります。これを活用することで、通常よりも商品が売れやすくなるため、利用し始めたばかりで商品が売れず悩んでいる方でも安心して利用できます。

フリマアプリの利用経験がない人ほど、こういった外部からのサポートは重視すべきです。最初は何かしらの補助があったほうが安定して売りやすいため、売る自信のない方は優先的に検討してください。

商品の見つけやすさ

購入者にとって、検索機能は非常に重要です。欲しい商品の見つけやすさに直結するため、検索機能が優れているほど優先度が高くなると言えます。

検索項目の多さはもちろん、見やすさや操作性も重要です。フリマアプリを利用する際は、なるべく負担をかけず気楽に買い物を楽しめる場所を選ぶことをおすすめします。

支払い方法の種類

フリマアプリの支払い方法は、コンビニ払いや着払い、クレジットカード払いなどが選べます。フリマアプリによっては選べない支払い方法もあるため、自分が利用したい支払い方法が使えるかどうかは必ず確認してください。

クレジットカードに対応していれば購入してすぐに商品が発送され、電子マネーに対応していれば各種ポイントがつきます。利用者によってお得な支払い方法は異なるため、支払い方法の種類も比較対象としては重要です。

トラブル時のサポート体制

フリマアプリは個人間の取引なので、トラブルも少なくありません。万が一の時にサポート体制が万全でなければ、安心して利用できないため注意が必要です。

ですので、トラブル時の仲裁や、返金、返品対応、商品が届かない場合の対応など、様々なサポートが充実していることを事前に確認するとよいでしょう。

おすすめの主要フリマアプリ

この項目では、特に利用者の多いフリマアプリを紹介していきます。どれも利用する価値がありますが、それぞれ特徴が異なるため、紹介内容を参考に自分に合ったものを探してみましょう。

メルカリ

メルカリは、現在日本で最も利用者の多いフリマアプリです。利用者の数はそのまま取引の数に直結するため、商品を売るにせよ買うにせよ、最も目的を達成しやすいフリマアプリと言えるでしょう。

dポイントを貯められたり、メルペイと連動して振込手数料を抑えることができるなど、外部サービスとの連携も取れます。サポートも充実しており、トラブルが起きても安心です。

取扱商品のジャンルも多岐にわたり、フリマアプリに出品できる商品であれば大抵のものは売っています。とにかく規模の大きさが最大のメリットなので、フリマアプリ初心者には特におすすめです。

参考：iOS版

参考：Android版

ヤフオク!

ヤフオク!は、オークションアプリの最大手です。オークションだけでなく、価格を指定して出品することで、フリマアプリとしても利用できます。

取り扱っている商品のジャンルが豊富なので、様々な商品の出品が可能です。また、利用者の年齢層が比較的高めなので、中高年に需要のある商品であれば、他のフリマアプリよりも売れる可能性があります。

他のフリマアプリにない特徴として、PayPayフリマと同時出品が可能な点が挙げられます。一般的に、複数のフリマアプリへの同時出品は規約で禁止されているため、この特徴はより商品が売りやすくなるメリットでしょう。

参考：iOS版

参考：Android版

PayPayフリマ

PayPayフリマは、手数料の安さが魅力のフリマアプリです。メルカリでは10%かかる販売手数料が、PayPayフリマならたった5%で済みます。商品を売れば売るほど手数料の差は大きくなっていくため、長く利用する人ほどメリットが大きいです。

また、PayPayとの連動サービスもあるため、PayPay利用者にとっては使い勝手も良好です。Yahoo!サービスの利用者は、優先して利用すべきフリマアプリでしょう。

参考：iOS版

参考：Android版

ラクマ

ラクマは、楽天グループが運営しているフリマアプリで、女性用商品の品揃えが比較的豊富です。

楽天サービスと連携しており、楽天銀行経由なら振込手数料が発生しない他、利用に応じて楽天ポイントが貯められます。

メルカリに比べて利用者数こそ少なめですが、販売手数料が6%とメルカリより安いため、楽天関連のサービスを利用している方にとっては、優先度の高いフリマアプリとなっています。

参考：iOS版

参考：Android版

スニーカーダンク

スニーカーダンクは、スニーカーとトレカを専門にしたフリマアプリです。スニーカーは年齢を問わずニーズがあり、利用者も多いため人気の商品ジャンルと言えます。

スニーカーにはブランド物も多いですが、スニーカーダンクでは専門家がスニーカーを鑑定しています。そのため、他フリマアプリで多発している偽ブランドを購入してしまう心配がない点が安心できるポイントです。

会員ランクによって販売手数料が前後するため、たくさん利用するほどお得に販売できることも特徴です。スニーカーは一年を通じて安定した需要があるため、せどりビジネスの販売先としても適しています。

参考：iOS版

参考：Android版

magi

magiはスニーカーダンク同様、トレカやスニーカーを取り扱うフリマアプリです。カード類も偽物が多く出回るジャンルですが、出品されるカードはすべて徹底的に検品されるため、偽物を購入してしまう心配はありません。

プレミア価格がついたゲームやカードは非常に価値が高いため、安心して利用できる点は大きなメリットです。また、一般市場に出回らないような商品も数多く取り扱っているため、掘り出し物を探したい方にとってもおすすめのフリマアプリです。

参考：iOS版

参考：Android版

Ageru

Ageruは、現金を一切使用しない点が特徴のフリマアプリです。商品のやり取りはすべてアプリ内のポイントでおこなうため、手持ちのお金は一切消費しません。

ポイントは、毎日ログインしたり、出品したりすることで貯まっていきます。一度に大量のポイントを入手する方法こそありませんが、支出を増やさず購入できる点は、他のフリマアプリにはないメリットです。

参考：iOS版

参考：Android版

ジモティー

ジモティーは、自分の住んでいる地域同士でやり取りができるフリマアプリです。近くに住んでいる人同士のやり取りになるため、直接商品の受け渡しができる点が大きな特徴です。

対面で商品の受け渡しをすれば手数料がかからないため、お得に利用できます。販売だけでなく、不要になった商品を譲りたいというユーザーも利用しているため、タイミングが合えば無料で商品を手に入れられる可能性がある点も魅力的です。

参考：iOS版

参考：Android版

minne

minneは、ハンドメイド商品専門のフリマアプリです。自作したハンドメイド商品を販売する場所なので、必然的に出品する商品が被ることはなく、独自色を出しやすい市場となっています。

販売だけなく、ハンドメイドに関する記事なども読めるため、自身のスキルアップや新しい商品の参考などにも役立ちます。ハンドメイド商品の販売を検討している方にとっては、優先度の高いフリマアプリです。

参考：iOS版

参考：Android版

CARAETO

CARAETOは、収納と販売を兼ねたフリマアプリです。販売だけでなく、手持ちの商品を宅配型トランクルームに預けられるため、手軽に収納ができます。

預けた商品はカタログとして表示され、不要なものはフリマアプリと同じ要領で販売も可能です。在庫を預けておけるという点から、家に在庫を置くスペースが取れない方にとってもおすすめのフリマアプリです。

参考：iOS版

参考：Android版

出品時の注意点

フリマアプリへの出品は、基本的に誰でも手軽におこなえます。しかし、出品時の注意点を把握しておかないと、規約に違反してしまったり、購入者とトラブルになったりしてしまう可能性があるため、注意が必要です。

この項目では、出品時の注意点について紹介します。どれもフリマアプリを利用するなら必須の知識なので、必ず頭に入れておきましょう。

出品禁止商品を把握する

フリマアプリには、出品できない商品があります。例えば生ものやコンサートのチケット、偽ブランドの商品などはどのフリマアプリでも基本的に出品できません。

その他にも、フリマアプリごとに出品に関する規約が決まっているため、必ず一読して出品禁止商品については理解しておきましょう。 万が一出品できない商品を出品してしまうと、ペナルティとしてフリマアプリを利用できなくなる可能性があるため、気をつけてください。

商品の状態が相手に分かるようにする

新品の商品と違い、個人が取り扱う商品は、傷や汚れなどがついている場合も多いです。そういった商品に関する情報は、必ず商品の詳細で説明しておきましょう。

傷や汚れを隠して出品し、購入者とトラブルになるケースは少なくありません。その場合は商品が返品されるだけでなく、取引評価も悪くなり今後の出品にも悪影響を及ぼします。

商品情報は必ず正確に記載し、相手に伝わるように心がけてください。文字だけでなく写真も使うことで、より相手に伝わりやすくなるので活用しましょう。

フリマアプリ内の用語を把握する

フリマアプリには、独自の用語がいくつか存在します。また、フリマアプリごとに固有の用語を用いているケースもあるため、用語を把握していないと円滑な取引ができません。

利用するフリマアプリを決めたら、まずは使われている用語について最低限頭に入れておきましょう。間違った認識からのトラブルも減らせます。

まとめ

フリマアプリを利用することで、いつでも誰でも簡単に個人間で商品の売買が可能です。フリマアプリにはたくさんの種類があるため、自分にあった場所を見つけることで、よりお得に利用できます。

利用先を決める際は、利用者数や出品のしやすさ、サポートの充実具合などを確認しましょう。特に利用者数は、取引の活発さにかかわる要素なので、非常に重要です。

フリマアプリに出品する際は、出品禁止商品や商品の状態などに気を遣う必要があります。対応によってはトラブルに発展したり、ペナルティを受けたりする可能性があるため、注意が必要です。

以上の点を踏まえ、ぜひフリマアプリを使った商品の売買に挑戦してみてください。