ネットショップでは何を売る?売り物を選ぶポイントや売れるものの一例をご紹介!

ネットショップを利用するためのハードルは、昔に比べて大きく下がっています。自分でお店を開設し、好きなものを販売する行為は、今や誰でもおこないるようになりました。とはいえ、初心者にとっては自分でお店を作ったり、売るものを考えたりするのは難しいと感じる方も多いでしょう。

今回は、ネットショップを開設する際のポイントや、売り物にする商品の一例について紹介します。ネットショップに関する最低限の知識を揃えることで、ショップ運営を成功させられる確率は大きく高まります。

目次

ネットショップがお手軽と言われる理由

ネットショップを立ち上げる際に、専門的な知識や大金は必要ありません。現在では、誰でもどこでも簡単にネットショップを立ち上げられます。作ったことがないと難しく感じる方も多いですが、実際に作成してみると思いのほかすんなりと作成できるケースも少なくありません。

この項目では、ネットショップがお手軽に立ち上げられる理由について解説します。ネットショップについてハードルが高いと思っている方は、考えを改めるためにもぜひ参考にしてください。

サイト作成に専門知識は不要

ネットショップで売り上げを増やすためには、サイトデザインやレイアウトが非常に重要です。とはいえ、ネットショップにはきれいなテンプレートが数多く揃っているため、デザインセンスに自信のない初心者でも、素敵なデザインのショップを開設できます。

また、基本的なシステムや細かい設定なども、初心者が直感で操作できるようになっているケースが多いです。専門知識を必要とせずサイトの開設や運営ができるため、あらかじめ勉強しておく必要性が薄い点も、大きなメリットです。

運営コストが非常に安価

ネットショップの持つ大きな特徴として、コストが非常に安価である点が挙げられます。

サイトの開業にはお金がかからないケースも多いため、パソコンさえもっていれば、初期コストはほとんど必要ありません。

ランニングコストについても、サイトのレンタル代が月間数千円程度かかるだけのケースが多く、電気代などを加味しても年間で10万円もかかりません。実店舗での販売では考えられないほど安価なコストと言えるでしょう。

少額でスタートできるため、失敗してもリスクは非常に小さいです。お金をかけずにスモールスタートできる点も、ネットショップのハードルを下げる一因となっています。

様々な決済に対応

昨今のネットショップは、様々な決済方法に対応しています。多くの人が利用しているクレジットカードやキャッシュレス決済にも対応可能なケースが増えてきているため、利用者にとっても快適なショッピングが楽しめます。

せっかく良い商品を売っていても、決済方法が限られているとそれだけで売れなくなってしまう場合も多いです。ネットショップは手軽さが売りなので、決済についても利用者が最も快適に利用できる決済方法を選択できるのは、メリットとして大きいでしょう。

ネットショップで利益を出すためのポイント

ネットショップの開設は誰でもできますが、そこから利益を出し続けられる人は限られてきます。一時的に売上を伸ばせたとしても、継続して利益を出せなければ、いくらコストがかからないと言っても運営の継続は困難です。

ネットショップで利益を出すためには、商売のポイントを押さえておくことが大切です。すべての商売に共通することはもちろん、ネットショップならではの特徴も頭に入れておくことで、より一層利益を出しやすいショップ運営が可能になってきます。

この項目では、ネットショップで安定した利益を出すためのポイントについてご紹介します。これから運営を始める方はもちろん、今現在売り上げが伸び悩んでいる方も、ぜひ目を通してください。

サイトに一貫性を持たせる

売れる商品は数多くありますが、売れそうな商品を片っ端から販売するのは得策とは言えません。お店のコンセプトが不明瞭になってしまい、リピーターがつきにくくなってしまうからです。

売れ筋商品ばかりを集めるのではなく、数種類の売れ筋商品と、それに関連した商品で品揃えを固めたほうが、結果的に売れる可能性は高いです。

販売する商品のコンセプトをある程度統一し、サイトに一貫性を持たせることで、同じ趣味のユーザーや定期的に欲しがるユーザーがリピーターになってくれる確率が高まっていきます。

流行の流行り廃りを把握する

売れ筋の商品は、時と場合によって変化していきます。流行を押さえ、売れる商品を仕入れていくことで、売上を伸ばすことが可能です。

また、売れる商品には大きく分けて「期間限定でたくさん売れる商品」と「常に安定して少しずつ売れる商品」の2種類があります。流行の商品は前者であり、一時的には高い売り上げを出せますが、流行が終われば全く売れなくなるケースも珍しくありません。

流行りだけでなく廃りにもアンテナを張り、仕入れる商品のバランスや仕入れ過ぎにも注意することが大切です。

どのような商品が売れやすいか熟考する

実店舗で売れる商品が、ネットショッピングでも同じように売れるとは限りません。同様に、実店舗でいつも売れ残る商品が、ネットショップではたくさん売れるといったケースもあります。

たとえば、運搬に手間がかかる商品は運ぶ手間が省けるため、ネットショップでよく売れます。また、地域限定品など店舗で見かけない商品も、ネットショップの目玉になりやすいです。

ショップのコンセプトが決まったら、その中でどんな商品が売れやすいのかを考えましょう

商品ごとの利益率を意識する

利益率は、高ければ高いほど売れたときのリターンが高いです。利益率の低い商品を薄利多売していると、どうしても時間や体力の余裕がなくなってしまうため、ある程度商売が軌道に乗ったら、利益率についても考える必要があります。

利益率の高い商品は少数でも儲けを出せるため、コストパフォーマンスが高く手間も削減できます。ただし、競合との価格競争も考えると、ただ単価を上げて利益率を高める方法はおすすめできません。

適正価格で販売しても、利益率の高い商品を見つけることが、ネットショップを成功させるための重要なポイントです。

ネットショップでおすすめの商品群

ネットショップでは、非常に多種多様な商品が販売されています。それぞれ売れやすさや利益率などが大きく異なるため、長く商売を続けるためには、売れる商品の傾向を抑えて効率的に販売することが大切です。

この項目では、ネットショップで取り扱う場合におすすめの商品群についてまとめました。すべてを満たす必要はないため、自分の求めるコンセプトや現実的に販売可能かどうかなどを加味しつつ、商品選びの参考にしてください。

運搬が大変なもの

注文した商品が家まで届くのは、ネットショップの大きなメリットです。運ぶのが大変な大きなものや、割れ物など運搬に気を遣うようなものは、ネットショップで購入したいと思う人も大勢います。

特に、車を持っていない人や買い物のために長距離の移動が必須な人にとって、荷物を運んでくれるネットショップは非常に便利です。

家具や家電のような大きなものに限らず、飲料水や食料も大量に購入すれば運ぶのが大変なので、ネットショップで購入する人は多いです。

生活必需品

生活必需品を売るメリットは、常に需要があることです。日常生活で日々消費されていくため、流行や環境を問わず安定した売り上げを見込めます。

生活必需品は近所のスーパーで購入する人が大半ですが、ネットショップを利用した際に一緒に売っていれば、ついでに買ってもらえるケースも多いです。

取り扱っていればいずれ誰かが買ってくれるため、在庫が余って困ってしまう心配が少ない点も、ネットショップにおいては大きなメリットでしょう。

定期購入する商品

生活必需品と同じ理由で、定期的に購入する商品もネットショップで販売すると売れます。特に、定期購入サービスを利用すれば、毎回購入しなくても自動で商品が届くため、その利便性から利用している人も多く存在しています。

定期購入してもらえば安定した収入を得られるため、出品者側にとってもメリットは大きいです。サプリメントや化粧品、プロテインなど定期的に購入が必要な商品については、積極的な販売をおすすめします。

安価な商品

低価格で売れる商品は、大きな利益を上げられない代わりに売れやすい点が特徴です。購入者に対して最初の一押しを担う役割があり、一回購入してもらえば次は他の商品もまとめて購入してもらえる確率が高くなっていきます。

また、まとめ売りによって実店舗よりも低価格で販売できれば、あえてネットショップで購入する人も増えていきます。安さは購入の決め手になるため、高価な商品ばかりでなく安価な商品も併せて仕入れることが重要となります。

対面での購入がはばかられる商品

下着や生理用品、趣味のアイテムなどは、どうしても対面での購入をためらってしまいがちです。その点、ネットショップであれば店員と顔を合わせることがないため、デリケートな商品であっても抵抗なく購入できます。

実店舗で購入しづらい商品は、ネットショップで販売することで売り上げを伸ばしやすいです。特に、下着や生理用品をはじめとした商品は生活必需品としての側面もあるため、安定した利益生み出す役割を担ってくれます。

期間や地域が限定されている商品

購入場所や期間が限られる限定商品は、実店舗で購入するのが難しい場合も多いです。そのため、ネットショップで販売すれば優先的に売れていく商品になり得ます。

限定品にはそれだけで希少性が生まれ、購入意欲をかきたてる効果があるため、いつでも買える商品よりも売れていきます。 その分仕入れるのは大変ですが、チャンスがあれば狙っていきましょう。たとえば、旅行を趣味にしている人は、出かけた先で売っている限定品を売ってみるといった方法もおすすめです。

贈り物

人への贈り物を、ネットショップで購入する人も増えてきました。記念品選びが苦手な人でも、サイト上でおすすめ商品を表示しておくことで、購入してもらえるように誘導できます。

贈り物を出品するのであれば、ラッピングなどのサービスも併用することで、よりプレゼントとしての質を高められます。 贈り物は父の日やクリスマス、誕生日など季節やイベントごとに需要が異なるため、最新の流行と季節性をいち早く把握することが大切です。

オリジナル商品

他で仕入れた商品ではなく、自作のオリジナル商品もクオリティによっては売れ筋商品になり得ます。

ハンドメイド商品をはじめとしたオリジナル商品は、既製品との差別化を図るのにもってこいです。希少性も購入意欲を掻き立てる効果があるため、ありふれた既製品よりも、多少不格好でも世界に一つしかないオリジナル商品のほうが売れるといったケースは珍しくありません。

売れるオリジナル商品を作成するためには、努力やセンスなどが必要であり、一長一短では身につきません。あらかじめ活かせるスキルを持っている方は、ぜひ検討してみてください。

特定層に高い需要がある商品

コレクター向けの商品は、ものによっては高騰して非常に高値で売れるケースがあります。たとえばカードゲームで使うカードの中には、数万円を超える価格で取引されるカードも多いです。興味がない人にとっては価値のないものでも、コレクターの間では非常に価値のある商品であることが分かります。

コレクターアイテムを扱うためにはある程度の専門知識が求められるため、いきなり専門外の商品を売ろうと思っても失敗する確率が高いです。リターンが大きい分リスクも高いため、自分がある程度知識を持っているジャンルに絞るか、コレクター商品の勉強をしっかりしてから挑戦してみましょう。

自分のスキルを売ることもできる

ネットショップで売れるのは、商品だけではありません。クラウドソーシングをはじめとしたサイトでは、自分のスキルを売ることでお金を得ることが可能です。

自分ではできない人に代わって、自分がスキルを活かして仕事をこなすことで、収入を得られます。専門知識を持っているに越したことはありませんが、素人に毛が生えた程度のスキルでも重宝されるケースは多いため、多くの人が実践できる手段です。

この項目では、主なクラウドソーシングサイトの特徴について紹介します。これらもネットショップの一種なので、柔軟な思考で対応していきましょう。

クラウドワークス

クラウドワークスは、国内最大規模の登録者数を誇るクラウドソーシングサイトであり、発注者も受注者もたくさん存在しています。

仕事のジャンルも多岐にわたり、プログラミングなどの専門知識が必要な仕事から、データ入力などの単純作業まで様々なものがあります。

素人でもおこなえる作業がたくさんあるため、最初は低単価の作業をこなして実績とスキルを磨いていきましょう。慣れてきたら、少しずつ単価の高い仕事ができるようになっていきます。

参考:クラウドワークス

ランサーズ

ランサーズは、クラウドワークスと並ぶ大手クラウドソーシングサイトです。仕事のジャンルが豊富な点も共通しており、どんな人であっても何かしら着手できる作業があります。

初心者ワーカーへのサポートが充実しているため、初心者でもとっつきやすいサイトと言えます。また、高いスキルを持っている人には特別な認定を与える制度もあるため、スキルが高まるほど高単価な仕事に直結しやすい点も、大きなメリットです。

参考:ランサーズ

ココナラ

ココナラは、イラストやデザインに関連した仕事が多いサイトです。占いや相談などの特殊な仕事も多く、ライティングやプログラミングなどのスキルがない人でも活躍できる可能性があります。

クラウドワークスなどのサイトよりも規模は小さいですが、専門性は高いため、条件に合致するスキルをもっているのであれば、こちらで仕事を探したほうが安定して稼げる確率が高いです。

参考:ココナラ

まとめ

ネットショップの開設数は日々増え続けており、現在ではあらゆる商品がネット上で購入できます。

市場は今後も成長し続けるため、今から参入しても決して遅すぎるということはありません。売るものと売り方を工夫すれば、後から参入しても安定した売り上げを生み出せます。

流行の流行り廃りを把握したり、競合の動向を確認したりと、大変な作業も多いです。しかし、失敗したときのリスクが小さいこともネットショップの大きなメリットなので、少しでも興味がある方はぜひ挑戦してみましょう。

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この記事を監修した人

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