メルカリでは、様々な決済に対応しています。クレジットカード払いが最も簡単ですが、カードを持っていないユーザーや、未成年の利用者には、直接支払いをするコンビニ払いが重宝されています。
しかし、出品者の間の中には、コンビニ払いを敬遠しているユーザーがいることはご存じでしょうか。コンビニ払いには多くの懸念点があるため、出品者にとっては様々なリスクを抱える支払い方法と言えるのです。
今回は、コンビニ払いが出品者にとってどんなリスクがあるのかをご紹介します。なるべくトラブルを避けるための対策も併せてご紹介するので、出品者はもちろん、購入者側の方もぜひ目を通してください。
コンビニ払い対応の店舗と支払い方法
メルカリのコンビニ払いは、全国にあるほとんどのコンビニに対応しています。セブンイレブンをはじめとした大手はもちろん、セイコーマートなどのローカルチェーン店でも利用可能です。
近くに一軒もコンビニがないというケースはまれなので、ほとんどの人は不自由なくコンビニ払いを利用できるでしょう。
コンビニ払いは、支払い1回につき100円の手数料が発生します。また、コンビニによって支払い金額に差はありません。
コンビニ払いの手順
コンビ二払いの手順は、以下の通りです。
- アプリを開き、支払うコンビニを選ぶ
- 支払いに必要な暗証番号やバーコードなどを発行する
- コンビニごとの支払い方法に従って支払う
支払いの方法は、コンビニによって大きく異なります。 例えばセブンイレブンであれば、アプリ上の払込票をレジで見せて支払います。一方ローソンやミニストップは、店内にあるLoppi端末から、支払い用のバーコードを印刷しなければいけません。
いずれのコンビニも、基本的にはレジで直接バーコードを見せるか、店内の端末からバーコードを印刷するかのどちらかの方法で支払いが行われます。
メルカリで利用できる支払いの種類
メルカリでは、多様な支払い方法が選べます。支払いの手間を短縮したいのであれば、クレジットカード払いやキャリア決済が便利です。
手間をかけても直接現金で支払いたいのであれば、コンビニ決済やATM払いが活用できます。 他にも、Apple Payなど様々な支払いに対応しているため、支払いに困る心配はありません。
支払い期限はいつまで?
商品を購入したら、手続き開始から3日以内に支払いをおこなってください。具体的には、3日目の日付が変わるまでが期限です。
期限を過ぎると出品者からの心証が悪くなってしまったり、最悪の場合取引を中止されたりする可能性があります。期限を守ることはもちろん、極力早く支払うようにしてください。
コンビニ払いをする人の特徴
クレジットカード払いに比べると、なにかと不便なコンビニ払いですが、実際に利用しているユーザーはたくさんいます。
たとえばクレジットカードを持っていない人や、そもそもカードを作れない学生などは、コンビニ払いが一般的な支払い方法です。
また、メルカリを始めたばかりで支払いに慣れていないユーザーも、ひとまず簡単なコンビニ払いを選ぶといったケースが考えられます。
他にも、直接現金で支払うことにこだわりがある人が一定数存在します。クレジットカードやキャッシュレス決済よりも、コンビニで現金払いをしたほうが信用できるという人も少なくありません。
コンビニ払いが敬遠される理由
コンビニ払いは正式に認められた支払い方法なので、購入する側が躊躇う必要は全くありません。
一方で、出品者の立場に立つと、コンビニ払いのリスクやデメリットが目立ちます。直接伝えることはありませんが、できればやめてほしい支払い方法だと思っているユーザーも少なくありません。
この項目では、コンビニ払いが敬遠される理由について解説します。
支払いまで時間がかかる
クレジットカード払いは、購入と同時に決済が完了します。そのため、すぐに取引を完了でき、円滑な売買が可能です。
一方コンビニ払いは、取引後に購入者が支払うまでタイムラグが存在します。すぐに支払う人ばかりではなく、期限ぎりぎりまで支払いが遅れる人も珍しくありません。
支払いが遅い理由は様々ですが、クレジットカード払いよりも圧倒的に時間がかかる点は事実です。たくさん取引をしたい出品者にとって、時間のかかるコンビニ払いは避けてほしいところでしょう。
支払いが終わるまで次のアクションを起こせない
購入者からの支払いが確認できなければ、出品者は荷造りや発送の準備ができません。先に済ませようとして、もし支払いがおこなわれなければ無駄手間になってしまうからです。
また、出品者は発送できる時間帯が決まっているユーザーも多いです。入金が遅れて発送準備ができなかったばかりに、発送が大きく遅れて到着まで時間がかかってしまうケースも少なくありません。
この場合は、購入者も損失を受けてしまうため、迅速に支払うことが大切です。
支払い忘れが起こる
自動的に決済されるクレジットカード払いと違い、コンビニ払いは自分で足を運ぶ必要があります。そのため、万が一支払いを忘れると、いつまで経っても入金がおこなわれません。
ふとしたことがきっかけで、支払いを忘れるケースは多々あります。思い出したときには、期限を過ぎていたというケースも珍しくありません。
期限を過ぎた罪悪感から、放置したりしらばっくれたりする購入者もいます。出品者側からすれば非常に迷惑な存在であり、支払い忘れが多発するコンビニ払い自体に、良い思いを抱かないことも納得できます。
いたずらに利用されやすい
支払い忘れは単なる過失ですが、中には意図的にコンビニ払いを選択し、わざと支払いをしない悪質なユーザーも存在します。
最初からいたずらが目的なので、こちらがどんな対応をしても支払いはせず、1円の利益にもなりません。
こういったユーザーは通報してブロックできますが、こういった相手は複数アカウントを用意していたずらしてくるため、いたちごっこになるケースがほとんどです。
すぐに支払われるクレジットカード払いであれば、この手のいたずらはできません。出品者側のリスクの大きさを考えても、コンビニ払いは敬遠されてしまいます。
転売屋をターゲットにしたいたずらに利用される
メルカリでは、商品の転売も盛んにおこなわれています。転売は世間からの印象が悪く、コンビニ払いを悪用したいたずらの標的にされやすいです。
確かに一部の転売行為は、現在でも問題視されています。しかし、転売自体は商売の基本であり、一部の悪質なもの以外は、決して非難されるようなことではありません。
そして、いたずらをするような人は、まっとうな転売と悪質な転売を区別していないケースがほとんどです。結果として、まっとうな転売ビジネスもいたずらの標的となってしまい、コンビニ払いへの印象がますます悪くなってしまいます。
音信不通になるユーザーがいる
クレジットカード払いはすぐに支払いが完了するため、購入者も取引完了まで積極的に返事をする傾向があります。しかし、コンビニ払いは支払いが後回しになるので、途中で音信不通になるケースも少なくありません。
最初は購入するつもりでも、あとから面倒になったり、商品が不要だと思ったりした場合、返事を一切せず取引の自然消滅を狙うユーザーも中にはいます。
音信不通になり、取引がご破算になるリスクがあることから、コンビニ払いは出品者から敬遠されています。
支払いが遅れたのに発送の催促をしてくる
前述したように、出品者は入金後すぐに商品を発送できるわけではありません。相手も個人の利用者なので、生活習慣によっては発送できない時間帯もあります。
しかし、支払い後に発送の催促をしてくる購入者は後を絶ちません。コンビニ払いの場合、期限ぎりぎりに支払ったにもかかわらず、すぐ催促してくるケースもあります。
こういった購入者は出品者側の事情を考慮していないうえ、すぐ対応したとしても悪い評価をつけられやすいです。
機会損失が大きい
コンビニ払いは、未払いによるキャンセルのリスクが付きまといます。しかし、しっかり支払ってくれる購入者も多いため、こちらの判断で取引をキャンセルしたり、別のユーザーに売ったりはできません。
取引がキャンセルになった場合、本来はその間に売れていたはずの商品が、売れずに手元に残ってしまいます。特に、需要のある期間が限られている商品の場合は、致命的なロスになりがちです。
取引が成立しないこともあるコンビニ払いは、それだけ機会損失が大きくなる決済方法と言えます。
購入者がキャンセルしやすい
すぐに決済される支払い方法は、キャンセルすると非常に手間がかかてしまいます。よほどの事情がない限り購入者がキャンセル申請をしてくることはありません。
一方、コンビニ払いは支払いが後になる関係上、いつでも気軽にキャンセルすることができてしまいます。途中で他にいい商品を見つけたり、やっぱりいらなくなったりしたからキャンセルするといった事例も多いです。
購入者にとっては便利でも、出品者側からすればリスクが大きいだけです。キャンセルが多いコンビニ払いを敬遠する出品者が多いのも、無理のない話でしょう。
再出品の手間がかかる
取引がキャンセルされた商品は、出品者側が運営に依頼してキャンセル申請をおこない、再度出品するという手間をかけなければいけません。
購入者はキャンセルの一言で済みますが、出品者には非常に多くの手間暇がかかってしまいます。 もちろんキャンセルしなければ、コンビニ払いでも全く問題ありません。しかし、実際にコンビニ払いのキャンセル割合が大きいからこそ、出品者から敬遠される支払い方法となっています。
コンビニ払いによるトラブルを避けるために必要なこと
コンビニ払いは、支払いの遅れやそれに対する催促などによって、トラブルに発展しやすい支払い方法です。
コンビニ払いの回避はできませんが、取引時の立ち回りを見直すことで、トラブルの内容や回数を最小限に抑えることはできます。
この項目では、コンビニ払いによるトラブルを避けるために覚えるべき点についてご紹介します。少しでもトラブルの発生を抑えたい方は、必ず意識しておきましょう。
運営へのキャンセル申請は早めにおこなう
音信不通などによって取引の成立が見込めない場合は、一刻も早くキャンセル申請をおこなうことで、機会損失を減らせます。
もちろん独断でのキャンセル申請はできないため、あらかじめ購入者にメッセージを送っておきましょう。メッセージの内容は以下の通りです。
- いつまでに支払うのかどうか
- 24時間以内に返信がなければキャンセル申請をおこなうこと
- 上記メッセージから24時間後に、連絡がなかったのでキャンセル申請をおこなうこと
以上のメッセージを相手に送信しておけば、音信不通であってもスムーズにキャンセル申請がおこなえます。
キャンセルの条件を最初に伝えておく
支払いが遅れたらキャンセルする旨のメッセージは、取引の最初に伝えておきましょう。それだけでも期日内に支払ってくれる確率が高まるうえ、期限が過ぎた際にすぐキャンセル申請に移れます。
また、支払い期限の延長はしない旨のメッセージも、併せて送ってください。一度延長を認めると二度三度と支払いを引き伸ばされてしまうため、期日が過ぎたら問答無用でキャンセルすると相手に支払いを促すことが大切です。
コンビニ払いを極力回避するための対策
出品者がコンビニ払いを回避する手段として、商品説明の項目にコンビニ払いはNGであるとあらかじめ記載することが挙げられます。
ただし、メルカリでは出品者が支払い方法を指定するのはNG行為なので、記載していても強制はできません。記載すること自体に問題はありませんが、購入者が従わないからと言って取引をキャンセルすることはできないため、注意してください。
現実的には、あくまでお願いという形で、他の支払い方法を打診するのが精一杯です。どうしてもコンビニ払いしかできないというユーザーに対しては、個別に対応していくしかありません。
すぐに支払われない場合の対処法
コンビニ払いの購入者に対しては、あらかじめいつ支払うのかを確認しておきましょう。口約束だとしても、購入者に支払いを促す効果は十分にあります。
予定の時間を過ぎても支払いがない場合は、再度連絡をしてください。連絡を取るタイミングを決めるだけでも、支払いを待つ間の不安は大きく軽減されます。
ただし、これらの対策を徹底した場合でも、音信不通や約束の反故によってキャンセルになる可能性は、十分にあります。あくまで取引が成立する確率を高める程度の効果しかない点には、留意しておきましょう。
まとめ
メルカリのコンビニ払いは、クレジットカードを持っていない人や現金しかない人でも利用できるため、多くのユーザーが活用しています。しかし、出品者目線ではリスクやデメリットが大きいため、好まれる支払い方法ではありません。
コンビニ払いは支払いまでの期間が長く、それだけ梱包や発送が遅れてしまいます。また、支払いをせず音信不通になったり、いたずら目的で購入されたりといったケースもあることから、コンビニ払いは敬遠されがちです。
出品者側で支払い方法を指定することはできませんが、お願いとして購入者に別の支払い方法を頼むことはできます。また、コンビニ払いの人には支払い日を聞いておくことで、期日までの支払いを促すことも重要です。
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